【妊娠1週】妊娠に向けた準備が進む卵胞期

妊娠1週目は、次の排卵に向けて卵胞が成熟する卵胞期(増殖期)です。ここでは「この時期に体の中で起こっていること」「妊娠に向けて行うべき準備」「レントゲンや薬が卵子に与える影響」を中心に、妊娠1週目について見ていきましょう。

妊娠1週目ってこんな時期

妊娠1週目は、月経を終えた次の1週間にあたります。月経で体の中がリセットされ、体調も気持ちも比較的安定している時期です。
世間では「ダイエットをするなら生理後がベスト」と言われるくらい、むくみが落ち着き代謝もアップする時期ですので、健康増進も兼ねて運動を取り入れてみてもいいかもしれませんね!

次の妊娠の機会に向けた準備期間

妊娠1週目は、卵胞期(増殖期)と呼ばれる期間です。

月経を終えてこの時期に入ると、卵巣の中で原始卵胞の1つが成熟をはじめます。原始卵胞の中には卵子が1つ入っており、成熟がピークを迎えると、原始卵胞がはじけて卵子が飛び出し、卵管へと送られます。これを”排卵”と呼びます。

女性はこの原始卵胞をおよそ300万個ほど卵巣に持って産まれます。卵巣の中では常に生存競争が行われており、良質な卵胞だけが生き残り、そうでない卵胞は退化していきます。そうして初潮を迎える頃にはわずか10%ほどしか残っていないのです。
この数十万個の原始卵胞も、もちろんすべてが排卵されるわけではありません。1度の排卵につき数十個の卵胞が成長をし、その中で最も優れた卵胞がこの卵胞期である妊娠1週目に成熟することができるのです。つまり排卵された卵子は、ものすごい生存競争を生き抜いた、選ばれた卵子ということになります。

妊娠1週目は、そんな選ばれた卵子を送り出すための大切な準備期間なのです。

妊娠1週目の基礎体温の変化

妊娠0週目の頭にガクンと下がった基礎体温は、妊娠1週目の期間も低いまま推移します。

生理周期によっては、妊娠1週目の後半に更にガクンと体温が落ち込む日があるかもしれません。女性の体ではこの最も体温が下がった日前後に”排卵”が行われています。
排卵は体の中で行われているものなので、体調の変化などから気づくことは難しいですが、こうして基礎体温をつけていると一目でわかるようになるのです。 「赤ちゃんがほしい」と思っている人にとっては気になる基礎体温の変化。妊娠すると、基礎体温はどのように変化するのでしょうか。記録した基礎体温から、排卵日や妊娠の可能性を探ることができるかもしれません。今回は、妊娠初期の基礎体温の変化をグラフでご紹介します。



妊娠のためには妊娠1週目後半からの性交渉が必要

生理周期が28日くらいの人にとって、この妊娠1週目は排卵直前の期間です。妊娠を望んでいる人の中には「妊娠のためには排卵が必要だから、とりあえず排卵されるまで待とう」と思っている人もいるのではないでしょうか。

でもちょっと待ってください。妊娠の確率を上げるためには、実は排卵前からの性交渉が必要なんです。ここではその理由と、成功率UPのカギを見ていきたいと思います。

なぜ妊娠1週目後半からの性交渉が必要なの?

「なぜ妊娠1週目後半からの性交渉が必要なのか」を理解するためには、まず卵子と精子の寿命について知る必要があります。これは妊娠するためには絶対に必要となってくる知識ですので、しっかりと覚えておきましょう。

【卵子の寿命は約24時間】
卵子は排卵後およそ24時間しか生きていられません。そのわずかな時間の中でも、受精に最適な時間はせいぜい8時間程度だとも言われています。

【精子の寿命は約3日】
精子は射精後女性の体内で生きていられる期間は2日~7日程度と言われています。この辺は個人差が大きく現れる部分ですので、平均3日程度と覚えておくといいでしょう。

これらの情報を加味して考えると、妊娠するためには『排卵日の3日前~排卵日翌日』までの5日間の間に最低でも1度は性交渉を持たなければならないということがわかります。つまり排卵日が妊娠2週目の頭に行われるのなら、妊娠1週目の後半に性交渉を行う必要があるのです。

妊娠に有効な性交渉期間を押さえて成功率UP!

「妊娠するためには『排卵日の3日前~排卵日翌日』までの5日間の間に最低でも1度は性交渉を持たなければならない」と先述しましたが、これはあくまでも”最低ライン”です。妊娠確率をあげるためには、もう少しマメな性交渉が必要となってきます。

基礎体温を測定していたり排卵チェッカーなどを使っている場合は、排卵日を比較的正確につかむことができます。しかしそうでない場合、実際にいつごろ排卵があったのかは、次の生理があるまではっきりしないという人も多いでしょう。

ある程度感覚で排卵リズムを掴んでいたとしても、排卵はストレスや生活リズムなどの影響を受けやすいものです。排卵がずれてしまうと、先ほどご紹介した5日間に性交渉を持っても、うまく妊娠に繋がらないこともあります。そこで今回は妊娠成功率UPのポイントをご紹介しましょう。

◆ポイント1:期間は排卵予定日の1週間前から3日後くらいを目安に◆
排卵日が多少ずれることも考慮して、少し長めに性交渉期間を取ることで妊娠成功率UPに繋がります。

◆ポイント2:上記期間はできれば毎日、最低でも1日おきに◆
精子の寿命には個人差があります。『パパの精子がどれくらい生きられるのか』は、それこそ病院に行かないと調べられないので、精子の寿命を短めに考えて性交渉を持つようにしましょう。

◆ポイント3:好条件でも成功率はせいぜい30%◆
どれだけ体調を整え、タイミングを合わせたとしても、妊娠成功率はせいぜい30%程度だと言われています。『元々確率の低いことに挑戦している』ということをパパもママもしっかりと覚えておき、妊娠成功に至らなかった場合でも、あまり落ち込まないで次のチャンスに向けて準備を進めましょう!

妊娠0週目と同じくレントゲンや薬の影響の可能性は低い

妊娠0週目の記事で「妊娠0週目はレントゲンや薬の影響が最も少ないため、医療機関の受診はこの時期に済ませておきましょう」とご紹介しましたが、引き続き妊娠1週目も、レントゲンや薬の影響を受けにくい期間です。
ここではその理由と、もし影響が出た場合について見ていきましょう。

なぜ影響の可能性が低いと言えるの?

端的に言ってしまえば「妊娠1週目は既に存在している細胞を成長させるだけの時期なので影響の及びようがない」となります。ただこれだけではわかりにくいと思いますので、さきほどと同じようにいくつかのポイントをピックアップしてみましょう。

◆ポイント1:卵子は生まれたときから卵巣にある◆
卵子の元となる”原始卵胞”は、生まれたときには既に卵巣の中に存在しています。つまり妊娠0週目や妊娠1週目のレントゲンや薬の影響が出るとなると、赤ちゃんのときに受けたレントゲンや小学生の時に飲んだ薬の影響も出る可能性があるということになってしまいます。

◆ポイント2:妊娠1週目は”原始卵胞”を膨らませるだけの時期◆
通常、細胞の成長とは「細胞分裂」を指すのに対し、卵胞の成長は「一つの細胞のまま大きくなる」ということを指します。核となる卵子自体が成長するのではなく、その卵子を包む膜から卵子を放出するために膨らんでいくだけなので、レントゲンや薬の影響を心配する必要がないのです。

◆ポイント3:既にある細胞に影響するほど強い薬はほとんどない◆
それでも影響を心配される方もいるかもしれませんが、実は卵子のように既に存在している細胞に影響を及ぼすほどの強い薬自体がほとんど存在しません。
それだけでなく、これから妊娠する可能性がある人に対して、万が一にも卵子に影響があるかもしれない薬を何の相談もなしにお医者さんが処方することはあり得ません。現在の日本では、薬の処方は医師と薬剤師の二重チェック体制で行われているため、うっかり出してしまうという可能性も限りなくゼロに近いと言えます。

◆ポイント4:多くの薬が1~2日ほどで体外に排出される◆
一般に処方されている薬のほとんどは、体内に残った成分が半分になるまでに2~8時間ほど、完全に抜けるまで1~2日ほどのものばかりです。中には抗生剤の一つであるアジスロマイシン(ジスロマック)のように、3日連続で飲んで1週間効果が続くというような比較的残留性の高い薬もありますが、妊娠を希望していることを伝えれば処方には慎重になってくれるはずです。

レントゲンや薬の影響については【妊娠0週目】の記事にも記載してありますので、気になる方はそちらもあわせてチェックしてみてくださいね。 妊娠0週目は、生理の期間に当たります。子宮の中をきれいにして次の排卵に備えるいわばリセット期です。ここでは「なんで妊娠の可能性がゼロなのに『妊娠0週目』と言われるの?」という疑問から、この時期にやっておきたいことまで、妊娠を望む女性が知っておきたい情報をお届けします。

もし影響が出るとすればどんな場合?

妊娠1週目である卵胞期には、基本的に薬などの影響が出ないことはわかっていただけたかと思います。影響の可能性は低い中で、もし妊娠1週目に影響が出るとすれば、受精後の細胞分裂の時期ではないでしょうか。
最初の細胞分裂は受精後30時間ほどで起こるため、多くの人が妊娠2週目以降にあたりますが、排卵が早まった・生理周期が短いという人だと、妊娠1週目の時期に細胞分裂がはじまる可能性も考えられます。

ただし受精後の細胞分裂は、何か器官を形成しているのではなく、単純に1個が2個に、2個が4個にと数を増やしているだけなので、レントゲンや薬の影響は少ないと考えられています。 妊娠に気づいた妊婦さんの多くが心配になること。それは「あのとき飲んだ薬は大丈夫?」「現在治療中の病気の薬はどうしたらいいの?」といった薬に関することです。ここでは薬の影響や、飲み続けるメリットを交えながら妊婦さんの服薬について考えていきたいと思います。



体と一緒に気持ちの準備も進めましょう!

妊娠1週目だと、先週の妊娠失敗のショックがまだ残っている時期かもしれませんね。しかし体は着々と次の妊娠のチャンスに向けて準備を進めているので、この1週間でうまく気持ちを立て直しましょう。

子作りはあまり気負いすぎるとストレスになり、そのストレスが排卵のズレを生んで受精のタイミングを逃し、また落ち込んでストレスになり…と悪循環に陥ります。意外と「できたらいいな。できなかったらまだ今の生活を満喫しなさいってことなんだな」くらいにライトに考えた方がうまくいくかもしれません。

筆者は2ヵ月後に入籍が決まった後「この段階ならもう子どもできても大丈夫だよね」という話になり、生理から14日後くらいという本当に適当な感じで取り組んでいたら、入籍直後の3ヵ月目で子どもを授かりました。
2人目は更に適当で「次の排卵以降にできればギリギリ2歳差だね(我が家では子どもは2歳差がいいねと話しておりました)」なんて話しつつ、前回と同じ3ヵ月後くらいにできればちょうといい感じだなーと思っていたらなんとそのギリギリな排卵で授かりました。
今となっては、そんな風に適当で力を入れ過ぎてない感じが良かったのかな?とも思っています。

また中には周囲の「子どもはまだ?」のプレッシャーをかけられている人も多いのではないでしょうか(筆者は結婚報告の際に「それで子どもはいつ頃の予定?」と聞かれて内心「プレッシャー早っ!」と突っ込みを入れていました…)。そんな期待をストレスに感じてしまう人も多いと思いますが「他意はない」と割り切って「そろそろですかね~?」とうまくかわしてくださいね。

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