子供の偏食をなおしたい!偏食克服アイデア7選とやりがちなNG対策

いつも同じものばかり食べる我が子…。このままでは栄養が偏り、成長に支障をきたすのではと心配になるのが親心ですよね。もっと色々なものを食べて栄養満点、元気に育って欲しい!でもなぜそうなったのか、躾が悪いのかしら?治すにはどうしたらいいの?というママ、パパへ。偏食の原因と克服方法、やってしまいがちな間違いをまとめました!

子供はどうして偏食になるの?

そもそもなぜ子供の偏食は始まるのでしょうか?その原因や、心当りがないかを考えてみましょう。

酸味、苦味はもともと苦手

人間には5つの味覚が有ります。塩味、甘味、旨味、酸味、苦味です。これらの中で酸味は「腐ったものの味」、苦味は「毒の味」と体が本能的に危険と判断してしまうため、避けるようにできています。
ですので、よく聞く「ピーマンの苦いのが嫌い」「セロリの変な味が嫌!」「(酢の物等)酸っぱいから無理!」というのは当然のこであり、ママの味付けが悪い等という理由ではないのです。

味覚がまだまだ未発達

子供の味覚は年齢が上がると共に発達していきます。赤ちゃんの離乳食の頃からは生命維持の本能も相まって甘いモノを特に好むようになり、小学校低学年では「塩味、甘味、旨味は美味しく」感じられますが、「酸味、苦味はまだ難しい味」なのです。小学校高学年から中学校にかけて、体の成長と味覚の発達、そして色々なものを食べる経験も重なり、自然と食べられるものが増えていきます。

ですので、まだ幼稚園やそれより小さいお子さんが「食べられない物が多い=偏食かも…?」という状態はある意味自然な事であると言えるのです。食べられるものが増えたことが「成長した証」と捉え、食べられなくて当たり前だという心構えでいましょう。

無理強いは禁物!

食べないことが心配で、ついつい「体に良いから食べなきゃダメ!」「これ食べないと勿体無いお化けさんが出てきちゃうよ~」等と子供に無理を言って食べさせていませんか?嫌な物を無理やり食べさせられた経験や、ガミガミ言われた嫌な思い出が偏食を招く事があります。
そして何より、食べること自体が嫌いになるというのが一番よくありません。
食べないわがままを許す、という意味ではありませんが、「食事は楽しく!」を大前提にして、食べることは楽しい事だと感じてもらうことが偏食克服への第一歩なのです。

おかしの量や時間に注意

当然のことながら、お菓子をあげすぎてお腹が満たされていれば食事をしたくなくなります。それが苦手なものであれば尚更食べるモチベーションは下がるでしょう。大体でも時間を決めて、食事を妨げない程度の量をあげるように心がけましょう。

家族に偏食の人がいる

家族の中に偏食の人がいると、それを見習ってしまう事があります。例えば、食べなさいと言っている親が偏食であったりすれば、子は親のことをよく見ているので真似をしてしまうでしょう。
「ママも○○(←嫌いな野菜等)苦手だけど、一緒に食べてみよう!」「○○少し嫌いだったけど、●●ちゃん(←子供の名)と一緒に食べるととっても美味しい!」と、これを機に親子共々偏食克服を試みるなど、家族ぐるみで取り組めば親も子も一層楽しく克服し合えるかもしれませんね。



子供の偏食を克服!ママのための実践アイデア7選

偏食の原因がわかったところで、次は克服するために何をすれば良いのか…。克服への実践的なアドバイスをご紹介致します。

1.一緒に買い物や料理をする

学校の家庭科実習などで皆とワイワイ作る食事は、作るのも食べるのも楽しく、その味はいつものご飯よりも美味しく感じた経験はありませんか?子供も同じで自分が関わったことによって食への関心が高まり、自分が手がけたものに愛着を感じます。

買い物であれば「このピーマンと、あっちのピーマン、どっちがいいかな?」「●●ちゃん(←子供の名前)が美味しそうな○○(←野菜等)選んで!」など、積極的に買い物に参加してもらいましょう。
料理は子供が出来る範囲で充分です。野菜を洗う、調味料を混ぜる等、子供が参加できるお手伝いをしてもらいましょう。料理中の「味見」も子供は大好きなことが多いので、許される範囲で行っても良いと思います。
料理が完成したら「選んでくれたお野菜美味しい!」「作ってくれたお料理とっても美味しいね」等と褒めて貰えたら、子供も嬉しく楽しく食への意識が変わり、家族の思い出もできますね。

ホットプレートは一緒に料理ができる上に目の前で料理ができていくので、ホットプレートを使ったお料理を一緒にするのもオススメですよ。

2.料理の盛り付けに工夫を

子供は見た目で判断することがしばしば有ります。同じ人参でも花や星形にしてあげると食べたり、お子様ランチ風にプレートを賑やかに盛ってあげると食べてくれたり…。
または大皿盛りではなく一人分に取り分けて出してあげたり、一口分だけ盛ってあげたり、お弁当箱に詰めて「ピクニックごっこだよ~」なんて食べてみたり等、盛り付けに工夫をしてみてはいかがでしょうか。

3.親も一緒に食べて、美味しい!を伝える

子供と一緒の食卓で、美味しくご飯を食べる。普通でいて、なかなかできていないことではないでしょうか?下の子のお世話をしていたり、躾に気がいって注意ばかりの食卓になっていたり…。
子供は親をよく見ていますので、親が食事を美味しそうに食べていれば興味を持ち、美味しいものだと思います。親も子も同じメニューを食べ、時には「これ美味し~い!」等とオーバーリアクションするのも効果的なことがあるようです。料理にすぐには箸がのびなくても、親の様子を見て「その気になること」が克服する上でとても大切な姿勢となります。

4.一口食べたら褒める

苦手なものは全部食べて欲しい!そう思うのが親心。しかし無理強いすれば尚更苦手になってしまいます。まずは一口食べてくれることがとても重要です。それが例え、箸の先っぽについた程度でも、削り取るように食べたものだとしても、食べたら思いっ切り褒めてあげましょう。
栄養が取れていないような量でも、子供のペースに合わせ、一口を二口に、一口を三口に…と、余りストレスのかからないよう徐々に量を増やしていけば良いのです。少し食べられるようになった時に、あえて「一個しかダメよ」等としてみるのも「もっと食べたい!」の意欲が湧くかもしれません。子供から「もう一個!」と言ってくれるのを気長に待ちましょう。

5.子供と家庭菜園を楽しむ

上記の「一緒に買い物や料理をする」の理由と似ていますが、自分が関わった食材に対しては興味関心が高いため、食べてくれることがあります。市販の食べ物とは違い、自分が育てた食べ物は愛情がこもっているため、どんな味かな?美味しくできたのかな?等、色々気になるのかもしれませんね。

6.食べる環境を変えてみる

いつもの食卓にテーブルクロスを引いたり、お花を飾ってみたり、または公園などの外で食べてみる等、食べるときの環境を少し変えてみましょう。そうすることでワクワクや楽しさが生まれ、食べてくれることがあります。

7.空腹は最高の調味料!

お腹が空いていると「なんでもいいから食べたい!」となり、その時に食べたものは「こんなに美味しかったんだ!」といつも以上に美味しく感じる経験をしたことはありませんか?
空腹は最高の調味料であるのは子供も一緒です。沢山体を動かし、お腹を減らしてから苦手な食べ物に挑戦してみるのも有効的な手段と言えるでしょう。

偏食中、子供にやってしまいがちな3つの間違い

偏食中の我が子に、ついやってしまっていそうな事柄の中で、してはいけない注意点をまとめました。

1.「知らない間に食べていた」では意味が無い

よく苦手なものを食べさせてあげようと、「気が付かないようにハンバーグに小さく刻んで入れた」とか、「ミキサーで細かくしてカレーに混ぜ込んだ」などという話を聞きます。実は、これでは栄養はとれても偏食を克服したことにはなりません。

大切なのは苦手なものをちゃんと食べた!という実感と素材の味や食感に慣れることです。本人がわかる形で調理するか、混ぜ込んでわからない場合は「今日は○○(←野菜等、苦手なもの)が入っているからね」とちゃんと伝えてから食事をするようにしましょう。
そして食べることができたらいっぱい褒めてあげて、食べたということを本人が自覚することで、克服への扉が近付いてくるのです。

2.子供が食べるものだけお皿に出す

せっかく作った料理を全く食べずに嫌がる…。嫌がる姿を見ているのは親も子も辛いため、ついつい苦手なものは子供のお皿にのせずに、食べるとわかっているものだけ盛って出してしまう。なんて事していませんか?

お皿に盛らずにいれば、いつか来る食べられるきっかけやタイミングをも掴めず、逃してしまうことになります。子供が食べないとわかっているものでも、まずはちゃんとお皿にのせて出してあげましょう。
大人が食べているのを見て急に食べたくなった時等、子供が食べたい!と思った時に、すぐ手が出るお皿に料理があれば、それが食材を口へ運ぶきっかけとなり、克服へのチャンスになるのです。

3.嫌がる理由を聞かない

味が嫌い、食感が苦手、ということであれば好き嫌いの範囲ですが「食べると喉が痒くなる」とか「お腹が痛くなるから嫌」などの理由であった場合は注意が必要です。アレルギーである可能性が隠れており、克服するには症状について医師と相談した方が良いケースがあります。嫌な理由をちゃんと聞き、素人判断で決めつけないよう気をつけましょう。



焦って食べさせなくても大丈夫

とかく栄養が足りていないのでは…と心配になる偏食ですが、極端に体重や身長に異常がなく、身長も平均的に伸びていれば、その子なりに栄養が足りていると考えて大丈夫であり、さほど心配する必要はありません。気になるようであれば市販の野菜ジュースを飲ませるのも良いでしょう。

保育園や小学校が始まり、ちゃんと食べられるか心配する方もいますが、皆と食べたほうが意外と食べてくれますので、まずは長い目で様子を見守りましょう。
今食べられなくても、大きくなれば知らないうちに食べられるようになります。大人である自分たちでも1個や2個は苦手なものはありますので、多少のことは目を瞑る…くらいの気持ちでいましょう。
「食べさせなくちゃ!」の重荷を脱ぎ、エネルギーになるものを取っていれば「まぁいっか」と、気楽に、その子のペースで食事を楽しむことです。

筆者も少し手間がかかりますが子供と一緒に買い物や料理を楽しみ、苦手なものを外で食べてみたり、オーバーリアクションで親が美味しそうに食べたりして、できる時にやるというマイペースな日々を送っているうちに、いつしか食べるようになっていました。
できる範囲のことを、とにかく気長に進めていきましょう。食事が親子共々楽しい時間になりますように!