破水の原因や種類について〜破水について知ろう〜

妊娠中は、その時期によってプレママの悩みも様々。妊娠後期になると、破水が起こらないか心配…というプレママも多いのではないでしょうか。では一体、破水は何が原因で起こってしまうのでしょうか?破水についてご紹介します。

破水って何?

妊娠中に赤ちゃんを守っていた卵膜が破れて、中の羊水が流れ出てくることを破水といいます。
破水は、体内から赤ちゃんがスムーズに出てくるための潤滑油のような働きがあります。

卵膜が破れないことには赤ちゃんは生まれてこないので、出産のときに破水は必ず起こります。
通常は自然に破水しますが、ときには陣痛が進んでいるのに破水が起こらない場合も!そんなときは人工破膜といって、医師や助産師さんが人工的に卵膜を破って破水させるんですよ。



破水の種類について

出産のときには必ず起こる破水ですが、その時期や場所によって大きく4つの種類に分けられます。
時期によっては、赤ちゃんに危険が及ぶ場合もあります。
どんな場合は大丈夫でどんな場合が危ないのか…きちんと知っておきましょう。

適時破水

陣痛がきてから出産までは大きく分けて3つのステップがあります。

1. 規則的な陣痛が始まる。
2. 子宮口が全開になり赤ちゃんが誕生する。
3. 胎盤が出てくる。

通常の場合は、分娩第2期といわれている2のときに破水が起こることが多く、これを適時破水といいます。
適時破水は、正常な状態なので心配の必要はありません。

早期破水

陣痛が始まってから、子宮口が最大になってしまう前に起こる破水を、早期破水といいます。
非適時破水といわれてはいますが、陣痛がきてから起きる破水なので経験したことがある人も多いようです。

前期破水

陣痛がスタートする前に起こる破水を、前期破水といいます。約30%の人が前期破水を経験しているそうですよ。
破水すると、それをきっかけに陣痛が始まってしまうため、時期によっては早産の心配が出てきます。そのため、妊娠37週未満の前期破水は早期前期破水といわれ、特に注意が必要!
妊娠22〜34週の前期破水はお腹の赤ちゃんに危険を伴うので、気をつけましょう。

高位破水

子宮の高い位置の卵膜が破れることを、高位破水といいます。
通常の破水は比較的勢いよく羊水が流れ出てきますが、流れ出る羊水の量がチョロチョロと少ないことが高位破水の特徴。
おりものと変わらない程度の場合もあり、破水しているのか分かりにくいので注意が必要です。

どうして破水が起きるの?

最初に説明したように、破水は卵膜が破けてしまうことで起こります。
では、前期破水の場合は陣痛も起こる前なのになぜ卵膜が破けてしまうのでしょうか?卵膜が破れてしまうことには次のような原因があります。

■卵膜が弱い
■羊水が多い
■細菌による感染
■性交渉
■多胎妊娠

1番の原因と言われているのは感染症

早い時期の破水の主な原因は、クラミジアやB群溶連菌などによる細菌感染です。
細菌感染は膣炎から始まります。そこから子宮の入り口に炎症が起こる頸管炎、子宮内が感染する絨毛膜羊膜炎と進んでいきます。
すると、赤ちゃんを包んでいる卵膜が弱くなってしまうのです。

前期破水を防ぐには…

前期破水の主な原因は細菌感染によるものです。
これをやっておけば大丈夫!という完全な予防法はありませんが、こんなことに気をつけてみて下さい。

■性交渉の前後にはシャワーを!
■感染予防のためのコンドーム使用
■感染の心配があるときは早めの受診

弱くなってしまった卵膜は、ちょっとした子宮の収縮でも破れやすくなってしまいます。
膣炎だと自覚症状がなく気づかないことも少なくありませんが、かゆみを感じたりおりものに異変を感じたりしたら受診しておくことが大切!
膣炎の段階で治療することができれば、子宮内が感染することを防げる可能性も大きくなりますよ。



破水したら必ず病院へ…

破水したら、すぐに病院へ行きましょう。
破水してしまった場合は、まず細菌感染に注意します。破水が起き、子宮内で細菌が増えてしまうと、赤ちゃんにも感染が広がってしまいます。
すぐに清潔なナプキンやタオルをあて、病院に連絡しましょう。
破水のような気がするけれどよく分からない…そんな場合も念のために病院に電話して下さいね。

移動するときには、徒歩はバス・電車等の移動は避け、タクシーや家族に車を運転してもらい病院に向かいます。
羊水がモレてしまっても大丈夫なように、車内ではバスタオルを敷いたり腰に巻いたりしておくのがいいですよ!
また、羊水で汚れてしまったからといってお風呂やシャワー、ウォシュレットの使用は厳禁。感染の危険性があるのでやめましょう。

慌てないことが大切

破水は自分が予期していないときに突然起こります。どうしよう!と慌ててしまうこともあるかもしれません。
妊娠後期に入ったら、いつ何があっても大丈夫なように入院の準備もしっかりとしておきましょう。
母子手帳や健康保険証など、必ず必要なものお出かけのときには忘れず携帯するようにして下さいね。
可能であれば、パパにも協力してもらい、臨月に入ったら出張などは避けてもらえると安心です。

備えあれば憂いなし!もしものとき慌てず冷静に行動するためにも、正しい知識と対処法を頭に入れておくことが大切ですね。