【MiOさんちの四兄弟子育て術⑫】怒涛の新生児子育て。上の子のヤキモチ対策とは?

長男ハル(12歳)長女ナツ(9歳)次女フユ(6歳)次男アキ(4歳)。二男二女の四人兄弟を抱える母MiOがお送りする子育てコラム。今回は子育てで一番大変な「新生児期」がテーマです。頻回の授乳におむつ替え、新生児を抱えるママはヘトヘトですよね。更に上の子がいるママはもっと大忙し。頑張るママの為に兄弟育児のポイント教えます♪

第一子ハルの新生児期~孤独と不安との闘い~

育児本どおりにいかない、初めての子育て

母親学級すら行く暇もなく、働き続ける妊娠生活を送った私。出産と同時に仕事とオサラバし、新生児の子育てに入った私は戸惑いの連続でした。

「どうしてこんなに赤ちゃんが泣くの?」
「泣くたびに母乳をあげていたら1時間間隔なんだけど…。これで大丈夫?」

12年前は今のようにスマホもなく、ネットの情報もこれほどあふれかえってはおりませんでした。なので、悩んだときは育児本を開いて調べます。

「赤ちゃんが泣くときは、何かを訴えています。何をしてほしいか考えてみましょう」
…考えてもわからないから本で調べているんですが。

「授乳間隔は3時間を目安にしましょう。間隔が短い時は母乳が足りないので、ミルクを足しましょう」
…ミルクを足しても1時間で泣き出します。今度は何を足せばいいんでしょう?

育児本には困った時の解決法は書いてあっても、「その解決法で解決できなかった場合の解決法」は書いてないんですよね…。
育児本の通りにいかないと、「ママ落第」の烙印を押されたようで落ち込みます。
どうしてうちの子、育児本通りの反応してくれないんだろう。私の育て方がダメなのかな…。

一日中誰とも話さない日も?ママ業は孤独との闘い

そんな悩み多き新生児期を送っていた私ですが、一番つらかったのが「話す相手がいない」ということでした。
平日は、朝早くて夜遅く帰ってくるダンナとは完全にすれ違い生活。0か月のハルとは会話はおろかコミュニケーションすらとることができません。
一日中誰とも話をしない日が、何日も何日も続くこともありました。

誰かと話がしたい…。
相談したいことは山のようにあるのに、話す相手がいない孤独は、どんなハードワークより耐えがたいものです。ああ、母親学級に行っておけばよかったなあ、ママ友作っておけばよかったなあと思っても後のまつり。一週間に一度、隣に住むおばあちゃんが回覧板を持ってくるしか他人と接していない自分に気が付いたとき、背筋がすっと冷たく感じました。

このままじゃ、私うつになる…

そんなわけで、あわてて電話したのが市の保健センターの窓口。母子手帳を交付してくれた時に、「子育てに困った時にご相談ください」と書いたチラシが挟んであったのを思い出したんですよね。
私の電話口の切羽詰まった口調から、危険人物と察知された様子で(笑)、翌日すぐに保健師さんが自宅訪問に来てくれました。
産後初めて話をする「子育てのプロ」に、洗いざらい子育ての悩みや不安、困りごとなどをぶちまけて、涙したことを覚えています。
その保健師さんには、赤ちゃんがたくさん集まりママ友が作れそうな場を教えてもらい、ようやく自宅から外に出ることが出来ました。
あの時あの電話をしていなかったら、私も産後うつになっていたかも…。

初めて子育てをしているママは心身ともにナーバスです。
ホルモンバランスは崩れている上に、全く初めての子育てです。気持ちが不安定なのは当たり前のこと。今は情報が満ち溢れていますが、本やネットで調べるよりも、実際に我が子を見て話を聞いてくれる子育ての先輩のほうが数倍安心感を与えてくれる気がします。自宅で救いを待つのではなく、積極的に相談相手を探していけるといいですね。



第二子ナツの新生児期~上の子のヤキモチ注意!~

“抱っこしちゃダメ!”上の子のヤキモチが最大の難関

さあ、第二子ナツが産まれました。ハルの子育てでママ友ネットワークを育んできたので、今度は産後もあまり不安や孤独感には苛まれません。
授乳もおむつ替えも、一人目で慣れているのでお手のものです♪

だけど、今回はトンデモナイ強大な敵が登場しました。そう、上の子、3歳のハルです…。

噂に聞いてはいたけど、上の子のヤキモチというのはすごいですね。中高生の恋愛によくあるネチネチしたヤキモチレベルをはるかに超えて、ドッカンと大爆発するヤキモチですからね。下手したら、上の子に赤ちゃん殺されちゃうんじゃないかな?と思ってしまうくらいです。ハルなんてこんな感じでした。

「ナツをだっこしちゃダメ!」
「ナツにおっぱいあげちゃダメ!」
「ナツをおそとにすててきてぇ~」
「うわーん、ナツなんていらないー」
いやー、今まで一人っ子状態だったからハルの気持ちはわかるんだけど、それは実行しちゃうと完全に犯罪ですからね。
でも、「そんなことできない!」とハルを突っぱねると、ハルがこの世の終わりのような顔で大泣きしちゃうから、他人から見たら「上の子への虐待」に見えちゃいそう…。

さあどうするか???

こんな時こそ育児本の登場です。「下の子が産まれたとき」という欄をパラパラと見てみると

「上の子は、今まで独占していたママを取られたことで、下の子に嫉妬しがちです」…とのこと。

なるほどなるほど。ハルのこのヤキモチは、ナツという新たなライバル出現により、ママに失恋したと思い込んでいるのが原因なのか…。
失恋で情緒不安定なんだと思えば、納得です。

私は、そんなハルの気持ちをいやすために、なるべくハルと過ごすようにしました。
基本ナツはほったらかしですが、どうしてもお世話が必要な時は、ハルに許可を得てからナツに触れるようにします。とにかく自分がライバルよりも優位に立っているということがわかれば、不安定な気持ちも落ち着いてくるみたい。ハルは真剣そのものだけど、私の挙動に一喜一憂している姿は、まるで昼ドラの三角関係みたいでおかしくてたまりません。

時折ナツも激しく泣くけど、まだまだ本能だけで生きている赤ちゃんだから、泣かしておいても後々恨んだりはしないはず。できる限り、目下落ち込んでいるハルの失恋ケアのほうを優先しちゃいます。

それにしても、手間がかかる。二人目の子育ては、一人目とはまた違う苦労があるなあ…

第三子フユの新生児期ー幼稚園の送迎に追われる日々ー

どうしよう?幼稚園の送迎。晴れの日、雨の日、嵐の日。

第三子フユが産まれたときもまた、あのヤキモチと赤ちゃん返りを繰り返すかな…と戦々恐々としておりましたが、今回はすんなりと受け入れたハルとナツ。
すでに「兄弟」が家族内に存在していたため、免疫があったのかもしれません。とりあえず過剰な「赤ちゃんアレルギー反応」が起きなくて一安心です。

とはいえ、課題がなかったわけではありません。それは、「幼稚園」。
フユが産まれた後の、悪天候の日の登園には本当に悩まされたものです…。

ハルは徒歩10分程度のところにある幼稚園に通っていまして、妊娠中は徒歩で登園していました。距離的には子どもでも問題なく歩ける距離だと思うのですが、雨や雪、風の強い日に子どもを歩かせると、その10分がとてつもなく長い道のりに感じます。

しかもフユが産まれたのは、雪が舞い散る1月下旬。
5歳のハル、2歳のナツ、0歳のフユ。逃げ惑う子ども三人を捕まえて防寒着を着せて、やっとのことで外に出たとしても、「寒い」「行きたくない」「疲れた」の文句三昧で、ちっとも前に進みません。

子どもがたくさんいると、ちょっとした移動でもいちいち面倒です。あー、どこでもドアが欲しいなあ~。

背負い続けて何時間?抱っことおんぶで肌身離さず

そんなハルとナツのせめぎあいの中、赤ちゃんのフユはどうしていたんでしょう?
答えは、完全にほったらかしです(笑)
とはいっても、布団に置いていたのではありません。一人目の時と違って外出は多いし、忙しいので、フユは常に抱っこかおんぶで母にくっついている状態。完全に私の荷物の一つになりきっていました。
昔の写真どれを見ても、背中に背負われて存在すら忘れられているフユ…。
そのせいか、たまに相手してくれる大人に対してはとっても愛想良く、ニコニコ笑顔を絶やしません。今、6歳にしてかなり要領のいい子(ナツいわくの「ぶりっ子」)に育ちつつあります。今後どうなるか、楽しみなような怖いような…。



第四子アキの新生児期~ウイルス蔓延には気を付けろ!~

家庭内同時多発テロ!?ノロとインフルの惨劇

4人目アキ誕生。本格的に6人家族の生活が始まりました。
いや~、子ども4人、多いですね。狭い我が家にウジャウジャ四人も子どもがいると、うるさいなんてもんじゃありません。

まあにぎやかなのはいいんですけど、子どもがひしめき合っていると一番大変なのが「病気」。
普段から子猫のようにじゃれあって育っている兄弟なので、誰かが病気にかかると、一気に全員に広まります。特に、インフルエンザやノロウイルスの時の感染力は尋常じゃありません。誰か一人がかかると早い時には数時間、遅くとも数日以内に、ほかの子どもたちもバッタバッタと倒れ始めます。

ノロウイルスの時なんて悲惨です。家中のあらゆるところで、4人の子どもたちがそれぞれ噴水のように吐き続けていますから、それはもうなにかの感染病棟のようにオソロシイ情景。
夜、何も知らずに帰宅したダンナが、あまりに汚物まみれの我が家に「細菌テロか!?」と叫んだほどです。どうか今年の冬はかからずに済みますように…。

母が倒れると家族壊滅!手洗いうがいをしっかりと

いくら「手洗い・うがい」と言っても、なかなか完璧にはこなせない子どもたち。
子どもが病気にかかるのは仕方のないこと、だと私はあきらめています。実際に病気にかかって、免疫を取得していくという考え方もありますしね。
でも一緒に親が倒れたら地獄です。子どもを看病できる人が誰もいない上に、自分のお世話を頼める人もいません。
子どもが病気にかかった時は、まず親の身を守るように自衛しましょう。どうしても親は自分のことを後回しにしがちですが、家族が共倒れにならないためには母を守るのが一番です。ほんと。

新生児よりも、とにかく上の子。不安な気持ちをくんであげよう

新生児がいるとお世話が大変!と思ってしまいがちですが、兄弟がいる場合、むしろケアが大変なのは上の子です。
ママが忙しい時に限って、イジワルやワガママのオンパレード。親の立場からすると、カチンとくるのは当たり前だと思います。現に私もかなり上の子に腹が立ちました。
でもこれは下の子が産まれた後、人生で初めてママに失恋した上の子が必死で繰り広げる、「ママに振り向いてもらいたい」「ママに構ってもらいたい」ための最大級アピール。「ママ大好き!」という気持ちの裏返しです。 「弟が産まれたよ!」byナツ

もっとかわいげのある訴え方をすればいいのに、ほんと子どもって不器用なアピールしかできませんよね。
その言葉にならない不安感を優しく包んであげるのが、赤ちゃんが生まれたときのママの一番大切な仕事なんじゃないかなと思います。
思わず優先したくなる新生児のお世話は、後回しでも大丈夫。赤ちゃんはちょっとくらい泣いても、後で抱っこすればケロッと泣き止みますよ。掃除や洗濯、ご飯作りだってテキトーで十分です。

それより新生児期は、ゆっくり上の子と向き合う時間を作ってあげてください。その時間が、後々円満な家族関係を作るポイントだと思うんですよ。
不安な時期に親からの愛情をしっかり受けた上の子は、下の子を無駄にいじめたりしません。遠回りなようですが一番に上の子の気持ちを大切にしてもらえると、結果としていい兄弟関係が築かれる気がしますよ。ぜひ、お試しくださいね。