離乳食で野菜を食べさせると、野菜好きになる?

離乳食としてミルクやおかゆに野菜を混ぜると、その後野菜を食べる量と好みが増すと分かった。オランダのダノン栄養研究所のマリオン・ヘザリングトン氏らの研究グループが、アパタイト誌で2014年10月18日に報告している。

野菜を好むように

研究グループによると、母乳が野菜の受け入れやすさと関連があると分かっている。母乳の味とも関わる可能性もある。野菜の味に早期から慣れさせると効果的である可能性も考えられてきた。研究グループは、離乳期にミルクに野菜を混ぜ、その後おかゆに野菜を混ぜることで段階的に野菜を口にさせ、野菜を食べる量と好みを検証した。離乳期直前に、無作為に野菜を食べさせるグループと食べさせないグループに無作為に分けて検証した。食べさせるグループの子どもは、1〜12日目に毎日野菜ピューレを混ぜたミルクを飲んで、13〜24日目に野菜ピューレを混ぜたおかゆを食べた。食べさせないグループの子どもには、何も混ぜていないミルクとおかゆを与えた。その後、どちらもグループの子どもにも野菜ピューレを毎日与え、25〜26日目と33〜35日目に食べた量を計測し、好みを評価した。野菜は人参、サヤエンドウ、ほうれん草、ブロッコリーの中から順番に与えた。その結果、食べる量、好み、食べる速度は、野菜を食べさせていたグループの子どもの方が食べる量は多く、野菜をより好み、食べる速度も速いと判明した。



食べる期間を延ばす効果も?

6カ月後と18カ月後にあらためて調査したところ、グループの間での差は見られなかった。食べる期間を延ばすことで、長期的な利益が評価される可能性はある。野菜は健康向上効果が次々と証明もされている。早いうちから野菜を食べさせるのは後々の健康にもつながるだけに、早いうちから口にさせるのは大切かもしれない。

文献情報

Hetherington MM et al. A step-by-step introduction to vegetables at the beginning of complementary feeding. The effects of early and repeated exposure. Appetite. 2015 Jan;84:280-90. Epub 2014 Oct 18.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25453593