産後に起こる悪露(おろ)。気になる期間別の症状の変化と対策

出産直後から出始める悪露(おろ)。文字だけ見ているとなんだか怖そう。悪露って何?どんな変化があるの?注意することは?そんな疑問にこたえます。

悪露(おろ)ってなんだろう?

そもそも悪露(おろ)とは、出産後から始まる生理のようなもののことを言います。悪露がなぜ出るのか、悪露とはどんなものなのか解説します。

悪露の正体は生理と似ている!

妊娠中、赤ちゃんのいる子宮にはたくさんのものが入っています。赤ちゃんを羊水と一緒に包んでいる膜(卵膜)や、赤ちゃんとお母さんの胎盤をつなぐへその緒などです。
赤ちゃんを出産した後に、へその緒を引っ張って胎盤を出します。この時胎盤がはがれた場所や卵膜がはがれて子宮にできた傷から出血をします。

それによって子宮にたまっていた血液と分泌物や粘液が混じったおりもののことを悪露といいます。

産後の子宮の回復にも関係している

大きくなった子宮は、出産によりできた傷を小さくして止血しようと、出産直後にギュッと小さくなります。

子宮にできた傷が治っていく過程で、悪露の量や色も変化をしていきます。



期間別:悪露の色と量の変化

子宮の大きさが元に戻っていき、子宮の傷が治ってくるにつれて、悪露は量や色が変わっていきます。
時期ごとの特徴を見てみましょう。

産後0~3日

「赤色悪露」といって暗赤色で内容は血液が主なものです。産褥パッドの大きいもの(新生児のオムツほどの大きさ)に見合う、多めの悪露が出ます。

産後3~8日

「褐色悪露」といって出産直後よりは赤茶色く変化していきます。量も減っていき、生理用ナプキンでも対応できるようになります。

産後8~14日

「黄色悪露」といってうみや子宮内の上皮が混ざることもあります。量はさらに減っていきます。

産後14~28日

「白色悪露」といって透明な分泌液が主になって、やがて消失します。

注意したい悪露の症状とチェックポイント

悪露と子宮の回復の関係については先ほどお話しましたね。産後の体がきちんと回復しているか知る手がかりになる悪露の、注意した方が良い症状をまとめました。

悪露のどこをチェックすればいいの?ポイントは4つ

悪露の様子を観察するとき、以下のポイントを見ましょう。

1. 量
(増えていないか、早期に悪露が出なくなっていないか)

2. 色
(赤色や褐色が続いていないか)

3. 臭い
(悪臭が出ていないか)

4. 塊が出ていないか
(ナプキンで擦っても吸収しきれないような大きさ)

注意すべき悪露の症状は?

・悪露の量が増える
・1ヵ月以上、悪露が続く
・赤または褐色から色が変化しない
・いやな臭いを発する
・大きな血の塊がある
・悪露が出ない
日が経つにつれ悪露の量は減っていきますが、無理に身体を動かしたりすると一時的に悪露の量が増えることがあります。

産後2週間を経過しても血性の悪露が続いたり、大きな塊が出て下腹部に痛みを感じたりする場合があります。このような場合は、子宮内に胎盤などが残って収縮が妨げられている可能性が考えられます。これを「子宮復古不全」と呼びますが、晩期子宮出血を起こしているので治療が必要です。

いやなにおいと発熱が続くときは、産褥(さんじょく)熱の可能性も

また悪臭のある悪露が出て発熱が続いている時は、性器や子宮の傷から細菌感染している産褥(さんじょく)熱の可能性があります。いずれの場合も早急な処置が必要です。
心配な症状がある場合には、すぐに産婦人科を受診しましょう。悪露の状態をチェックすることで、子宮の回復状態を確認することができ、異常の早期発見にも繋がります。



悪露が出ているときのケア

産後のデリケートな部分。ケアはどうしたらよいのでしょうか。

デリケートゾーンを正しく拭き取る

一番大切なことは外陰部を清潔に保つことです。悪露の処理は面倒ですが、清潔にすることを怠ると、細菌に感染して子宮や膣、あるいは卵巣や卵管の炎症をおこしやすくなります。

排便や排尿の後に、前から後ろへ拭き、次に右、左を拭きましょう。その際、悪露の状態を必ずチェックするようにしましょう。ふき取りには、感染予防のためにトイレットペーパーではなく、清浄綿を使います。同じもので2度ぶきしないよう注意して下さい。悪露のパッドやナプキンは都度、交換することが大切です。
また、排便排尿の前後によく手を洗い、清潔な手で拭くことを心がけましょう。

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自分に合った産褥ショーツやパッドをつける

出産後、産院では助産師さんが悪露と外陰部の診察をします。その際、股の前面が開くものを用意しておくとわざわざショーツを脱ぎ着しないで済むので便利です。
また、サイズや質感など自分に合ったものを身に付けると、肌へのストレスが少なくなります。
産褥パッドやナプキンも、悪露の量や使用感によって変えていくとよいでしょう。

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悪露は1ヵ月でほとんどなくなります

出産直後から始まる悪露。その量は徐々に減っていき、1ヵ月ほどでほとんどなくなります。
毎日その量と色などを観察し、不安なことがあれば産院で相談しましょう。

出産から産後1か月は本当に忙しい毎日で、自分のことは2の次にしてしまいがちです。
でも赤ちゃんにとっても大切なママの体です。しっかりといたわってあげましょう!