妊娠と排卵日の関係は?排卵日を予測して妊娠の確率を上げよう

女性が排卵する日はだいたい月に1回の周期で訪れます。ただし卵子には寿命があり、1回の排卵で受精できるのは限られた短い期間。つまり妊娠を希望するなら、自分の排卵日を把握して妊娠しやすい期間を知ることが妊活の第一歩なのです。ここでは妊娠と排卵日の関係について詳しく解説します。

妊娠するには排卵日が重要?

排卵日を把握すれば、妊娠しやすい期間が予測できます

妊娠するためには、卵管膨大部で卵子と精子が出会うというプロセスが必要です。そして受精する卵子・精子両方の鮮度が高いほど、妊娠の確率が高まると言われています。

卵巣から1つの卵子が飛び出す「排卵日」は、約4週に1回の周期で訪れます。生理周期が平均的な28日の場合、生理開始日から14日±2日に排卵が起きている計算になります。
この卵子には寿命があり、その中でも受精できる時間は排卵後から8〜10時間ほど(個人差があります)と非常に短い期間です。

一方、精子が女性の体内で生きていられるのは射精後から72時間程度と言われています。卵子に比べると寿命が長く、短い場合でも24時間程受精能を保っているのだそうです。

つまり、この期間内に精子と卵子が出会えるようにタイミングを計れば、妊娠の確率が高まるということ。まずは自分の排卵日を正確に把握し、妊娠しやすい期間を予測することが重要なのです。

どの時期が一番妊娠しやすい時期なの?

タイミングは、排卵日の2日前と前日が良いでしょう

精子よりも卵子の寿命が短いことを考慮すれば、排卵が起きてすぐに卵子と精子が出会うことが理想的。つまり、排卵が始まる前のタイミングを狙って、卵管膨大部に精子を待機させておくことがベストなのです。

研究からも、排卵日の2日前と前日の性交が一番妊娠しやすいということがわかってきたそうです。
排卵日5日前から排卵日に近づくほど妊娠率が上昇し、その期間のうち1回だけ性交をするよりも、6日間毎日性交したほうが妊娠率が高いというデータが報告されています。

性交回数が多いと精液が薄まるのでは?という心配をされる方もいると思いますが、毎日射精しても精液の質、精子濃度、運動率はさほど変わらないのだとか。性交回数が多いほうが妊娠のチャンスは増えるのです。5日以上射精をしないと、むしろ精子の質が悪くなるとも言われています。

排卵日の確認方法は?

排卵日を把握する方法をいくつかご紹介しますが、厳密に特定することは難しいです。
自分でできるセルフチェックの方法は、「だいたいの目安」を知る補助的なものであることを最初にご理解ください。いくつかの方法を組み合わせて、数か月観察することをおすすめします。

1.基礎体温表をつける

基礎体温とは、毎朝の起床時に測る体温のこと。
成人女性の基礎体温は、生理周期のホルモンバランスによって低温期と高温期に分かれています。
生理終了後は卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用で体温が低下し、排卵が起こると黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用で体温が上昇します。この仕組みを利用して、自分の体のリズムや、正常に排卵されているかを知ることができます。

基礎体温から排卵日を予測したい場合は、最低でも3周期以上計測した上で低温期から高温期に変化する時期に注目してください。排卵は「低温期の最終日から基礎体温が上昇し始める3日間」のうちに起きる可能性が高いとされています。

ただし、基礎体温はその日の体調などによって影響されることが多く、モデルケースのようにきれいに2相に分かれるとも限りません。だいたいの排卵日をつかむ補助的な方法として活用してください。 ※基礎体温についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

2.おりものの状態をチェックする

頸管粘液(おりもの)の状態を確認することです。
排卵期になると卵胞ホルモンの影響を受けておりものの量が増え、ネバネバとした卵白のような質感になります。

確認方法としては、清潔な人さし指を膣内に少し挿入して粘液を取り、親指を合わせて伸ばしてみましょう。約10センチ伸びても切れなくなったら、排卵日が近いサインです。そして、分泌量は排卵日の2〜3日前に最も増えると言われているので、これらの特徴を目安にして排卵日を予測することができます。

ただしおりものの分泌量や状態には個人差があり、その時の健康状態によっても左右されます。日ごろからおりものの状態をチェックしておくことも重要となります。この方法もだいたいの目安を知るためのもので、体調等によりずれが生じることをご理解ください。 ※おりものについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

3.排卵検査薬を使用する

黄体形成ホルモン=LHは排卵を促す作用があるホルモンで、排卵前になると急増する性質があります。
排卵検査薬はこの急増するLH(LHサージ)を感知する検査薬で、尿をかけるだけで簡単に検査することができます。

一般的な検査薬は、排卵日の平均32〜38時間前に陽性反応が現れます。排卵予定日の数日前から検査を続けていくと反応が徐々に濃くなっていき、一番濃くなった時がLHサージのピークとなります。ピークを迎えた後は約15〜24時間以内に排卵が起こるとされるので、濃度が最大のときに性交のチャンスをもつと高い妊娠率を期待できますね。

排卵検査薬も他の方法と同様に、体調などによってズレが生じることもあるため絶対的な方法ではありません。基礎体温やおりものチェックなどと合わせて活用することをおすすめします。 ※排卵検査薬についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

4.病院に行って確認する

病院での排卵検査では経腟超音波検査を行い、卵巣の中にある卵胞の大きさを計測します。
卵胞は一般的に18〜22mm程度の大きさになると排卵するとされているので、卵胞の大きさを観察することで排卵日を予測することができるのです。一番精度の高い方法ではありますが、人によっては18mm以下でも排卵することもあるので、卵胞の大きさだけでは排卵日を予測できないこともあります。そのため、基礎体温表や尿検査(LH濃度)と併せて予測する病院が多いようです。

自分でできる排卵日予測を続けてもなかなか妊娠しない場合は、思い切って婦人科を訪れてみることをおすすめします。専門医に相談をすることで、自分に合った妊活のアドバイスをもらうことができますよ。
※病院に行ってみようかな、と思ったらこちらのページもご参照ください。

排卵日を知って、妊娠の確率を上げましょう!

いかがだったでしょうか?
そろそろ赤ちゃんが欲しいな…と思ったら、まずは自分の排卵日や体のリズムを知ることが妊活の第一歩。妊娠はパートナーの方と2人ですることなので、お互いの体調を気づかい合いながらベストなタイミングを計ってくださいね。次の排卵日を予測して、妊娠の確率を高めましょう!