本格的な夏が始まり、暑〜い日も多くなってきましたね。大人は涼んでいたいところですが、暑くたって子どもは元気いっぱい!遊びに行きたくてウズウズしています。夏休みには、天然の冷蔵庫・洞窟へお出かけしてみてはいかがでしょうか?ひんやり涼しく、親子で探検気分が味わえる一石二鳥のスポットです!
1. 平日がおすすめ!「日原鍾乳洞」(東京都奥多摩町)
関東最大級の大きさで、広〜い洞内
関東最大級の大きさを誇る日原鍾乳洞。JR青梅線「奥多摩駅」からバスか、車でアクセスできます。 鍾乳洞内はライトアップなどもされていて幻想的な雰囲気で、大人も子どもも探検気分に浸れます。中も広いので見応え十分!所々狭い所や、急な階段もあるので、足下には十分注意して下さい。
関東随一といわれる規模を誇り、荘厳な雰囲気を漂わせる白衣観音をはじめ、巨大なカエルを思わせるガマ岩、時の彼方に引き込まれそうな天井知らずなど、幻想的な景観を繰り広げています。
とくに新洞部分はみごとに成長した石筍、石柱の数々が乱立する別世界。約40分の洞内めぐりの中でもハイライトといえるでしょう。つらら状に垂れ下がる鍾乳石は3センチ伸びるのに200年、上に向かって成長する石筍は400年の年月を費やします。想像を超えた大自然の神秘を心ゆくまでご鑑賞ください。
出典:
土日・お盆休みは、駐車場が大混雑するので要注意
混雑時(夏休みの土日、ゴールデンウィーク、シルバーウィーク、8月の旧盆休み)には、駐車待ち(1時間〜3時間以上)等で、大渋滞となっています。平日や、休日等は午前中の10時ぐらいまでがすいています。
出典:
www.nippara.com
混雑時には、駐車場が大変込み合います。道路も狭く、すれ違うのも困難なので、運転に慣れていない方はバスで行くのが賢いかもしれません。バスは平日なら徒歩5分のバス停「鍾乳洞」で降りられるのですが、土日は「東日原」のバス停から25分歩く必要があります。
ママ・パパが、平日にお休みがとれるのなら、平日に行くのがおすすめです。 ■場所 東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
■入場料金 大人700円、中学生500円、小学生400円
■駐車場代 土日・祝日・夏季混雑時 3時間まで500円
■営業期間 1/4~12/29(年末年始休業12/30~1/3)
■営業時間 4/1~11/30 8:00~17:00、12/1~3/31 8:30~16:30
■所要時間 約40分
■総延長 1.3km
■洞内気温 約11℃
■アクセス ※下記のリンク先をご覧下さい
2. 竪穴と横穴からなる迷路状の洞内「不二洞」(群馬県上野村)
洞内に辿り着くまで、通路や階段が延々と続く
都心から少し足をのばして群馬県まで行くと、洞内の延長2.2kmの関東最大級の洞窟「不二洞」があります。駐車場から400mほど歩くと、トンネルの入り口が見えてきます。入り口を入ると、長〜い上り坂になっているトンネルが続きます。 長〜い上り坂が終わったと思いきや!お次は、上へ上へと伸びる螺旋階段が…。 螺旋階段を登り終わると、ようやく洞窟探検開始です。
竪穴と横穴からなる迷路状の洞内はスケール感抜群!
鍾乳石の大きな柱がそそり立つ大殿堂や、やっとくぐりぬけられる小さな支洞など、光に照らし出される奇観には思わず息を飲む。
出典:
www.vill.ueno.gunma.jp
洞内は、大空間あり狭い所ありで、異次元空間へ舞い込んだかのよう。縦に横に伸びる洞窟内で、探検気分を満喫して下さい! ■場所 群馬県多野郡上野村大字川和665
■入場料金 大人800円、小中学生500円
■営業期間 年中無休
■営業時間 9:00~17:30(冬期12月から3月中旬頃まで 10:00~15:30)※入洞は終了の30分前まで
■所要時間 約40分
■総延長 2.2km
■洞内気温 約11℃
■アクセス ※下記の「上野村 交通のご案内」のリンク先をご覧下さい
3. セットでまわりたい「富岳風穴」「鳴沢氷穴」
富士五湖周辺には、いくつかの溶岩洞窟が点在しています。中でも、「富岳風穴」と「鳴沢氷穴」はすぐ近くにあるので、併せて訪れたいスポットです。
横穴型で子どもでも歩きやすい「富岳風穴」(山梨県富士河口湖町)
横穴型洞窟なので、お子様にも比較的歩きやすくなっています。1年を通じて平均気温が3℃と、とても涼しく、昭和初期までは天然の冷蔵庫として使用されていたとか。 ■場所 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1
■入場料金 中学生以上290円、小学生140円
■営業期間 6/16~7/17
■営業時間 9:00~17:30 ※入洞は終了の15分前まで
■所要時間 約15分
■総延長 201m
■洞内気温 3℃
■アクセス ※下記のリンク先をご覧下さい
歩けるお子様であれば「鳴沢氷穴」も!(山梨県鳴沢村)
富岳風穴から800mほどのところに位置するのがこちら「鳴沢氷穴」です。
洞内が狭く、アップダウンも激しいので、抱っこやおんぶでのお子様連れは入場が断られています。小さいお子様連れの方は、交代で入洞しましょう。 ■場所 山梨県南都留郡鳴沢村8533
■入場料金 中学生以上290円、小学生140円
■営業期間 6/16~7/17
■営業時間 9:00~17:30 ※入洞は終了の15分前まで
■所要時間 約15分
■総延長 150m
■洞内気温 3℃
■アクセス ※下記のリンク先をご覧下さい
4. 西湖コウモリ穴(山梨県富士河口湖町)
ヘルメット必須の狭い洞内
富士山麓の溶岩洞穴の中では最大規模の洞窟が「西湖コウモリ穴」です。その名の通り、コウモリが生息しているのですが、残念ながら昼間だとあまりお目にかかれないのだとか。
受付でヘルメットを貸し出してもらえます。洞内は狭く、気を付けていても頭をぶつけるので、ヘルメット?と思わず、必ずかぶって下さいね。
■場所 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
■入場料金 高校生以上300円、小・中学生150円
■営業期間 3/20〜11/30
■営業時間 9:00~17:00(季節により変動あり)
■所要時間 約30分
■総延長 350m
■洞内気温 約10℃
■アクセス ※下記のリンク先をご覧下さい
5. ひっそりとたたずむ「宇津野洞窟」(栃木県佐野市)
懐中電灯を持参すると◎
栃木県佐野市にある「宇津野洞窟」は、なんと入場無料で見学できます。照明はついていますが、より楽しみたい方は懐中電灯を持って行くと良いでしょう。
ひっそりとした佇まいは、お化け屋敷気分も味わえるかも!? ■場所 栃木県佐野市会沢町1074
■入場料金 無料
■営業期間 年中無休
■営業時間 9:00〜16:00
■所要時間 約10分
■総延長 100m
■洞内気温 15℃ ▼サイトはこちら
http://www.sano-kankokk.jp/tour_guide/atrct/tg_atrct_028.html
6. 観光地化されていない自然な洞窟「駒門風穴」(静岡県御殿場市)
東名高速道路「駒門PA」から徒歩10分!ドライブのついでにも
静岡県御殿場市にある「駒門風穴(こまかどかざあな)」は、こんなところに!?と思うような住宅街の中にあります。
東名高速道路「駒門PA」に車を停め、そこから歩いても行けるので、どこかへお出かけする途中にでも寄れそうですね。 ■場所 静岡県御殿場市駒門69
■入場料金 大人200円、中高校生150円、小学生100円
■営業期間 年中無休(12~2月は月曜休、祝日の場合は営業)
■営業時間 9:00~17:00(12~2月は、9:00~16:00)
■所要時間 約15分
■総延長 409m
■洞内気温 13℃
■アクセス ※下記のリンク先をご覧下さい
洞窟探検する際の注意点
洞内は通年で10℃程度 長袖の上着を忘れずに
真夏といっても洞窟内は、肌寒いほど。長袖の上着は必須アイテムです。また、狭い通路もあるため、岩壁に服がこすれてしまうこともあります。オシャレ着は避けましょう。
2.狭い洞窟へ行く際は、軍手・懐中電灯もあると良いでしょう
洞窟内は気温が低く、薄着のままで入ると想像以上に寒くてびっくりしてしまいます。必ず準備をしてから洞窟探検に出かけましょう! 広めで照明が多く設置されている洞窟なら必要ないかもしれませんが、小さめの洞窟へ行く場合には、軍手や懐中電灯も持参すると良いでしょう。岩壁に手をつきながら歩くような通路もあります。手をケガしないように、子ども用の小さい軍手もあるといいですね。
3.サンダルやヒールはNG!スニーカーや登山靴などの歩きやすいものを
洞内は足下がゴツゴツしていて、濡れていることも多いので、サンダルやヒール靴では危険です。スニーカー等を用意しましょう。
4.レインコートや、子どもの着替えがあると安心
雨の日や、その翌日などは、鍾乳洞内に水滴が垂れていることもあるので、レインコート等があると安心です。洋服や靴が濡れてしまう場合もあるので、子どもの着替えもあると良いでしょう。
この夏は子供と一緒に冒険に出よう!
いかがでしたか?
関東圏内にも、意外と洞窟はあるものです。洞窟のゴツゴツ感も、肌寒いほどのヒンヤリ感も、全て天然物。人工で作り出したものとは、一味も二味も違うこと間違いなしです。
この夏、お子さまと一緒に洞窟探検に行かれてみてはいかがでしょうか。パワースポットのご利益にもあずかれるかもしれませんよ!?