前駆陣痛の症状と痛みの特徴について〜痛みはどんな痛み?〜

段々とお腹が大きくなると耳にする「前駆陣痛」。え?陣痛もう始まるの?と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。出産のときの陣痛と前駆陣痛は実は全く別のもの。では、一体どのような症状なのでしょうか。気になる前駆陣痛についてまとめました。

前駆陣痛って何?

陣痛は出産のときにだけ起こるものではありません。出産時に起こる陣痛は本陣痛と呼ばれるもので、実はこれに先駆けて「前駆陣痛」が起こる場合があります。

出産以前に起こる不規則な子宮収縮、これが前駆陣痛です。出産の予行練習・リハーサル・助走などと例えられることが多く、基本的には、本陣痛につながることはまれで、そのまま痛みが弱くなるという方がほとんどです。



前駆陣痛はいつから始まる?

赤ちゃんの出産予定日は本陣痛が来るひとつの目安です。もちろん、あくまでも予定日ですので、その日に来るとは限りませんが、予定日に向けて体も心も準備をしていきます。

それに対し、前駆陣痛に予定日はありません。一般的には臨月に入ってから、出産の準備のひとつとして前駆陣痛は起こるものと言われてはいるものの、中には妊娠8ヶ月~9ヶ月とまだまだ出産まで余裕がある段階で前駆陣痛を感じる方も少なくはありません。出産はまだまだ先、とリラックスしているところで前駆陣痛を経験したという方も多く、ひとくくりにできないのも前駆陣痛の特徴です。

前駆陣痛の気になる症状

お腹の痛みや張りが代表的な症状

お腹の痛みやお腹の張りが前駆陣痛の代表的な症状です。お腹だけでなく、腰の痛みを訴える方もいます。本陣痛の際も、子宮収縮や骨盤が広がることに伴ってお腹だけでなく腰にも痛みを感じるもの。お腹の重みによる腰痛と思っているものが、実は前駆症状だったという例も少なくないようです。

また痛みの感じ方にも個人差がありますが、痛みの強さにもそれぞれ個人差が。生活には全く支障ないレベルの痛みという方もいれば、眠れないほどの痛みに焦ったという方もいます。戸惑うことも多いですが、まずは落ち着いて痛みが過ぎるのを待ちましょう。

不規則な痛みがポイント

前駆陣痛は突然やってきて、しばらくすると去っていきます。そして、また突然やってくる…というように、不規則な痛みが前駆陣痛の特徴でもあります。
それに対し、本陣痛は規則的な痛みが特徴です。15分・10分というように定期的に痛みがやってくるのが本陣痛ですが、前駆陣痛の場合は夜中に痛みで目が覚めても、その後は朝までぐっすりということも珍しくはありません。



前駆陣痛ってどんな痛み?

「生理痛のような痛み」

前駆陣痛はよく、「生理痛のような痛み」と表現されることがあります。お腹や腰が重いような痛み・腰のだるさ・下腹部の痛みにも似た不快感…そういった生理痛のような症状を訴える方が多くいます。
同時に、痛みの強さを生理痛に例える方も多いもの。産婦人科に相談する際も、「生理痛のような感じ?」と看護師さんに聞かれることが私もよくありました。痛みの強さとして、生理痛を引き合い出すのは産婦人科の現場でもよくあることのようです。

「お腹を下したような感じ」

前駆陣痛を「お腹を下した時のような痛み」と表現する方も。腹痛の表現としては、ゴロゴロ・シクシクといった言葉もありますが、それだけでは表現しがたい、下痢のような強い痛みを感じたという方もいます。
これもまた、前駆陣痛の症状の特徴です。実際にはお腹の調子に問題はないのにこうした痛みを感じた場合は前駆陣痛かもしれません。

何とも言えない「キュー」っとした痛み

前駆陣痛は生理痛や下痢の際に例えられることがある一方で、これまで経験したことのないような「キュー」っとした痛みだったと答える方も多いものです。特に、初めての妊娠という方に多いかもしれませんね。また、お腹の収縮や張りは感じたが、痛みはさほどなかったという人も。それも前駆陣痛のひとつです。
というわけで、「キュー」っと痛いときやお腹が「キュー」っと張った時は看護師さんにもそのまま伝えましょう。何かに例えるよりも分かりやすいかもしれません。

病院に相談するべき?前駆陣痛で注意したいこと

段々強くなる痛みは要注意

「お腹が痛いけど、まだ予定日も先だし、これがきっと前駆陣痛だわ」と様子を見ていても、痛みが次第に強くなる場合は要注意です。痛みが強くなるということは、本陣痛かもしれませんし、何らかの赤ちゃんのサインかもしれません。その場合は、迷わずに産婦人科に連絡が必要です。

規則的な痛みは本陣痛

痛みの強さと合わせて覚えておきたいのが、痛みの間隔です。先述したように前駆陣痛は不規則なもの。痛みの間隔が30分、15分、と近づいているような場合は、痛みの弱さに安堵するのではなく、迷わずに産婦人科に電話しましょう。特に臨月の妊婦さんは痛みを感じた際には、時計を確認するクセをつけておくと安心ですね。

それ以外でも産婦人科に伝えることは大事

産婦人科によっても異なりますが、「規則的な痛みが来たら連絡をください」「痛みが15分間隔になったら連絡を」とそれぞれクリニックによって連絡するタイミングが決められています。とはいえ、その時以外でも何かあったら相談していいのがかかりつけ医です。
また、赤ちゃんにとってもママにとっても、お腹の痛みや張りは決して安易に見過ごせないもの。痛みが引いた場合でも、次の検診の際に、「いつ・どういった痛みが・どの程度」続いたのか伝えておきましょう。これから出産を迎えるにあたって非常に重要な情報となることもあるからです。

まずは深呼吸。焦らずに対応を

お腹が大きくなってきて、もうすぐ赤ちゃんと会える…♡と楽しみな反面、実際に痛みを経験すると焦ってしまいますよね。前駆陣痛は急を要することはまずないと言われていますが、私もここぞとばかりに焦った過去があります(汗)

まずは深呼吸、これが大切です。痛みが過ぎ去り、前駆陣痛だったかな?という場合は家族や先輩ママなど近しい人に話をしてみると、思いのほか自分が冷静になれることもありますよ。もちろん、産婦人科に相談するのもいいでしょう。緊急を要しない場合でも、ママ自身が安心できる方法を採るのが一番です!