産後クライシスなんか怖くない!?夫にイライラする理由と解決法

NHKの朝の情報番組から生まれた“産後クライシス”というコトバをご存知ですか?家族の幸せの始まりである「出産」が、大好きなはずの夫を嫌いになるキッカケになってしまう現象のことで、多くのママからリアルな共感を得ています。そんな産後クライシスを乗り越えるため、夫へのイライラを解消するコツをご紹介します。

他人事じゃない!?産後クライシス問題

産後に起こる“パパ嫌い”現象!

出産後、パパによる何気ない行動やコトバでママが傷ついたり、パパが家事や育児へ非協力なことからママの不満がたまってしまうことによって起こる、ママがパパに対してネガティブな気持ちを芽生えさせてしまうことを“産後クライシス”と言います。
「パパが嫌い」な状態がその後も長く続いてしまい、離婚に至るケースもあります。

産後ウツやガルガル期とは違う

急激なホルモンバランスの変化によって、出産後にウツ状態になる女性が多いと言われています。最近は、生まれたばかりの子どもを守るために他人に対して攻撃的になる=産後のガルガル期として、「女性の気性が荒くなるのは一時的なこと」と認識されてきました。
そういった一時的な感情のブレと違うのが、産後クライシスの深刻な問題です。



産後、夫にイライラする理由

産後クライシスはパパの言動が原因!それでは、パパの何がそんなにママをイライラさせるのでしょうか?代表的な原因をあげてみます。

パパの育児への参加意欲が薄い

オムツ替えをしてくれない、ミルクを作ってくれない、夜泣きしているときでもイビキをかいて寝ている……などなど、慣れない育児に奮闘しているママをよそに、パパは出産前と変わらずマイペースなまま。そんなパパを見て「父親の自覚がなさすぎる」とイライラするママが多いようです。

パパが家事を手伝わない

産後の疲れたカラダでは、赤ちゃんのお世話だけでも手いっぱい!そんな中、パパのために掃除や洗濯、料理、ワイシャツのアイロンがけといった家事までプラスされて、ママの疲れはたまったもんじゃありません。
率先して手伝ってほしい家事ですが、ほとんどのパパは“やってもらうこと”に慣れすぎていて、自分からはなかなか動いてくれませんよね。「言わないと何もしてくれない」「頼むとあからさまにイヤな顔をする」「やりかたがズサンで結局自分でやり直す」といったイライラがママに募るのも仕方ないのかも?

パパが自分のことを自分でしない

結婚して以来、なんでもママに甘えっぱなしというパパは多いもの。一方のママも、そんなパパを愛おしく思っていたはず。けれど、1人の人間のすべてをお世話しなきゃいけない育児をしているのに、パパのお世話までやってられませんよね。
食べた食器を流し台まで運ぶとか、脱いだ洗濯モノを洗濯かごに入れておくとか、脱いだ靴をそろえるとか、ほんの些細なことさえ当たり前のようにスルーしてしまうパパに「お前は子どもかっ!」と心の中でツッコむママも少なくないはず。

パパがママより義母の味方をする

かわいい孫の誕生で大喜びのお義母さんが、アポなしやってきて長時間滞在したり、古い育児知識を押しつけてきたりして、大変な想いをするママもたくさんいます。
思いきってパパに相談したら「悪気はないんだから」「孫がかわいいから仕方ないだろう」など、ママより義母の肩を持たれてしまうことも。こんなとき、ママは孤立した気分になってツラいですよね。

Twitterでもママの本音が多数

産後のイライラを解消するコツ

パパとしての自覚が育つのを待つ

妊娠中のおよそ10ヶ月間、身をもって子どもの成長を感じ、また、出産を通じて母となるべく大事業を成し遂げたママ。赤ちゃんを自分の腕に抱くときには、ママとなるべき心の準備が整っていると言えます。
一方、パパは自分たちの赤ちゃんが生まれることをきちんと受けとめていたとしても、自分自身のカラダにも生活にも変化がないため、パパになるという自覚がなかなか芽生えにくいようです。

なので、最初からパパとしての自覚を要求することは、非常に難易度が高いことと考えて、少しずつ、ゆっくりと、パパの自覚を育ててあげましょう。

オムツ替えやあやし方、寝かしつけなど、一度に覚えてもらおうとせずに、1つずつマスターしてもらいましょう。たとえ、ママよりもやり方が下手でも、少し方法が違っても、口を出さずにパパの方法を見つけてもらうのもポイントです。

パパの忙しさにも理解を示そう

口に出さなくても、ほとんどのパパが「家族が増えた分だけ責任が増えたんだから、仕事をもっともっとがんばろう!」と考えてくれています。
仕事にがんばってくれているパパは、外での疲れを家族のすごす家で癒したいと思って、ついついママのがんばりに頼ってしまうのです。ほとんどのパパには悪気はないのでしょう。

「いつも何もしてくれない」「私は家事と育児で疲れてるのに!」と、自分の大変さをアピールしたくなるママも多いと思いますが、疲れているのは自分だけじゃないことに気づいてあげてくださいね。
家事を手伝ってほしいときも「お疲れさま」を添えるのを忘れずに、「今日はほとんど寝てないから、お皿洗いだけしてもらえる?」など、きちんとコトバで伝えるといいですよ。

男の人は気持ちを読むのがニガテ

一般に、男の人は女性よりも相手の気持ちを表情から読みとるのがニガテだとされています。忙しいのに気づいてほしくてママが表情でイライラを表現しても、伝わらないのはこのためです。

はっきりコトバにするとけんかになりそうだと考えて、敢えて表情や態度で感じ取ってもらおうとするママも多いですよね。伝わらなくてますますイライラ……なんてことにならないように、はっきりとコトバで伝えるのが正解です。

義母の前でパーフェクトな自分を演じない

パパにとっては大切な母親である義母です。パパが義母に意見しづらいというのも仕方ありませんよね。そこでおすすめしたいのが、義母の前だからと何でもきちんとするのをやめてみること。
たとえば、アポなし訪問がツラいとき、何度かに1回は居留守を使っちゃう、育児への意見は右から左にスルーするなど、ママの気持ちがラクになることを最優先しましょう。孫ブームが落ち着く日もいつか必ずやってきますよ。

追い詰められた気持ちは吐き出そう

産後しばらくは、外出もほとんどせず、赤ちゃんと2人きりの生活が続くママ。どうしてもイライラやモヤモヤが心にたまってしまい、考え方がどんどんネガティブな方向へ進んでいってしまうことも。

そんなときには、気のおけない友だちやネットのママサイトなどで、心の底を吐き出してスッキリするのがおすすめ。こまめにリセットすることで、パパへのイライラも軽減するはず。



大切なベビーの親として2人で成長しよう

大切な赤ちゃんを守るために「パパにもがんばってほしい」「パパにもっと自覚を持ってほしい」と思うママの気持ちは大切ですが、そう考えるママだってパパと同じ“親1年生”。2人ともまだまだ未熟だということを忘れずに、親としていっしょに成長していこうとする気持ちが大切です。

産後クライシスに陥ったママの3人に1人は、産後2年以内に愛情が半減してしまうというデータがありますが、これは言いかえれば、半分以上の夫婦はきちんと乗り越えていけるということ!産後の苦労話はいつかは笑い話に変わるはずですよ。