男の子の名前は古風なものがカッコいい!名付けで人気の10選

名前は生まれてきた子どもに親から贈る、一番最初のプレゼント。一生付き合っていくものだから、親としては慎重かつ真剣に頭を悩ませることではないでしょうか。最近はキラキラネームへの反動もあってか、古風な名前、和風な名前が人気です。ここでは古風で日本らしいけれど今の時代にもあった名前と付け方のポイントをご紹介していきます。

男の子の古風な名前、和を感じる名前が人気

「赤ちゃんの名前ランキング」に変化が見られるようになったのはここ最近のお話。どんな変化かというと、古風な名前、日本らしさを感じる名前が増えきてたのです。
こうした流れの背景には、流行に流されない原点回帰であったり、キラキラネームの中で古風な名前が新鮮に感じられたりといういくつかの理由があるようです。

もしかしたら2020年の東京オリンピックが決まり海外から日本が注目を集めていることも日本らしさを考えるきっかけになっているのかもしれませんね。



男の子に人気の古風な名前10選

それではさっそく、古風な名前を10のテーマからご紹介していきましょう。

1.漢字一文字のシンプルな名前
2.故事成語や古文から引用された名前
3.歴史上の人物を連想させる名前
4.凛々しい名前
5.おおらかで誠実な名前
6.知性が感じられる名前
7.色や音の響きを感じさせる名前
8.感情にうったえるような余韻のある名前
9.日本神話や伝説に出てくる名前
10.自然の風景や漢字を使った名前

それぞれのテーマごとのポイントは後半で解説していますので、名付けの参考にしてみてくださいね。

1.漢字一文字のシンプルな名前

■読み:ひとし、ひさし、じん
■意味:思いやりや慈しみをもち、人に対して仲間の意識で接すること。そうした仁徳の心をそなえた人を指す。

人偏に二と書く「仁」は、ふたりの人が対等に親しむ様子をあらわしています。思いやりにあふれた子になってほしいという願いが込められます。

■読み:れん
■意味:水面に浮くスイレン科の水草のこと。

仏教では極楽浄土を意味する言葉ですが、泥の中から伸びて美しい花を咲かせることから、困難があってもそれに打ち勝って花を開かせてほしいという願いに通じます。名付けランキングでトップ5に入る魅力的な名前です。

■読み:あゆむ
■意味:左右の足を交互に出して進むこと、運命や人生の道筋をあらわす

ひと足ひと足を踏みしめて進むことから、人生を一歩一歩でも着実に進んでいってほしいという願いや何かの足跡を残してほしいという想いが込められています。

■読み:つかさ
■意味:責任者として仕事を取り仕切る、一つの仕事に通じ、公の仕事の役目を担う。

物事を取りまとめる統率力やリーダーシップをあらわすのがこの漢字。女の子にも見られる名付けなので、中性的な名前をつけたいときにも人気です。

■読み:たくみ、しょう
■意味:手仕事で細工をする職人、技芸やアイデアに優れていること。

器用で芸達者な一面と、物事をそつなくこなす一面をあらわす漢字です。一芸に秀でた人物となれるように、職に困らないようにという親心が伝わる名前です。



2.故事成語や古文から引用された名前

泰斗

■読み:たいと、やすと
■意味:「新唐書」に出てくる「泰山北斗」を略した言葉で、その道の大家として仰がれる人や、学問・芸術などの権威・第一人者を指す。

泰山とは中国にある名山で、北斗とは北斗七星のこと。どちらも仰ぎ見る大きな存在であることをイメージできます。日本で言えば富士山といったことろでしょうか。ちなみにこの富士山、最も古い記録では「福慈岳」と書かれているのだとか。こうした古い名匠も名前のヒントになりそうですね。

大志

■読み:たいし、だいし、ひろし
■意味:「少年よ大志を抱け」。アメリカの農学教育の権威、クラーク博士が、札幌農学校を去るときに教え子に残した言葉に由来。

大きな志を持つこと、世に希望を持って出ることを伝える名前です。日本の若者に向けて、外国人から贈られた言葉であることから、国際的なイメージも広がりますね。

良知

■読み:りょうち、よしとも、よしちか
■意味:「孟子」から是非・善悪を誤らない、人が生まれながらに持った正しい知恵のこと。また、良い友のこと。

生きていくということは選択の連続です。そしてそういった局面では周囲の環境や一緒にいる人にの存在が大きく影響することがあります。我が子には判断を間違えず最善、最良な選択ができる知恵と縁を身につけていてほしいものですね。

理一

■読み:りいち、まさかず
■意味:宮本武蔵の著した「五輪書」にある万理一空に由来。そらはどこまでいっても同じひとつのものであるということから転じて、ひとつの目標をめざして、たゆまない努力をすること、またその心構えを指す。

精進、鍛錬を旨とするスポーツ選手が座右の銘として掲げる事が多いというこの言葉、武蔵のように勇敢な男の子になってほしいという願いを込めるにはピッタリの名前かもしれません。「理」には物事の筋道を立て整理して考えるという意味もあることから、文武両道に秀でた人になるようにという願いも込められます。

3.歴史上の人物を連想させる名前

幸村

■読み:ゆきむら
■由来:安土桃山~江戸時代にかけて活躍した武将「真田幸村」から。忍びの真田十勇士の伝説、宿敵・徳川家康に挑んだ勇将として知られる。

真田幸村は「幸」という漢字が使われている字面の良さと、英雄として語られることの多い生涯から人気の高い武将のひとり。勇猛果敢な姿と柔和で辛抱強いという人柄の両面を伝えられており、男の子の理想をすべて含めた名前とも言えそうです。

政宗

■読み:まさむね
■由来:戦国~江戸時代の武将「伊達政宗」の名前。陸奥(奥羽)の大名であり仙台藩初代藩主。徳川家康をも一目置く名将。勇壮な逸話も多く残っており、とくに絢爛な戦装束は「伊達男」の由来となった人気の高い武将。

伊達政宗が身につけた戦装束はあのダース・ベイダーのマスクのモデルとも言われているもの。その独特で鮮烈な生き方は徳川将軍の前でも変わることなく発揮されたのだとか。それでも三代目将軍家光の後見人になるほど信を集めたのは、質実ともに備わっている証拠。そんな豪快で、たくましい生き様は男の子の名前にふさわしいですね。

武蔵

■読み:むさし
■由来:江戸時代初期の剣術家「宮本武蔵」から。二刀流の剣士として人気の高い人物のひとり。

当時としては破格の180cm近い身長と最強の剣豪とうたわれた腕前は、今も昔も男の子の憧れ。書や水墨画の才にも秀でていることから、腕のたつ人として才覚をあらわしてくれそうです。

小五郎

■読み:こごろう
■由来:明治維新の頃に活躍した日本の武士で政治家「桂小五郎」から。小五郎は武士の身分の頃の名前で、明治維新後は「木戸孝允」と名乗った。

志士時代は剣豪として名を馳せ、明治維新の頃は国際的な感覚を養い、倒幕後は維新の三傑と称された人物。現代日本の礎を築いた立役者の名前は、国際化の社会の荒波をくぐり抜けていく強さをイメージさせてくれます。

4.凛々しい名前

隼人

■読み:はやと
■由来:古代日本に暮らしていた部族の名前で「薩摩隼人」に代表される。大和朝廷の律令制に基づく官職のひとつ。

勇猛果敢であったと言われている隼人族。隼は鳥の「はやぶさ」をあらわす漢字でもあり、素早く、勇壮に飛び回る姿もイメージできます。カッコいいの代名詞とも言える俊敏さを感じさせてくれることから、名付けで人気の名前のひとつ。

一将

■読み:かずまさ、いっしょう
■意味:「一」はただひとつの、はじめの。「将」は軍を率いる長、また引き連れて行くこと。

大将のことをあらわす名前は、人の上に立つような立派な人物であることを感じさせてくれます。長として慕われる人格を備えた人に、という願いも伝わりそう。

凛太郎

■読み:りんたろう
■意味:「凛」は身が引き締まる感じ、すきのない様子、男らしいさまをあらわす。「太郎」は古風な名付けでよく用いられる組み合わせ。

桃太郎、浦島太郎、金太郎。寓話の人気者にも使われている太郎は一昔前まで男の子の代名詞的に扱われていました。男らしさと引き締まった姿をイメージさせる「凛」と組み合わさると、スマートに守ってくれそうな男子像が浮かんできます。

蘭丸

■読み:らんまる
■意味:「蘭」は美しい花と香りが魅力的なラン科の植物の総称。また立派なもののたとえとしても使われる。「丸」は形状のほか物事が丸く納まる、まるごと全部の意味にも使われる。

丸は江戸時代に武士の幼名でよく使われていた漢字です。船の名称として使われることもあります。このことから無邪気な様子や大海へと漕ぎだしていく様子が伝わってくる名前でもあります。身も心も力をたたえ、冒険心にあふれた人柄がイメージできます。

5.おおらかで誠実な名前

和誠

■読み:かずま
■意味:「和」はなごむ、和らいだ様子。また一緒に融け合うこと。「誠」は嘘のない心、真実という意味をもつ。

「和」と「誠」の組み合わせは、人物としてのバランスが取れていて、人の信頼も厚いことをイメージさせます。人の輪がとぎれない人であって欲しいですね。

寛太

■読み:かんた
■意味:「寛」はくつろぐ、ゆったりとゆとりがある。「太」はゆたかな様子、たっぷりと落ち着いている様子。

漢字からしてのびのびとゆとりがあることをあらわしている名前。人や物事をおおらかに受け止められる余裕を持った人はとっても魅力的ですよね。息子には、重箱の隅を突くような器の小さい人間ではなく、大きな器を持った人物になってほしいものです。

睦葵

■読み:むつき
■意味:「睦」は仲が良い、「葵」は四方に向けて花が開く野菜のこと。

つねに和気あいあいとした空気が周りに流れている、そんな人生であって欲しいという願いを込めて。殺伐とした雰囲気は、気持ちまでも荒ませてしまいます。潤いにあふれた人生を歩んで欲しいですね。

純平

■読み:じゅんぺい
■意味:「純」は混じりけがないこと、「平」は凸凹がなくて平穏なこと。

○○平も古風な名前でよく見られる漢字です。半濁音の響きもなんとなく和んでいいですね。名前のまるさが初対面の人にも抵抗を与えずスムーズに受け入れてもらえそうです。

6.知性が感じられる名前

利通

■読み:としみち、としみつ
■意味:「利」は事が都合よく運ぶこと、もうけがあること。「通」は障りなく出世すること、すべてをよく知っていること。

明治の三傑のひとり、大久保利通の名前としても有名な名前です。「利」も「通」も物事が支障なく進むことを意味する漢字。そのことから、困難を避けて通る賢明さをあらわしていると言えますね。

真一郎

■読み:しんいちろう
■意味:「真」は本当の、充実しているの意味。「一」はひとつにする、すべて。「郎」は清らかな男の子のこと。妻が夫のことを呼ぶときにも使われる。

一郎の組み合わせは、太郎と同じように古風な名前によく使われています。ただし、一郎のほうが男女の呼び方に用いられることから、大人な雰囲気をたたえています。人としての本質が充実した魅力あふれる人物像を表した名前です。

賢介

■読み:けんすけ
■意味:「賢」はすぐれた知恵や才能があること、抜け目がないこと。「介」は助ける、仲立ちをするの意味。

人として優れた知恵や能力をもち、人を支える思いやりや才覚が備わっていれば、人生のどんな困難も乗り越えていけることでしょう。「すけ」という響きの漢字は「丞」「助」「佑」といろいろありますが、どれも「介」と同じ意味を持ちます。字画や姓との相性で選んでみても良さそうです。

昭徳

■読み:あきのり
■意味:「昭」は隅々まで照らす、よくわかること。「徳」とは生まれつきの人柄、すぐれた人格のこと。

隅々まで照らしだすということから、研究者のように物事の真理を追求するイメージがある「昭」という漢字ですが、同時に光がぐるりと回っている様子を指す言葉でもあります。その天性の人柄で、人々を照らす太陽のような存在であって欲しいですね。

「昭」を「明」として「明徳」とあらわすことができます。「明徳(めいとく)」はどの2語で天から与えられた立派な特性の意味を持つ言葉になります。

7.色や音の響きを感じさせる名前

奏和

■読み:かなた、かなと、そうた
■意味:「奏」はすすめる、音や声をそろえてかなでる。「和」は和む、調子を合わせる。

合唱や唱和、演奏をイメージした名前です。幾つもの音が折り重なって音楽を作り上げていくのは、いろいろな要素が結び合って形作られる生き様と似ているのかもしれません。聞く人を心地よくする「人生」という名の音楽を紡いで欲しいものです。

碧士

■読み:あおし
■意味:「碧」は澄んだような碧、紺碧。「士」は成人した男の人のこと。

夜明けの空のような、どこまでも透き通って見える海のような、深みをたたえた碧の色は人柄の奥行きをあらわしているかのよう。深みのある人となって欲しい、澄んだ心を持っていて欲しいという願いがにじんできそうな美しい名前です。

伊弦

■読み:いづる
■意味:「伊」は伝説の賢者。またイタリアのことを指す。「弦」は弓や琴などに使われる糸のこと。

弦はピンと張って凛々しさを感じさせる反面、音を奏でるときはそのしなやかさで豊かな響きを生み出します。独特の感性が生きる芸術やスポーツの世界で、伸びやかに活躍してくれるといいですね。

創大

■読み:そうだい、そうた
■意味:「創」ははじめてつくりだすこと、はじめること。「大」は非常にとてもの意味。また、相手を褒めるときに使う表現。

漢字があらわす創造性(クリエイティビティ)の意味の他に、音の響きから「壮大」さも感じさせるスケール感が魅力の名前です。

8.感情にうったえるような余韻のある名前

慶太

■読み:けいた
■意味:「慶」はめでたいこと、明るく力強い気持ちになること。「太」はゆったりとしていること、非常に大きいこと。

おめでたいことを好む気持ちは昔からあったようで「慶」は古い時代にもよく使われた名前でした。徳川第15代将軍の名前も慶喜です。このように「慶」と書いて「よし」と読ませる名前も古風な響きを持っています。

雅也

■読み:まさや
■意味:「雅」はみやびやか、上品な、由緒正しい。「也」は強調の意味を持つ。

都会的で洗練されていることを指す「雅」は現代でも十分に通用する情緒的な響きをもちます。現代で言う「ダンディ」を表現した名前ともいえますね。

雄大

■読み:ゆうだい、ゆうた
■意味:「雄」は威勢がいい、おとこらしい、すぐれていること。「大」は形が大きいこと、立派なこと。

2つの漢字を組み合わせた「雄大」には、景色や構想などの規模がすぐれて大きい事を表しています。その大きさ、迫力は心にぐっと迫るものがあり感動を呼び起こします。人としてのスケールもそれほど大きい人物になってくれれば親としては言うことがありません。

福正

■読み:ふくまさ
■意味:「福」は豊かに恵まれていること、幸せ。「正」はただしいこと、まっすぐなこと。

福という漢字は、名付けに一文字でも用いられる人気の漢字。見るだけで幸せな気持ちにさせてくれる、縁起のいい言葉でもあります。でも、姓との組み合わせで使いづらいことが多いのがかなしいところ。使いたくてもいい名前が浮かばないときは古風な名前によく使われる「太郎」や「丸」、「正」などと組み合わせると見栄えも響きも素敵な名前になります。

9.日本神話や伝説に出てくる名前

大和

■読み:やまと
■由来:ヤマト王権の拠点があったとされる大和国から

古代の日本の国の名に使われていた名前は、古(いにしえ)に対する浪漫を感じることから、今も昔も人気の名前です。戦艦の名前に使われていたことから、勇ましさを連想する人もいるようです。

■読み:みこと、たかし
■由来:日本武尊(やまとたけるのみこと)に代表される神々の尊称。身分が尊いことも指す。

名前に神々しささえも感じられるような尊厳のある名前です。神々のことを指す名前であることから、代々伝わる宗派があったり、親族に高齢な方がいる場合は両親に相談したほうがいいことも。また、音の響きが優しいことから「みこと」の読みは女の子の名前でも使われる中性的な名前でもあります。

幸彦

■読み:さちひこ、ゆきひこ
■由来:「山幸彦」「海幸彦」の神様に由来する名前。山の猟、海の漁が得意と言われている。

日本神話に出てくる兄弟で、浦島太郎の元になったお話と言われています。海幸彦は隼人族の祖、山幸彦は神武天皇の祖父と言われていて、こうした伝説を知るだけでも浪漫と冒険にあふれた楽しい人生になりそうです。「幸」は幸せを、「彦」は美男子をあらわす漢字ですから、どっちの由来をとってもハッピーであることは間違いないですね。

■読み:ひかる、ひかり、こう
■由来:紫式部が記した物語『源氏物語』にでてくる「光源氏」から。

光源氏の光るとは本名ではなく「光り輝くような美しい源氏」を表現したもの。正式な名前ではありませんが、風流を感じる古風な名前と言えます。「光」は名声や才能もあらわすことから、漢字本来の意味も申し分ありません。

10.自然の風景や漢字を使った名前

瑚太郎

■読み:こたろう
■意味:「瑚」は珊瑚のこと。または赤色の玉石や祭器の名前のことを指す。

珊瑚は古くから貴重な宝ものとして珍重されてきました。瑚太郎は海の恵みと自然への敬意をあらわした名前と言えます。碧と赤のコントラストが浮かぶ美しいイメージもありますね。

大地

■読み:だいち
■意味:広々とのびた地のこと

陸、海、空を感じさせる名前は古風な名前、日本らしい名前の中でもつねに人気な名前です。ほかには太陽(たかはる)、陽大(ようた)、旭(あさひ)といったお日様をイメージさせる名前も人気ランキングの上位に入る名前。風太(ふうた)、威風(いふう)、疾風(はやて)など自然の現象をイメージさせる名前もあります。

主水

■読み:もんど
■意味:「もんど」とは奈良時代の役職の名前で、宮中の水を司る人々のことを指す。

今の時代のように水道水などがなかった時代は、水は自然の恵みそのもの。命を守る大切な水を守る主水は、江戸時代の武士にも名づけられた由緒ある名前だったのです。清らかな澄んだ水のように、潤いと癒やしに満ちた人生であるといいですね。

光輝

■読み:こうき
■意味:「こうき」はひまわりの花言葉であり、光り輝くことの意味を持つ。

太陽の花と言われるひまわり。その花言葉の中に「光輝」があります。ぐんぐんのびて明るくさわやかなイメージのひまわりは、夏の頃に生まれた男の子にぴったりな名前と言えそうです。

「組み合わせ」と「読み」で簡単に古風な名前が作れる

これまでは漢字や言葉の意味、響きのイメージから古風な名前を紐解いてきましたが、もっと簡単に古風な名前に近づける方法があります。

古風な響きとの組み合わせ

太郎や一郎のように、他の漢字と組み合わせるだけで古風な名前になる響きがあります。使いたい漢字がある、いい組み合わせが見つからないというときは、こうした古風な響きを使ってみるのもすてきな名前に近づく一手となります。

○○丸(まる)、○○舟(しゅう)、○○盛(もり)、○○豊(とよ)、○○長(なが)など

読みが四文字、五文字になる名前

現代の日本人の名前は2文字、3文字が主流だった名前ですが、江戸時代に遡ると4文字、5文字の読みが多く出てきます。古風な名前を付けたいときは、4文字、5文字の読みになるような名前を考えると古風になりやすいですよ。

古風な名付けのポイントは?

1.わかりやすくシンプル

質実で素朴なものの中に美徳を見出してきた日本人。名前でも無駄な装飾のない、わかりやすくシンプルなものに古風や日本らしいという表現が使われています。名付けをするときは、使われている漢字や音の響きから意味が伝わるかどうかを意識してみると良さそうです。 たとえば……
●漢字一文字のシンプルな名前
●故事成語や古文から引用された名前

2.品格・風格がある

日本は世界に誇る伝統が息づいた国。それを支えてきたのは大和心に代表されるような日本人としての気質ではないでしょうか。勇敢で潔く忍耐強さがあり、人と調和する和の心があり、教養と技術を身に付ける知性がある。名付けでもこれらを意識することで、品格や風格が備わった古風な名前にまとまります。 たとえば……
●歴史上の人物を連想させる名前
●大和心をイメージさせる「凛々しい名前」「おおらかで誠実な名前」「知性が感じられる名前」

3.情緒や感性を感じられる

日本人の美意識のひとつとして古くから根付いてきた「わびさび」の心。そしてそれに対比してある「風流」や「雅」に親しむ文化。こうしたものを愛でる豊かな感性や情緒を表現すると、日本らしさや古風を感じさせてくれます。 たとえば……
●色や音の響きを感じさせる名前
●感情にうったえるような余韻のある名前

4.森羅万象、自然とともにある

古風や日本らしさは、自然とも深いつながりがあります。なぜなら人々の暮らしは豊かな四季に彩られ、八百万(やおよろず)の神々の神話とともにあったから。森羅万象に対する敬意や自然を表す漢字は、古風な名前にぴったりなのです。 たとえば……
●日本神話に出てくる神々の名前
●自然の風景や漢字を使った名前

男の子の古風な名前は早めに準備をしておこう

名は体を表すとはよく言ったもので、名前とその人のイメージは近いものがあるような気がします。生後は14日という短い期間で一生の名前を決めなくてはいけません。産後の疲れが癒えないうちでは冷静な判断は難しいもの。
しかも、古風な名前は日本の歴史が長いだけにいくつもの候補があります。生まれてきた我が子の顔を見てから決めたい気持ちはやまやまですが、どういった名前がいいのかある程度の方向性を絞って名付けに望んでおくと後悔しない名前がきっとみつかることでしょう。