超未熟児(超低出生体重児)の発達や障害について

超未熟児とは、出生体重が1000g以下の子供を指します。標準体重で生まれた子供とどのような違いがあるのでしょうか。

超未熟児(超低出生体重児)とは?

医学の進歩により生存率上昇

出生体重2500g未満の赤ちゃんを未熟児、低出生体重児と総称しますが、さらに体重により細分化され、出生体重1000g未満を超未熟児(超低出生体重児)と呼びます。
22週以降の早産で生まれた場合は、生命機能が未熟なため様々な合併症をおこす可能性があります。



超未熟児(超低出生体重児)になる原因は?

原因は2つ

超未熟児として生まれる原因として、二つのことが考えられています。まずは、早産により在胎週数が短くて低体重となった場合。
もう一つは、胎児が母体内で成長しきらない、子宮内発育不全によるものです。こちらはさらに、妊娠初期から発育が遅延し続けている場合と、妊娠後期から発育が遅延する場合に分けられ、原因と子供の外見に違いがあります。
妊娠初期からの発育不全の原因として、染色体異常、妊娠初期の母体の風疹、トキソプラズマ感染、薬剤の内服、などが考えられており、後期からの発育不全は、胎盤の異常、妊娠中毒症などによる胎児栄養障害、喫煙などが考えられています。

超未熟児(超低出生体重児)の発育・障害について

早産と子宮内発育不全で違う

早産による超未熟児では、在胎日数相当の発育が期待されますが、子宮内発育不全ではそれぞれの障害により予後が悪い場合もあります。

出産後はNICU入室

外界に適応した体になる前に生まれるので、出生後はNICUでの集中管理が行われます。
まだ末梢血管が弱いので、脳内出血、肺胞出血が起こりやすく、特に脳内出血は致命傷にあることもあります。
呼吸障害、消化管障害も起きやすく、またまだ皮下脂肪が少ない状態なので低体温になりやすく、そのため様々なトラブルを起こします。
全てが死因になりやすいので、厳重な治療、管理が行われます。

精神発達は長期的に観察を

知的障害は、三才の時点では把握されなかったものが、6歳前後で発覚するケースがあります。この時点で精神遅滞が認められても、、疾患改善、体格の成長などで状態が安定すると、発達が追い付いてくることがあります。
幼少時の知能評価は学童期に変化することがあり、長期的な観察とサポートが必要です。



みんなの声

焦らず長期的に対応を

あまりに小さく生まれた我が子に、自分を責めたり将来に不安を抱くこともあると思いますが、成長と共に、標準体重で生まれた子供に追いつくこともあります。
焦って、早い発達を望まず、医師の診察のもと長期的に対応していく必要があります。