倦怠感、めまい、貧血など産後の体調不良の対処法

出産から数ヵ月経っているのに体調がすぐれない。出産前にはほとんどひかなかった風邪によくかかる…そんなママさんが意外と多いみたいですね。産褥期を過ぎてもこんな不調がつづくのはどうしてなのでしょうか。今回は、そんなママの体調不良の原因や対策についてご紹介します。

産後の体調不良、どんな症状がつらい?

赤ちゃんが生まれドタバタの毎日を送るママは、ついつい自分のことを後回しにしがちです。気づけば産後数ヵ月経っているのに体調がすぐれない。なんだか疲れがとれない、すっきりしないなど、いろいろな悩みがありますよね。そんなママたちの悩みをまとめてみました。

・風邪をひきやすくなり、中耳炎や副鼻腔炎になりやすくなった
・慢性的な肩こり
・頭痛、吐き気、めまい
・気分が優れない、憂鬱な気分
・倦怠感、疲労感がぬけない

その他にも、腱鞘炎や腰痛、体力の低下などさまざまな症状があります。自分の体がつらいとき、赤ちゃんのお世話をするのはとても大変ですよね。満足に遊んであげられなかったり、些細なことでイライラしてしまったり…それで自己嫌悪に陥ってしまう。
多くのママに、そんな経験があるのではないでしょうか。私にも心当たりがあります。



つらい体調不良の原因は?

では、そんなママを悩ませるつらい体調不良の原因は何なのでしょうか。その原因は主に4つ。

貧血

妊娠・出産には多くの血液が必要になります。出産時の出血が多い場合や、産褥期の悪露での排出など、貧血になりやすいシーンがたくさん。また、母乳は血液からできているので、母乳を与えることにも血液がたくさん必要になります。こう見ると、貧血対策は妊娠前からしておくに越したことはありませんね。

自律神経の乱れ

出産後すぐに始まる赤ちゃんのお世話。昼夜問わずの2時間おきの授乳、おむつ替え、さらには上の子のお世話など、疲労が蓄積されることによって自律神経の乱れが起こるようです。自律神経が乱れることにより、疲労感が抜けない、手足が冷える、頭痛、めまい・耳鳴りなどさまざまな症状が現れます。さらにはイライラ、気分の憂鬱、不安感などメンタル面で不調が出る場合も。

骨盤のゆがみ

骨盤や骨盤周りの筋肉は、妊娠中から出産に向けてしだいに緩んでいきます。出産後、3ヵ月から半年かけて骨盤は少しずつ元にもどっていきますが、このとき無理に体を動かしたり、不自然な姿勢をとることで歪みが起きてしまいます。骨盤は背骨、頭など上半身を支える大事な器官。
骨盤が歪むことで血流や代謝が悪くなると、下半身太りや便秘などの不調を招いてしまうのです。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠中は、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌が増加しますが、出産が終わると急激に減少します。その代わりに多く分泌されるのが「プロラクチン」です。これは母乳を作るホルモンで、赤ちゃんがおっぱいに吸いつくことで刺激を受け、分泌が多くなっていきます。このようなホルモンの減少や増加には、実は心も体もすぐについていけません。そのことが不調の原因となってしまうのです。 これらの他にも、甲状腺の病気である場合があります。あまりに体調不良がつづく場合には、甲状腺外来や内分泌外来などの専門医の受診をおすすめします。まずは出産した病院に相談するのもいいかもしれません。

対策は何がある?今日からはじめよう!

ではどんな対策があるのでしょうか。それぞれの原因ごとに見ていきましょう。

貧血にはやっぱり鉄分補給

・鉄剤を摂る
病院で相談した場合、鉄剤を処方されることが多いですが、服用をはじめてすぐに効果があるわけではないようです。早めに服用をはじめる必要があります。また服用するのをやめてしまうと、すぐにまた貧血状態に戻ってしまうことも。

・鉄分を多く含んだ食品をたくさん食べる
体内への吸収がいいのはレバーなどの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」ですが、苦手な人にはつらいもの。ほうれん草などの植物性食品の「非ヘム鉄」はビタミンCと一緒に摂取することで吸収が良くなるようです。

鉄分補給がかなうお手軽レシピは?

…とは言っても、「鉄分を多く含んだ食品を」だけでは、なんとなく気乗りしないですよね。ここでは、鉄分補給がかなう美味しいレシピを参考に2つご紹介します。
ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?
出典: http://miil.me/p/3isde
レシピ【鶏レバーカレー】 鉄分がたくさん含まれた鶏レバーは、カレーに入れてコクアップ!これなら、鶏レバーが苦手なママも美味しく食べられちゃうかも♪
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/60977/blog/15158068
レシピ【貧血改善に!!アスパラと牛肉の塩炒め】 アスパラガスは疲労回復に効果のあるアスパラギン酸をたっぷり含んでいます。その他にも、アスパラガスに含まれる葉酸には赤血球を作る役割があるそうです。貧血のときにぜひ食べたいですね!

自律神経の乱れにはたっぷりの睡眠 規則正しい生活を心がけて

とにかく疲れをとることが一番大事!…ですが、なかなかうまくいかないものですよね。赤ちゃんが昼寝している間に一緒に寝るのが一番ですが、眠らないまでも横になって目を閉じているだけでだいぶ体力の回復になるようです。眠れなくてどうしてもつらいときは、お薬や漢方に頼るのも一つの手かもしれません。
無理せずに病院で相談しましょう。

また、適度な運動も自律神経を回復させる効果があるそう。天気の良い日には、お日様をいっぱい浴びながら赤ちゃんとお散歩するのも良い気分転換になりそうですね。

骨盤矯正や体操で骨盤の歪みを解消

歪んだ骨盤を正しい位置に戻してあげる必要があります。骨盤矯正や骨盤体操で骨盤の位置を修正したら、また歪みがでてしまわないように骨盤周りの筋肉を鍛えるトレーニングをしましょう。筋肉がつくまでは骨盤ベルトで骨盤を支えてあげるといいですね。これだけで腰や恥骨などの痛みがすっかりとれることも。

ホルモンバランスの乱れとは長いおつきあい 焦らずじっくりいこう

妊娠・出産によるホルモンバランスの乱れは、整うまでに1、2年かかるとも言われています。ある程度、時間薬なところもありますが、食事など気をつけることで少しでも早く整えたいですよね。食事は和食中心にして、たくさんの品数を摂ることを心がけましょう。大豆イソフラボンは、“女性ホルモン”とも評されるエストロゲンと似た働きを持つことがわかっています。豆腐や納豆などの大豆食品を積極的にとりたいですね。

ほうれん草×豆腐のコンボレシピで不調をケア!


出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/90507/blog/14894701
レシピ【和風*ほうれん草とベーコンの豆腐キッシュ】 お豆腐でキッシュなど作ってみてはいかがでしょうか?いつもと違うメニューでお豆腐を美味しくいただきましょう♪ほうれん草入りなので、鉄分補給も同時にかなうのが嬉しいですね。

体調がもどるのはいつ頃?ほかのママさんはどうでしょうか

産後、体調が妊娠前と同じ状態にもどるまでに一年ほどかかる人もいるようです。中には産後七年間も貧血に悩まされたというママさんも…!産後半年経っても体調がすぐれない日が多いという場合は、病院への受診が必要かもしれません。



ママにも休憩が必要 ファミサポなどを上手に利用して

休日のない育児ですが、ママひとりで無理しすぎないでください。これからずーっとつづく育児を頑張るためにも、たまに休憩することも大切ですよね。ファミリーサポートセンターや一時保育を利用してひとりでリフレッシュする時間も大事かもしれません。「子どもから離れたいなんて母親失格?」なんて思わないでください。

リラックスできる方法を見つけておくのもいいですね。好きなアロマを用意してみたり、リラックスできる音楽を聴いて、赤ちゃんとゆったり過ごしてください。

ちなみに私の場合は、リラックスするのが下手!なので、元気がほしくてサプリや栄養ドリンクを飲んだりしました。飲んだだけでなんだか元気になったような気がして頑張れたので、気分から変えるというのもひとつの手かもしれません。

ひとりで悩まず相談しよう

つらいときは、周りのママがキラキラして見えるもの。でも体調については、もともとの体質が影響していることもあるので「なんで自分だけこんなにしんどいの?」と悩まないでくださいね。抱え込むまえに、まずは誰かに相談してみましょう。そしてつらいときには「つらいよー!」と叫んでみてください。誰かに話すだけで、声にだして言うだけでも、楽になるかもしれません。
ママが毎日笑顔で過ごせるよう願っています。