あなたは知ってる?子宮頸がん検診の費用について

近年若い世代を中心に増加中の子宮頸がんですが、あなたはその検診費用について知っていますか?海外と比べて子宮頸がんの検診受診率が低い日本では、まだ子宮頸がんの検診の費用について知らないという人も多いのでは?そこで、子宮頸がんの検診の費用についてご紹介します。

子宮頸がんとは

子宮頸がんは子宮がんの一種、子宮頸部にできるがんのこと

子宮頸部:子宮下部の筒状の部分
子宮体部:子宮上部の袋状の部分 といい、

子宮頸部、子宮体部それぞれに生じるがんを子宮頸がん、子宮体がんといいます。

子宮がんのうち約70%が子宮頸がんです。近年20~30代を中心に増加していて、30代後半がピークとなっています。

原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)

子宮頸がんを発症しているほとんどの人がヒトパピローマウイルスというウイルスに感染していることが分かりました。
このウイルスは性交渉により子宮頸部に感染すると言われていますが、常在菌なので女性・男性の外性器、肛門周囲など広い範囲に存在しています。そのためコンドームによって100%遮断するのは困難で、性交経験のない女性でも感染することが考えられます。

たとえヒトパピローマウイルスに感染していてもほとんどの人は免疫がはたらき、ウイルスは自然排除されていきます。しかし、ごくわずかな割合でそのウイルスが免疫によって排除されないまま、がん化が進むと言われています。

自覚症状がほぼない

子宮頸がんの怖いところは、なんといっても早期の自覚症状がないところ。
進行するにしたがって、

・おりものの異常
・不正出血
・性交渉時の出血
・下腹部の痛み

などが現れます。

子宮頸がん:病気を知ろう:日本産科婦人科学会
※こちらを参考にさせていただきました



日本の子宮頸がん検診の受診率はなぜ低い?

OECD加盟国30カ国の中でも最低レベルに位置する

がん検診受診率を国際的に比較すると、日本の女性特有のがんである乳がん、子宮がんの検診率はOECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中でも最低レベルになっています。

欧米の検診受診率は70%以上であるのに対し、日本は20%程度にとどまり受診率がとても低いのが現状です。
(例)子宮頸がんの検診受診率 米国…85.9%、日本…24.5%

低い日本の検診受診率|がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン
低い日本の検診受診率のご説明。がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーンです。 ※こちらを参考にさせていただきました 低い受診率が問題となっている子宮頸がん検診ですが、それは一体なぜなのでしょうか。

日常的に産婦人科にかからない習慣が背景にあるから

欧州では、性交渉の有無がなくても10代から産婦人科での診察を受ける風習があります。その場で女性としての健康教育を受けることが、家庭教育の一つとして組み込まれているのが一般的なようです。

しかし、日本には産婦人科に行くのは、妊娠・出産またはなにかの病気になったとき、と限定的な目的があるときが多く、「産婦人科のかかりつけ医」の概念が薄いということが背景として考えられます。

このように、日本には予防的・日常的に産婦人科にかかりにくいという雰囲気があるのです。

早期発見に有効な子宮頸がん検診の費用とは?

子宮頸がん検診の費用は0~2000円程度

病気を治療していくうえで大切なことは【早期発見】【早期治療】です。子宮頸がんも、早期発見・早期治療をしていくことが大切です。

子宮頸がんの検診の費用は、住んでいる地域や加入している健康保険組合によりけりですが、1000~2000円程度のところがほとんどだそう。もちろん自己負担の場合は3500~6000円と、少し高くなります。

子宮頸がん検診は健康保険の適用外ですが、住民検診や職場検診で受診する場合、自治体や会社が受診料を負担してくれるため、ほぼ自己負担なしで受診することが可能ですよ。

子宮頸がん検診の費用を教えてください。 | Q&A | 子宮頸がん.jp
※こちらを参考にさせていただきました



自治体によっては検診費が無料になるクーポンを配布♪

なんと、20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の女性は「無料クーポン券」が2009年度以降に住民票のある自治体から送られます。そのため、検診費が無料になるのです!

無料クーポンでの検診実施期間は、クーポンを受け取った日~翌年3月31日までです。夏前にクーポンを送付する自治体が多いようですが、期限が切れる頃になると予約をとるのが難しくなるそう。早め早めの受診を心がけましょう。
どのような検診をするか、検診の内容は下記のHPからチェックできますよ♪

日本産科婦人科学会HPへ

子宮頸がんはワクチンで予防できるがん

早期発見が大切、ということで検診費用についてお伝えしましたが、実は子宮頸がんはワクチンで予防することのできるがんなのです。

日本では平成21年12月から、性交渉を未経験の10代前半の女子を中心に接種が推奨されていました。接種は6ヶ月間で合計3回で、筋肉内注射となるため注射時はかなり痛いそうですね。

またこのワクチンは、毒性を弱めたウイルスを使用した生ワクチンではないので、このワクチンを接種することによって病気になるリスクは回避可能ですので安心してくださいね。

性交渉・出産経験のある場合は効果的でない場合も

性交渉をすれば100%ヒトパピローマウイルスに感染すると言われているため、予防的な効果はあまり期待できないのが事実です。

出産経験のある方は、妊娠検査時にヒトパピローマウイルスに感染しているか否かの検査が行われるため、その時に異常なしと判断された場合には心配する必要はありません。そのため、性交渉・出産経験のある方は定期的にがん検診を受診することが大切です。

副反応あり。有効性とリスクを理解したうえでの接種を

どのワクチンにも死亡例を含む副反応は見られます。
実際に子宮頸がんワクチン接種後、まれなケースですが慢性的なけいれんや歩行困難がおこったという報告がありました。

このような副反応が現れるため、現在厚生労働省では、積極的な子宮頸がんワクチン接種は推奨しておらず、「有効性とリスクを理解したうえで」という条件のもと、個々の判断で接種をするようになっています。

子宮頸がん検診に行きましょう!

子宮頸がんの検診にかかる費用やワクチンについてなどご紹介しましたが、子宮頸がんはどの女性にとってもかかるリスクのある病気であることを忘れないでください。

また産婦人科にかかることは悪いことではありませんし、自分の身体を守るうえでとても大切なこと。早期発見のためにも、1年に1回は検診に行くのが理想ですね。