臨月を迎え出産間近になると「おしるし」に気づく場合があります。初めてのお産ではどんな症状なのか不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここではおしるしの症状やおしるしから陣痛までの流れをご紹介します。これからお産を迎える皆さん、参考になさってくださいね。
おしるしって何?疑問にお答えします
出産前におしるしがあると知識では知っていても、実際にはよく分からないという人も多いのではないでしょうか?まずはおしるしについて知るところから始めましょう。おしるしのよくある疑問についてお答えします。
おしるしはどうして起こるの?
おしるしとは、体が出産準備を進める途中で起こる出血のことです。
出産が近づくとお腹が張りやすくなったり、子宮口が開いたりします。そのときに赤ちゃんが入っている卵膜が子宮壁から少しはがれることがあります。このとき起こる出血をおしるしと呼んでいて、トイレに入ったときに気がつく人が多いです。
また、おしるしは必ず起こるわけではありません。おしるしがある人もいれば起こらないまま陣痛や破水が起こる人もいます。
おしるしの量はどのくらい?色は?
おしるしの出血は少量であることが多いですが、実際には人によってさまざまです。はっきり出血したと分かる人もいれば「これっておしるし?」と思うほど少量な場合もあります。
一般的には次のような色のおしるしを経験した人が多いようです。
・ピンク色や茶褐色
・生理の時のような鮮血
・どろっとしたおりものに血が混じっている ▼関連記事
おしるしが来たらすぐ入院するの?
初めて出産を迎える場合「おしるしがあったらすぐ生まれるの?」と思いますよね。おしるしから陣痛、出産までの時間は人それぞれです。すぐ生まれる場合もありますし、数日後になる場合もあります。
最初のおしるしが来たとき、他に症状がないのであれば自宅で様子を見ても大丈夫です。破水していなければお風呂も問題ありません。
陣痛が来れば痛みで何もできませんから、今のうちにやっておきたいことを済ませておくとよいですね。
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おしるしが来る前に準備したいもの
生理用ナプキンを準備しておきましょう
おしるしは一度ではなく数日間続く場合もあります。そのままにしておくと下着を汚してしまいますし衛生面でもよくありません。
急なおしるしにも対処できるように、臨月になったら生理用ナプキンを用意しておきましょう。ナプキンはおしるしがなく使わなかった場合でも、産後の悪露(おろ)で出血が続く時期に使うので必需品です。 ▼関連記事
こんなおしるしには要注意!
おしるしに気づいたとき、他に気になる症状があるなら要注意です。
・おしるしにしては出血が多い
・だらだらと長時間にわたって出血する
・おしるしのときにひどい腹痛が起こる
・血の塊が出てくる
このような出血はおしるしではなく、子宮に何らかの異常が起きた可能性も。念のため病院で診察を受けてください。
胎動の変化にも気をつけて
また、おしるし後の赤ちゃんの胎動にも気を配りましょう。臨月になると赤ちゃんが大きくなるので胎動が少なくなると言われていますが、実際には結構動いているものです。
急に胎動が少なくなったら赤ちゃんに何かあったサインかもしれません。一時間以上胎動を感じない、赤ちゃんの動きがいつもより少ないと感じたら迷わず医師の診察を受けてください。
胎動が減ったと感じた時点ですぐに処置を受ければ赤ちゃんが助かる場合も多いのです。
おしるしに気づいたらすべきこと3つ
おしるしが来たということはお産に向けての準備が進んでいる証拠です。いざ出産!となったときに慌てないようしっかり準備しておきましょう。ここではおしるし後にすべきことを3つご紹介します。
1.時間と量、体調などをメモしておく
おしるしに気づいたら、時間と量や腹痛の有無などを書きとめておきましょう。
医師に報告するときにも役立ちますし、おしるしからどのくらい経って陣痛が来たか知っておくと二人目を出産するときの参考にもなります。
また、そのまま陣痛が起こるかもしれないので痛みの間隔も調べておきましょう。
病院に連絡するタイミングは、初めてのお産なら10分間隔、経産婦なら15分間隔になったときが一般的です。
2.家族にも報告する
すぐに陣痛が起こる場合に備えて、家族にも連絡しておきましょう。「もうすぐ生まれるかも」と伝えておくと、パパも仕事の調整ができるので出産に立ち会いやすいかもしれません。
また遠方から来る家族も準備がしやすいでしょう。
3.入院に備えて準備をする
いつ陣痛が来てもいいように入院グッズの確認をしましょう。
病院で指定された持ち物リストなど見ながら、必要なものがそろっているか確認して玄関先など分かりやすい場所に置くのがおすすめです。入院グッズが置いてある場所は家族にも伝えておくとスムーズに運んでもらえます。
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おしるしから陣痛までの体験エピソード
実際におしるしを体験した先輩ママは、どのようにお産がすすんだのでしょうか。体験談をご紹介しますので、今後の参考にしてみてくださいね。 ▼おしるしに関する先輩ママの体験談・口コミ
おしるしから陣痛までの期間は人それぞれ
おしるしの説明やおしるしから陣痛までの過ごし方についてご紹介しました。
出産までの経過は人それぞれ違うので「おしるしがない」と不安に思うことはありません。大事なのは無事に赤ちゃんが生まれることですよね。経過が順調なら、時期が来れば必ず生まれてきます。もしおしるしがあったときは今回の記事を参考にして行動してみてください。
元気な赤ちゃんが生まれますように!
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