子供の教育費は何円必要?幼稚園〜大学までの費用まとめ

「子どもひとりにつき教育費1000万円」と耳にするけれど、実際のところいくらかかるの?いつまでにいくら必要なのか、公立or私立、進路によっても大幅に違う大学費用など、幼稚園児から大学生まで、子どもにかかる教育費についてじっくり見ていきましょう。

教育費1000万円は必要?

今すぐ必要というわけではありません!

文部科学省の「平成24年度 子供の学習費調査」と日本学生支援機構の「平成24年度 学生生活調査」をみると、

【幼稚園から大学までの教育費合計
 オール公立の場合…769万円、オール私立の場合…2205万円】

とあります。
つまり、大学生までの教育費は最低でも1000万円弱かかるようです。ウワサはあながちウソではなかったですね。
でも今すぐに1000万円が必要なわけではありません!子どもが大学生になるまでの20年で、教育費を貯めれば良いのです。
20年で1000万円の費用なら、単純計算で1年で50万円。これならなんとかなりそうですね。



いつ、いくら必要?教育費の内訳を知ろう

人生の設計図、ライフプラン表

「ライフプラン」という言葉を聞いたことがありますか。
これからの人生において、いつどんなイベントがあり、これから先どんな支出が待っているのかを考えたもので、一覧表にしたものが分かりやすいです。
たとえばこういったものです。
出典: http://www.aiai-fp.com/life-plan.html
こんな表やグラフで見ると、教育費の支出がいつ、どのくらい必要になるか分かりやすいと思います。
機会があればご自身のライフプラン表を作ってみてくださいね。(無料のテンプレートを利用すると便利です)

このライフプラン表を頭の片隅に置きつつ、教育費の内訳を見ていきましょう。

教育費の内訳~幼稚園時期~

さて本題ですが、上のライフプラン表にもあるように、教育費が大きく変化するのは、進入学の時期です。
おもに幼稚園時代と、中学、高校、そしてメインの大学入学と、支出が徐々にアップしていきます。

それではまもなく訪れる最初の教育費、幼稚園時期を考えてみましょう。
【公立幼稚園費用…230,100円】
【私立幼稚園費用…487,427円】

※平成24年度「子供の学習費調査」文部科学省ホームページより抜粋
※年間費用、制服代や習い事代を含む
今までオムツ代くらいしか発生しなかった子ども費用が、幼稚園に通いだすと急に2~4万円の出費が毎月必須になってきます。しかも公立と私立では2倍近く費用が違う…。

文部科学省「平成24年度 学校基本調査報告書」では8割以上が私立幼稚園に通園とあるので、多くのご家庭は私立幼稚園に通うと考えて良いかもしれません。

幼稚園時代から急に増える教育費。でもここでうろたえている場合ではありません。
幼稚園費用は、これから始まるながーい教育費との戦いの序章にすぎないのです。

モデルケースで考えてみよう~幼稚園から高校まで~

上記をふまえ、幼稚園は私立、小学・中学・高校は公立、として高校までの教育費をシミュレーションしてみましょう。
【幼稚園(3年)…146万円】
【小学生(6年)…184万円】
【中学生(3年)…135万円】
【高校生(3年)…116万円】

※文部科学省 平成24年度「子供の学習費調査」より
※年数は通学年数
トータルで【幼稚園~高校までの15年間で581万円】となります。(習い事代、学習塾代を含む)

581万円のうち、習い事と学習塾の費用で293万円(学校教育費と給食費で288万円)。
子供の将来を充実させるための習い事や通塾ですが、みなさんこんなに掛けているんですね。

教育費のメイン~大学費用~

教育費が一番かかる時期は大学時代です。
大学は国公立・私立だけでなく、進路によっても大幅に教育費が違います。
たとえば医学部・歯学部・薬学部は大学6年制の場合が多いので、教育期間がその分長くなり費用もプラスさされます。さらに大学浪人になると、その分費用がかかってきます。

大学は選択パターンが多岐に渡るので、比較しやすい初年度納付金を見てみましょう。

一番の出費どころ、大学初年度納付金

初年度納付金とは、入学金、授業料、施設設備費、実験実習費、諸会費のこと。
一部の大学では入学金だけでも1000万円を超える大学もあるくらい(!)ですので、ここを一番の山場ととらえて教育費を用意するとよいかもしれません。
文部科学省が発表している初年度納付金の平均額は以下の通りです。 【国立大学…81万7,800円】
【公立大学…93万5,578円】
【私立大学(文化系)…114万9,246円】
【私立大学(理科系)…149万6,044円】
【私立大学(医歯系)…466万4,560円】

※文部科学省「学生納付金調査」「私立大学入学者に係る初年度大学納付金平均調査額」より抜粋、昼間部、平成25年度平均額
上記はあくまで初年度納付金の額。大学入学までには、受験料や、教科書代、自宅から通えない場合は一人暮らしの家賃、引っ越し費用、家電など生活費用などがかかります。
子どもが望む進路を自由に選ばせてあげたいのが親心ですが、こうも違うと、ちょっと考えてしまう場面もありそうです。

大学費用の方法として奨学金制度や教育ローンなどの手もありますが、まずは教育費の最終目標として初年度納付金までの額を用意しておくと安心かもしれません。

貯蓄ができる時期もあります!

教育費の貯め時は、未就学児と小学生

ここまでお金が「かかる」お話ばかりしてきましたが、逆にかからない時期もあります。
ライフプラン表で見るところの、未就学児時期と、小学生時期です。その時期こそが、「お金の貯め時」になります。
この時期のおもな出費は習い事費用や日々の衣食住費用がほとんどですので、このタイミングこそ気を緩めずガンガン貯めていきたいものです。 なんとなく貯めなければ、と思っていた教育費。内訳やゴールが見えてくると、ちょっと安心ですよね。

未就学児がメインのcutaママは、いまが「貯め時」になります。
教育費の貯め方を紹介した「子ども費用を考えよう②教育費の貯め方3パターンと知っておきたい奨学金制度」もチェックしてみてくださいね。