【妊娠9週】ママの体・赤ちゃんの様子。出産予定日が確定する時期

妊娠9週目に入ると、そろそろ出産予定日が確定する人が増えてきます。また辛いつわりの症状に毎日心身を消耗しつつも、段々と自分に合った乗り切り方が見つかる時期でもあります。今回もママたちの体験談を交えながら、妊娠9週目のママの体に起こっている変化や、赤ちゃんの様子、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

妊娠9週目のママの体 ~つわりは吐いて乗り切る人も~

前回の<妊娠8週目のママの体>では「この時期の子宮の大きさは固く握った女性のコブシくらい」「つわりの時期には栄養バランスよりも体調が優先」「骨盤が開いてくることで足の付け根が痛むことも」というお話をさせていただきました。

【妊娠7週目】ではつわりの症状がひどいときに使える”母性健康管理指導事項連絡カード”についてもご紹介していますので、ぜひ一度目を通してみてくださいね!

それでは妊娠9週目のママの体の状態や変化について見ていきましょう。

妊娠9週目の子宮の大きさは軽く握った女性のコブシ大

妊娠8週目の子宮の大きさが固く握った女性のコブシ大だとすると、妊娠9週目の子宮の大きさは軽く握った女性の握りこぶし大くらいです。意外と握り方で大きさが変わるものなので、ぜひ自分のコブシで確かめてみてくださいね!

つわりのピークは吐いて乗り切るという人も

妊娠9週目頃は「赤ちゃんの栄養になるように頑張って吐かないでおこう」と思っている人にとっては本当に苦しい時期です。吐いてしまうと食べたものの栄養はもちろん、水分やミネラルも失われてしまい、脱水症状に陥いることもあります。

しかしただ単純に吐かないことが一番いいとも言い切れません。吐き気や胸焼けの大きな要因になりかねないたまった”胃散”を少し吐くだけでもずいぶんと気分が楽になることもあります。

「吐きたくないから食べたり飲んだりしたくない」という人もいるかもしれませんが、胃酸が出すぎるタイプのつわりにはそれは逆効果です。思い切って「吐いてもいいや」と割り切り、吐きやすいものを食べるというのも乗り切り方の一つです。

つわり中好んで摂取する人が多い「柑橘類」「炭酸飲料」といった酸味や刺激のあるものは、吐いてしまう際にのどや食道への刺激が強く、辛く感じることもあります。どうしようもなく毎日のつわりが辛い人は『吐きやすさ』に一度焦点を当ててみてもいいかもしれませんね。 妊婦の約8割が経験すると言われるつわり。吐き気や胃のムカムカに始まり、耐えられないほどの眠気、急に敏感になる匂いなど、初めての症状に妊娠の辛さを感じてしまっている方も多いかもしれません。でも、つわりの期間はほんの一時。基本的な症状や期間、対策法を知って、お腹の赤ちゃんとの新しい生活を満喫しましょう♪

妊娠9週目につわりを体験したママの声

妊娠9週目頃になると「明らかに前よりもつわりがひどい」と実感する人が多いようです。横になる時間を増やしたり、いっそのこと吐いてしまったりして、少しでも楽になる方法を探してみてくださいね。

肌荒れがひどくなる人もいます

妊娠9週目頃に悩んでいる人が多いマイナートラブルの一つが”肌荒れ”です。この時期はつわりで水分や栄養が十分に賄えないことや、ホルモンの影響、体質の変化など、肌に影響が出やすい要素がたくさんあります。

「幼少期はアトピーに苦しんだけど成長に伴って治った」という人の中には、妊娠を機に再度アトピー症状が出現することもあります。筆者もアトピーに悩んだのは幼稚園の頃までで、これまでずっと自分がアトピーを患っていたことすら忘れていたのですが、妊娠を機にぶり返してしまいました。

「妊娠中にできるだけ薬は使いたくない」と思っている人もいるかもしれませんが、これから約30週間も続く妊娠生活を考えると、早めに短期間で治療する方法が最も安全である場合もあります。産婦人科の先生なら、メリットとデメリット両方を加味して判断してくれるはずですので、肌荒れにお悩みの方は一度相談してみてくださいね。 妊娠に気づいた妊婦さんの多くが心配になること。それは「あのとき飲んだ薬は大丈夫?」「現在治療中の病気の薬はどうしたらいいの?」といった薬に関することです。ここでは薬の影響や、飲み続けるメリットを交えながら妊婦さんの服薬について考えていきたいと思います。

妊娠中に肌荒れを経験したママの声

肌荒れは妊娠初期に限らず産後しばらく悩まされる人も多いようです。筆者も産後1年以上経ちますが未だに手荒れ(主婦湿疹)が治りません…。



妊娠9週目の赤ちゃんの様子 ~そろそろ出産予定日が確定します~

前回の<妊娠8週目の赤ちゃんの様子>は「妊娠8週目の赤ちゃんの大きさは(CRL)10mm~20mmくらい」「手足の大部分の形成が終わり、骨も硬くなってくる頃」「妊娠8週目頃から赤ちゃんは自分で動きはじめる」というお話でした。
【妊娠7週目】では現在の赤ちゃんの大きさを表す”頭殿長(CRL)”についても解説していますので「頭殿長(CRL)って何?」という方はそちらをご参照ください。

それではさっそく妊娠9週目の赤ちゃんの様子や成長を見ていきましょう。

妊娠9週目の赤ちゃんの大きさは(CRL)15mm~25mmくらい

hanachan222
妊娠8週目に10mm~20mmくらいだった赤ちゃんの大きさ(CRL)は、妊娠9週目には15mm~25mmくらいにまで成長します。15mmというと大体親指の爪くらいの大きさです。こんな大きさの赤ちゃんにもう既に手足があるなんてちょっと神秘的ですよね。

妊娠9週目に受診したママの声

どちらも標準的な成長具合で、よく見るとしっかり手足や頭の区別がつくようになっていますね!筆者もこうやって実際にヒトの形になっているのを見て「しっかり守ってあげなきゃ」と母性が芽生えたのを覚えています。

妊娠9週目頃には目・耳・口などの形成の大部分が完了します

detsu0211
妊娠9週目頃には目や耳・口などの形成の大部分が完了します。視力や聴力、嚥下や呼吸といった発達はもう少し先になりますが、まばたきをしたり口を動かしたりすることはできるようになったのです。

パパや家族はママ以上に赤ちゃんの実感がわかないでしょうから、ママの親指の爪を見せながら「今これくらいのサイズでね、ちゃんと手足も顔もあるのよ」と説明してあげてくださいね!

妊娠9週目頃になると出産予定日が確定します

妊娠8週目でもご紹介しましたが、大体妊娠8週目くらいから正確な頭殿長(CRL)が計測されるようになります。この時期の赤ちゃんの成長には個人差が少ないため、妊娠9週目頃になると出産予定日が確定するようになります。人によって受診する週や間隔が異なるため、大体妊娠8週目~妊娠11週目くらいに確定すると覚えておきましょう。

また【妊娠0週目】では、自分で出産予定日を計算する方法もご紹介していますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

妊娠9週目頃に押さえておきたいポイント

前回の<妊娠8週目頃に押さえておきたいポイント>では「相対過敏期」「マタニティマーク」「妊娠報告」についてお話しましたね。
他にも【妊娠6週目】には「妊婦健診の持ち物リスト」を、【妊娠7週目】には「母子手帳」と「妊婦健診受診票」についてもご紹介していますので、まだ読んでいない方はぜひ一度読んでみてくださいね!

それでは今回も妊娠9週目頃に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

血液型や病気への抗体を調べる血液検査

胎児の心拍が確認されるくらいの時期になると、血液検査が実施されます。厚生労働省では「初診~妊娠23週目までに行うことが望ましい」としていますが、だいたい妊娠8週目~妊娠11週目頃の妊娠3ヶ月にあたる期間で実施されるのが一般的です。

ただしこの血液検査には多額の費用がかかるため、妊娠7週目でご紹介した”妊婦健診受診票”を受け取ってから実施されることがほとんどです。妊婦健診受診票の受け取り時期は自治体にもよって異なりますが、おおむね妊娠12週目頃までに受け取ることが多いことから、遅くとも妊娠15週目頃には済ませるところが多いでしょう。

この時期行われる血液検査の項目は以下の通りです。
・血液型(ABO型・Rh型・不規則抗体)
・血算(赤血球・血小板などの血液の成分)
・血糖 ・HIV抗体 ・梅毒血清反応 ・風疹抗体
・B型肝炎抗原 ・C型肝炎抗体

また上記血液検査と同時期の内診の際に、子宮頸がん検査も実施されます。

厚生労働省では他にも”HTLV-1抗体”(血液検査)と”性器クラミジア”(膣分泌液培養検査)の両検査を妊娠30週目までに行うのが望ましいとしているため、先ほどの検査と同時に行う場合もあります。

これらの検査項目はあくまで厚生労働省が打ち出している基準に沿ったものなので、病院で必要と判断されればこれ以外の検査が実施されることもあります。受診票を使用しても比較的高額になりがちですので、この時期は特にお財布の中身に余裕を持たせておくようにしましょう。

▼妊婦健診Q&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken13/dl/02.pdf

妊娠初期に出血した場合の対応

妊娠中はその性質上、常に出血の可能性があります。それはあまり気にしなくても良いものから注意が必要なものまで、出方や原因もさまざまです。そこで今回は、妊娠初期(妊娠15週目頃まで)に出血したときにはどういう対応をすればいいのかについて見ていきましょう。

【1】茶色い血液がおりものに混じる程度
子宮が大きくなったり、胎盤ができていく過程で、少量の出血が起こることがあります。これは生理的なものなので、1日程度でおさまるようならあまり心配はいりません。3日以上続くようなら電話でもいいので、念のため相談してみましょう。

【2】薄いピンク~少量の血液がおりものに混じる程度
これも子宮や胎盤の変化が原因の場合に見られる出血の仕方です。また妊婦健診で行われる内診やエコーの刺激でもこの程度の出血をする可能性はありますが、一時的なものなので心配はいりません。徐々に量が増えてくる、3日以上出続けているという場合は、産婦人科を受診しましょう。

【3】生理のような出血がある
この場合は、流産になりかかっていたり、子宮にポリープのようなものがあってそこから出血していたりと、妊娠に影響する・しない、どちらの原因も考えられます。診療時間内であればすぐに受診するようにし、そうでない場合はまずは産婦人科へ電話して今からでも受診するべきかの判断を仰ぎましょう。

【4】お腹の張りや痛みを伴っている
何らかの原因で子宮が収縮している可能性が考えられます。ママの体にも強いストレスがかかりますので、できるだけ早く受診するようにしましょう。

【5】タオルなどではおさまりきれないくらいの大量な出血がある
赤ちゃんだけでなくママのにとっても危険な状態である可能性があります。すぐに救急車を呼びましょう。

出血時の一般的な対応をご紹介しましたが「本当に大丈夫かな…」と不安な気持ちを持ち続けることは、ママにとっても赤ちゃんにとってもあまり良いことではありません。お医者さんも妊娠中の不安な気持ちにはきちんと寄り添ってくれますので、あまり一人で考え込まず心配なことがあったらどんどん相談しましょう!

妊娠前から治療中の病気と歯医者以外は基本的に産婦人科を受診

妊娠中は抵抗力が低下するため風邪を引きやすかったり、肌が荒れたり、便秘や下痢になったりとさまざまなトラブルに見舞われます。そんなときふと疑問に思うのが「妊娠中でも普通に内科や皮膚科なんかにかかってもいいの?」ということですよね。

特に妊娠中だから普通の病院にかかってはダメ、ということはありませんが基本的に『妊娠前から継続的に治療している病気』と『歯医者』以外は、まず産婦人科にかかったほうが安心です。

内科医も皮膚科医も、もちろん妊婦さんへの処方に関する知識は持ち合わせています。しかしやはり妊婦さんに関する知識は産婦人科医が一番です。軽い風邪や皮膚トラブル、便秘や下痢などは妊娠とは切っては切り離せないものですので、薬の影響と治療のメリットを照らし合わせてベストな処方をしてくれるはずです。

筆者はこの時期つわりで吐きすぎて”胃ケイレン”を起こして大学病院の救急外来を受診しましたが、やはりそこでも「まずは産婦人科にかかるように」と言われました。妊婦さんの身に何か起こったらまずは産婦人科に相談する方がいいようですね。



そろそろ自分に合ったつわりの乗り切り方が見つかる頃です

妊娠9週目ともなると、妊娠生活にも少しずつ慣れてきたという人もいるのではないでしょうか。毎日辛いつわりに悩まされ「もう二度と妊娠なんかしない」と思っている人も、そろそろ「こうすれば少し楽になる」「こういうときにつわりがひどくなりやすい」といったリズムや乗り切り方が見えてくる頃だと思います。

慢性的な気持ち悪さに襲われているうちは「いつ終わるんだろう」と先が見通せず心配になるかもしれませんが、乗り切り方が見つかったということは「乗り切れるくらいに落ち着いてきた」とも言いかえられます。つまりつわりのピークもそろそろ終わりが見えてきたということです。

つわり自体はもう少し続く人が多いとは思いますが、折り返し地点に差し掛かっている人も多いはず。「明日はもう少し楽になるかも」を信じて、今日一日を乗り切りましょう!

関連記事リンクはこちらから↓

妊娠8週目は、これまで”胎芽”と呼ばれていた赤ちゃんが”胎児”と呼ばれるようになる時期です。ママはつわりのピークを迎えて少しでも楽に乗り切る方法を探している頃でしょう。今回はそんなつわりの乗り切り方を含めたママの体のこと、赤ちゃんの様子、この時期押さえておきたいポイントに注目しながら妊娠8週目について見ていきましょう。 妊娠10週目頃になると、おっぱいがふくらんだり、お腹の周りに皮下脂肪がついたりして体型が少しママらしくなります。赤ちゃんも内臓機能をどんどんと整え、より人間らしくなってくる時期です。今回もママの体やつわりに関すること、赤ちゃんの成長の様子、この時期押さえておきたいポイントをママたちの体験談を交えてご紹介します。 胃がむかむかしたり1日中眠気があったりと、多くのママがつわりのピークを迎えるこのころ。ママにとってつらい時期ですが、お腹の中では赤ちゃんが一生懸命大きくなろうと頑張っています。そんな妊娠3 ヵ月のママと赤ちゃんの様子、気を付けることなどをご紹介します。 妊娠初期は妊娠がわかり嬉しい気持ちの反面、つわりや出血など妊娠期間10ヵ月の中で一番辛く心配な時期でもあります。妊娠初期に知っておきたい身体の変化、この時期お母さんが気をつけること、やっておきたいこと、赤ちゃんの成長についてご紹介します。