妊娠37週の胎児の状態と体の症状は?いよいよ正産期!

妊娠37週目に入り、いよいよ正産期と呼ばれる時期に入りました!この頃から出産する妊婦さんがグンと増えてきます。37週目に入った妊婦さんに多い体の症状や、お腹の中の赤ちゃんの様子などについてご紹介します。

37週で出産する人はどれくらいいる?

初産と経産婦での違い

妊娠37週目に入り、いよいよ正産期と呼ばれる時期に入りました。約半数の妊婦さんが正産期に出産をしているというデータもあり、赤ちゃんが生まれてくるのを今か今かと待ちわびているママも多いのではないでしょうか。でも、赤ちゃんを出産するときに必ず経験する陣痛のことなど、考えると少し怖いこともありますよね。

さて、産科では妊婦さんのことを初産婦・経産婦と呼び分けているところがほとんどです。では、この初産婦と経産婦の違いとはいったい何なんでしょうか。

初産婦と経産婦のお産での大きな違いは、出産にかかる時間の長さだと言われています。一般的に、初産婦はお産の進みが遅く、経産婦はお産の進みが早いそうです。そのため、初産婦は産院から陣痛の間隔が「10分」になったら連絡をと指示を受けているのに対し、経産婦は「15分」間隔になったら連絡するように言われていることが多いのだとか。

ただし、経産婦だからといって必ずしも予定日より早く出産を経験するということではありません。初産婦よりはお産の進行が早いため、経産婦は予定日より早い正産期に出産する方が多いのですが、お産の進行には個人差がありますので、陣痛が来るのが遅くてもストレスを感じないようにしてくださいね。



37週で出産した赤ちゃんの状況は?

赤ちゃんの体重やサイズ

妊娠37週頃の赤ちゃんは、お腹の中で2,500g~3,000gほどに成長しています。また、身長も50cmほどに成長している場合が多いでしょう。体重が2,500gを超えて成長している赤ちゃんは、皮下脂肪がしっかりついて体内器官の成長も完成に近づいているので、産後に異常が起こることはほとんどありません。成長がほぼ完了している状態なので、いつ生まれてきてもおかしくない状況になっていると言えます。

ただし、37週頃すでに体重が4,000gを超えている赤ちゃんは巨大児という扱いになります。赤ちゃんが大きすぎると、お産の時に赤ちゃんの肩が産道にひっかかってしまうなどのトラブルが発生する可能性も。そのため、赤ちゃんが巨大児だと判断される場合は、急遽帝王切開での出産となる場合があります。

低体重の場合はどうなる?

妊娠37週頃の赤ちゃんの平均サイズは2,500g~3,000gほどですが、赤ちゃんの成長には個人差があるので、平均よりも小さめに育っていることも、もちろんあります。小さめの赤ちゃんの場合は、平均サイズくらいまで育ってから生まれてくる場合がほとんどですが、まれに小さいまま生まれてくる場合も。

生まれてきた時の体重が2,500gより小さい場合、その赤ちゃんは低体重児という扱いになります。赤ちゃんが低体重児だった場合、呼吸機能や運動機能などの成長が未熟な状態で生まれてきてしまっている可能性が高いため、いったんNICUという新生児のための集中治療室で様子を見ることになります。

ただし、今は医療技術も進歩していますので、低体重児で生まれてきたからといって必要以上に心配することはありません。多くの場合、その後無事に成長できるようになっているので、もし低体重で生まれてきてしまったとしても心配しすぎないようにしてくださいね。

37週で帝王切開は大丈夫?

帝王切開のリスクは?

妊娠経過に何らかの問題があり、自然分娩での出産が困難だとされた場合、事前に出産日を決めて手術を行う「予定帝王切開」という出産方法になることがあります。大体は、妊娠36週検診か37週検診で、赤ちゃんの様子を見て検討することが多いです。そのため、この頃に手術を行う妊婦さんも多いかもしれませんね。また、お産の最中に何らかのトラブルが発生した場合には急遽「緊急帝王切開」という処置になることもあります。

このように、帝王切開は自然分娩に伴うリスクを回避するための出産方法となっています。しかし、帝王切開はお腹を切る手術ですから、それによる新たなリスクも生まれるのでは?と不安な気持ちになってしまう妊婦さんも多いですよね。

帝王切開の赤ちゃんと母体に与える影響は?

帝王切開に伴う赤ちゃんに対するリスクは、実はほとんどありません。しかし、ごくまれに赤ちゃんの肺の中に羊水が残ったままになる「新生児一過性多呼吸」という状態になることがあります。ただ、こちらの症状は生後3日ほどで改善されることが多く、後遺症が残ることもないので、必要以上に心配することはありません。

次に手術を受けるお母さんの体に対するリスクですが、帝王切開を行った場合、次回以降の妊娠に影響してしまう可能性があります。というのも、帝王切開はお腹と子宮を切る手術ですから、どうしても切った部分の子宮壁が薄くなってしまうというデメリットがあるのです。
その場合、次回以降の妊娠で子宮破裂を起こしてしまう可能性があるため、自然分娩が難しくなってしまいます。また、「前置胎盤」や「癒着胎盤」など、胎盤の位置や状態に異常が出てしまうケースも。ただし、これらのリスクは次回妊娠時にドクターに相談することで回避できうるものなので、帝王切開を経験した場合は必ずドクターに相談するようにしてくださいね。

また、術後は傷の回復に努める必要があります。だからといってあまり動かなすぎると、血行が悪くなって血栓ができてしまう可能性もあるので、ドクターの指示に従って適度に院内を散歩するなどの運動が必要です



改めて確認したいこと

病院まで行く方法を決めておきましょう

さて、出産ももう目前です。そのため、改めて産院まで行く方法などの確認をしておきましょう。

子宮収縮が起こり陣痛が確認できた場合、まずは産院に連絡をします。その後の移動手段ですが、パートナーや親族が車を運転できる場合は乗せてもらうのが無難です。自家用車の手配ができない場合は、タクシーを呼びましょう。地域によっては、出産予定日を事前に告げておくことで優先的に配車してもらえる「陣痛タクシー」というサービスもあるので、余裕が有る時期に手配しておくのがおすすめです。

経産婦の方で、自分で車を運転して産院に向かうという方もいらっしゃいますが、陣痛中は何が起こるかわからないのでおすすめできません。産院への移動は、妊婦さんが安静にしていられる移動方法を選びましょう。

破水した場合のために持ち物にタオルを

また、陣痛中に破水することもしばしばあります。タクシーでの移動の場合、破水で車内を汚してしまったりすることがあるので、ショーツにナプキンをあてておくのはもちろん、大きめのバスタオルを腰に巻いておくとよいでしょう。

初産の場合、突然破水したら驚くかと思いますが、破水もお産のための重要なプロセスです。パニックにならないように、準備は入念にしておきましょう。

先輩ママの体験談

心の準備と出産のイメージを夫婦でもっておこう

妊娠37週、正産期に入ると、いよいよ出産という気持ちになってきますね。いざ陣痛が始まった時にパニックになってしまわないように、妊婦さんはもちろん、パートナーもお産の進み具合や出産方法などについて今一度確認をしておきましょう。立会い分娩を希望しているパートナーなら、尚更入念な予習が必要です。

また、お産に対する心の準備やイメージができない…という方は、検診の際に助産師さんに相談してみるのもいい方法です。そのほか、お産の体験談などを読んだりするだけでもイメージトレーニングに効果的ですよ。

いつお産の兆候があらわれても大丈夫なようにしっかり予習をして、万全なお産に備えましょう。

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