【妊娠4週】ママの体・赤ちゃんの様子。生理の遅れが気になる時期

妊娠4週目は、妊娠の可能性のある女性が生理の遅れにソワソワする時期です。妊娠検査薬にも反応しはじめ、ママの体にも少しずつ変化が表れます。この時期の赤ちゃんがどういう成長をするのか、どんなことに気を付けて生活をすればいいのかにも注目しながら【妊娠4週目】について見ていきましょう。

妊娠4週目のママの体 ~妊娠初期症状が出はじめます~

前回妊娠3週目では「妊娠超初期症状」「着床の成功・失敗の仕組みと着床出血について」「早めの妊娠検査薬使用で注意すること」についてご紹介しました。

今回ご紹介する妊娠4週目からは”妊娠2ヵ月”と言われる期間に入ります。
妊娠4週目に入ると、妊娠の可能性のあるママがまず最初に気付くのが生理の遅れです。この時期に入ると、ほとんどの人が生理予定日から使える25mIU/mlの検出感度の検査薬ではっきり反応が出るようになります。

ただし排卵がずれていたり、ホルモンの分泌量がまだ足りていない場合には反応が出ないこともありますので、予定日から1週間近く経ってもまだ生理がこない場合は、もう一度検査してみてくださいね。

妊娠4週目の子宮の大きさは鶏卵くらい

妊娠4週目の子宮の大きさは、非妊娠時がSサイズの鶏卵だとすると、Mサイズくらいになっています。ただし妊娠しているかどうかにかかわらず、生理前の時期には子宮内膜の充血によってこれくらいの大きさになることも多いため「子宮が大きくなっている」という感覚はないでしょう。

子宮はこれからドンドン大きくなり、最終的にはバスケットボールくらいの大きさになります。スーパーに行った際にはぜひスポーツコーナーに立ち寄り、バスケットボールと鶏卵を見比べてみてくださいね!

早い人だとつわりの症状を感じはじめる人も

本当に早い人だと妊娠3週目の着床直後からつわりの症状を感じはじめる人もいますが、妊娠4週目に入るとつわりの症状を訴える人の数は更に増えます。

この時期のつわりの症状として多いのは『胸焼け』『眠気』『匂いに敏感になる』などです。急にピークに達したかのように強い症状が出る人も中にはいますが、多くの人が「何となく胸焼けがする」「何となくこの匂いが嫌な気がする」など「気のせい?それともこれがつわり?」と半信半疑の状態でつわりを迎えます。

妊娠4週目前半でこれらの症状が出ていれば、早ければ妊娠4週目後半、通常でも妊娠5週目中には、その疑問も確信に変わることでしょう。これが長いつわりのはじまりです。ドラマなどでは妊娠発覚に「うっ!」と口を押えながら洗面所に駆け込むシーンがよく使われますが、実際は「あれ?おかしいな。なんとなく気持ち悪い気がするけど変なもの食べたかなぁ?」とぼんやりとはじまることの方が多いのです。

この【妊娠○週目】シリーズではつわりの期間中、症状はもちろん原因や乗り切り方など様々な角度からつわりに向き合っていきたいと思います。つわりに苦しんでいる方はぜひ5週目以降もチェックしてみてくださいね!

つわり以外にも『頭痛』や『イライラ』などの妊娠初期症状が出る人もいます

妊娠初期症状には、さきほどつわりでご紹介した『胸焼け』『眠気』『匂いに敏感になる』以外にも『頭痛』『生理痛のような下腹部痛』『おっぱいの張りや乳首の痛み』『イライラ』『便秘や下痢』『肌荒れ』『よだれが増える』などといった症状が出ることもあります。

妊娠4週目ですと、まだ症状が出はじめたばかりでそれほど気にならないかもしれませんが、今後症状が強くなったときに慌てなくていいよう、これらの症状が出る可能性があるということを覚えておきましょう。 「これってもしかして妊娠?」妊活中の女性にとって、ちょっとした体調の変化は気になりますよね。「風邪っぽい」「吐き気がする」「眠気がひどい」など、いつもと違う体調の異変を感じたら、もしかすると赤ちゃんからのサインかも。気になる妊娠超初期と妊娠初期に起こる妊娠の兆候についてまとめました。

妊娠4週目以降の基礎体温の変化

妊娠3週目にグングン体温が上がり生理周期内で高温のピークを迎えた基礎体温は、妊娠4週目の時期(いつもなら妊娠0週にあたる低温期に移行するべき時期)にも下がることなく、高温を維持していることでしょう。

中には着床したのではないかと推測される時期から更に体温が上がり、微熱状態が続くという人も少なくありません。これは妊娠や妊娠の継続において重要な働きを持つ”黄体ホルモン(プロゲステロン)”の分泌が安定しているからこその状態です。

この高温期は、胎盤が完成する妊娠16週目頃まで続きます。微熱状態が続くとママはしんどい思いをしますが、赤ちゃんが気持ちよく過ごせる環境を1日でも早く完成させるためだと思って頑張りましょう!
子宮への血流に影響が出てしまうため下半身を冷やすことは避けた方がいいですが、首や頭など上半身なら多少冷やしても大丈夫です。うまく工夫しながら、この高温期を乗り切ってくださいね。 「赤ちゃんがほしい」と思っている人にとっては気になる基礎体温の変化。妊娠すると、基礎体温はどのように変化するのでしょうか。記録した基礎体温から、排卵日や妊娠の可能性を探ることができるかもしれません。今回は、妊娠初期の基礎体温の変化をグラフでご紹介します。



妊娠4週目の赤ちゃんの様子 ~器官形成がスタート~

妊娠3週目ではようやく受精卵から孵化した状態でしたが、妊娠4週目にはいよいよ赤ちゃんの器官形成がはじまります。その様子はまだ外から見ることはできませんが、お腹の中で着実に赤ちゃんが成長しているんだと思うと、愛おしくなってきますよね。
ここでは妊娠4週目の赤ちゃんの大きさや、妊娠4週目に赤ちゃんがどんな成長をしているのかを見ていきましょう。

妊娠4週目~妊娠6週目頃までは胎嚢の大きさを測定します

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妊娠4週目の赤ちゃんの大きさを見る前に、まずこの時期の赤ちゃんの大きさがどうやって測られるのかを見ていきましょう。

この時期の赤ちゃんは”胎嚢(たいのう)”と呼ばれる袋に包まれています。胎嚢の中には赤ちゃんの素となるべき細胞が確かに入っているのですが、まだまだ小さくて検査では確認できません。
そのため、中に赤ちゃんが確認できるまでは胎嚢の大きさで赤ちゃんの成長を見ていくことになります。

胎嚢は膣内にプローブと呼ばれる器具を挿入し、経膣超音波検査機を用いて確認します。機械の性能としては2mmくらいの胎嚢から確認することができるようですが、観察する医師が「これが胎嚢かな」とある程度判断できるようになるのは大体5mm以上であることが多いようです。
それでも胎嚢が小さいうちは、角度や位置によっては確認できない場合もありますので、この時期に確認できなかったからといって落ち込む必要はありません。

また胎嚢の大きさは、英語で胎嚢を示す”Gestational Sac”から”GSと略されることがほとんどです。この時期に撮影してもらったエコー写真の”GSの欄に記載されている数字は胎嚢の大きさを表しているので、お持ちの方は確認してみてくださいね。

妊娠4週目に受診したママの声

やはり妊娠4週目では胎嚢を確認できないこともめずらしくないようです。妊娠4週目に確認できない場合は妊娠5週目か、間違いなく確認出来るであろう妊娠6週目頃に再受診を勧められます。正常妊娠であれば次回の診察でほぼ確実に姿が見えると思いますので、落ち着いて待ちましょう。

妊娠4週目の赤ちゃんの大きさ(胎嚢)は1mm~20mmくらい

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妊娠4週目の赤ちゃんの大きさ(胎嚢)は、大体1mm~20mmくらいです。排卵日のズレや、同じ妊娠4週目でも、”4w0d”と”4w6d”といった日数の違いでも大きな差が出ます。
また胎嚢の大きさは、パソコンのような画面上でカーソルを合わせて測るのですが、この時期は対象物の大きさが小さいため、ちょっとしたズレで数mmの誤差が出てしまいます。

この時期で大切なのは「胎嚢が子宮内に確認できるか」ですので、大きさはあくまで目安だと思ってください。もちろん妊娠4週目で胎嚢を確認できない場合も多いという点もお忘れなく!

妊娠4週目頃から心臓の形成がはじまります

妊娠3週目までは受精卵という細胞の塊でしたが、妊娠4週目に入るといよいよ心臓の形成がはじまります。形成がはじまってわずか2~3週間後には心臓の拍動が確認できるほどにまで成長します。一度動き出した心臓は、あとはもう寿命をまっとうするまで止まることはありません。

またこの時期になると、どの細胞がどの器官を形成するのかの振り分けがなされます。形はまだ人間には程遠いかもしれませんが、着実に赤ちゃんの体作りは進んでいるのです。

妊娠4週目頃に押さえておきたいポイント

妊娠4週目は、赤ちゃんの心臓の形成がはじまる大切な時期です。また遺伝子や染色体異常といった先天的な影響も受けやすい時期でもあります。ここではそんな妊娠4週目頃のママやパパにぜひ知っておいてもらいたいことをご紹介します。

妊娠検査薬で陽性が出ても胎嚢が確認されない場合”化学的流産”の可能性があります

妊娠を待ち望んでいる方の中には「生理が1週間ほど遅れたが病院に行っても妊娠は確認されなかった」「一度妊娠検査薬で反応が出たものの、日を追うごとに薄くなり消失してしまった」こんな経験をされた方もいるかもしれません。
もちろんただの排卵の遅れや、着床前から増えるhCGに反応しただけという可能性も考えられますが、”化学的流産”である可能性もあります。

化学的流産とは「妊娠検査薬での反応は出たものの胎嚢が確認されないまま月経がはじまった」ことを指します。以前は検査感度が50mIU/mlの妊娠検査薬しかなかったため、ただの生理の遅れとして捉えられることが多かったのですが、25mIU/mlの妊娠検査薬の登場で妊娠検査薬で反応が出た後に生理がくるということが増え、一般に知られるようになりました。

化学的流産の原因は、ほとんどが遺伝子や染色体の異常であると考えられています。これらの異常がある場合、着床できなかったり、一度着床してもその後の成長がうまくできず子宮内膜と共に剥がれ落ちてしまうのです。

化学的流産は”流産”と名はついていますが、医学的には流産としてはカウントされません。受精失敗や着床失敗と同じように扱われるため、流産経験や妊娠経験としてもみなされません。

一度反応が出た後の消失にはショックを受けるかもしれませんが、化学的流産は生理現象の一つのようなもので、ママがいくら生活に気を付けていても防ぐことはできません。また発生を予測・予防することもできませんので、あまり気にしすぎてしまうようなら、50mIU/ml検査薬が使えるようになる頃から検査するというのも一つの方法です。

妊娠4週目~妊娠7週目頃は”絶対過敏期”と呼ばれます

妊娠4週目から心臓の形成がはじまりますと先ほどご紹介させていただきました。その心臓の形成を皮切りに、妊娠4週目~妊娠7週目までのいわゆる”妊娠2ヵ月”にあたる期間には、脳・脊髄などの中枢神経・胃腸などの内臓・手足・目耳鼻口など、ありとあらゆる器官の形成がはじまります。

この妊娠4週目~妊娠7週目までの時期は”絶対過敏期”と呼ばれ、薬やアルコール、ストレスなど外的要因の影響を特に受けやすい時期だということがわかっています。この時期に心配されるのは主に”奇形”です。心臓形成の際に強い影響を受けると心臓の弁が一部ないまま器官形成を終えてしまったり、口の形成の時期に影響を受けると通常塞がるべき口蓋が塞がらないまま生まれてしまったりと、器官に奇形が発生することがあります。

これらの影響を考えると、薬やアルコールの摂取は極力控えるべきではありますが、控えることによって持病が悪化したり強いストレスがかかってしまうと、摂取よりも悪い影響を与えてしまう可能性も出てきます。薬の摂取については必ず主治医と相談し、アルコールに関しては徐々に減らしていく形を取るなどの工夫が必要となってきます。 妊娠に気づいた妊婦さんの多くが心配になること。それは「あのとき飲んだ薬は大丈夫?」「現在治療中の病気の薬はどうしたらいいの?」といった薬に関することです。ここでは薬の影響や、飲み続けるメリットを交えながら妊婦さんの服薬について考えていきたいと思います。 「妊婦さんにアルコールはNG」という話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。実際に妊娠を機に「やめたい」「減らしたい」と思っている方も多いはず。今回は「どうして妊婦さんにアルコールがダメなのか」から「苦にならない乗り切り方」まで、アルコールとの上手な付き合い方について考えていきましょう!



妊娠発覚は長い妊娠生活のスタート地点です

妊娠4週目は、妊娠の可能性がある人にとっては本当に気持ちが落ち着かない時期だと思います。生理が1日遅れただけでもソワソワしますよね。

筆者はどちらかというと「できればいいな~」くらいのゆるい気持ちで取り組みはじめましたが、やはり生理が1日遅れただけでも「これはもしかして?!」と強い期待を寄せたものです。
生理予定日の1週間後から使える50mIU/mlの妊娠検査薬を生理予定日の翌日に使ってみたところ反応はなく「あれ?やっぱり生理予定日の1週間後から使える検査薬じゃまだ早いか~」と思ったものの、やっぱり気になって別メーカーの検査薬を試したり、検査翌日にまた使ってしまったり…。
妊娠検査薬で反応が出てからも受診までに数日時間が空くため、ほぼ毎日「ちゃんと妊娠状態が継続されているか」を確認してしまっていました。あの頃一体何本の検査薬を使ったかわからないくらいです。

実際に妊娠検査薬で反応が出ると、今度は胎嚢が子宮内に確認されるまで、次は心拍が確認できるまで、その次は胎盤が完成するまで…と、妊娠中は常に不安と期待の連続です。妊娠発覚は大きなイベントの一つではありますが、この先長い妊娠生活のスタート地点ですので、ここで気力を使い果たさないようにしてくださいね!

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妊娠3週目は、妊娠が成立するかどうかが決まる着床期です。ここでは「実際に着床したらどういう変化が出るのか」「着床に失敗した場合はどうなるのか」「妊娠検査薬の使用で注意すること」を中心に、妊娠3週目について見ていきたいと思います。 妊娠5週目は、これまでの「妊娠したかもしれない」という可能性から「妊娠した!」という確信に変わる時期です。これまで何となく感じていたつわりも少しずつ強くなってきますし、赤ちゃんも前週より確実に成長しています。それでは妊娠5週目の頃にママの体に表れる症状や赤ちゃんの様子を、ママたちの体験談を交えながら見ていきましょう。 「もしかして、赤ちゃんできてる?」多くのママが妊娠に気づく妊娠2ヵ月。嬉しい気分もつかの間、ホルモンバランスの変化でなんだか落ち込んだり、つわりが始まったり…そんな妊娠2ヵ月のママの体の中で起こっていることや赤ちゃんの成長、この時期にママが気を付けておくべきことについてご紹介します。 妊娠初期は妊娠がわかり嬉しい気持ちの反面、つわりや出血など妊娠期間10ヵ月の中で一番辛く心配な時期でもあります。妊娠初期に知っておきたい身体の変化、この時期お母さんが気をつけること、やっておきたいこと、赤ちゃんの成長についてご紹介します。