離乳食の開始が遅れると、急性リンパ性白血病のリスク上昇、生後6カ月が節目

離乳食の開始が、生後6カ月より遅くなると、1カ月遅れるごとに7%の割合で赤ちゃんの急性リンパ性白血病(ALL)のリスクが増大する可能性があると分かった。米国のテキサス大学オースチン校の研究グループが、米国がん学会2015年次会議において、2015年4月20日に報告した。

離乳と急性リンパ性白血病の関係

先行研究において、粉ミルクによる育児期間が長く、離乳食を開始する時期が遅いと急性リンパ性白血病のリスク要因である可能性が浮上していた。テキサス子どもがんセンターで受診している0歳〜14歳の急性リンパ性白血病の子ども172人と健康な子ども344人について比較調査を行った。研究の対象となった子どもたちは、離乳食の前に、母乳、粉ミルク、あるいは両方の組み合わせで授乳されていた。



兄が姉がいると無関係に

生後5カ月〜6カ月で離乳食を開始した場合、急性リンパ性白血病のリスクには影響がなかったが、7カ月〜9カ月で開始すると4カ月で始めた子どもに比べて急性リンパ性白血病を発症するリスクは3倍以上高くなった。10カ月を過ぎると4倍以上高くなった。さらに、離乳食の開始が1カ月遅れるごとにリスクが7%増加していた。研究グループでは、離乳食を始めるのが生後6カ月を過ぎると、赤ちゃんの免疫システムの正常な発達を妨げるのかもしれないと推測している。なお、兄や姉がいる場合には、離乳食を始めるのが遅くなっても急性リンパ性白血病のリスクとは関連しなかった。

文献情報

Schraw JM et al.Age at introduction to solids is associated with the odds ratio of pediatric acute lymphoblastic leukemia.American Association for Cancer Research Annual Meeting 2015 abstract for poster presentation.2015 Apr 20.

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