子どもの活発さ、変化は4パターン、スポーツとテレビの間に関連

子ども時代からの活発さを追跡調査すると、変化は4つのパターンに分かれるようだ。

加速度計で測定

米国のルーリー小児病院とアイオワ大学の研究グループが、有力医学誌の小児科版、ジャマ(JAMA)ペディアトリクス誌のオンライン版で2015年5月18日に報告した。子ども時代から思春期にかけて、肥満しやすい行動が発達する経緯はさまざま。研究グループはこのたび、中〜強度の運動に費やす時間が5〜19歳の間にどのように移り変わるかを検証した。そこに何らかのパターンがある場合にはそのパターンとスポーツをする時間、テレビを観る時間との間に関連性があるかを調べた。米国で子どもの骨の発達や運動を調べた大規模研究の参加者から、1998〜2013年にわたり約540人(半数が女の子、白人約95%)に5/8/11/13/15/17/19歳の時点で加速度計(一定レベル以上の運動が記録される装置)を装着してもらって中〜強度の運動に費やした時間を記録し、6カ月ごとにスポーツ参加状況とテレビ鑑賞時間についてアンケートを行った。



一貫して動く子と動かない子

その結果、運動に費やす時間の移り変わりに関して、一定して不活発(約15%)、一定して活発(18%)、中度運動の減少(約53%)、強度運動の大幅な減少(約14%)という4つのパターンが見られた。一定して不活発だった子どもは、全員がやはり一定してスポーツに参加していなかった。また、一定して活発な子どもでは、当初から既に少なかったテレビ鑑賞時間がさらに減少するというパターンが見られた。子ども時代から思春期にかけて、中〜強度の運動が減少するが、一部の子どもは一定して中〜強度の運動を維持しており、また一定して不活発なパターンを避けるにはスポーツが重要な方法と思われる。運動に費やす時間の移り変わりとテレビを観ることは関連する可能性がある。良くないパターンに陥らないように、ヒントが隠れているかもしれない。

文献情報

Kwon S et al. Developmental Trajectories of Physical Activity, Sports, and Television Viewing During Childhood to Young Adulthood: Iowa Bone Development Study. JAMA Pediatr. 2015 May 18. [Epub ahead of print]

Developmental Trajectories of Physical Activity, Sports, and Television Viewing During Childhood to Young Adulthood: Iowa Bone Development Study. – PubMed – NCBI
JAMA Pediatr. 2015 Jul;169(7):666-72. doi: 10.1001/jamapediatrics.2015.0327. Research Support, N.I.H., Extramural; Research Support, Non-U.S. Gov't