おしるしから出産・陣痛までの確認事項や注意点

出産が近づいてくるにしたがってソワソワしている人も多いのでは?よく耳にする「おしるし」っていったい何のこと?おしるしがきたらすぐ陣痛が始まるの?分からないことがいっぱいで不安になりますよね。ここではよくある疑問と注意点をまとめてみました。

そもそも「おしるし」って何?

赤ちゃんからの「もうすぐ会えるよ!」のサイン

出産が近づいてくると、ママの体の中では着々と赤ちゃんの準備が整っていきます。
子宮口が開き始めたり、赤ちゃんを包む卵膜が少しずつはがれてきたり、子宮の収縮が起こります。
この時に、少し出血したものがおりものと混ざって出てくるのです。

この「おしるし」は赤ちゃんからの「もうすぐ会えるよ!」のサインのひとつです。

おしるしはどんな色?量は?少量すぎて気がつかないことも…

その形状はさまざまで、水っぽいものから粘り気のあるもの、色はピンク色や茶色、褐色や鮮やかな赤色のものまであります。
一般的には「少し出血まじりの粘り気のあるおりもの」が多いようです。

量については、少し付着する程度から生理と思うほどの量であることも。
少量すぎて気付かなかったという人もいます。
ただし、生理2日目以上の量があった場合は産院に連絡してみましょう。

出産前はみんなおしるしが来るの?

とは言っても必ず皆さんが体験するものではありません。
実際、おしるしを経験せずに無事に出産を迎えられることも多いのです。

中には陣痛が来てからおしるしがあったという方もいます。



おしるしがきた!どうすればいい?

落ち着いて入院に向けた準備を!


おしるしは必ずしも、陣痛の直前に起こるというわけではありません。
中には陣痛が始まってから来る場合もあります。
逆に、おしるしがあって1週間が経っても陣痛が来ない方もいます。一般的に多いのは、当日から1週間以内です。

おしるしがあると驚いてしまいますが、まずは落ち着いてこれらの確認をしておきましょう。
・入院グッズ
・移動手段
・産院の連絡先、連絡するタイミング

おしるしがきてから陣痛までの過ごし方


おしるしが来たからと言って、日常生活において制限することは特にありません。
生理用ナプキンをあてていつも通り過ごしましょう。
入浴やシャワーもOKです。じっとしているより軽く体を動かしている方が、その後スムーズに出産につながることが多いでしょう。

ただしいつ陣痛が来るかわからないので、一人で遠出をすることのないようにしましょう。
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こんなときは注意が必要!!


おしるしの量や色は個人差が大きいと書きましたが、さらさらの出血がたくさん出たり(だいたいの目安は生理2日目以上と言われます)、だらだらと続く場合などは注意が必要です。

最も注意しておきたいのは「痛み」が伴うかどうかです。
陣痛や異常出血の場合があります。

また、臨月が近づくと尿漏れやおりものが増えたりするので、おしるしや破水との区別がつかなくなることもあります。

以下のことが考えられる場合は、産院へ指示を仰ぐようにしてください。

生理痛のような痛みを伴うとき〜もしかしたら陣痛かも〜


陣痛は赤ちゃんを体外へ押し出すための子宮の収縮に伴う痛みのことです。
初めは痛みの間隔が不規則で、便秘のときの痛みや生理痛などのような痛みと例えられることが多いです。
これが「前駆陣痛」です。
前駆陣痛は、本陣痛の練習みたいなもので、そこから本陣痛につながることもあれば、痛みが消失することもあります。

それが次第に規則的に、痛みも強くなると「本陣痛」となります。
下腹部のギューッと締め付けられるような痛みから、赤ちゃんが下りてくると骨盤付近を圧迫するため、腰に痛みを感じることが多いです。

初産婦では10分間隔、経産婦では15~20分間隔になれば本格的な出産が始まります。
こちらは産院からあらかじめ指示があると思うのでそちらに従ってください。

尿漏れとはちょっと違う?〜もしかしたら破水かも〜


赤ちゃんを包む卵膜が破れて、子宮外に羊水が出てくることを「破水」と言います。

トイレで気付く方や、歩いていて突然パチンと風船が割れたような感覚がある方もいます。
少量ずつチョロチョロ出る方から大量にドバっと出る方までさまざまです。
また少量ずつ出ている場合、尿漏れやおりものと区別がつかずなかなか気づかないこともあります。

破水した場合はほとんどの方が24時間以内に陣痛が始まります。
ですが、なかなか陣痛が始まらない場合は、卵膜の破れた箇所から雑菌が入り赤ちゃんが感染症を起こさないために、抗生剤を投与したり、陣痛促進剤を使うこともあります。
また同様のリスクを防ぐため、破水した後は入浴はできません。

破水かもしれないと思った場合には、入浴はせず産院へ連絡するようにしましょう。

急な腹痛や大量に出血〜もしかしたら常位胎盤早期剥離かも〜


赤ちゃんがまだ子宮にいるうちに、胎盤が子宮からはがれてしまう状態を「常位胎盤早期剥離」と言います。
胎盤は赤ちゃんに酸素や栄養分を送っているので、胎盤が先にはがれてしまうと赤ちゃんへの血流が極端に減ってしまい危険な状態に陥ります。また、ママの体にも重篤な影響を与えます。

おしるしや陣痛などと区別がつきにくいことがありますが、急な腹痛が持続的に続く、大量の出血などはこの疾患が疑われることがあります。
こちらは緊急の処置を必要としますので、このような症状がみられた場合はただちに連絡してください。

赤ちゃんとのご対面はもうすぐそこ!


今回はおしるしについての一般的なことを書いてみましたが、出産にはマニュアル通りにいかないことがほとんどです。

おしるしがまだの方も、今おしるしがあってソワソワ落ち着かない方も、陣痛中でおしるしがあった方も、もうすぐ可愛い赤ちゃんとのご対面です!
まだ陣痛がきていない方は、これから来る陣痛に不安や恐怖の気持ちがあることでしょう。しかし周りにはプロのお医者さんや助産師さんがついています!安心して出産に臨みましょう。

穏やかな気持ちで赤ちゃんを迎えてあげましょう。きっと今まで体験したことのない感情があふれてきますよ。