分娩台に乗るタイミングや分娩台での上手ないきみ方とは?

子宮口が全開大になったら陣痛室から分娩室に移動します。お産のクライマックスに向けていきみのコツを頭に入れておきましょう。

分娩台に乗るのはいつ?どんな状態のとき?

子宮口が全開大になったら分娩台へ

子宮口が直径10cmくらいになると全開大です。陣痛の間隔は1~2分おき、陣痛の1回の持続時間は50~60秒ほどになります。このくらい、もしくは全開大少し手前の8~9cmくらいになったら陣痛室から分娩室に移動します。

車いすやストレッチャーで移動することもありますが、多くは歩いての移動です。スタッフに支えてもらいながら、陣痛の痛みが来ているときには止まって休み、治まっているときに動く、という形でゆっくり移動します。

分娩室に着いたら分娩台に上がりますが、部屋の移動と同じく陣痛の波が引いているときに上がります。スタッフの補助もありますが、危なくないように手を添えてゆっくり上がりましょう。向きを変えておしりから乗ると楽です。

LDR(陣痛から分娩、最後の回復までを同じ室内で過ごせる部屋)の場合はこれらの移動はありません。



分娩台での上手ないきみ方

子宮収縮の波にいきむタイミング合わせる

分娩準備が整って助産師さんのOKが出たらいきみを開始します。いきみっぱなしになるのではなく、子宮収縮の波に合わせて腹圧をかけます。陣痛が来ているときにいきみ、陣痛が治まったらゆっくり呼吸して体の緊張を解き、赤ちゃんに酸素をたっぷり届けましょう。

いきむコツ10選

<顔のコツ>
1.目は開いて顔に力を入れない
2.目線はどこか一点に集中
3.口を閉じる
4.おへそを見るつもりであごを引く

<上半身のコツ>
5.肩を上げない
6.両手は分娩台のグリップやタオルなどを握る
7.背中は分娩台につけ、体をねじらない

<下半身のコツ>
8.おしりを浮かせない
9.排便の感覚で肛門の方向に力を入れる
10.太ももに力を入れない

目を閉じてしまいがちですが、目を閉じていきむと顔に力が入って下半身に力が入りにくくなります。また、強い痛みを感じるとおしりが浮きがちですが、同じく力が入らなくなるので、かたい便を出す感じで分娩台におしりをしっかりつけましょう。

分娩台に乗ってからの注意点

いきむのはOKが出てから

分娩台に上がったらすぐにいきむのではなく、まずはスタッフがお産の準備をします。分娩監視装置、脚カバー、点滴などをつけ、外陰部の消毒をしたり剃毛することもあります。5~10分ほどかかりますが、その間はいきみを逃す呼吸をして待ちましょう。
また、産院や状況によっては子宮口が全開大になる前に分娩台に乗ることも。この場合も全開になっていきむ指示が出るまではいきみを逃しましょう。



先輩ママの声

できるだけ冷静に

分娩台に上がるころには痛みもマックスで、叫びたくなってしまう人も多いでしょう。ですが、分娩台に上がってから出産までは初産婦で1~2時間程度、経産婦で30分~1時間程度が多いと言われていて、意外と長期戦になることも。叫び続けていたらそれで体力を消耗してしまいます。状況が状況だけになかなか難しいとは思いますが、できるだけ冷静に過ごしましょう。