前駆陣痛?おしるし?臨月に入ると気になる「出産の兆候」

臨月に入り、特に妊娠37週を過ぎて正期産の時期になると、いつ出産の兆候が表れるかドキドキの日々です。その中でも「これってそうなの?」「このあとどうなるの?」と悩みがちな「前駆陣痛」と「おしるし」についてまとめました。

お産の準備運動「前駆陣痛」

お産が近くなるといろいろな体の変化が出てきます。
変化の現れ方や感じ方は人それぞれですが、恥骨や足の付け根が痛くなる、お腹が下がってくる、トイレが近くなる、腰が痛くなる、おりものが増えるといった変化を感じる人が多いようです。
そして、本格的なお産が始まる前に「前駆陣痛」「おしるし」というサインがある人もいます。この記事では「前駆陣痛」と「おしるし」について、解説します。まずは「前駆陣痛」からみていきましょう。

前駆陣痛って?

陣痛は、赤ちゃんを押し出すために子宮が収縮するときに起きる痛み。お産はこの収縮を繰り返して進んでいきます。
前駆陣痛は陣痛の予行演習や準備運動のようなもの。本陣痛の場合は痛みはだんだん強く、間隔は短くなっていくものですが、前駆陣痛は本陣痛とは違って痛みや張りが不規則です。
途中で治まる人もいれば、そのまま陣痛へ進む場合などさまざまです。

前駆陣痛か本陣痛かわからないときは?痛みの間隔を確認

前駆陣痛か本陣痛か悩んだときはまずは痛みが規則正しいかを確認しましょう。10分間隔になったら本格的な陣痛の始まりです。
陣痛間隔を計るスマートフォンアプリもありますし、1時間に6回以上あるかだけを数えるのも手軽な方法です。
不規則なら前駆陣痛。落ち着いて入院準備の再点検をしておきましょう。

前駆陣痛でも眠れるうちに眠っておきましょう

前駆陣痛は寝る前に起きることが多いようです。しかも何日も続いて起きることも。そのまま本陣痛になるのでは?と間隔を計り、ソワソワしてなかなか寝付けず、でも気付いたら痛みを忘れて寝ていた、というのは多くの人が経験することです。
寝る前の前駆陣痛を乗り切るコツは「相手にしないで寝てしまうこと」。気にしていたら睡眠不足にもなりますし、気疲れも相当なものです。
本陣痛になったらイヤでも痛みで寝ていられないので、神経質にならずにおおらかな気持ちで、眠りましょう。

迷ったら遠慮せず産院に電話を

本陣痛という確信はないけれど、前駆陣痛にしては痛すぎる・頻繁すぎる…。そんなときは遠慮なく産院に電話をしましょう。
産院に行っても帰されることもありますが、そんな経験をした妊婦さんはおよそ3割いるとも言われています。産院の方にとってはよくあることなので、気にせず不安なときは産院に相談しましょう。

休みのない激しい痛みの時は至急産院に連絡!

激しい痛みが続き、痛みと痛みの間に休みがない場合、常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)の可能性があります。
これは赤ちゃん誕生後にはがれるはずの胎盤が胎内ではがれてしまうという、母子ともにとても危険なトラブルです。特に生理のような多量の出血が伴う場合はすぐに産院に連絡して受診しましょう。



お産が近づいたサイン「おしるし」

前駆陣痛に続いて、次は「おしるし」についてです。

おしるしとは?

お産が近くなるとおりものが増え、その中に少量の出血がみられることがあります。子宮が収縮して赤ちゃんを包んでいる卵膜と子宮壁の間にずれができ、こすれて出血が起きることが原因です。
これが「おしるし」です。「血性帯下」ともいわれます。出産前に誰にでもあるものではなく、おしるしがなくお産が始まる人もいます。

おしるしの色や量はどんなもの?

おしるしの色や量には個人差があります。
色は真っ赤な場合もありますが、赤茶色っぽい色やピンク色のことが多いようです。おりものが混じるとピンクになり、出血から少し時間がたつと茶褐色になりますので、どんな色でも異常ではありません。
おりものが混ざって粘り気があることも多いです。ほとんどの場合おりものシートに収まるくらいの少量、多くてもナプキンに収まるくらいの量です。

おしるしの後からいつお産が始まるの?

おしるしのあとどのくらいでお産が始まるのかは、個人差の大きいところです。当日または数日以内にはお産が始まるといわれていますが、1週間や2週間後になるケースも意外と多いです。

こんな場合はすぐに産院へ連絡!

「止まらないサラサラとした出血」「血のかたまりを伴う出血」「強い腹痛を伴う出血」
このような場合は、常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)などのトラブルが起きている可能性もあります。
気になる出血がある場合は自己判断せず、産院に電話して指示を仰ぎましょう。

気楽に待ちましょう!

妊娠から出産までは楽しみと不安のオンパレードです。
中でも予定日付近はドキドキソワソワ度が妊娠判明前と並んで最も高い時期。ちょっとした体の変化にも敏感になって、検索魔になってしまいがちです。
妊婦自身も相当気になりますし、周りからの「まだ?」「どう?」攻撃に、悪意がないとわかっていながらもイライラしてしまうこともあるでしょう。
入院準備を再確認したり、産院やタクシーの電話番号を書き出したり、心と物の準備はしっかりとし、それができたらあとは焦っても疲れるだけです。前駆陣痛やおしるしといった兆候が兆候だけで終わってしまっていても、そんな兆候すら何もなくても、赤ちゃんは必ず出てきます。
場合によっては誘発分娩や帝王切開などになる可能性はもちろんありますが、予定日を迎えた人なら遅くとも2週間以内には何らかの形で赤ちゃんに対面できるでしょう。そのときが来るまではリラックスして過ごしましょう。