産後のおっぱいトラブル!原因と症状別の対処法

無事に出産をむかえ、ほっとしたのもつかの間。産後に新たに起こる「おっぱいトラブル」。どんな症状があるのか?またその原因と症状別の対処法についてご紹介します。

産後のおっぱいトラブルってどんな症状?

1.胸の痛みと張り


産後すぐに変化が出てくるのが胸です。胸が痛い!と思うや否や胸が張ってきます。
テレビのドラマのようにすぐに赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれることはほとんどなく、看護師さんにマッサージや搾乳の仕方を教わりその後赤ちゃんに吸わせることになります。新生児は24時間体制といいますが夜になると母乳ホルモンが出やすく、出産の疲れでとにかく寝たいというときに胸が張り、痛みで眠れないということもあります。
赤ちゃんもまだ練習中なので一度に少しずつしか飲めないですし、ママの乳腺もまだ開いていないので出にくいということも原因です。

2.乳頭トラブル


赤ちゃんが吸ってくれたらそこからは順調に…と思うでしょうが、ママが母乳が出るのが初めてなら、赤ちゃんは母乳を飲むのが初めてです。口の開け方、吸い方が上手にできない赤ちゃんもいます。

そんな中で起きるのが乳頭トラブルです。
乳首の付け根や乳輪に出来る裂傷、乳首に出来るにきびのような白斑、乳首に出来る水泡や血豆。赤ちゃんの吸い方やママの搾乳の仕方、同じ体勢での授乳や脂っこい食事が原因とされています。今までの胸の痛みというより乳首の激痛は2時間おきの授乳が来るのが恐ろしくなるほどでブラジャーをしていてもわずかな摺れで激痛が走ります。

3.乳房トラブル


母乳は乳腺で生成され乳管によって乳頭まで運ばれます。乳管は乳房全体に通っており、乳頭にはそれぞれの管の出口があり、それぞれの出口から均等に母乳が出るのが理想です。

しかし赤ちゃんの吸い方や吸う体勢、ママの乳房の形や大きさ、ママの食事の偏りなど様々な要因で乳管が詰まった状態(うつ乳)になり、それが悪化すると乳腺炎になります。高熱や胸のしこりと痛みに襲われる中でも授乳を勧められ、そのつらさから母乳を止める薬の服用を選ぶママもいます。(この場合吐き気や高熱や胸のしこりなどの副作用が往々にしてあります)



症状別の産後のおっぱいトラブル対処法!

初期の痛みと張りには保冷剤を

痛みの強さや感じ方は人それぞれ。
看護師さんの「痛みが落ち着くまで授乳」「搾乳」というアドバイスは聞きつつも無理はせずに冷やしてください。授乳や搾乳の練習も大切ですが まずは出産の疲れを睡眠で取る事が大切。保冷剤を授乳ブラジャーに入れてとりあえずは眠りましょう。

乳頭トラブルには馬油で保湿を

傷ついた乳頭に触れるだけで激痛が走るのでなるべく触れる回数を減らす事でつらさを和らげます。授乳を終えたらすぐに馬油を塗り傷口を覆うようにラップを貼ります。
馬油は優れた保湿効果が期待できます。口に入れても安全ですが次回の授乳前に清浄綿でサッとふきとりラップも交換しましょう。ラップが更に保湿効果を上げ、衣服との摺れから乳頭を守ります。

数時間おきの授乳のために傷は治りにくいのですがゆっくりでも治っています。あまり痛むようなら処方の塗り薬もあるので看護師さんに相談してみてください。それとともに授乳前のマッサージ、赤ちゃんの吸い方の練習、授乳後のマッサージをしっかり続けましょう。

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乳房トラブルにはマッサージや食事対策が一般的


乳腺炎を主とする乳房トラブルの対策で、一番有名なのが「桶谷式」と呼ばれる乳房マッサージです。
助産師さんが行ってくれるマッサージで詰まりを取り除いたり、乳頭部の開栓で母乳の出をよくしてくれます。
またママの食事から母乳が作られるので一般的には乳製品を避け、野菜中心の食事をするようにと言われていますが、これも個人差があり、逆に乳腺炎が乳製品やお肉を食べたら治ったという声も沢山あります。

そのほか、育児ストレスが和らいだ事で治ったなど本当に沢山の原因があるので、長く付き合うつもりで自分の身体を見つめることです。場合によっては他のやり方に変えてみてください。

おっぱいトラブルは気負わないことが大切


長い妊娠期間を経てやっと会えた赤ちゃん。
そしてママになったあなた。
温かな実感もないままに突然始まった産後のおっぱいトラブル。このつらさに耐えなければ赤ちゃんを育てる事なんて出来ない!と思いつめてしまいがちです。

ですが、原因も対処法も様々でここに書いていない事例もたくさんあります。
「授乳」という赤ちゃんと一体になれる本来幸せな時間を手に入れるべく、試行錯誤しましょう。授乳は赤ちゃんとママとのことですが、ふと周りを見ればそれをサポートしてくれる味方が沢山います。

1人で立ち向かうと思わずに、まずパパに弱音を吐き、つらい気持ちを共有してもらいましょう。そして先輩ママや友人や親族や専門家など沢山の人に頼ってゆっくりと歩を進めてください。その経験はきっとその後の育児の糧となります。