「おしるし」が続くのはなぜ?その原因と注意すること

臨月に入り、いよいよ出産が近くなってくると、どのように出産が始まるのか緊張や不安も出てきますよね。お産が近いサインである「おしるし」ですが、おしるしとはどのようなものなのでしょうか?またおしるしが続くなど気になる症状の原因を紹介します。

おしるしとは?

お産がいよいよ近くなるとあらわれる「おしるし」。よく聞く言葉ですが、その正体はいったい何なのでしょうか?
大切なサインを見逃さないために、まずはおしるしがどのようなものなのか知っておきましょう。

おしるしは出産が近いサイン

出産が近づくと子宮が収縮したり、子宮口が柔らかくなってきて開いてくるようになります。この時、赤ちゃんと羊水を包んでいる卵膜が子宮の内側からずれて少し剥がれることで出血します。その血液がおりものと混ざって外に出てくるのが「おしるし」です。おしるしはもうすぐ赤ちゃんに会える大事なサインなんですね。
おしるしがあると、数日以内に陣痛が始まると言われています。しかし、おしるしがきてから陣痛が始まるまでの時間は個人差が大きく、すぐに来る人もいますが、一週間以上こない人もいます。中にはおしるしがなかったという人もいるくらいなので、予定日の近くになってもおしるしが来ないからといって焦らなくても大丈夫ですよ。

色や量には個人差がある

おしるしの量や色には個人差があります。

●色は、真っ赤、茶色っぽい、ピンク色、ほぼ透明など。
●量も、少し下着についただけという方や、月経ほどの量が出たという方もいます。

出血してどれくらい経ったのかによって色も違いますし、出る量にも個人差があります。あとで注意すべきおしるしや症状について解説するので、そちらも参考にしてください。

出産当日~3日前にみられることが多い

おしるしは、出産当日~3日前に見られることが多いです。しかし個人差が大きく、1週間以上前に見られる人もいます。また、おしるしが数日続いたり、何度も繰り返し出る人もいるので、「これがおしるしです」といった決まったパターンがあるわけではないのですね。おしるしが来ないと不安になってしまうかもしれませんが、妊婦さんの半数近くはおしるしのないまま陣痛がくるのであまり気にしないようにしましょう。

おしるしの処理の仕方は生理と同じ

おしるしの対処は生理のときと同じで、ナプキンを当てます。おしるしが出るということは、子宮口が開きかけている場合もあるので、ばい菌が入らないよう清潔を保つためにナプキンはこまめに交換してください。
また、突然おしるしがあっても困らないように、臨月に入ったら生理用ナプキンを持ち歩いていると安心ですね。
おしるしがあっても、すぐに赤ちゃんが生まれるわけではありません。そのため、お腹が痛んだり破水の疑いがあるなどの気になる症状がなければ、急いで病院に行く必要はありません。



おしるしが続く原因

ここまで「おしるし」について紹介してきましたが、このおしるしが続く場合、それは何かの異常でしょうか?その原因をご紹介します。

胎盤に問題がある可能性も!

おしるしの出方は人様々で、少し下着につく程度で終わる方や出産までずっと続く方、そして何度も続く方もいます。
トイレットペーパーに少し付く程度の量であれば問題はありませんが、もし、大量に出血している場合には病院にすぐ連絡しましょう。

以下の病気を発症している疑いがあります。 ●常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)
●前置胎盤 これらは、赤ちゃんがお母さんから酸素や栄養分をもらう役割をする胎盤の異常です。
常位胎盤早期剥離になってしまうと、赤ちゃんに十分な酸素が行かなくなってしまうため、早急に娩出しなければならなくなります。また、お母さんにもDICといって血管内に微細な血栓ができて循環障害を起こす可能性があります。
前置胎盤の場合は胎盤が子宮の入り口をふさいでいており、大出血を起こすリスクが非常に高いので、その前兆の出血の可能性が考えられます。 赤ちゃんをお腹に授かったと言っても、無事に出産するまでは気が抜けないのがマタニティライフ。妊娠中は母体に異常が見つかることもあります。そのひとつが「前置胎盤」。前置胎盤の場合、大量出血の危険性があるため妊娠~出産までに様々なリスクを伴います。詳しい症状と妊娠中から出産までの流れについてご紹介します。

痛みを伴うときは要注意!

おしるしがあっても、急いで病院に行く必要はないとお伝えしましたが、もし近いうちに妊婦検診があれば、「いつ」「どの程度の量」「おしるしは何色だったか」を報告しましょう。

ただし、以下の症状が見られる時は個人で判断せずに産院に問い合わせてください。

●おしるしの量が極端に多い。
●おしるしの臭いが強い。
●月経のように出血が長く続く。
●おしるしの前後で腹痛や強いお腹の張りが続く。
●粘液に混ざっているだけではなく、大きな塊の混じったものがある。

これらは破水や陣痛、異常出血などの可能性があります。一番気にしてもらいたいのは「痛みがあるかどうか」です。もし、おしるしらしきものが出たときに痛みがあれば、それが陣痛かどうかを判断してください。陣痛は「痛みの間隔は一定で徐々に短くなり、痛みが少しずつ増す」のが特徴です。急な痛みやおなかの張りを伴う場合、常位胎盤早期剥離などのリスクもありますので、注意してください。
また、破水や陣痛が来た場合は、産院に連絡して指示を仰いでください。特に破水は感染症の危険があるため、放っておくと赤ちゃんの命に関わります。陣痛はお産の進み具合を確認するために必ず必要になるので、間隔と痛みの持続した時間をメモしておきましょう。 おしるしの量は人それぞれです。「おしるしはなかった」「どれがおしるしなのかわからなかった」「出産後に振り返ると、あれがおしるしだったのかなと気づいた」という方が半数近くいる一方、月経のように多かったという方もいて、量ひとつでおしるしか異常出血かを判断するのは難しいのです。多いからといって心配しすぎずに、他の特徴とあわせて判断しましょう。ただし、月経以上に多い場合や月経のような出血が何日も続く場合、出血したり止まったりを繰り返す場合は、病院を受診してくださいね。



不安なときは病院に連絡しましょう

おしるしは、出産が近づいているサインです。その色や量、期間、回数は人によって違いますし、おしるしを経験しない妊婦さんもたくさんいます。
もしおしるしがきて出血量が多かったり、激しいおなかの痛みを伴う場合は迷わずに受診をしましょう。そうでなくても、気になる症状がある時には病院に連絡してみましょう。
おしるしがあった後はいつ陣痛に繋がるのかドキドキしてしまいますが、あと少しで赤ちゃんに会えると思うと楽しみな気持ちにもなりますよね。入院の準備を整えつつ、リラックスして過ごしてくださいね!