排卵誘発剤の種類や効果・副作用について

不妊治療の中で排卵誘発剤を用いる治療はポピュラーな方法です。すでにタイミング療法をとっている方の次のステップアップや、排卵日をコントロールできるのでタイミングを取りやすいなどの利点があります。排卵誘発剤についてまとめました。

排卵誘発剤の種類

排卵誘発剤とは卵子が卵巣から排出するのを促進するために使う薬で経口タイプと錠剤タイプ、または注射などの方法があります。卵胞は毎月に1個ずつ成熟し、排卵されます。間脳の視床下部から卵子を卵胞から飛び出すための刺激となるホルモンが分泌され、卵子が卵胞から飛び出します。

飛び出した卵子は子宮につながっている卵管に吸い上げられるのです。そして卵管が卵管采に届けられます。この一連のことを排卵と呼びますが、間脳や、卵巣に問題があると排卵に障害がでるため、無月経や無排卵の状態となり妊娠がむずかしくなります。
そのため、排卵誘発剤を使用して妊娠を可能にします。排卵誘発剤の種類をまとめました。

クロミッド(内服)

クロミッドは黄体機能を良くし、卵子を増やす働きがあります。脳下垂体に作用してホルモンを分泌させて排卵を促します。生理開始後3~5日から1日1~3錠服用し服用が終わって1週間から10日に排卵が起きるのが一般的です。
クロミッドを服用している間は基礎体温が低くまり基礎体温が0.5度近く上がったタイミングで排卵が起こります。過剰な刺激がないため、副作用はあまりありませんが希に頭痛や目がチカチカするなどの症例もあるようです。

セキソビット(内服)

セキソビットは作用が軽く排卵の補助的な役割をします。卵胞の発育を助け、排卵はできているのに妊娠しにくい人への治療に使われます。月経5日目から服用し、毎日1日3錠を服用し大体1週間で排卵します。ただし作用が穏やかなので効果もわかりづらいこともあります。

hMG(注射)

hMGは卵巣に直接作用し、卵巣刺激ホルモンと黄体化ホルモンが入った誘発剤で無排卵の人や人工授精などに用いられます。クロミッドの治療にプラスされることもあります。月経開始から数回の注射をします。副作用としては注射患部の腫れや、卵巣過剰刺激症候群、4つごや5つごなどの多胎妊娠の確率が20%ほどあります。

排卵誘発剤を使うとどうなる?

排卵誘発剤は卵巣に直接働きかけることで排卵を起こします。排卵誘発剤の使用で排卵する確率は誘発剤にもよりますが70から80%です。正確に排卵が起これば妊娠率が上がることには違いないです。また、排卵誘発剤は双子の妊娠率が上がります。

ふたご希望の場合でも使用することもあるようです。
治療はお医者さんと相談しながら勧めますが、どうしてもリスクはつきもの。先生との話し合いをし、十分に理解した上で治療を受けましょう。

排卵誘発剤の副作用とは

排卵誘発剤の副作用は以前よりは少なくなってきましたが、使用する人の半数は副作用を経験しています。

・吐き気
・頭痛
・嘔吐
・お腹の張り
・下腹部痛
・体重が増える

などです。
排卵誘発剤を使うことで副作用を伴うことはありますが、妊娠の成功率も高いためよく用いられます。
特に注射による誘発は卵巣を直接刺激するので効果も高いですが副作用を起こす確率も多いです。副作用が辛い場合はお医者さんに相談しましょう。

先輩ママの声

妊娠の為に

排卵誘発剤はいまや妊娠を希望するかたの不妊治療にとって、とても有効なものです。しかし、不妊治療にはリスクもあり副作用などの症状に悩まされる方も少なくはありません。
お医者さんと相談しながら治療をしていきましょう。また、薬や治療に頼らず、自然に妊娠することもあります。

夜ふかしをしない、睡眠をしっかり取る、バランスのとれた食生活をする、ストレスを貯めないなど治療以外にも妊娠しやすいカラダづくりをしながら治療をすることが望ましいのです。