離乳食でおかゆやお芋などの炭水化物に慣れてきたら、白身魚を与えられるようになります。白身魚といっても様々な種類があり、月齢によって食べて良いものや注意が必要なものがあります。今回は白身魚を与える際にどのようにあげれば良いか、下ごしらえの方法や与え方のコツ、離乳食のレシピ6選をご紹介します!
栄養満点で食べやすい白身魚を使って離乳食を作ろう!
白身魚はタンパク質やビタミン類が豊富に入っている食材です。主にタンパク質は血や肉となって体をつくる人間にとって必要不可欠な栄養素ですが、白身魚には良質なタンパク質が多く含まれているため、ぜひ赤ちゃんに与えたい食材の一つです。
また消化吸収が良いので、赤ちゃんの胃の負担にもなりにくく、離乳食に取り入れやすいのも良い点です。
栄養満点の白身魚を使って、赤ちゃんに美味しい離乳食を作りましょう!
白身魚を離乳食に使う際の下ごしらえの方法4点
白身魚は生ものなので、赤ちゃんに与える際にはそのままあげることはできません。
ここでは離乳食を作る 際に必要な下ごしらえの方法を4点説明します。
1.刺身用の切り身を準備する
白身魚の丸物をそのまま捌ける方は良いですが、骨や皮などが取るのがとても面倒だし、取りきれなかった場合そのまま料理に入ってしまうので、赤ちゃんにあげるには心配ですね。
この場合、スーパーで売っている刺身用の切り身を買ってきて、これを使うと便利!
骨や皮も取られているし、少量から使えるので赤ちゃんの離乳食には適しています。新鮮なものを選んでくださいね。
2.熱湯で茹でてから使う
白身魚は生もののため、熱湯で茹でてしっかりと火を通し、アクを取ってから使います。茹でた後はザルにあけ、水気を切ってから使用しましょう。
3.月齢に合わせた大きさにする
白身魚はそのままあげるとパサついている感じがするため、赤ちゃんの月齢によっては食べにくい場合があります。
月齢に合わせて大きさを変え、赤ちゃんに与えましょう。
初期 (5,6ヶ月頃)
→加熱後、すり潰してお湯でのばす
中期(7,8ヶ月頃)
→加熱後、細かくほぐすかお湯でのばす
後期(9〜11ヶ月頃)
→加熱後、粗めにほぐす
完了期(1歳〜1歳半頃)
→加熱後、歯や歯茎で噛んでほぐせる一口大にする
4.余った分は冷凍保存する
一度に使いきれなかった場合は加熱処理した後の白身魚を冷凍保存できます。一食分の魚をラップに包んで、ジップロックなどの真空パックに入れ、冷凍庫で保存します。使う際はラップ毎にレンジで温めて使えるので便利です。ただし冷凍といっても鮮度は少しづつ落ちてしまうので、早めに使い切ってしまいましょう!
白身魚 別の与え方のコツと注意点
白身魚には様々な種類があって、魚によっては離乳初期から食べられないものがあります。食物アレルギーを引き起こす白身魚もあり、注意が必要です。ここでは魚の種類別に与え方のコツや注意点を説明します。
真鯛・タラ
真鯛は離乳初期から使える魚で、脂質が少なくて食べやすいので離乳食に適しています。
似たような味のタラも離乳食に扱いやすい魚ですが、タラはアレルギーを引き起こす可能性のある魚のため、使うのは離乳後期からにした方が良いでしょう。
よくスーパーで見かける銀ダラは、タラという名前がついていますが、全く違った種類の白身魚です。脂質がとても多く消化吸収に負担がかかるため、与える際は離乳後期からにしましょう。
かれい・ひらめ
脂肪が少なく、赤ちゃんにとってとても食べやすく離乳食に適しています。離乳初期から与えられる魚でもあるので、白身魚デビューに良いです。
鮭
鮭はアレルギーを引き起こす可能性のある魚です。離乳初期には与えられないので、他の白身魚に慣れてきて問題がなければ、離乳中期以降に与えましょう。与える際は様子を見て少量から与えてくださいね。
焼き魚の切り身として売っている塩鮭は塩分が多く含まれているため、離乳食には適していません。刺身用の塩分が入っていないものを選びましょう。
めかじき
めかじきは加熱するとパサパサしがちなので、少し食べづらい魚です。栄養面では脂質が多いので、離乳初期には適していなく、中期以降に食べやすいようほぐして与えてください。ムニエルにすると美味しいので、後期以降にバリュエーションが増やせそうですね。
白身魚を使った離乳食レシピ6選
毎日の離乳食のバリュエーションを変えて、赤ちゃんに色々な味を食べさせてあげたいと思うママは多いと思いますが、ついついメニューはマンネリ気味になってしまいますよね。特に魚を使った料理ともなると、考えただけで難しそうだなと思ってしまいます。今回は忙しいママでも、刺身用の切り身を使って簡単に作れる離乳食のレシピを6選紹介します!
1.お魚デビューにはこれ!〜真鯛のおかゆ〜
離乳初期から使用できる真鯛を使ったおかゆ。真鯛を茹でておかゆに混ぜるだけの簡単レシピです。お魚デビューにぜひどうぞ♪
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/16377/blog/11827806
■材料
真鯛 刺身用1切れ
おかゆ 適量
■作り方
1.真鯛を熱湯で茹でて、すりつぶしてお湯でのばす
2.おかゆに混ぜて完成
離乳食*タンパク質3品目(白身魚・鯛) by Banyangardenさん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらを参考にさせていただきました。
2.とろみがついて食べやすい♪〜鮭のおろし煮〜
大根おろしを使ってとろみをつけるので、お魚がとても食べやすいです。簡単レシピなので、時間がない時にも良いですね。
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/864/recipe/625966
■材料
刺身用鮭 10g
大根(皮を除いて) 20g
だし汁 大さじ2
水溶き片栗粉 少々
■作り方
1.大根は皮をむき、すりおろす
2.鮭は茹でて、水気をきってほぐす
3.鍋に鮭と大根おろし、だし汁を加えて煮立て、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成
鮭のおろし煮 by クーピーさん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらを参考にさせていただきました。
3.レンジでチンの簡単料理♪〜白身魚の出汁茶漬け〜
火を使わずに電子レンジで加熱するだけで、赤ちゃん用の出汁茶漬けができます。材料を混ぜるだけの簡単なので手軽にできておすすめです。
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/17265/recipe/371636
■作り方
お粥 大さじ2~4
白身魚 小さじ1前後
かつお(昆布)だし 大さじ2
焼き海苔 少々
とろみのもと(ベビーフード) 適量
■作り方
1.深めの器にお刺身とだしを入れてレンジであたためる
2.魚に火が通ったら海苔をちぎって混ぜる
3.とろみのもとで、しっかりとろみをつけてお粥に乗せたら完成
「鯛の出汁茶漬け風」(離乳中期) by ATSUKO KANZAKI (a-ko)さん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらを参考にさせていただきました。
4.バター風味の定番お魚料理♪〜タラのムニエル〜
バターの香りが香ばしくて子供も喜ぶレシピです。大人の料理の取り分けであげられるメニューなので、家族全員分を作る時には便利ですね。
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/864/recipe/626307
■材料
タラ 15g
薄力粉 少々
溶き卵 小さじ2
バター 少々
■作り方
1.タラは表面に薄く小麦粉をふってから溶き卵をからめる
2.フライパンにバターを溶かし1を並べ、中に火が通り薄く焼き色がつく程度に両面焼いて完成
たらのムニエル by クーピーさん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらを参考にさせていただきました。
5.手づかみ食べが好きになったら♪〜白身魚と豆腐のふんわり揚げ〜
手づかみ食べが始まったたら、ナゲットのようなお魚料理がおすすめです。豆腐を使って中身もふわふわ。お魚が苦手な子もきっと好きになってくれるレシピです。
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/37216/blog/12885877
■材料
白身魚 300g弱
豆腐 100g
大和芋 10㎝くらい
片栗粉 大さじ1
塩 少々
■作り方
1.白身魚は軽く塩をふりしばらく置いて、水分をキッチンペーパーでしっかりおさえておく
2.白身魚を適当に切り、フードプロセッサーに入れて撹拌したら、豆腐・すりおろした大和芋・片栗粉・塩も加えて混ぜる
3.揚げ油の中にスプーンですくって落とし揚げたら完成
子供も食べやすいお魚料理♪鱈と豆腐のふんわり揚げ by PONCYANさん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらを参考にさせていただきました。
6.離乳完了期におすすめ〜白身魚の野菜あんかけ〜
離乳完了期の頃はもう色々なものが食べられるようになりますね。白身魚と野菜のこのメニューは栄養たっぷりで優しい味なのでおすすめ。パサつきがちな魚をあんかけにして食べやすくしています。
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/164117/blog/15271715
■材料
白身魚 15~20g
人参 5g
しいたけ 10g
しめじ 5g
玉ねぎ 10g
しょうゆ 小さじ1
水溶き片栗粉 少々
だし汁 250㏄
■作り方
下準備
・人参は千切りにする
・しめじは小さく切る
・しいたけ、玉ねぎは薄切りにする
・だしを取る
1.白身魚は少量の油(分量外)で焼く
2.だし汁に人参・玉ねぎ・しめじ・しいたけを入れて、野菜が柔らかくなるまで弱火で炊く
3.2にしょうゆで味付けをして、水溶き片栗粉でとろみをつける
4.3を白身魚にかけたら完成
12~18ヶ月ごろの離乳食【白身魚の野菜あんかけ】 by ベビーレシピさん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらを参考にさせていただきました。
色々な使い方ができる白身魚を使って、お魚料理が大好きに♪
いかがでしたか。白身魚は刺身用のお魚を使えば、とても扱いやすい食材です。種類が色々とあるので、赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合に合わせて、ぜひ今回紹介したレシピを参考に作ってみてくださいね。
赤ちゃんによってはお魚の匂いや食感がちょっと苦手という子もいると思います。その時は無理に与えなくても大丈夫。他の食べ物が色々と食べられるようになってから様子を見て与えてみたり、ナゲット風にして魚っぽさを消してしまうなど、工夫してあげて見てください。
お魚が大好きになると、幼少期に必要な栄養もたくさん摂れるし健康的でとてもメリットがあります。様々な種類の料理に使って、美味しく食べてくれると良いですね。