茶色の不正出血が続く時って、ホルモンバランスの乱れ?それとも病気?

茶色の不正出血が続く原因にはホルモンバランスの乱れも考えられますが、命に関わる病気が潜んでいる可能性もあります。気になる不正出血について解説します。

茶色の出血が…これって不正出血?

おりものの色は女性の健康状態を知るためのバロメータとも言えます。日ごろから気を付けていると、体の変化にいち早く気が付くことができmsづ。茶色に色づいていた場合、これは血液が少し混ざっているために茶色く変化しています。

茶色の出血は心配のない場合もあるのですが、放置すると不妊の原因になってしまったり、自然治癒ができない大きな病気が潜んでいる可能性もありますので注意が必要です。

茶色の出血の原因はさまざま

不正出血の原因には様々なものが考えられます。女性器である子宮、卵巣、膣が炎症を起こして出血している場合と、女性器には機能的に問題がないにも関わらず、ホルモンバランスの異常やストレスなどによって出血する場合とあります。
どちらの場合も、体からの何かしらのサインであることには間違いありません。以下で考えられる原因についてあげていきます。

茶色の不正出血で考えられる原因とは

【1】妊娠初期症状

受精が成功した場合、排卵日から約一週間かけて受精卵は卵管を移動し、子宮内膜に着床します。この時、受精卵が子宮内膜を傷つけてしまうことがあり、出血することがあります。量はほんの微量から生理の初日くらいの量まで個人差があり、数日続く場合もあります。

生理予定日の1週間くらい前の茶色い出血は着床出血かもしれません。その時点では判断が難しいですが、生理予定日を過ぎても高体温期が続き、生理が遅れているようであれば妊娠の可能性があります。基礎体温を付けていると判断するときの助けになりますよ。

【2】外陰部や膣の炎症

非特異性膣炎や萎縮性膣炎などが原因で外陰部や膣が炎症を起こしていても茶色の出血があります。

◆非特異性膣炎◆
大腸菌や黄色ブドウ球菌などが原因で起こります。これらの菌はもともと膣には存在している健康な時は発症しないのですが、疲れやストレスなどが溜まって免疫力が落ちている時に発症しやすいと言われています。
茶色の出血の他に悪臭を伴ったり、陰部が赤くただれてしまうことがあります。

◆萎縮性膣炎◆
閉経後の女性や、卵巣を摘出して女性ホルモンの分泌が低下すると起こる病気です。エストロゲンには膣の潤いを保つ働きがあり、これが少なくなると膣内が乾燥しやすくなり、傷つきやすくなってしまい、細菌が入ってしまったり炎症を起こしやすくなってしまいます。
茶色の出血がある他に、悪臭や陰部のかゆみを伴う場合があります。

【3】子宮筋腫、子宮頸がんなどの病気

茶色の出血は、子宮筋腫や、子宮頸がん、子宮体がんのサインの可能性もあります。
これらの場合痛みを伴うことが多いですが、痛みがなく、症状が進んでしまう場合もあります。特に子宮頸がんは20代から30代に発症することが多く、初期には自覚症状がほとんどなく症状が出るころには病状が進んでいる場合もありますので注意が必要です。

【4】セックスによる接触のための出血

セックスのあとに出血が見られる場合には、挿入によって膣内に傷がついてしまったための出血と考えられます。子宮頸部びらんといい、子宮の出入り口のあたりの粘膜がただれてしまう症状があると出血しやすいです。これは、多くの女性にみられる症状です。

特に心配はないものですが、繰り返し傷がついてしまうと、傷口から細菌が入ってしまったりすることもあるのでセックスの度に出血を繰り返したりするようならやはり一度専門医に相談したほうがよいでしょう。

【5】排卵出血

排卵の時に卵巣が破れて出血したり、排卵前後でホルモンの増減がおき、それによって子宮内膜がはがれ、茶色の出血がある場合があります。この排卵出血は約5%の女性が体験するそうです。排卵出血は量は少なくて、期間は長くても3日で終わります。

生理予定日の2週間前くらいに少量の出血があった場合には排卵出血の可能性があります。排卵出血であれば女性特有の生理現象なので心配はありません。基礎体温を日ごろからつけていると、排卵日の目安がつけやすく、判断の助けとなるでしょう。

【6】ホルモンバランスの乱れ

生理の出血が起きるメカニズムは生理前の女性ホルモンの激減をサインに子宮内膜が剥がれ落ちることによる出血です。生理のタイミング以外にもストレスや疲れ、または急激なダイエットが原因で女性ホルモンの急な増減が起きると、子宮内膜がはがれてしまい出血が起きます。
子宮などの機能的には問題がなく出血がおきてしまう例です。

【7】生理の始まり

日ごろ生理不順の女性の場合には、普通に生理の始まりだった、ということもありますね。ストレスが原因で予定日を待たずに生理が始まってしまうこともあります。
生理不順は、無排卵月経だったり卵巣や子宮などの病気が原因の場合もあります。毎日基礎体温をつけるようにし、産婦人科を受診して相談してみましょう。

生理の出血が茶色の場合

【1】生理中の出血が茶色い場合 ~ホルモンバランスの乱れから~

子宮内膜が剥がれ落ちることによる出血なので通常は赤いはずの経血ですが、ホルモンバランスの乱れによる経血の排出がスムーズにいかず、外に流れ出るまでに時間がかかってしまうと、酸化して茶色の出血になることがあります。

【2】生理後、茶色の出血が長引く場合 ~10日以上続くなら受診を~

前回の生理で出るはずの経血が出し切れずに子宮内に残ってしまい、その次の生理で出てくることもあり、生理が長引いてしまうことがあります。生理不順の女性におきやすいとされています。
7日以内であれば問題ありませんので様子をみて大丈夫です。しかし、10日以上続くようでしたら何か問題がある可能性がありますので受診しましょう。

【3】生理前に茶色の出血がある場合 ~妊娠の可能性も~

生理予定日の1週間前くらいであれば、着床出血の可能性がありますね。
上の項目【1】妊娠初期症状をごらんください。
着床出血であれば、生理現象であり、問題ありません。

そもそも、不正出血って何?

生理時期以外の女性器からの出血のこと

女性の場合、毎月の生理と、分娩時に出血がありますね。それ以外の時期に出血があることを不正出血といいます。

不正出血の量や色には個人差もあり、心配のない出血と問題のある出血を見分けることは自己判断はできません。痛みなどのほかの症状がないとつい病院に行くのを後回しにしたくなってしまいますよね。

でも、不正出血はたとえ少量で問題のないものだったとしても、体が発している何らかのサインです。自分でも気が付かないうちにストレスが溜まっていたり、疲れが溜まっていたり。体が悲鳴をあげている証拠かもしれないのです。

また、なにか治療が必要な場合には早期発見が出来たほうが早く治癒します。気になる出血がある場合には後回しにせず、なるべく早めに病院にかかりましょう。

不正出血と妊娠の関係は?

妊娠確定前の出血

生理予定日の1週間前くらいつまり妊娠第3週頃の出血は、受精卵の着床に伴う出血の可能性があります。量が少なく、数日で収まるなら、基礎体温を確認しながら検査薬が使える生理予定日1週間後=妊娠第5週あたりまで様子を見ましょう。

妊娠確定後の出血

妊娠第5週目以降、生理予定日の一週間後くらいに検査薬などで妊娠がわかったあとの出血は初期流産や子宮外妊娠などの可能性も考えられます。速やかに病院を受診するようにしましょう。

おりものが茶色い場合

おりものが茶色い場合も、それが続くのであれば不正出血の可能性があります。ストレスが原因の場合が多いようですが、一度受診して診断を受けることをおすすめします。

茶色いおりものが長く続く場合は、女性ホルモンを分泌している卵巣の機能不全の可能性があります。ホルモンが十分にないために、子宮の中で常に出血してしまっている状態です。

放置しておくと不妊症の原因になってしまうことがありますが、薬を服用することで治療できる病気ですので、迷わず受診することをおすすめします。

不正出血と生理の見分け方

基礎体温を付けていると目安になります

基礎体温は生理が始めると高温期から低温期に移行します。生理予定日から2週間前が排卵日、そのころにセックスをしたのであれば、その一週間後くらいに受精卵が着床する頃にあたります。基礎体温をつけて、自分の生理周期をきちんと把握していれば、排卵出血、着床出血の可能性を見分けることが出来るでしょう。

逆に、もし低温期なのに出血があったり、基礎体温がガタガタになってしまっていて出血があった場合には不正出血の可能性が高い、ということがわかります。基礎体温表を持参して、病院を受診しましょう。

基礎体温の測定は女性の体の状態を知るために、そして自分の体を守るためにとても役立ち大切だといえますね。

出血の量、期間

通常生理は2~3日目くらいに量が一番多くなりますね。期間も5~7日くらい続くのが普通です。
不正出血の場合は、少量で10日くらい続いたり、出血が始まって5日くらいたってから量が増えたりすることがあります。

出血が大量だったり、期間が10日異常続く場合には不正出血だと考えられます。速やかに病院を受診するようにしましょうね。

少量でも出血があれば一度受診を

不正出血は、たとえ少量でも体からのSOSのサインです。なんとなく足が遠のいてしまいがちですが、一度早めに受診するのが一番ですね。

大きな病院でなくても、近頃はレディースクリニックなど、明るいイメージで受診しやすいクリニックも増えているようです。立地も通いやすく、何かあったらすぐに相談に行けるような、そんな病院やクリニックに出会えるとよいですね。出血がある度に不安になる…なんてこともなくなりますよ。

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