【妊娠2週】妊娠の要(かなめ)排卵期

妊娠2週目は、妊娠の重要なカギを握っている排卵期です。「体の中では妊娠に向けてどういう変化が起きているのか」「排卵のメカニズムや知っておきたいこと」に注目をしながら、妊娠2週目について見ていきたいと思います。

妊娠2週目ってこんな時期

妊娠2週目は、多くの女性が排卵を迎えます。妊娠1週目と同様に、体調も気分も比較的安定している時期です。
排卵が終わってしまえばあとはもう結果を待つだけです。結果を待つ間あれこれ考えても妊娠の成功率はアップしませんし、もしかしたら今の家族だけで自由に過ごせる最後の期間かもしれませんので、アクティブに楽しい生活を送りましょう!

妊娠するために必要不可欠な排卵が行われる期間です

妊娠2週目は、排卵期にあたります。

排卵とは、妊娠1週目の卵胞期に成熟した卵胞がはじけて卵子が放出され、それが卵管に送られることを言います。妊娠1週目の後半に性交渉を持っていた場合は、排卵が行われるときには、既に卵管で精子が卵子を待ち構えているということになります。
その場合、排卵した瞬間から精子が我先にと卵子に群がります。精子の一つが受精に成功すると即座に卵子は殻を硬化させて他の精子の受精を防ぎます。これが多胎妊娠が頻発しないメカニズムです。

妊娠2週目の頃はまだ妊娠が確定していない時期ですので、妊娠の初期症状や超初期症状が出ることはありません。妊娠初期症状や超初期症状は、妊娠が確定した着床後に現れる症状を指します。
ただし敏感な人の中には、卵胞がはじけ卵管に放出される際に”排卵痛”を感じる人もいるようです。妊娠の有無には関係がありませんが、排卵日を知る有効な手段の一つと言えます。 「これってもしかして妊娠?」妊活中の女性にとって、ちょっとした体調の変化は気になりますよね。「風邪っぽい」「吐き気がする」「眠気がひどい」など、いつもと違う体調の異変を感じたら、もしかすると赤ちゃんからのサインかも。気になる妊娠超初期と妊娠初期に起こる妊娠の兆候についてまとめました。

受精の成否が決まります

卵子の寿命は24時間ほどですので、排卵後24時間以内には受精の成否が決まるということになります。

ただし排卵すれば絶対に受精が成功するというわけではありません。排卵から24時間以内に精子と出会わなければもちろん妊娠することはありませんし、たとえ排卵前に精子が待ち構えている状況だったとしても、卵子の中に入り込み受精できる確率は100%ではないと考えられるからです。

受精卵が子宮に移動をはじめます

受精が成功すると、受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮に移動をはじめます。

子宮にたどりつくまでのスピードには個人差があるものの、大体3~5日ほど。着床にかかる時間は2~3日ほどとされています。
受精後1つの細胞から2つの細胞になるまでにかかる時間は約30時間ほどです。以降は数時間おきに2つから4つ、4つから8つと細胞は2倍ずつ増えていき、受精卵が着床するころには数えきれないほどにまで増殖しています。

妊娠2週目の基礎体温の変化

妊娠1週目の後半から妊娠2週目の頭くらいになると、それほど変化のなかった体温がガクンと下がる日があります。この下がった日あたりに排卵が行われているのです。
こうして一度下がった体温は徐々に上がっていき、最終的にその温度差は1度以上という人も少なくありません。

妊娠の有無はこの時期の基礎体温から判断することはできません。
「いつもより体温の上昇スピードが速かった」「いつもより上昇ピークの体温が高かった」という人もいますが、医学的根拠はなくどちらかというと迷信のようなものですので、過信しすぎないようにしましょう。 「赤ちゃんがほしい」と思っている人にとっては気になる基礎体温の変化。妊娠すると、基礎体温はどのように変化するのでしょうか。記録した基礎体温から、排卵日や妊娠の可能性を探ることができるかもしれません。今回は、妊娠初期の基礎体温の変化をグラフでご紹介します。



妊娠を望む女性が知っておきたい排卵の知識とは

排卵の仕組みや排卵後の変化については先述したとおりです。ただし排卵が妊娠2週目頭に行われるというのはあくまで目安であって、実際の排卵時期には個人差があります。
ここでは排卵時期が左右される要因や、排卵時期を事前に知る方法など、妊娠を望む女性ならぜひ知っておきたい排卵に関する知識をお届けします。

排卵は生理周期によっても変化します

女性の生理周期は【月経期】→【卵胞期】→【排卵期】→【着床期】→【月経期】という流れで進んでいます。月経がはじまってから次の月経がはじまるまでが1つのサイクルです。このサイクルは28日周期を基準としている場合が多いのですが、短い人だと25日周期、長い人だと35日周期という人もいます。
短いことや長いことを心配する人もいるかもしれませんが、一定の周期で安定しており月経痛がひどいなどでなければそれほど神経質になる必要はありません。そういう体質なんだと思いましょう。
※毎月生理周期が定まらず3日以上ずれることが頻繁にあるという方は、卵巣の機能が乱れている可能性がありますので、産婦人科で相談されてくださいね。

生理周期が異なるということは、もちろん排卵周期も変わってきます。通常、排卵後に生理が起こるまでの期間は11日~16日程度と言われています。これから考えると28日周期の人は前回の生理から14日後頃に排卵されていると考えられますが、35日周期の人は早くても前回の生理から19日後以降に排卵が起こっている可能性が高いと考えられるのです。

いろんなところで紹介される生理周期は基本的に28日周期で紹介されているため、生理から14日目あたりが排卵だと覚えてしまっているかもしれませんが、生理周期によっては1週間近くズレる可能性があるという点を頭に置いといてくださいね。

排卵はストレスの影響を受けやすい

排卵は生理周期の影響を受けるとご紹介しました。しかし排卵はそれ以外にも大きな影響を受けるものがあります。それは”ストレス”です。

ストレスは女性ホルモンの分泌に大きな影響を与えます。強いストレスがかかると、女性ホルモンの分泌が抑えられ、卵胞の成長に影響を与えたり、排卵の指令を上手く出せなくなってしまうこともあります。
それが排卵の遅れに繋がり、月経の遅れに繋がり、生理不順ということになるのです。

仕事や家庭の問題はもちろん「子どもを早く作らなきゃ」という強い思いもストレスになります。排卵がずれるということは、妊娠のタイミングがはかりにくくなることにも繋がり、更なるストレスを生む要因ともなりますので、煮詰まるようなら1サイクル分お休みして気持ちを立て直すのも一つの手段です。

排卵を事前に知る方法とは

妊娠を望んでいる人ならば、生理開始日くらいは日記やカレンダーにメモしているかと思いますが、先述したように生理は周期や体質、ストレス状況などにもよって排卵日が変わってきます。妊娠機会を増やすためには、やはり排卵日の把握が必要となってくるでしょう。
今回は排卵日を知る方法として代表的な3つをご紹介します。

【1】基礎体温を測る
排卵日を知ることができる、もっとも手軽な方法です。測り方やグラフの見方などは、上記「妊娠2週目の基礎体温の変化」のところにリンクをはってありますので、そちらをご参照ください。

【2】排卵チェッカーを使う
排卵チェッカー(排卵検査薬)は、排卵前に増えるヒト黄体形成ホルモン(LH)を測定する方法です。妊娠検査薬と同じように尿をかけて測定します。妊娠検査薬と同様、決して安くはありませんが、自宅で簡単にチェックすることができるというメリットがあります。

【3】病院で測定してもらう
病院で経膣超音波を使って卵胞の大きさを測定し、排卵日を割り出す方法です。基礎体温やヒト黄体形成ホルモンの測定も合わせて行うことで、より正確な排卵日を知ることができます。

よほど切羽詰った状況というわけでないのなら【1】基礎体温→【2】排卵チェッカー→【3】病院受診の順で試してみることをオススメします。ただし夜勤がある仕事などで不規則な生活をされていて、正確な基礎体温が測れない場合には【2】排卵チェッカーからはじめるなど、臨機応変にトライしてみてくださいね! 基礎体温を測ることからスタートすることが多い妊活。基礎体温のグラフを見れば、おおよその排卵時期がわかるので、タイミング法にも有効ですよね。基礎体温だけではなかなか正確な排卵日の特定はむずかしいため、最近は排卵検査薬を併用する人が増えています。そこで、妊娠率をあげるための排卵検査薬の使い方やコツなどをご紹介します。

”無排卵月経”にも注意!

「生理周期は安定しているから、うまくタイミングをはかれば大丈夫だろう」そう思ってタイミングを取り続けること1年以上。さすがにちょっとおかしいと思い病院を受診してみたら実は”無排卵月経”だったということもあります。

無排卵月経とは、読んで字の如く、排卵されていないにもかかわらず月経のような出血が起こることを言います。基礎体温を測定していれば、ずっと低温期が続くため気づきやすいのですが、そうでない場合は「ただの安定した生理」にしか見えないという特徴があります。また無排卵月経の場合、生理周期が安定しない場合も多いのですが、それもやはり一見「ただの生理不順」にしか見えないようです。

無排卵月経の原因は、強いストレスや生活習慣の乱れ、血行不良やダイエットなど、比較的身近なものばかりです。月経のある人なら誰もがかかる可能性がある病気とも言えるでしょう。

無排卵月経の治療には、ホルモン剤や排卵誘発剤の投与が一般的です。ただし妊娠を望まないうちは特に気づくのが難しく、無排卵月経の期間が長ければ長い程、卵巣機能も低下してしまい、回復に時間がかかってしまいますので、できれば将来の妊娠のためにも常日頃から基礎体温を測定しておくことをオススメします。

妊娠2週目までには意識して摂りはじめたい”葉酸”とは

妊娠を意識しはじめた人なら一度は”葉酸”という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。葉酸とはビタミンの一種で”ビタミンM ”とも呼ばれます。
葉酸は妊娠を望む女性や妊娠初期の女性は積極的に摂るべき成分として、近年注目が集まっています。ここでは「どうして葉酸を取らなければならないのか」から「葉酸の摂取方法」までを見ていきましょう。

なぜ葉酸を取らなければいけないの?

葉酸は厚生労働省で摂取が推奨されている成分です。下記に厚生労働省が出している資料をリンクしてありますが、少々わかりづらいためポイントを絞って見ていきましょう。

(1)摂取を推奨されている時期
厚生労働省では、妊娠前1ヵ月~妊娠3ヵ月までの期間で葉酸を摂取することを推奨しています。葉酸を摂取することで得られる効果は主に受精後の細胞分裂から器官形成に必要なものなので、遅くても受精をする妊娠2週目には摂りはじめたいところです。

(2)摂取すべき量
厚生労働省では、1日0.4mgの摂取を推奨しています。ただしビタミンB12欠乏症の診断を困難にするため1日1mgを超えないようにするべきともされています。

(3)摂取しなければならない理由
神経管閉鎖障害の予防のためです。神経管閉鎖障害とは二分脊椎や無脳症などの総称です。発症すると命に関わるか、たとえ命が助かっても重度の障害をおってしまうため、国をあげて予防に取り組んでいます。

▼厚生労働省|葉酸摂取に関する資料
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-03c.pdf

葉酸の摂取方法とは

葉酸は緑黄色野菜や果物、レバーなどに多く含まれます。しかし葉酸は水溶性のため調理により分解・溶出しやすい特徴を持っています。
また葉酸を豊富に含むレバーは、ビタミンAも豊富に含んでいることでも有名です。ビタミンAは過剰摂取により胎児への催奇性が懸念されています。脂溶性のため体内に蓄積しやすく、必要な葉酸を摂取するペースで食べていると過剰摂取に繋がりますので注意しましょう。

厚生労働省では1日350g以上の野菜を摂取することで、必要な葉酸量をまかなえるとしていますが、350gを毎日欠かさず摂るのは難しいものです。つわりがはじまってしまうと野菜どころか何も食べられないこともあります。

そんなときは無理をせず”サプリメント”に頼りましょう。どのサプリを選んだらいいかわからないという人は、産婦人科で相談してみてくださいね。厚生労働省で摂取を推奨していることから、今では産婦人科でも葉酸サプリを取扱い、妊娠が発覚した妊婦さんに妊娠初期の期間の服用を勧めているところも少なくありません。産婦人科に行く時間が取れないという方は、薬局で薬剤師さんに相談してみるのもいいでしょう。 赤ちゃんにとって必要と言われる「葉酸」について知っていますか?「葉酸がいいって言うけど実際なんなのかわからない」という方も多いですよね。葉酸を摂ろうと努力している方が多いですが、調理の仕方で葉酸が半減してしまうことも。今回は葉酸の効果的な摂り方とおすすめレシピ、また注意点についてご紹介します。



妊娠はパートナーへの思いやりにも影響されます

妊娠2週目は、妊娠を待つ人にとってより一層気合を入れたくなる時期です。しかしその気合い、ちゃんと夫婦で共有できていますか?女性と男性では、立場も体の構造も違うだけに、どうしても妊娠・出産・育児に対しての考え方にもズレが生じてしまうことがあります。

例えば「明日排卵予定日だから今日のうちに仕込みお願い!」なんて誘い方してたりしませんか?男性は意外とナイーブなもの。自分ではなく精子だけを欲されていると感じると、ED(勃起不全)になってしまったり、精子の元気がなくなってしまったりして妊娠にも影響が出てくる可能性があります。

赤ちゃんは基本的に男性と女性が愛し合ってできる結晶だと思います。妊娠に強い思いを抱くからこそ、ムードを大切にしたり、相手を思いやった言動・行動を心がけて、妊娠力を高めたいですね!

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