あなたの夫は大丈夫?パートナーのせいで病気になっちゃう「夫源病」とは?

「夫源病」という言葉をご存じですか?夫の言動や存在自体がストレスとなり、めまいや頭痛など様々な症状を引き起こす夫源病。夫源病の危険度を調べるチェックリストや、気になる原因と予防法などをご紹介します。

夫源病とは?

「夫」が「源」の「病」と書く、夫源病

みなさんは「夫源病(ふげんびょう)」という言葉を聞いたことがありますか?夫が源(原因)となる病…つまりパートナーである夫のせいで体調になんらかの異常をきたしてしまうことを言います。

「夫源病」は具体的な症状や疾患名ではなく、もちろん医学的な病名ではありません。元々は大阪樟蔭女子大学の石蔵文信(いしくらふみのぶ)さんが命名しました。

夫源病は、夫の言動に対する不満や、夫の存在自体が強いストレスとなり、自律神経やホルモンのバランスを崩し、妻が体調に異常をきたすことを言います。

妻の病気の9割は夫がつくる (医師が教える「夫源病」の治し方)



夫源病の症状

めまい・頭痛・動悸・不眠など(他にも色々)

夫源病の代表的な症状に、めまい・頭痛・動悸・不眠などが挙げられます。どれも更年期障害の症状と似ているため、勘違いしてしまう場合もあります。

またこれらの症状の他にも、耳鳴り・顔のほてりやのぼせ・肩こり・息切れ・倦怠感・呼吸のしにくさ、などを感じる場合もあるようです。

それって本当に更年期障害?

前述の通り、夫源病と更年期障害は症状が似ています。そのためこれまで更年期障害と診断されていたものも、実は夫源病だった可能性もあると言われています。

また更年期障害は40代から60代の女性に多く見られますが、夫源病は年齢に関わらずパートナーを持つ女性ならば誰でもかかる可能性があります。

夫源病セルフチェック

こんな夫は要注意!夫源病、夫のチェックリスト

「もしかしたら夫源病かも…?」そう思ったあなたは、以下のチェックリストを確認してみてください。あなたのご主人は、何個当てはまりますか?

□ 感謝や謝罪を言葉にしない(「ありがとう」「ごめんなさい」を言わない)
□ 態度や話し方が、上から目線なことが多い
□ 知人・友人には愛想が良いのに、家では不機嫌なことが多い
□ 家事に口出しをしてくるが、手伝うことはしない
□ 妻がひとりで外出することを嫌がる
□ 妻の予定や行動をチェックする
□ 趣味や交友がほとんどなく、休日は家で過ごすことが多い
□ 家事や育児を手伝った場合の自己評価が高すぎたり、それを自慢したりする
□ 車のハンドルを握ると性格が変わる(荒くなる)
□ 妻子を「養ってやっている」という気持ちが強い

いかがでしたか?これら10個の項目に、8個以上当てはまるご主人は要注意です。度を過ぎると「モラハラ」なども懸念されます。

ちなみに、4個以下の場合は「今のところ問題なし」、5〜7個の場合は「夫源病予備軍」とされています。

あなたはどんなタイプ?夫源病、妻のチェックリスト

また、上記の夫のチェックリストに加え、女性側も以下のような性格の方は夫源病になりやすいと言われています。

□ 他者に意見することが苦手
□ 人に頼られることが多く、自分の悩みを他人に相談することは少ない
□ 世間体や外聞を気にする
□ 我慢強く、弱音をはかない
□ 責任感が強く、理想が高い
□ 良い○○(妻・母)であろうとする意識が強い
□ 几帳面で真面目、手抜きをしない

つまり真面目で完璧主義、良妻賢母な人がなりやすいようです。



夫源病物語あれこれ…

オーソドックスパターン「夫定年後の発症」

夫源病という言葉がではじめた頃によく聞いたパターンです。夫が定年して、ずっと家にいるようになり、朝起きてから夜寝るまで、ずっと夫のお世話をしなければならない状態に…。

朝食や夕食はもちろん、ひとりなら適当に済ませることができた昼食も、しっかりと作らなければならない。

買い物に出かけようとすると夫が付いて来て、一人の時間は無く、夫に悪意は無いけれど四六時中監視されているような気分になり、結果夫源病になってしまう。

これは「主人在宅ストレス症候群」とも呼ばれます。「夫と24時間ずっと一緒に過ごすなんて…」と考えただけで気持ちが沈む方は要注意です。

「無趣味夫と過ごす、息詰まる休日」

なんだか週末になると体調が思わしくない…けれど月曜になるとそれが改善する。という人は夫源病の可能性があります。夫と過ごす休日に息苦しさを感じていませんか…?

夫は仕事以外の交友関係が乏しく、趣味もほとんどない。かといって休日に家族サービスしてくれるかというとそれもなく、ただただ家でゴロゴロ…。

「あぁ〜!もうっ!邪魔っ!」

と言ってしまえる人ならば、夫源病にはならないのかもしれませんが、

「夫も平日は仕事で疲れているし…」

なんて我慢をする人は要注意です。

もしやモラハラ?「高圧夫の亭主関白生活」

常日頃から上から目線だったり、高圧的な態度や言動が多いご主人をお持ちの方も要注意です。

「飯!」「風呂!」「寝る!」…ではないですが、とにかくやることなすこと高圧的で上から目線。妻のちょっとしたミスをあげつらって「なにやってんの?」なんてキレてくる場合は、モラハラ(モラルハラスメント)も疑いましょう。

「稼いできてやってる」「養ってやってる」「誰のおかげで○○できると思ってるんだ?」などと言われることが多いようなら、周りに相談しましょう。

自己評価高すぎっ!「自称イクメン夫」

「皿洗っといたよ(ドヤッ)」「オムツ替えといた(すごいでしょ)」「泣きやまなくてずっと抱っこしてたよ〜(は〜、ヤレヤレ)」「荷物持つよ(ほめてほめて)」などなど…。

こっちはそれ、毎日やってますから!(残念っ!)

と言いたくなるような、些細なことでも過大評価して欲しがる(または自己評価が高すぎる)夫も要注意です。もちろん微笑ましい範囲で奥様が手のひらで転がせるのならば問題ないのですが、夫のこういった言動を妻がストレスに感じている場合は問題です。

外面(そとづら)良すぎ!「実は危険な内弁慶夫」

実は妻が一番夫源病に陥りやすいのは、先ほどの夫のチェックリスト3番目「知人・友人には愛想が良いのに、家では不機嫌なことが多い」だそうです。

知人や友人の前では「気の利く良い夫」なのに、家に帰れば不機嫌で終始無言…。妻のやることなすこと口を出し、「これだからお前は駄目なんだ」なんて言ってくる場合は、それこそモラハラ警報発令です!

モラハラまでは行かなくても、外では良い夫なため周りからの理解も得にくく、相談などしても逆に「わがまま」「贅沢」などとたしなめられてしまう場合もあります。

夫源病にならないために

喧嘩をしましょう(思っていることを相手に伝えましょう)

「喧嘩」というとちょっと引いてしまうかもしれませんが、お互いに思っていることを正直に話すことはとても重要です。それが結果として喧嘩に発展してしまったとしても、お互いが解決するために案を出しあい終結するのであれば、有益なものだと思います。

「察して欲しい女性」が多い一方で、「言われないとわからない男性」もまた大多数と言われています。根本からすれ違っているのですから、しっかりとお互いを理解しようとする姿勢が夫源病予防の第一歩と言えるでしょう。

言葉にすることが苦手は場合は、手紙やメールを

「面と向かっては伝えにくい」「口に出すと感情的になり過ぎてしまう」など、話し合うことが苦手な人は手紙やメールなどを利用するのも良いかもしれません。

冷静に文章を考えることで、今まで漠然としていた不満にも気づけるかもしれません。

ただし手紙やメールでは伝わりにくいニュアンスも多いのも事実です。きっかけづくりができたら、なるべく面と向かってゆっくりでも良いので自分の言葉と声で相手に伝えましょう。

ひとりで過ごす時間をつくる

「もう夫の顔を見るのも嫌…」となる前に、ひとりで過ごす時間を持つようにしましょう。習い事やお友達との食事など少しの時間でも構いませんし、いっそ小旅行に行ってしまうのも良いかもしれません。

お互いがひとりで過ごす時間をつくり、夫には「妻のいない時間の過ごし方」を学んでもらいましょう。

それでもストレスを感じたら…簡単なストレス発散法

大きな声を出す、叫ぶ

簡単なストレス発散法として、大声を出したり叫んだりする方法があります。カラオケなどがおすすめですが、なかなか行けない場合などは、

・枕に顔を埋めて叫ぶ
・湯船に潜って「わー!(ごぼごぼごぼ)」と声を出す

といった方法も、周りに迷惑にならずおすすめです。

涙を流す、泣く

涙を流すこともストレス発散になります。映画やドラマ、小説や美術品などに感情移入して涙を流すことで、いつの間にかすっきりしている場合もよくあります。

話をする、愚痴を吐く

人と話をしたり愚痴を聞いてもらうこともひとつの方法です。メールなどでも良いのですが、声に出すことでより効果があります。

心許せる友人などに聞いてもらうことで、自分の気持ちの整理にもなります。

身体を動かす

スポーツや運動をすることでストレス発散する方法もあります。バッティングセンターやパンチングマシーンなどもおすすめ。

何かを打ったり殴ったりする運動の方が、より効果があるようです。実践が難しい場合は、クッションなどを殴る方法もありますが、壁など硬いものを殴るのはやめておきましょう。

夫の知らない秘密を持つ

へそくりやちょっと豪華なランチなど…夫の知らない秘密を持つことも、ストレス発散になるようです。

ただし家庭が壊れてしまうような秘密…不倫やギャンブルなどはおすすめしません。

逆パターン、妻源病にも要注意!

「妻」が「源」の「病」もある!

外出の機会の多い男性は、”妻源病”になりにくいとは言われていますが、まったくのゼロではありません。妻の言動にストレスを感じ、夫源病と同じような症状が現れる男性もいるようです。

男性でも女性でも、大切なのは相手を思いやる気持ち。せっかく巡りあってお互いがお互いをパートナーとして選んだのですから、相手を思いやりお互いに心地よい日々を送りたいですね。

「夫がストレス!」「妻がストレス!」と言うとギスギスしがちですが、相手に自分の気持ちを伝え、ここからまた新たな関係を築いていくチャンスと思ってみてはどうでしょう。