安定期の妊娠5ヶ月で流産?妊娠中期の流産と原因、症状を解説

安定期に入るまでは、どうしても流産のことが心配で気になってしまいますよね。辛いつわりの時期を乗り越えて、安定期で一安心…と思いたいところですが、残念ながら安定期に入っても流産の可能性は全くないわけではありません。ここでは妊娠中期の流産と原因、症状を学びましょう。

妊娠5ヶ月で流産する確率はどのくらい?

妊娠初期〜4ヶ月辺りまではつわりが辛く、流産の可能性もあることから安静にされている方が多いと思います。そして妊娠5ヶ月目〜7ヶ月目に入ると、多くの人はつわりが落ち着き、元気を取り戻します。
いわゆる安定期ですね。
安定期に入ると流産の可能性は初期に比べて低くなり、以前のように遊んだり、仕事を頑張ったり、あるいは旅行へ行ったりと元気に活動をしたくなります。けれども流産の可能性は残念ながらまだ残っています。

初期流産(〜妊娠12週)の確率は流産全体の約80%、後期流産(妊娠13〜22週)は流産全体の約20%

流産とは、妊娠22週未満で妊娠を維持できなくなることをさします。
初期流産(〜妊娠12週)の確率は流産全体の約80%を占めると言われていますが、後期流産(妊娠13〜22週)に入ってからの確率は約20%と低くなります。

そのため安定期は流産しにくいと言われております。
つわりは胎盤形成時に起きるものなので、安定期に入ると胎盤も完成されつわりも収まり流産する可能性は低くなりますが0%というわけではありません。
元気な赤ちゃんを産むためにも、安定期に入ってからも流産の可能性がゼロではないことを頭に入れておいていただければと思います。



妊娠5ヶ月の流産の症状

では妊娠5ヶ月の流産の兆候として見られるものはなんでしょうか。

出血がある

血が混じったような茶色いおりものが出る、少量の出血がある、もしくは大量の出血がある等です。
妊娠中期に入ると、初期のような体調不良での出血を起こす可能性は低いと言われています。

腹痛がある

おなかが張る、刺すような痛みを感じる、ずんとした生理のような重い痛みを感じる等の腹痛を感じることがあります。

おりものが多い

おりものの量が多かったり、かゆみを感じたりすることがります。 他には急に体温が下がった、つわりが軽くなった等の症状が見られるケースも。
少しでも異変を感じたら無理をせず、病院へ行くようにしましょう。

妊娠5ヶ月の流産の原因

妊娠5ヶ月の流産の原因とは一体なんでしょうか。
まずは母体に要因がある場合を紹介します。

絨毛膜羊膜炎

赤ちゃんを包む膜が炎症を起こすことです。
炎症が起きていることに気がつかずにそのままにしておくと、子宮が収縮して破水を起こし、流産に繋がります。

子宮頸管無力症

子宮頚管というのは子宮の出口部分で、出産の際に赤ちゃんが通る産道のことです。
妊娠中期以降に陣痛でもないのに子宮口が開いてしまうことがあります。これは残念ながら体質的に弱かったり、前回の出産や手術で頚管が傷ついているために起きることが原因とされています。結果、切迫流産を引き起こしてしまうことになります。

子宮筋腫

子宮筋腫とは女性がかかる最も多い病気とされています。
40歳の女性でしたら4人に1人は子宮筋腫を持っていると言われています。筋腫によって血管が圧迫され胎盤に栄養が送られなかったり、子宮が収縮してしまうことに。
このような症状を持っている妊婦さんでも、必要に応じた治療によって流産を防ぐことも可能です。
では、次にご紹介するのは妊婦さんの生活が原因となる場合です。

喫煙

妊婦の喫煙によって母体の血管が細くなり、胎児に栄養や酸素が届かない可能性があります。
これは流産や早産、新生児の低体重を引き起こす原因となります。
また、喫煙者の流産率は非喫煙者の2倍を超えるという報告もあります。

そして喫煙はもちろん、受動喫煙も気をつけたいところです。受動喫煙は喫煙よりもニコチンの摂取量が高くなると言われています。
周囲の人の協力や、喫煙がある場所へ行かないなどの配慮も必要ですね。

飲酒

飲酒により、血管と胎盤を通じてアルコールが胎児へ渡ります。その結果、細胞や神経が死んでしまう可能性があります。
また、低体重や発達障害などを引き起こす「胎児性アルコール症候群」になってしまうことも…。赤ちゃんのためにも妊娠がわかったら飲酒は控えましょう。

ストレスや過度の運動

妊婦さんの過度なストレスや運動は、胎児にも影響を及ぼします。
安定期に入ると、辛かったつわり期の反動で活発に行動したくなりがちですが、妊娠中であることを意識して、なるべくストレスを感じない穏やかな生活を送るようにしましょう。



妊娠5ヶ月の流産を予防するには?

染色体異常によりやむ得ず流産になってしまうこともあり、健康であっても防ぐことができない流産もあります。けれども規則正しい生活と食生活を送ることで、流産を防ぐことができます。
また、体を冷やさない、清潔な状態を保つなど免疫が上がるように気をつけ、感染症を防ぐようにしましょう。

安定期は絶対安全というわけではない

安定期に入っても、流産の可能性は0%ではありません。
赤ちゃんのためにも無理のない妊婦生活を送りましょう。そして異変を感じたらすぐに病院へ行くように心掛けて下さい。早めの対応が、流産を防ぐことに繋がります。