1歳児向けオススメ絵本と選び方。ことばの習得への効果も

1歳頃の赤ちゃんは、発達に大きな変化が見られます。歩行ができるようになり行動範囲が広がると、いろいろなものに興味を持つようになるでしょう。また言語機能の発達も始まり、「パパ」「ママ」と呼んでくれるようになりますよ。好奇心が旺盛でことばを理解しはじめるこの時期は、絵本にたくさん触れさせるチャンスなのです。

1歳の赤ちゃんに適切な絵本とは

一緒に声を出したり、主人公の行動をマネることのできるものを

脳内で情報伝達を行うシナプスが爆発的に増えるのは、人間の場合1歳前後だと言われています。この時期に刺激を与えることは、脳の発達に非常に有効なのです。二足歩行やはいはいで移動ができるようになった赤ちゃんは、見聞きする世界が大きく広がり、また身近な物事の名前をどんどん認識し声に出して表現するでしょう。こういった初めての体験はその都度、脳に刺激を与えますので多ければ多いほどいいのです。この時期の赤ちゃんには、一緒に声を出したり、主人公の行動を真似することができる本がおすすめです。赤ちゃんがパパ・ママと楽しい体験ができる本を集めましたので、よろしければ参考にしてくださいね。



1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本10選

1. 『うさこちゃんとうみ』

うさこちゃんとうみ (1才からのうさこちゃんの絵本セット1) (子どもがはじめてであう絵本)
ブルーナの「うさこちゃんシリーズ」は、赤ちゃんや小さな子ども向けの絵本として優れておりとても人気があります。ママたちにはミッフィーとしてお馴染みですね。
この「うさこちゃんとうみ」はうさこちゃんがお父さんと海へおでかけし、砂遊びや貝殻拾いをするお話。「おおきなうみにいくんだよ。いきたいひとだあれ?」「よろしい。ではくるまにおのり」のように、優しく語り掛ける文章が心地いいです。

ブルーナーの「うさこちゃんシリーズ」が、赤ちゃん絵本としてとても優れた要素(はっきりした色使い。常に正面を向いている顔。くっきりした黒い輪郭など)をもった絵本だと知ってから、意識して少しずつ読むようにしています。

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水着姿も、本当にプリティです♪ 

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2. 『まるさんかくぞう』

まるさんかくぞう
「しかく ぞう まる」「ぞう ぞう しかく」「ぼうし ぼうし ぞう」……。並んでいる絵を上から読んでいく絵本です。常識から考えるととてもおかしく、不思議な絵面ですが、ことばのリズムに引き込まれます。ことばと形の認識を合わせる学習にもなりますよ。

声に出して読むと、子供たちがことばに沿って絵を目で追うのがわかります。

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3. 『しろくまちゃんのほっとけーき』

しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)
この本には思い出のあるパパやママも多いのではないでしょうか。しろくまちゃんがおかあさんとほっとけーきを焼くお話です。ほっとけーきを焼く過程が丁寧に可愛らしく表現されていて、モノができあがるまでにはいろいろな段取りがあるということを学べます。ほっとけーきが焼けるページを見ると、大人でもお腹が空いてきますね。

11か月~1歳ぐらいの時、ものすごい頻度で繰り返し読まされました。特に、ホットケーキが焼ける工程でのプツプツいう絵が好きなようで、なでなでします。絵もかわいいし、親もなごみますね。

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以下は作者である佐藤英和さんのお言葉。シンプルだけれども愛され続ける作品の理由には、こんな意図がありました。

こぐまちゃんの丸い形は新しい時代になっても子ども達が変わらず好きな形ですし、シンプルなポンチョ型の洋服も時代遅れになることはありません。10年後、20年後の子ども達が見ても古いと感じない絵本にすることが最大のテーマでした。

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4. 『おはよう』

おはよう
可愛らしいおひさまが、朝「おはよう」と起きて、着替えたり歯を磨いたりして身支度を整えます。起きたときはとても眠そうなおひさまが、支度をするうちに目が覚めてしゃっきりするところに親近感が持てます。お話を楽しみながら生活習慣を学べるのがいいですね。朝起きるときに「おひさまも起きたよ」と話しかけるのも楽しいですよ。

起きたてのお日様の髪の毛はぐしゃぐしゃで、寝癖がついているのですが、髪をとかせばシャキッと伸びて、立派な日の光になっています。

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このおひさまは、寝ぼけながら歯をみがいたり、着替えたりして庶民的な感じで、なんとも可愛らしいです。

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5. 『うずらちゃんのかくれんぼ』

うずらちゃんのかくれんぼ (幼児絵本シリーズ)
うずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼをするお話です。最初にじゃんけんで負けたひよこちゃんが鬼になり、うずらちゃんが隠れました。上手に隠れたうずらちゃんでしたが、ちょっとしたハプニングで見つかってしまい……。読みながら、隠れているところを探して指をさすなどすると、一緒にかくれんぼをしている気持ちになれます。またこの絵本には、雨が降って空が暗くなりひよこちゃんとうずらちゃんが不安になるなど、感情の動きを伝える場面があるのも特徴です。読書の土台作りにもおすすめできる絵本だと思います。

小さなお子さんには、かくれんぼを一緒に楽しんだり、言葉の繰り返しが多いところが人気の理由のようですが、描写も細かく、大人も十分楽しめる絵本です。うずらちゃんとひよこちゃんを探してみませんか。

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6. 『だるまさんが』

だるまさんが
見開きで「だ・る・ま・さ・ん・が」…次のページをめくると、だるまさんが「ぷしゅー」としぼんだり「びろーん」と伸びたりします。表情豊かなだるまさんの動きと擬音語が楽しく、ケラケラ笑う赤ちゃんが続出だそうです。年齢が上がるごとに笑うだけでなく動きを真似したりと反応の変化が見られますので、読み手も楽しめます。このだるまさんのシリーズには、ほかに『だるまさんの』『だるまさんを』の2冊があり、どれもおすすめです。 作者であるかがくいひろしさんは、『だるまさんが』の制作背景をこんなふうに語っています。

音と動きがくっついていて、小さな子やハンディキャップを背負った子など、ストーリーが理解しにくい子達にも伝わるような絵本、というのをずっとつくりたいと思っていたんです。

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娘を膝にのせてだるまさんの動きに合わせて左右にゆらゆらしたら大喜びで。それまであまり絵本に興味を示さない子だったので、嬉しくてすぐに自宅用に買いました。

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7. 『でてこい でてこい』

でてこいでてこい (0.1.2.えほん)
「だれかかくれてるよ でてこい でてこい」のあとに、子どもたちの大好きな動物たちが鳴きながら出てきます。挿絵はツートーンのきれいな色合いで描かれ、赤ちゃんにも認識しやすいようです。この「でてこい でてこい」のリズムはことばを覚えたての赤ちゃんには楽しい響きのようで、筆者の息子もよく真似をしながら本をめくっていました。この本はボードブックなので、破られる心配がないのがいいですね。お出かけにも持ち出しやすく重宝しますよ。

鮮やかな色彩・シンプルな絵・でも大胆な構図。本当に動物が飛び出してきているような絵に、親も魅かれてまた読み返したくなります。

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8. 『0さい~4さいこどもずかん 英語つき』

0さい~4さいこどもずかん 英語つき
乗り物や動物、果物など身近なもののイラストとその名前が日本語と英語で書かれています。モノにはそれぞれ名前があるということを覚え始める1歳くらいの赤ちゃんに最適な絵本です。眺めているうちに、「きりん!」「ぞう!」と指をさして言うようになったら、パパやママもうれしいですよね。また、それぞれ英語でも名前が書かれているので、大人にも「これって、英語でこういうふうに言うんだ」という発見があり意外に楽しめますよ。

はじめての図鑑としてぴったりの一冊です。

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本が大好きだった息子はこの本でものの名前を覚えたといっても過言ではないくらいこの本が大好きで、いつも、これは?これは?と聞いてきたりしていました。

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kiracareemama.com

9. 『がたん ごとん がたん ごとん』

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
「がたんごとんがたんごとん」「のせてくださーい」というシンプルなことばで進むお話です。「がたんごとん」と進む汽車に「のせてくださーい」と言うのは、ミルクやカップ、スプーン、バナナたち。みんな揃って終点まで向かいます。そこでは何が待っているでしょうか? 荷物が増えるたびに、少しずつ険しい表情になる汽車が可愛らしくて応援したくなります。乗り物に興味を持ちはじめた男の子には、特におすすめしたい絵本です。

絵本を読む人がどんな読み方しても子供が喜ぶ、ビギナーのための本って感じ。

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「がたんごとん」「のせてくださーい」というフレーズが大のお気に入り。グズっている時も、この言葉を言うとご機嫌になります。

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10. 『おふろで ちゃぷちゃぷ』

おふろでちゃぷちゃぷ (松谷みよ子あかちゃんの本)
いわさきちひろさんの描く赤ちゃんがいきいきとして可愛らしく、眺めているだけで癒される絵本です。
赤ちゃんはおふろが大好きですよね。この本を読むと、もっともっと好きになるかも知れません。
先におふろに行っていたあひるさんが「おいでー」とぼくを呼ぶと、ぼくは「まって まって いま せーたー ぬいだとこ」と言いながら急いでおふろに入る準備をします。あひるさんとぼくが一緒におふろに入る様子はとても楽しそうです。パパやママが赤ちゃんとおふろに入ったときに、絵本のなかのあひるさんやぼくと同じように遊ぶと、きっと喜んでくれますよ。また、そういったことが絵本の楽しさを知るきっかけにもなりますね。

読み聞かせでは、最後の「あたま あらって きゅーぴーさん」に笑うお子さんも多いようです。

出典:

www.ehonnavi.net

子どもがお風呂で遊びたくなる、そんなお話でした! お風呂を嫌がるときは、いつも、『おふろでちゃぷちゃぷしようか』と声をかけます。

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www.doshinsha.co.jp
いかがでしたでしょうか。1歳になると繰り返しを楽しんだり、絵本のなかのお友達に共感することができるようになってきます。1歳向けとしてご紹介しましたがあまり年齢にこだわらず、赤ちゃんが楽しめる本を読んであげてください。最初は反応が良くなくても、しばらくしてからその本の楽しさがわかったり、自分で文字が読めるようになってから、大好きになることもあります。パパ・ママが選んだ絵本が、いつまでも思い出に残ってくれたらうれしいですね。