風邪の引き始めには卵酒!美味しく作るポイントやアレンジレシピをご紹介

いよいよ風邪シーズン到来ですね。風邪の引き始めに飲むといいと言われる卵酒ですが、そんなの迷信じゃないの・・・と思っている方も多いのでは?いえいえ、本当に、卵酒は風邪に効くというちゃんとした理由があるんです。昔ながらの卵酒をおいしく作る方法や、子どもにも飲みやすい卵酒のアレンジレシピもあわせてご紹介します。

昔ながらの卵酒

「風邪の引き始めには、卵酒を飲むとよい」とは、よく耳にする言葉だと思います。幼いころに風邪をひいたとき、お母さんやおばあちゃんが卵酒を作ってくれた、という思い出のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

風邪のひき始に飲む卵酒は、そのやさしい甘さに温かさ、なめらかな口当たりで、気怠い体をほっこり癒してくれる効果があるようです。昔から、民間療法として長い間受け継がれてきた卵酒ですが、実際のところ、その効果のほどはどうなのでしょうか。



卵酒ってほんとに風邪に効くの?

実際のところ、卵酒の効能は、科学的に効果アリと認められてはいないようです。

しかしながら、卵の卵白には「リゾチーム」という酵素が含まれています。この「リゾチーム」は、風邪薬などにも使われている成分です。細菌を殺して粘液の排出を促し、痰や鼻汁を体外に排出してくれる効果があります。鼻詰まりを解消し、痰を切ってくれることで、呼吸も楽にさせてくれるのです。
この「リゾチーム」の作用から、卵酒が風邪にいくらかは効果があるのでは?と言われているようです。

また、長く愛用されてきたのには、それなりの理由もあります。

・からだを温めて血行を促進させる。
・発熱による発汗などで失われた水分を補給する。
・適度なアルコールで寝つきを良くする。
・ウィルスなどと戦うために重要なアミノ酸などを補給する。

どこの家庭にもある材料で、手早く作ることができるのも、魅力の一つですね。

基本の卵酒の作り方

材料は?

材料はとてもシンプルです。その名の通り、「卵」、「酒」、「砂糖」の3つだけです。

卵酒を作る過程では、卵は完全に火を通されるわけではありません。そこで、なるべく新鮮な卵を使いましょう。

卵黄だけを使用して、クリーミーな食感を楽しむ卵酒もあります。しかし、殺菌作用のある「リゾチーム」が含まれているのは、卵の卵白の部分です。栄養面や効果のことを考えるなら、全卵で使いましょう。

お好みの、ご家庭にあるお酒でかまいません。日本酒、焼酎、洋酒など、いろいろとアレンジもできそうです。一般的には、日本酒(とくに純米酒)がよく使われています。

ただし、料理酒には、塩分が含まれているものもありますので、あまりおすすめできません。

砂糖

白砂糖、きび砂糖、黒砂糖など、お好みのものをお使いください。砂糖の代わりにはちみつを使っても、やさしい甘さを楽しめそうです。砂糖の分量は、お好みで加減してくださいね。
 

作り方

卵酒の作り方にもいろいろな作り方があるようです。
ここでは、代表的な二通りの作り方をご紹介します。

湯せんで作る方法


出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/175797/blog/15750010
たまご酒を飲もう ■作り方■
1. 卵(1個)、日本酒(180ml)、砂糖(大さじ1~3)を泡だて器でよくかき混ぜます。(ここで、白身のかたまりなどをよく切っておきましょう。丁寧に作るなら、卵液を濾すといっそうなめらかな口当たりに仕上がります。)
2. 少し大きめの鍋やフライパンにお湯をはり、1を入れた小鍋をかけ、湯せんにします。
3. 常に目を離さずに、泡だて器でかき混ぜます。

少しとろんとしてきたら、できあがりです。
卵液を泡立てる必要はありませんので、泡立ちすぎるときはやさしくゆっくりとかき混ぜましょう。

直火にかけて作ると、まれに鍋の揮発したアルコールに火が入ることもあります。また、火が強すぎた場合、卵が凝固して、かきたま汁のようになってしまいます。湯せんでゆっくりと温めると、このような失敗もなく作ることができますよ。

たまご酒を飲もう by ぎたさん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらの記事を参考にさせていただきました。

卵液に熱燗した酒を加える方法

■作り方■
1. 日本酒(180ml)を小鍋に入れ、沸騰する手前まで温めます。電子レンジで温めてもいいです。
2. 卵(1個)をときほぐし、砂糖(大さじ1~3)を加えよく混ぜます。
3. 1の温めた酒を2に少しずつ垂らしながら、のばすようによくかき混ぜていきます。(1に2を入れると、卵が凝固して、かきたま汁のようになってしまいます。)あせらずゆっくりと、少しずつ加えていきましょう。

ここで一応完成ですが、3を小鍋にもどして弱火にかけ、お好みのとろみがつくまでかき混ぜても、より一層おいしくなります。



電子レンジで簡単に作っちゃおう

卵酒を電子レンジでチンして作れば、洗い物もマグカップ一つですみ、お手軽ですね。 ■作り方■
1. 卵(1個)をマグカップに割り入れときほぐします。
2. 砂糖(大さじ1)、日本酒(180ml)を加え、よくかき混ぜます。
3. 電子レンジ(500W)で20秒加熱し、取り出してよくかき混ぜます。
4. 再び電子レンジで20秒加熱し、取り出してよくかき混ぜます。

これを数回繰り返し、お好みの熱さととろみになったらできあがりです。

電子レンジの機種によって、加熱する回数が異なってきます。加熱しすぎると卵が固まり、口当たりも悪くなってしまいます。出力弱め、時間短めで加熱の加減をしてみてください。

全部の材料を混ぜてから電子レンジにかけますので、出来上がりはまだアルコール分が残っています。アルコールに弱い方、酒臭さが気になる方は、先に、酒だけを電子レンジで加熱し、アルコール分を飛ばすことをおすすめします。

色々なアレンジ卵酒

さらにポカポカ!生姜入り卵酒

卵酒にショウガのすりおろしをプラスしましょう。
ショウガのもつ成分「ショウガオール」が血行を促進し、からだがポカポカと芯から温まります。また「ジンゲロール」には免疫力を高める作用もあります。
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/135838/blog/14782843
生姜入りたまご酒 ■作り方(2~3人分)■
1. 卵(2個)をときほぐし、砂糖(60~65g)、生姜のすりおろし(小さじ1~2)を入れてよく混ぜます。
2. 1の卵液をこして、日本酒(300ml)を加えてよく混ぜます。
3. 2を鍋に入れ、弱火から中火で、少しとろみがつくまでよくかき混ぜます。

日本酒を温める過程で、ショウガのスライスを一緒に入れて加熱する方法もあります。

生姜入りたまご酒 by ちゃりこまさん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらの記事を参考にさせていただきました。

梅酒が香る卵酒

梅酒を使って、ほんのり甘酸っぱい卵酒です。日本酒が苦手という方でも、フルーティーな香りで楽しむことができますよ。 ■作り方■
1. 卵(1個)、梅酒(180ml)、砂糖(大さじ1)を泡だて器でよくかき混ぜます。
2. 少し大きめの鍋やフライパンにお湯をはり、1を入れた小鍋をかけ、湯せんにします。
3. 常に目を離さずに、泡だて器でかき混ぜます。

梅酒の甘味がありますので、味を見て、砂糖の量は加減してください。

手軽にみりんで卵酒

酒に砂糖を加えるなら、みりんでも・・・というわけで、みりんと卵だけでも卵酒ができちゃうんです。みりんのやさしい甘さが、意外と卵酒に合いますよ。
■作り方■
1. 卵(1個)、みりん(180ml)を泡だて器でよくかき混ぜます。
2. 少し大きめの鍋やフライパンにお湯をはり、1を入れた小鍋をかけ、湯せんにします。
3. 常に目を離さずに、泡だて器でかき混ぜます。

みりん風調味料には、食塩などが添加されています。なるべく添加物の少ない「本みりん」を使いましょう。

エッグノッグ


出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/23322/blog/11655952
エッグノッグを飲んで温まろう~ 世界を見まわしてみると、色々な国で卵酒のようなものがあります。イギリスやアメリカでクリスマスの時期によく飲まれている「エッグノッグ」もその一つです。

■作り方■
1. 卵黄(1個分)をよくときほぐし、砂糖(大さじ1)を加え、よく混ぜます。
2. 牛乳(200ml)を少しづつ加え、泡だて器などでよく混ぜます。
3. 中火でとろっとなるまで加熱します。
4. お好みでラム酒やブランデーを加えます。

エッグノッグは卵黄だけを使うことが多いようですが、風邪対策と思うなら全卵で作ってみてはいかがでしょうか。

エッグノッグを飲んで温まろう~ by Farmer's KEIKOさん | レシピブログ – 料理ブログのレシピ満載!
※こちらの記事を参考にさせていただきました。

色々なお酒でアレンジ!

国によって、ワイン、ブランデー、ラム酒、ビールなど色々なお酒の入った卵酒・・・卵を使ったカクテルがあるようです。お好きなお酒で試してみるのもいいですね。

子どもは飲める?

”卵酒”というからには、子どもに飲ませても大丈夫かしら・・・と思うかもしれません。作る過程で加熱していますので、アルコール分はほとんど飛んでいますが、子ども向けに作るときは、日本酒の量を控えましょう。全部の材料を一気に混ぜて温める方法では、なかなかアルコール分は飛びません。最初に酒だけを温めてしっかり沸騰させ、アルコール分を完全に飛ばしてしまいましょう。
また、後で紹介するレシピのように、牛乳を加えると、ミルクセーキのように飲みやすい卵酒になります。

もちろんのことですが、卵や牛乳にアレルギーのあるお子さんは避けてくださいね。

子どもにおすすめ!牛乳メインのミルクセーキ風卵酒

■作り方■
1. 日本酒(大さじ2)を小鍋で温め、完全にアルコール分を飛ばします。日本酒の量が少ないので、焦がさないように注意しましょう。
2. 1に牛乳(120ml)、溶きほぐした卵(1個)、砂糖(大さじ1)の順に加え、泡だて器でよくかき混ぜます。
3. 少し大きめの鍋やフライパンにお湯をはり、2の小鍋をかけ、湯せんにします。
4. 常に目を離さずに、泡だて器でかき混ぜます。

加熱時間を長くすると、フルフルとした温かいプリンのような感じになります。デザートとしてもおいしくいただけますよ。

卵酒で心もポカポカ!風邪なんか吹き飛ばそう。

迷信かしら・・・と思った「風邪をひいたら卵酒」にも、調べてみると、きちんとした理由があるようです。

もちろん、卵酒はお薬ではありません。あくまでも風邪の引き始めの症状を和らげるための民間療法の一つだと思って下さい。また、卵酒にはアルコールも含まれていますので、市販の風邪薬との併用は厳禁です。卵酒を飲んでゆっくり休んでいても、症状がひどくなるような場合には、きちんと病院に行って診てもらいましょう。

いよいよこれから風邪のシーズン到来です。あれっ、なんかゾクゾクするな・・・なんて時には、ママの作った卵酒と愛情で、風邪なんか吹き飛ばしてしまいましょう。