妊娠検査薬の知っておきたい基礎知識。おすすめ妊娠検査薬8選

女性にとって生理予定日前後はドキドキそわそわする時期ですよね。ご存知の通り、妊娠検査薬は妊娠したかどうかを一番早く知ることができる検査ツールです。妊活中の方も、「妊娠したかも?」と不安を抱える方も、知っておきたい妊娠検査薬の基礎知識とおすすめの妊娠検査薬8選をご案内いたします。

妊娠検査薬とは 

判定精度が99%を超える妊娠検査ツールです

妊娠検査薬は、妊娠をいち早く知ることができる検査ツールです。
家庭用として売られているものでも、正しい使い方をすれば判定精度は99%と正確な判定を行うことができます。

ここでは妊娠検査薬の基礎知識についてお伝えしたいと思います。

妊娠検査薬の仕組み ~hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンによる検査方法~

妊娠すると分泌されるhCGホルモンが尿中に排出されているかどうかで妊娠を判定します。

【hCGってどんなホルモン?】

正式名称を「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」といいます。このホルモン、妊娠していない状態では分泌されないため妊娠判定に利用されています。受精卵が子宮内膜に着床すると、受精卵から胎盤の一部となる「絨毛」という細い根っこのような管が子宮壁に伸びてきます。この絨毛がhCGホルモンを分泌させます。hCGホルモンは内膜が子宮壁から剥がれ落ちるのを防ぐ役割を担い、妊娠継続をサポートしてくれます。

妊娠検査薬を使う時期について

生理周期が正確な人は ~生理開始予定日の1週間後から~

生理周期がきっちりしている方は、前回の生理開始日+生理周期+1週間以降が妊娠検査薬の開始時期になります。

[例) 前回の生理開始日が7月1日、生理周期が28日の場合]

・妊娠検査薬の使える時期:7月1日+28日+1週間=8月5日以降

生理不順の人は ~前回と前々回の生理開始日から計算して~

生理周期がバラバラの方や、生理不順の方は前回と前々回の生理から周期を計算してみてください。前回の生理開始日+(前回の生理開始日-前々回の生理開始日)+1週間=妊娠検査薬を使う目安になります。

[例) 前々回の生理開始が6月1日で前回の生理開始日が6月28日の場合]

・生理周期:6月28日ー6月1日=27日
・今回の生理予定日:6月28日+27日=7月25日
・妊娠検査薬の使える時期:7月25日+1週間=8月1日以降

生理の記録をつけていなくてわからない方は ~性行為+3週間以降が目安~

前々回の生理がいつだったかわからない、または不順すぎて数ヵ月あいてる、という方はもっと簡単な方法がありますよ。

[例)性交日が7月1日だった場合]

・妊娠検査薬を使える時期:7月1日+3週間=7月22日以降

妊娠検査薬おすすめ8選 

妊娠検査薬ってたくさんあってどれがいいのか迷ってしまいますよね。
検査の仕組みはどれも一緒ですが、表示方法が一般的なライン(縦棒や+サイン)で表示されるものと、デジタル方式のものがあります。
また、生理1週間後から検査できるものが一般的ですが、生理開始予定日から使用できるものもあります。それぞれの価格や使用方法、特徴についてまとめましたので参考にしてください。

【1】チェックワン(アラクス) ~判定結果が残るタイプ~

【第2類医薬品】チェックワン 1回用 ×2

■希望小売価格:1回用1,000円(税込1,080円) 2回用1,500円(税込1,620円)
■妊娠を判定ができる時期:生理予定日の1週間後から
■検出感度:50mIU/mL
■尿をかける時間:3秒、 尿を浸す時間:5秒
■判定時間:約1分
■判定サイン:判定窓に赤紫色のラインがある場合、陽性(妊娠反応あり)
■特徴:朝昼夜いつの尿でもOK。判定結果が残るので、旦那さんに見せてあげることもできますよ。

【2】クリアブルー(オムロン) ~世界で一番売れている妊娠検査薬~

【第2類医薬品】メディズワン オムロン妊娠検査薬 クリアブルー2回用

■希望小売価格:1回用800円(税込864円) 2回用1,200円(税込1,296円)
■妊娠を判定ができる時期:生理予定日の1週間後から
■検出感度:50mlIU/mL
■尿をかける時間:5秒、 尿を浸す時間:20秒
■判定時間:約1分
■判定サイン:判定窓に青色のラインがある場合、陽性(妊娠反応あり)
■特徴:クリアブルーはイギリスのユニパス社が開発した妊娠検査薬で、日本での販売はオムロンが代理店になっています。世界シェアNo1を誇る人気の妊娠検査薬です。

【3】ドゥーテスト(ロート製薬) ~わからないことはお客様安心サポートデスクに聞ける~

【第2類医薬品】ドゥーテスト・hCG 妊娠検査薬 2回用

■希望小売価格:1回用800円(税込864円) 2回用1,200円(税込1,296円)
■妊娠を判定ができる時期:生理予定日の1週間後から
■検出感度:50mIU/mL
■尿をかける時間:2秒、 尿を浸す時間:2秒(5秒以上つけないように)
■判定時間:約1分
■判定サイン:[判定]の文字の下に赤紫色の縦ラインがある場合、陽性(妊娠反応あり)
■特徴:99%以上の正確さでhCGを検出。尿をかける時間も短く少ない尿でも判定ができます。判定窓のすぐ横にサインの案内があるのがとても親切。お客さま安心サポートデスクがあるので、わからないことがあっても大丈夫。

お客さま安心サポートデスク:0120-373-610(受付時間 9:00-18:00土日祝日を除く)

【4】P-チェック(ミズホメディー) ~使いやすさに配慮したロングタイプ~

【第2類医薬品】P-チェック・S 2回用 ×3

■希望小売価格:1回用800円(税込864円) 2回用1,200円(税込1,296円)
■妊娠を判定ができる時期:生理予定日の1週間後から
■検出感度:50mIU/mL
■尿をかける時間:5秒以上、 尿を浸す時間:10秒間
■判定時間:1~3分
■判定サイン:判定窓に赤紫色のラインがある場合、陽性(妊娠反応あり)
■特徴:検査しやすいロングタイプ。パッケージも本体もピンクで可愛い検査薬です。

【5】ウー・マンチェック(不二ラテックス) ~検査紙が大きいので初めてでも失敗なし~

【第2類医薬品】ウー・マンチェック1回用 1個
■希望小売価格:オープン価格
■妊娠を判定ができる時期:生理予定日の1週間後から
■検出感度:50mIU/mL
■尿をかける時間:5秒以上、 尿を浸す時間:20秒間
■判定時間:1~3分(3分待っても出ない場合はもう1分待つ)
■判定サイン:判定窓に赤色のラインがある場合、陽性(妊娠反応あり)
■特徴:採尿チップが大きく尿がかけやすくなっています。判定方法がスティックにも記載されているので一目でわかります。

【6】チェックワンデジタル(アラクス) ~判定結果が一目瞭然のデジタル式~

【第2類医薬品】チェックワンデジタル 3回用 ×2
■希望小売価格:3回用2,800円(税込3,024円)
■妊娠を判定ができる時期:生理予定日の1週間後から
■検出感度:50mIU/mL
■尿をかける時間:5~7秒以上、 尿を浸す時間:15秒間
■判定時間:1分
■判定サイン:判定窓に+プラスが出た場合、陽性(妊娠反応あり)
■特徴:判定結果がデジタルで表示されるため、迷う必要がありません。

【7】デジタルPチェック(ミズホメディー) ~デジタル表示でわかりやすく~

【第2類医薬品】デジタル P-チェック 1回用
■希望小売価格:1回用1,400円(税込1,512円)
■妊娠を判定ができる時期:生理予定日の1週間後から
■検出感度:50mIU/mL
■尿をかける時間:5秒以上、 尿を浸す時間:5秒間
■判定時間:3分
■判定サイン:液晶表示に+プラスが出た場合、陽性(妊娠反応あり)
■特徴:キャップをグリップ部分に装着するとスイッチオン。15分以内に検査してください。

【8】チェックワンファスト(アラクス) ~国内で一番早く検査できる妊娠検査薬~

■希望小売価格:2回用1,500円(税込1,620円)
■妊娠を判定ができる時期:生理予定日当日から
■検出感度:25mIU/mL
■尿をかける時間:3秒、 尿を浸す時間:5秒
■判定時間:約1分
■判定サイン:判定窓に赤紫色のラインがある場合、陽性(妊娠反応あり)
■特徴:検出感度が高く一般的な妊娠検査薬より早く、生理予定日当日から判定できるのが特徴です。どうしても少しでも早く検査したいという方におすすめです。取扱い薬局(薬剤師のいる薬局)が限られているので、お近くの薬局に確認のうえ購入してください。

妊娠検査薬の使い方

妊娠検査薬の検査方法はいたって簡単です。尿をかける秒数や待つ分数はメーカーによって異なるので使用説明書を確認してくださいね。

【妊娠検査薬の使い方】

(1)妊娠検査薬に尿をかけるか、コップに取った尿に浸します。検査薬によって尿をかける、または浸す時間が異なります。尿をかける時間が短すぎたり、逆に長すぎても正確な判定ができないため、使用説明書に書かれている秒数を守ってテストを行いましょう。
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(2)キャップがあるタイプはキャップをしめて、水平な場所に置き指定の分数待ちます。
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(3)判定結果を確認します。一般的な妊娠検査薬には、終了窓と判定窓が通常あります。終了窓はきちんと尿が検査シートに染み込んでいれば印が出てくるはずです。妊娠判定は判定窓に印が出ていれば陽性(妊娠の可能性あり)、印が出てなければ陰性(妊娠していない)という結果になります。陽性の印はプラスだったり、縦棒だったりメーカーによって異なるので使用説明書を確認してくださいね。

妊娠検査薬の見方について

判定方法もとても簡単です。妊娠検査薬に尿を規定の秒数かけたあと、1~3分(10分以上後のサインは無効です)で判定窓に陽性サインが出れば陽性「妊娠反応あり」、何もサインが出なければ陰性「妊娠していない」ということになります。

稀に偽陽性(妊娠していないのに陽性サインが出る)、偽陰性(妊娠しているのに陽性サインが出ない)のケースがあります。つぎにそのケースの例をご紹介します。

偽陽性のケース ~妊娠確定の判断は医師にみてもらいましょう~

妊娠検査薬で「陽性」反応が出ても妊娠ではない場合があるのでご注意ください。

●不妊治療でhCG製剤を使ってる場合

投与後1~2週間は体内に薬によるhCGホルモンが残留するため、妊娠検査薬の結果は信用できません。医師の診断を待つようにしましょう。

●タンパク尿、重度の糖尿病、尿に血液が混入した場合

不純物が多く入った尿で検査をすると誤反応を起す可能性があります。

●絨毛ガンの疑い

絨毛ガンとは、子宮内に形成した絨毛細胞が悪性に変化したものをいいます。通常の絨毛と同じようにhCGホルモンを分泌するため、妊娠検査薬を使用すると陽性と出ます。絨毛ガンのほとんどが妊娠性(妊娠にともなっておこる)によるもので、胞状奇胎・流産・自然分娩・子宮外妊娠など全ての妊娠が原因になりえます。主な症状は、不正性器出血、月経以外の出血です。出産・流産後の出血が長引く場合は注意が必要です。心配な場合は医師に相談しましょう。

偽陰性のケース ~「妊娠していない」と判断するのはちょっと待って~

逆に「陰性」(陽性サインが出なかった場合)でも「妊娠していない」と判断するのはちょっと待ってみましょう。他に妊娠初期の症状が出ている場合や、心当たりがある場合は数日おいて再検査をするか、病院できちんと確認しましょう。

●検査する時期が早すぎる場合

一般的な妊娠検査薬のhCG検出感度50mIU/mLに達するのは、人によって違いがありますが、着床後約5日かかります。検査をするタイミングが早いと(いわゆる、フライング検査の場合)、hCGの分泌量が少なく陽性ラインが全くでないか時間がかかってうっすら薄い線が出ることがあります。妊娠していればhCGの分泌はどんどん増えてくるので、3日ほどおいて再度検査してみましょう。

●検査する時期が遅すぎる場合

hCGホルモンは妊娠10週前後でピークを迎えます。検査する時期が遅いと妊娠検査薬の検出感度の上限を超え正しい判定ができなくなります。妊娠している可能性がある場合は早めに病院に行きましょう。

●水分の摂り過ぎで尿が薄まっていた場合

水分を摂り過ぎたあとなど、薄まった尿で検査すると正しい判定ができない場合があります。正しい判定には朝一番の尿がおすすめです。

線が薄い、一瞬出たけど消えた、時間がかなり経ってから出たという場合

計測時間内に線が薄く出た場合はhCGの分泌量が少ないことが考えられるため、日数を置いて再度検査するのが良いでしょう。一瞬出たけど消えた、時間がかなり経ってから出た場合には「陰性」と捉えるのが一般的です。 ▼こちらの記事もご参照ください。 妊娠検査薬は病院を受診する前に多くの方が試すもの。しかし、陽性かと思いきや、何とも頼りない薄い線がでることがあるそうです。また、「判定時間から大きく遅れて線が表示された」「薄い線があったのに気づいたら消えていた」というような不可解な現象もあるとか。それって陽性なの?陰性なの?妊娠検査薬の見方についてお話します。

妊娠検査薬の役割

妊娠検査薬を使って早期検査をする理由とは ~おなかの中の赤ちゃんを守るために~

妊娠検査薬は「妊娠をいち早く知る」というだけではありません。妊娠初期の赤ちゃんは身体の重要な器官を形成する大切な時期。外からの影響を受けやすい時期でもあります。
この時期の薬の服用、飲酒、喫煙、レントゲン検査などの行為は、赤ちゃんの成長に影響を及ぼす可能性が大きいためできる限り回避したいところです。妊娠検査薬の大きな役割は、妊娠の可能性を早期に知って「おなかの赤ちゃんを守る」=「妊婦としての自覚」を持つことにあります。

妊娠初期の異常「子宮外妊娠」「胞状奇胎」「流産」の早期発見のために ~ご自身の身体を守るために~

妊娠検査薬は、妊娠をいち早く把握する=妊娠初期の異常「子宮外妊娠」「胞状奇胎」「流産」をいち早く察知することのできる検査薬ともいえます。どれも妊娠検査薬で「陽性」を示しますが、残念ながら妊娠の継続はできません。ご自身の身体の守るためにも早めの発見と処置が大切です。妊娠検査薬で「陽性」が出たら早めに病院に行くようにしましょう。

【子宮外妊娠とは】
通常、受精卵は子宮内膜に着床しますが、「子宮外妊娠」は名前の通り子宮の外に着床してしまうことを指します。その多くが卵管に着床する卵管妊娠です。自然妊娠の1~2%の割合で発生すると言われています。妊娠検査薬で陽性になっても子宮内に胎嚢が確認されない場合に子宮外妊娠が疑われます。自然に流産になることも多いですが、卵管等で受精卵が成長してしまうと卵管破裂するリスクが出てくるため早急に手術が必要となります。

【胞状奇胎とは】
胎盤を作る絨毛が異常に増殖してしまう病気です。絨毛がぶどうのように水泡化するため「ぶどうっこ」とも呼ばれます。hCGの分泌量が週数に比較して異常に高いこともこの病気の判断材料になります。増殖した絨毛を取り除くための手術が行われます。胞状奇胎の後に絨毛ガンが発生する可能性があるため長期の経過観察が必要になります。

【流産とは】
流産には時期や原因によっていろいろ呼び名が違います。受精卵が着床したものの長続きせず、通常の生理のように流れてしまうことを「化学流産」と呼びます。妊娠検査薬で陽性反応が一時的に出るため気づく人が増えましたが、昔であれば気づかず通常の生理として捉えられていました。
また、受精卵が着床したものの成長が止まったまま、子宮内に残ってしまうことを「稽留流産」と呼びます。妊娠6~7週頃になっても、胎嚢が確認できない、または胎芽の心拍が確認できないことなどで判断します。稽留流産を放置しておくと大量出血や感染症のリスクが高まるため、手術で子宮内を掻破する必要があります。

妊娠検査薬はあくまで「補助」、早めに産婦人科で診てもらおう

妊娠検査薬はあくまでも妊娠判定を「補助」するものです。妊活中の方も、「妊娠したかも?」と不安を抱える方も、妊娠検査薬の結果で自己判断するのは危険です。
妊娠初期は化学流産や稽留流産、子宮外妊娠などのリスクもあるので、妊娠検査薬の結果で一喜一憂するのは避けたいところ。
妊娠の確定は、産婦人科の先生が超音波検査で子宮内に胎嚢(赤ちゃんの袋)を確認し、心拍が確認できたとき(妊娠6~7週くらい)に行います。

妊娠検査薬で陽性が出た場合はもちろん、生理が遅れている場合、いつもと違う症状(吐き気や頭痛、腹痛、不正出血)がある場合にも早めにお医者さんに診てもらいましょうね。