排卵から受精して着床するまで何日かかる?流れと症状などを解説

排卵、受精、着床、という女性の体の中でおきるとても神秘的な現象。いったいどのような流れでどのくらいの時間をかけて起きるのでしょうか?その流れや症状などについてまとめました。

排卵から受精して着床するまでどれくらいかかるの?

約2週間ほどかかります

卵子は約24時間しか生きることが出来ませんので、排卵してから24時間以内に受精します。それから着床するまでに約7日、着床がはじまってから、着床が終わるまでに約5日ほどかかります。

その間は奇跡の連続です。妊娠というのは本当に神秘的なものなのですね。



排卵から受精、着床までの流れ

【1】排卵

女のひとの体には卵巣が二つあり、約4週間(月経周期)に一個だけ、左右順番に卵巣から卵子が飛び出します。それを卵管采と呼ばれる卵管の先にある手指が広がったような形のところに取り込まれます。卵管采が卵子を取りに行くようなイメージの動きをするのです。

その卵管采で卵子は精子が来るのを待ちます。しかし、卵子はたった24時間しか生きることができず、その中でも受精しやすいのは排卵直後の6~8時間だといわれています。

【2】受精~排卵から24時間以内~

精子は女性の体の中にはいると、子宮頸管、子宮、卵管を通って、卵子のまつ卵管采までたどり着きます。このころには、最初は2億から3億あると言われている精子もわずかしか残っていません。

卵子は24時間しか生きられませんから、排卵後24時間以内に卵子と精子が出会うことができ、運のいいたった一つの精子が卵膜を破って卵子の中に入ります。これが受精です。卵子は受精卵となります。

【3】卵管内で分裂を繰り返しながら移動~受精から約5日間~

受精卵は受精後約35時間で細胞分裂を始めます。2分割、4分割、8分割と分かれていき胚盤胞まで分割を進めながら、卵管を移動していくのです。

このとき受精卵は、子宮内膜に「ふかふかベッドをタイミングよく作ってね」と信号を送りながら移動しているのです。受精卵が子宮に到着する受精から約5日後に、一番ふかふかの気持ちのいいベッドが作られるようにするわけです。

【4】着床開始~受精から6~7日後~

受精から約6日ごろに、胚盤胞となった受精卵は、子宮内に浮いています。そして、子宮内膜の最高のふかふかベッドが完成したとき、胚盤胞を覆っている膜が破れて孵化し、子宮内膜にくっつき、着床が始まります。このタイミングがうまく合うことも妊娠成立のポイントです。

ここまでが受精から約7日で起こります。

妊娠成立は着床から、と規定されており、この着床開始が生理開始日から数えると約3週目ということになります。

【5】着床完了

着床を開始してから約5日間かけて、胚盤胞は子宮内膜に潜り込みます。子宮内膜も綺麗になおり、完全に埋まってしまって、着床完了となります。 妊娠3週目は、妊娠が成立するかどうかが決まる着床期です。ここでは「実際に着床したらどういう変化が出るのか」「着床に失敗した場合はどうなるのか」「妊娠検査薬の使用で注意すること」を中心に、妊娠3週目について見ていきたいと思います。 ▲着床期についてはこちら

着床したらどれくらいで妊娠が分かるようになる?

妊娠が成立すると、生理が止まり、高温期が3週間以上続きます。
妊娠がはっきりとわかるのは、次の生理予定日の約1週間後と言われています。しかし、着床したころから体に何らかの変化を感じる方も少なくはないようです。この妊娠超初期といわれる、生理開始日から4週間は、赤ちゃんにとってとても大切な時期です。

このころの症状としてあげられるのは、眠気、だるさ、おっぱいの張り、胃がムカムカする、匂いに敏感になる、などがあります。

はっきりと妊娠かどうかわからなくても、なにか変化を感じたのであれば妊娠を希望している女性なら、この時期に強い薬を飲んだり、アルコールや喫煙を避けるなど気を付けるとよいですね。 「これってもしかして妊娠?」妊活中の女性にとって、ちょっとした体調の変化は気になりますよね。「風邪っぽい」「吐き気がする」「眠気がひどい」など、いつもと違う体調の異変を感じたら、もしかすると赤ちゃんからのサインかも。気になる妊娠超初期と妊娠初期に起こる妊娠の兆候についてまとめました。 ▲妊娠超初期の兆候についてはこちら



妊娠検査薬はいつから使えるの?

妊娠検査薬は生理予定日前後から使えるものと、生理予定日1週間後から使えるものがありますが、確実性が高いのは予定日の1週間後に検査するものです。

あまり早く検査をしても、うまくラインが出なかったりすることがありますので、焦らずゆったりと待ってみましょう。早めにラインがでたからといっても、すぐに産婦人科に行くときちんと妊娠したことがわかるころに出直してくるように言われることがほとんどなんですよ。

着床してもすぐには妊娠は分かりません。リラックスして過ごして

妊娠を望む女性にとって、妊娠成立の可否は一日も早く知りたいですよね。でも、残念ながら妊娠が確実にわかるのは妊娠第6週くらい(前の生理開始日から6週)だったりするのです。
つまり、妊娠が分かったときにはもう妊娠2か月目に入っている、ということになります。妊娠してるかな、してないかな…とそわそわしてしまいますよね。でもどっしりと構えてその時を待ちましょうね。

上にも書いたように、着床のころから体に変化を感じる方も少なくありません。この時期が赤ちゃんにとってもとても大切な時期ですから、自分の体を大事に過ごすことが一番です。リラックスして過ごしましょう。

排卵から着床まで、というのは精子と卵子がたった24時間しかない制限時間のうちに出会い、卵管を通る間に上手に胚盤胞へと成長し、ちょうとタイミングよくふかふかベッドが出来上がったときに子宮に到着し着床する、という偶然の重なり、本当に奇跡的なことなのです。