妊娠中の夏冷えに注意!原因と8つの対策

妊婦さんにとって体の冷えは大敵。暑い夏でも、クーラーの効いた部屋で過ごしたり、冷たい飲み物ばかりを摂取していては体は冷え切ってしまいます。暑い夏をお腹の赤ちゃんと一緒に元気に乗り切るための秘訣をご紹介します。

妊婦さんにとって冷えは付き物

冷え性という女性は多いものですが、妊娠するとさらに冷え性になる方が増えます。それは妊娠したことによる体の変化が大きく関係しています。妊娠すると、まず運動量が大きく減るという方がほとんど。

特に初期のころはつわりなどで横になって過ごす時間が増える方も多いものですが、運動しないと血流が悪化するため冷え性の原因となります。また、お腹が大きくなってくると、今度は血管が圧迫され、血流悪化による冷え性となるのです。

そのほか、妊娠によるホルモンバランスの変化も原因の一つと言われています。このように妊婦さんの体は冷えのオンパレードというわけです。そのため妊婦さんは夏場も気が抜けません。また、夏場は気温が高いため冷えとは無関係と思っている方も多いかもしれませんが、そこには夏ならではの原因が隠れています。身近に潜む原因とその対処法をしっかりと押さえておきましょう。



妊娠中に冷えると何がいけないの?

マイナートラブルの原因に

体が冷えると具体的にどのような弊害があるのでしょうか。まず、妊娠中のマイナートラブルとしてありがちな便秘・足のむくみ・腰痛は体の冷えが原因ということがあります。また、つわりが悪化したりお腹が張ったりと母体に悪影響を及ぼすこともわかっています。

赤ちゃんも居心地が悪い

ママの体が冷えると血流が悪くなるため、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が届きにくくなります。また、冷えが原因で子宮収縮が起こり、流産・早産につながることも。ママにも赤ちゃんにも冷えは大敵なのです。

夏冷えを起こす、3つの原因

1.クーラーの効き過ぎ

暑いのに体が冷えてしまう大きな原因はクーラーの効き過ぎです。オフィスなどエアコンの風が当たる場所に長時間いるという方は要注意。知らず知らずのうちに体が冷え切っています。

2.冷たいものの飲み過ぎ

夏はどうしても冷たい飲み物を飲みがち。確かに体は汗をかき、水分を欲してはいますが、冷たいものをがぶ飲みしていては体の芯まで冷え切ってしまいます。

3.栄養バランスの乱れも原因に

夏の暑い時期、そうめんやざるそばだけという食事をしがちな方はいませんか?冷たい食べ物ももちろん冷えの原因になりますが、単品だけの食事では栄養価が不足し、血流を悪くし、体を冷やしてしまうのです。



妊娠中の夏冷えを防ぐ、8つの対処法

1.冷房の設定温度は28度に

冷房の設定温度は28度が基本です。特に妊娠後期ともなると暑さに敏感で、家事などで体を動かすと汗をかいてしまいますが、扇風機で室内の空気を循環させるなどして乗り切りましょう。冷房よりも除湿を心がけるのもポイントです。

2.室内では常に1枚プラス

オフィスや飲食店など空調の調整が難しい場所も多いものです。そんなときでも室内と室外での気温差を調整できるように、ストールやカーディガンをバックにしのばせておくとよいでしょう。必要なときにさっと羽織ると冷風が当たるのを防ぐことができます。

3.お腹だけでなく背中の冷えも意識して

夏場は襟元の大きく開いたデザインの服も多く、実は背中が冷えていることが結構あります。妊婦さんとなると、ついついお腹を意識しがちですが、冷え対策は背中も意識しましょう。特に汗をかいた後の背中は要注意。すぐに冷え切ってしまいます。今年の夏は露出を控えめにするコーディネイトが必要です。

4.生足よりも靴下がベター

足元を見直すだけでも体の冷えには効果抜群です。「頭寒足熱」という言葉がありますが、まさにその通り。妊婦さんは足元にも気を配りましょう。靴下は5本指ソックスであればさらに血行促進効果も手伝って冷え対策に効果的です。部屋着も短い丈のものは避けるようにしましょうね。最近では夏向けのレッグウォーマーもあるので妊婦さんにはおすすめです。

5.飲み物はホットを心がける

飲み物はできるだけホットもしくは常温の物を選びましょう。香りがさわやかなミントティーなら夏でもすっきりした味わいを楽しむことができますよ。最近ではカフェインレスのコーヒーや紅茶も増えていますので上手に活用したいですね。また、水にレモンを垂らして飲むのもすっきりするのでおすすめです。味噌汁・スープ・温野菜など、毎食温かいものを用意するのもいいですね。

6.体を温める食べ物

体を温める食材としては、生姜が有名ですよね。そのほかにも、にんにく・にら・味噌なども体に熱を与える食材です。また、野菜は塩漬けや糠漬け、生野菜よりも温野菜を心がけるとさらに効果的です。香辛料も体を温めてくれますが、つわり中・つわり明けの方には刺激が強すぎることもあります。胃腸に負担をかけてしまいますので程々に。

7.夏野菜は体を冷やすので少量に

夏野菜に南国のフルーツ、どれも旬でおいしい時期。しかし食べ過ぎは禁物です。夏野菜には自然本来が持つ体を冷やす効果があるからです。同様に、バナナやキウイなどもともと南国原産のフルーツにも体を冷やす効果があります。自然のチカラってすごいですよね。裏を返すと、キュウリやトマトなど季節の野菜で涼をとるのも適量であればおすすめです。 ********************************************************

8.毎日湯船につかる

夏場は暑いのでシャワーのみという方も多いですが、シャワーではかえって体を冷やしてしまいます。体を温めるには、必ず湯船につかりましょう。半身浴のように長時間である必要はありません。一日の終わりに短時間でも体をしっかりと温めることが重要です。湯船が難しいという方は足湯がおすすめです。

ストレスにならない程度に夏冷え対策を

日常に潜む夏の冷えの原因とその対処法、いかがでしたでしょうか。確かに、夏の冷えは妊婦さんにとっては大敵です。とはいえ、毎日汗がだらだら出るほど服を重ねる必要はありません。妊婦さん自身がストレスを感じてしまっては本末転倒です。

ご家族の協力を得るのもストレス軽減の近道に。男性と女性では室温の感じ方に差があるとも言われていますので、エアコンの温度設定や夕飯のメニューなど、プレパパであるご主人にも協力を依頼したいところです。
できる範囲でよいので、生活の端々でちょこちょこっと実践しながら夏を乗り切れるといいですね。