赤ちゃんの成長はめざましく、なんと1年で約25cmも大きくなるんです!そのため、服を買ってもすぐにサイズアウトしてしまいます。今の体に合った服はどのサイズ?サイズアップのタイミングは?などわからないこともありますよね。今回は赤ちゃんに合った服を選ぶためのサイズ目安とサイズアップのタイミングについてご紹介します。
赤ちゃんはこんなに大きくなる!
産まれたばかりの赤ちゃんはとても小さいですよね。しかし、産まれてから赤ちゃんは、ママのおっぱいやミルクなどをたくさん飲んで大きく成長していきます。
服選びの参考に、赤ちゃんの成長を男女別に見ていきましょう。
男の子の赤ちゃんの出生児から1歳のお誕生日まで
出生児 平均体重3000g、平均身長49.0cm
生後6カ月 平均体重8000g、平均身長67.9cm
1歳0カ月 平均体重9240g、平均身長74.8cm
わずか6カ月で体重が5000g増え、身長も18.9cm伸びています。
1歳のお誕生日には、出生児から体重は6240g増え、身長は25.8cm伸びていますね。
生後6カ月までの成長には驚くばかりです。
その後は少しスピードが落ちて、ゆっくり成長していきます。
女の子の赤ちゃんの出生児から1歳のお誕生日まで
出生児 平均体重2940g、平均身長47.0cm
生後6カ月 平均体重7470g、平均身長66.5cm
1歳0カ月 平均体重8680g、平均身長73.4cm
女の子は生後6カ月で体重が4530g増え、身長も19.5cm伸びています。
1歳のお誕生日には、出生児から体重は5740g増え、身長は26.4cmとなっています。
男の子と同じように、生後6カ月まではぐんぐん成長していきますが、だんだん緩やかになってきます。
とは言っても、数カ月でかなり大きさが変わるので、やはり赤ちゃんの成長は早いですね。
あくまでも平均!大きめでも小さめでも元気いっぱいならOK!
男の子の平均と比べると女の子のほうが少し小さいですね。
しかし、赤ちゃんひとりひとりが当てはまるわけではないので「こうならなきゃいけないんだ」と思わないでくださいね。
ぽちゃぽちゃのふっくら赤ちゃんも、身長が高めのスリムな赤ちゃんもいます。
大きくても小さくても赤ちゃんが元気いっぱいに過ごしているならOKです。
日本の赤ちゃん服のサイズ
日本のベビー服は身長を基準にサイズが分かれています。
そのため、サイズの表記は「50」、「60」などとなっており、ほとんどの場合5cmか10cm刻みで展開されています。
■サイズ「50」 生後0~2カ月頃
「50」サイズの服は生後0~2カ月頃が目安です。
・身長 40~50cm
・体重 3~6kg
・頭囲 42cm
・足のサイズ 8~11cm
生後0~2カ月はおむつを替える回数も多いので、ドレスオールがおすすめです。
ドレスタイプは上にまくれ上がってしまいそう…と考えてしまいますが、まだ動きも少なく、はだけたりしないので大丈夫ですよ。
また、ねんね期の赤ちゃんなので、汗をよく吸い、通気性のよい素材を選ぶのもポイントです。
■サイズ「60」 生後3~5カ月頃
「60」サイズは生後3~5カ月頃が目安です。
・身長 50~60cm
・体重 6~9kg
・頭囲 44cm
・足のサイズ 8~11cm
生後3カ月からは首が座ったり、足をパタパタと動かしたりと、活発になってくる時期です。
そのため、ドレスオールだとまくれ上がってしまうので、股下にボタンが付いているカバーオールなどがおすすめです。
また、ツーウェイオールであれば、動きが少ない時期はドレスタイプ、活発に動くようになってきたらボタンをしめてカバーオールにすることができますよ。
■サイズ「70」 生後6~11カ月頃
「70」サイズは生後3~11カ月頃の赤ちゃんが目安です。
・身長 60~70
・体重 9~11kg
・頭囲 46cm
・足のサイズ 9~12cm
寝返りやおすわり、はいはいなど、できることが多くなってくる時期です。
動きが更に活発になってくるので、装飾のついていない動きやすい服を選んであげましょう。
寝返りをコロコロしたり、はいはいで逃走したりと、じっとしていない時期なので、ママが脱がせやすく着せやすい服にしましょう。
ボタンがたくさんあるカバーオールだと手間取ってしまうこともありますよね。
「着せにくいな」と思ったら、上下別々の服にするのもおすすめです。
服の着脱に時間がかからなくなるので、赤ちゃんも着替えのたびにグズグズ…ということも減りますよ。
■サイズ「80」 1歳~1歳半頃
「80」サイズの目安は1歳のお誕生日を過ぎたころから。
・身長 70~80
・体重 11~13kg
・頭囲 48cm
・足のサイズ 11~13cm
掴まり立ちやあんよを始める子が多い時期ですね。
掴まり立ちをするようになると、立ったままお着替えができるようになったりと、楽にお着替えができるようになります。
歩くようになると、ぷくぷくした赤ちゃん体型から、皮下脂肪がだんだん減ってくるためスマートになってきます。
足のサイズも大きくなってくるので、靴下を履かせたとき、かかとが合っていないな~と感じたら大きいサイズのものを買ってあげましょう。
■サイズ「90」 1歳半~2歳頃
「90」サイズは1歳半~2歳頃が目安です。
・身長 80~90
・体重 13kg~
・頭囲 50cm
・足のサイズ 12~14cm
自分でズボンを穿く練習をしたりする時期ですね。
そのため、お子さんが自分で穿きやすいものを選んであげましょう。
まだジーンズのような固い素材は着脱しにくいので、ウエストゴムのやわらかい素材のズボンがおすすめ。
また、トイレトレーニングを始める子もあるので、ママがさっと脱がせられる服を選ぶといいですね。
小さめ赤ちゃんには「40」や「45」がおすすめ!
赤ちゃんの服のサイズは「50」からと思っている人が多いですが、実は「40」や「45」のサイズもあるんですよ。
ちょっと小さめで産まれてきた赤ちゃんは「50」でもブカブカになってしまいますよね。
「40」や「45」の小さめ服もあるので、ジャストサイズの服を着せてあげましょう。
赤ちゃんの身長だけでなく、他の体のパーツの特徴もよく見て
赤ちゃんの身長が50cmだから「50」の服を着せるのではなく、赤ちゃんの体に合った服を選んであげてくださいね。
例えば、「身長は50cmだけど、太ももがむちむちしているから「50」はちょっときついかもしれない」など、赤ちゃんの体のパーツによっても違いますよ。
おしりがぷりっと出ている子、腕が短めな子など、個人差があるので着せてみてから「動きにくそう」と思ったら、他のサイズにしてみるといいかもしれませんね。
赤ちゃん服のサイズアップのタイミングは?
お着替えで「着せにくくなったな」と感じたとき
赤ちゃんの服を買い替えるタイミングは「着せにくくなった」と感じたときです。
例えば、カバーオールやツーウェイオールの股下のボタンがしめにくくなったと感じたとき。
シャツを着るときに、頭を通しにくくなった、腕を通す時に窮屈そうにしているなど、着せにくいと感じるときはありますよね。
そのときこそ、買い替えのタイミングです。
特に月齢の低い赤ちゃんは物凄い勢いで成長していくので、「もう小さくなってる!」とびっくりすることも多いですね。
窮屈な服で過ごすのは可哀相なので、体に合った服に替えてあげてくださいね。
赤ちゃんの服を買うときはジャストサイズを!
赤ちゃんはすぐに成長してしまうので、何度も買い替えるのは大変ですよね。
そのため、大きめサイズの服を買って、袖を折って着せている方もいます。
しかし、袖や裾を折って手足の長さに合わせていると、物に引っかかったり、つまづいたりすることもあるのでおすすめできません。
すぐに服が小さくなってしまうので、もったいない気もしますが、赤ちゃんの服はぜひジャストサイズを着せてあげてくださいね。