乙字湯は自然由来の生薬!身体の内側から便秘と痔をスッキリ改善

つらい便秘や痔の治療の為に東洋医学の考えを元に日本で考案された漢方薬である「乙字湯」の効能、飲み方、成分やどういった症状に効果が高いのかなど詳しく説明しています。下痢などの副作用の心配や、妊娠中や授乳中の服用についてもしっかりと説明しますよ。

乙字湯(おつじとう)とは?

主に痔や便秘の改善に使われる漢方薬です


乙字湯とは生薬を組み合わせた漢方薬の一種で、日本で生まれた配合の漢方薬になります。主に便秘や痔の治療として用いられており、便通を良くする効果もあります。痔に悩む人の特徴として便通が普段からあまり良くない人や、妊娠中や出産を経験した女性、同じ姿勢で座り続けて仕事をする人などが当てはまります。

軽度の痔などの時には西洋医学では外用薬を用いて患部を治療しますが、東洋医学の考えにより漢方薬を用いることで身体の内側から、人間が持つ自然な回復力を十分に発揮することでの症状改善を目指していきます。

含まれる成分


乙字湯は「柴胡(サイコ)」、「黄ごん(オウゴン)」、「当帰(トウキ)」、「升麻( ショウマ)」、「大黄(ダイオウ)」、そして「甘草(カンゾウ)」という6種類の生薬を組み合わせて出来ています。この6種類の生薬がバランス良く組み合わせられることによって成分が身体に吸収されやすくなり、個々のもつ効能もより良い効果を発揮するようになっています。

乙字湯は便秘や痔の症状改善に用いられる漢方薬の中でも成分が強く効果が高いことで知られています。その分配合されている生薬の力が強いので、体力が十分にある人や・健康的な状態の人を指す「実証」の患者が対象とされています。
体調が優れない時などは副作用が出やすくなってしまったり、十分な効果が得られないことがあるので服用には注意が必要です。



乙字湯の効能


乙字湯には便秘の改善や痔、脱肛の治療、お通じをよくするなどの効果があります。
痔というのは東洋医学では「血(けつ)」が患部に滞ってしまっている状態であると考え、そうした状態を「瘀血(おけつ)」と呼んでいます。

外用薬によって腫れや痒みを取るのではなく、乙字湯を内服することで滞ってしまった内側の「血」の流れを自然な状態へと巡らせることで腫れや痒みの原因となっている「瘀血」を治療するのです。乙字湯は身体の内側からの治療を目指しているんですね。

乙字湯に含まれる6種類の生薬は様々な効能を持っており、升麻は痔や脱肛(キレ痔)に効果があり、大黄はお通じを良くし、当帰には補血作用があり、他の生薬は炎症を和らげる効果を持っています。
これらの成分が「血」の巡りを良くすることで痔によって傷ついた部位の回復が早まり、うっ血によって腫れてしまっていた部分も小さくなることで排便が楽になったり、排便痛が和らぐ効果もあります。

乙字湯の飲み方


漢方薬は食前や食間(空腹時)に飲むのが一般的で、乙字湯も食前または食間に飲むのが良いとされています。漢方薬を飲むときには水かぬるま湯で決められた容量を飲みます。製品によってはぬるま湯で溶かしてから飲むというものもあるので用法をしっかりと読み、処方された薬の場合には医師の指示をきちんと守るようにしてください。

通常成人であれば食前に1日で約7.5グラムが摂取できるように2~3回に分けて飲みます。市販薬の場合には1回分ずつ包装が分けられており1包装に2.0グラムのものが多いようです。
子どもの場合には包装の2/3であったり半分であったりと、大人とは服用する容量が異なるので注意して与えるようにしましょう。服用する容量は年齢や体重、症状によって適宜変わってきます。なので市販薬で効果が見られない場合には自己判断で多く飲んだりせずに、医師の診察を受け適切な量を処方してもらうようにしましょう。

市販薬の場合には、1カ月を目安に服用して効果がない時には、医師に相談して処方をしてもらいましょう。効果が出ている場合でも1カ月を超える長期に渡る服用を続ける場合には、市販薬の服用を続けるのか専門的な治療を受けるのかを含めて、医師への相談を推奨している製薬会社が多いようです。



授乳中、妊娠中でも飲んで良い?赤ちゃんへの影響は?


妊娠によって痔や便秘の症状が出ることもありますが、妊娠中の乙字湯の服用は避けたほうが良いでしょう。乙字湯だけではなく便秘改善を目的とした漢方の多くに大黄が含まれています。大黄は便通をよくする効能を持っていますが、併せて子宮を収縮させる作用も含んでいます。その為、妊娠中に服用をしてしまうと子宮収縮が促され早産を起こすリスクが上がってしまうことがあるからです。

出産後であれば乙字湯の服用は可能になりますが、授乳中の乙字湯の服用は赤ちゃんへの影響も考えて慎重に選んでください。漢方に含まれる生薬の成分が母乳に混ざってしまう為に、授乳は中止しなくてはならない場合もあります。母乳育児を優先するのであれば、授乳期間が終わるまでは乙字湯の服用を控えるようにすると安心ですね。

妊娠中や授乳中は身体の中で色々な変化や、赤ちゃんへの影響などもあり普段よりも多くの配慮が必要になります。それでも痔や便秘の症状が辛いのであれば、かかりつけの医師に相談をするようにしましょう。

乙字湯の副作用はある?


乙字湯は体力の十分な「実証」の人を対象にした漢方薬なので個々の生薬の効能が強い分、副作用が出ることがあります。また、体調が悪い時など「虚証」の人は副作用が出やすいので注意が必要です。漢方薬自体にあまり副作用は出ないとされているのですが、軽い副作用としては消化器系に症状が出やすいようです。
胃腸の痛みや不快感、腹痛、吐き気、下痢などがあり、食欲不振になることもあるようです。また皮膚症状として痒みや痛みなどが出ることもあるようです。軽い副作用や服用していて違和感を感じた時には、一度使用を止めて医師に相談しましょう。

稀に起こる重篤な副作用として「偽アルドステロン症」という高血圧、むくみ、カリウム喪失を引き起こす症状が起こることが知られています。この偽アルドステロン症は乙字湯にも含まれる甘草の過剰摂取によって起こるので、乙字湯の容量を守ることと、他の漢方薬を併用している際には甘草の過剰摂取になっていないかを、医師や薬剤師に相談するようにすることで防ぐことができます。

また「肝臓機能の低下」や「かん質性肺炎」などの重篤な副作用もありますが、初期症状や違和感をしっかりと把握することで、早期発見をして服薬を中止することができます。

乙字湯の値段


乙字湯は漢方薬の中で健康保健の適応となる漢方薬の1つである為、薬局などで購入するよりも安価で処方してもらうことができ患者負担が減り広く普及しています。

また、同名異方で市販薬も多くの製薬会社から販売されていて、処方されるものより割高にはなりますが、他者に知られること無くネット通販を利用することで恥ずかしさなどがあっても手軽に手に入れることができます。市販薬で効果が見られない場合にはきちんと医師に相談をしましょう。

【第2類医薬品】ツムラ漢方乙字湯エキス顆粒 24包
※この価格は2016年7月15日現在のものになります。 日本の漢方医による漢方薬です。顆粒タイプで飲みやすいです。

【第2類医薬品】プリザ漢方内服薬 30包
※この価格は2016年7月15日現在のものになります。 やさしく排便作用を促し、痔の症状を改善させます。飲みやすい細粒タイプです。

【第2類医薬品】乙字湯エキス〔細粒〕3 48包
※この価格は2016年7月15日現在のものになります。 便通を整えながら、血行を良くすることで気になる痔の症状を和らげます。

【第2類医薬品】「クラシエ」漢方乙字湯エキス顆粒 45包
※この価格は2016年7月15日現在のものになります。 便秘をはじめ、切れ痔や軽い脱肛にも効果があるとされている漢方薬です。

乙字湯で便秘と痔を解消して、生活の質を上げましょう


痔や便秘に悩む人は多いのに、ちゃんと治療をしている人は少ないのは、お薬を買ったり病院へ行くことへの恥ずかしい気持ちが勝ってしまうからかもしれませんね。

乙字湯は自然由来の成分で、身体の内側からそうした悩みを解消していくお薬です。軽度の症状であればネット販売などを活用することで、手軽に恥ずかしさがなく購入し、利用することができるのも魅力です。とはいえやはり症状が長く続く場合には、専門的な医師診察を受けてしっかりと治療をすることをおすすめします。

お腹の調子が良くなったり、痔が改善されることによって、デスクワークが楽になったり、妊娠中や育児の不安が少し減るのではないでしょうか。きっと、今より質の高い仕事や子育て、妊活ができるようになると思いますよ。