出産に大切な陣痛間隔のはかり方~陣痛が来たらどうする?~

陣痛が来るといよいよ出産。とはいえ、その日にすぐに赤ちゃんに会えるとも限らないのが出産です。陣痛を感じたらまずは陣痛の間隔を自分で測り、産院に行くまで自分で管理する必要があります。なぜ陣痛間隔が大切なの?陣痛間隔の意味は?についてお話しましょう。

陣痛は間隔がものを言う?陣痛間隔が重要なワケとは

陣痛の間隔は出産までの重要情報!

陣痛が来たら、すぐに赤ちゃんが出てきてくれるというわけではありません。陣痛にも段階があり、出産の進み具合を知るための大きな目安にもなります。「陣痛が10分間隔になったら連絡をください」と産院から指示があるのもそのため。
痛みを感じたら、まずは痛みを記録しておくことが大切です。中には、前駆陣痛といって、出産にはつながらない陣痛の場合もありますが、それもまた陣痛間隔を記録することで知ることができるのです。

規則性のある痛みは出産につながる本陣痛

陣痛には2種類あり、そのひとつは出産にはつながらない予行練習のようなもの。これを「前駆陣痛」といいます。痛みの感じ方には個人差があるため、必ずしも軽度の痛みと断言することはできませんが、一番の特徴が不規則な痛みということ。痛みがくる間隔にきまりがなく、次第に痛みは弱くなります。
それに対し、出産につながる「本陣痛」は、規則性があるのが一番の特徴です。最初は間隔が開いているため気づきにくいのですが、はかってみると一定の間隔ごとに陣痛がやってきているのが分かります。また、本陣痛は痛みが次第に強くなるのも特徴です。
このように、前駆陣痛か本陣痛かを見極めるためにも陣痛間隔をはかる必要があるのです。



陣痛間隔のはかり方について。具体的にどうするの?

痛みの始まりと終わりをメモする

痛みを感じたら、まずはゆっくりと落ち着いて腰かけれる場所に移動しましょう。そのうえで、痛みがきた時間と、痛みがなくなった時間をメモします。陣痛がきた時間のみ書き留めても、痛みが続いた時間についてわからなくなるからです。

痛みの感じ方にもよりますが、いざとなると慌ててしまうもの。痛みの始まりと終わりをメモするように決めておけば、陣痛のタイミングと持続時間の両方をもれなく記録できます。

陣痛間隔をメモしてくれる便利なアプリも

さすがスマホ社会!最近では陣痛間隔を記録できる便利なアプリもあるようです。外でとっさに陣痛が起こった場合でも、スマホであれば殆どの場合手元にすぐに用意できるので便利ですよね。アプリで記録してくれるので、筆記具がない場所でも可能です。
また、スマホのメモ帳機能を利用して陣痛間隔を記録したという方も最近では多いようです。当然のことながら、通話中は記録することができません。家族や病院への連絡タイミングを逃さないようにしてくださいね。

陣痛ってどう進むの?

陣痛の間隔が短くなるということは、分娩に近づいているということを意味しています。実際に赤ちゃんに会えるまでの陣痛の流れを知っておくと、実際の出産がイメージしやすくなりますよ。

陣痛スタート:30分間隔

必ずしも30分間隔でスタートするというわけではありませんが、臨月の妊婦さんで30分間隔の痛みを感じ始めたら、「これは陣痛かも!?」と身構えてもいいかもしれませんね。
とはいえ、30分間隔の陣痛はまだまだ出産までは遠いもの。次第に痛みが弱まる方も多いようです。
「ひょっとして?!」と思いながらも、入院グッズの最終確認・腹ごしらえ・シャワーを浴びておくなど、痛みが弱いうちにやれることをやっておくといいですよ!

経産婦さん、病院へ:15分間隔

二人目以降の出産の場合、お産が早く進む可能性があるため、陣痛が15分間隔になったら病院へ連絡するのが一般的です。
なお、15分間隔の段階ではまだまだ先は長いもの。人によっては間隔の長い時間帯が続くこともありますがのでできるだけリラックスして過ごせるといいですね。

初産婦さんも病院へ:5~10分間隔

陣痛が10分間隔になると、初めての出産という方も病院へ連絡するのが一般的。
陣痛が10分間隔になるといよいよ本格的なお産を意識してください。というのも、陣痛間隔5~10分というのは「潜伏期」と呼ばれる段階で、子宮頚部が柔らかくなり、次第に子宮口も開き始める時期なのです。
この潜伏期の間に陣痛は次第に強くなり、痛みを感じる時間も30~40秒程度と長くなります。痛みが段々と辛くなるのもこの時期です。
出産ケースによりますが、陣痛間隔10分では子宮口~3㎝程度、陣痛間隔5分では~7㎝程度まで開いてきます。

子宮口全開まであとちょっと:3~5分間隔

陣痛間隔が3~5分程度と短くなってくると、いよいよ赤ちゃんが産道に向かいはじめます。1回の陣痛時間も長くなり、1分程度痛みが続くようになります。このころになると休む時間が短くなることもあり、妊婦さんに疲れが見え始める時期。助産師さん・看護師さんの励ましをパワーに変えて頑張りましょう。

痛みの間隔が3~5分という時期は「活動期」と呼ばれます。この活動期に破水する方がほとんどと言われていて、子宮口は4㎝~全開の10㎝まで開き、腰の痛みを強く感じる方も。そろそろ「いきみたい!」と思う方が増えてきますが、もう少し待って。息をしっかりと吐くことを意識してください。

いよいよ娩出!:1~2分間隔

子宮口が全開し、いよいよ赤ちゃんを娩出する段階です。陣痛間隔は1~2分と短くなるのに対し、陣痛時間が1分~1分半と長くなるため、もうずっと痛いような状態ですがラストスパート!いきみたいタイミングや助産師さんの声に合わせていきみましょう。
個人差があるので一概には言えませんが、子宮口全開から胎児娩出までの平均時間は、初産婦さんで1時間半、経産婦さんで1時間程度と言われています。泣いても叫んでもこれで終わりですので頑張ってくださいね。

胎盤を出す際に陣痛を伴うことも

赤ちゃんの産声を聞き、感動に浸っている間に体の処置が施されます。分娩後は胎盤を体から出さなければならないのですが、その際に陣痛のような痛みを伴うことがあります。長くても30分程度でおさまるものですので、陣痛時間に比べるとほんのちょっとです。



陣痛・出産の進み方には個人差も

妊婦さんにとって陣痛は本当にこわいもの。痛みに対する恐怖心はもちろん、未知の世界に対する不安のようなものもありますよね。

分娩の平均時間には個人差があり、先述したように規則正しく陣痛間隔が短くなる方もいれば、あれよあれよと5分間隔まで進む方もいます。一方で、陣痛間隔が短くなってからなかなか先に進まないという方も。本当に千差万別なんです。
色々な不安があるかもしれませんが、落ち着いて間隔を図ることだけ覚えておけば大丈夫。「案ずるより産むが易し」の言葉通り、うまくいくように祈っています

愛しいわが子に会えるまでもう少しです。