急性扁桃炎ってどんな病気?原因や治療法について解説します

急性扁桃炎とはどんな病気なのでしょうか?扁桃というのはとても大切な働きをしてくれるところなのです。急性扁桃炎の原因や治療法について解説します。

急性扁桃炎ってどんな病気?

のどちんこ(口蓋垂)の両脇にある口蓋扁桃に急性の炎症が起こる病気です。一般に扁桃腺、という言葉を耳にしますが、本来「腺」ではないので、扁桃という呼び名が正しいです。
扁桃が赤く腫れあがったり、ボコボコと穴があいたようになったり、白く膿がついたりします。高熱が出ることも多い病気です。

ウィルスや細菌感染によるものなので、扁桃炎としてうつらなくてもそのウィルスによる風邪などがうつる可能性があります。



原因はどんなもの?

細菌やウィルスによる感染によって起こります

化膿性連鎖球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌などによる感染症です。扁桃はのどの入り口のところにあり、外から入ってきたこれらの菌と戦ってくれるところなのです。細菌やウィルスの侵入を防ぐために、活性化して腫れたり炎症を起こしたりするのです。

実は、健康な状態の時から、扁桃にはこれらの菌は存在しています。扁桃は非常に免疫が強く、通常はこれらの菌の侵入、活性化をここで防いでいます。ところが、免疫力が十分についていない小さな子供や、大人でもストレスや疲れ、睡眠不足などで免疫力が落ちた時に発症しやすくなってしまうのです。

代表的な症状

【1】扁桃の炎症

扁桃が赤く腫れあがったり、白い膿がついてボコボコとクレーターのように穴が開いたような状態になったりします。喉はとても痛み、稀に出血を伴うことも。

【2】高熱

38度以上の高熱が出ることが多いです。

【3】嚥下困難(飲み込むのがつらい)

喉が腫れあがり、通り道が塞がったような感じになっているのと共に、激しい痛みがありますので、水を飲むのにも激しく痛みます。飲み込むと耳や喉の奥まで響くような痛みがあります。ひどい時には唾を飲み込むのも痛くてとても辛いです。

【4】全身倦怠感

高熱が出ますので、全身が怠く動くのも辛いような状態になります。

【5】脱水症状

高熱と、激しい喉の痛み、腫れによる嚥下困難によって、水分を摂ることが難しくなってしまい、脱水症状を起こしてし重症化してしまうことがありますので注意が必要です。口から水分を摂ることがどうしても難しければ病院で点滴をすることになります。水分が摂れない状態が続いた場合にはすぐに病院にかかるようにしましょう。



どんな治療をするの?

治療法

扁桃炎の原因となっているウィルスや細菌に対する抗ウィルス剤や抗生物質を服用します。喉の痛みや炎症に対しては消炎鎮痛剤が処方されることも。
あとはこまめにうがいをして、口の中を清潔に保つことと、安静にしてゆっくり休むことがとても大切です。

薬を飲むのが難しいくらい喉が痛む場合もあり、また脱水症状を起こしてしまう時もあります。そのような時には点滴をして、抗生物質を投与したり、水分や栄養分を補給することもあります。

きちんとした治療をせずに自然治癒に任せてしまうと扁桃炎を繰り返す慢性扁桃炎になってしまったり、扁桃の奥深くまで菌が入り込む扁桃周囲炎になってしまうこともあるので注意が必要です。

入院が必要な場合

高熱と喉の激しい痛みが水分や栄養補給が難しくなった場合には、入院をして点滴治療をする場合があります。また、扁桃炎を何度も繰り返す慢性扁桃炎の場合、扁桃の切除も検討します。
扁桃はとても大切な免疫器官でもありますから、簡単に切除していいものではありませんが、慢性扁桃炎の症状とのバランスで医師とよく相談して方針を決めていくことになります。

目に見える部分の切除手術なので、手術自体は難しいものではありませんが、喉にメスを入れますので激しい痛みが数日続きます。外来手術でも可能ですが、子供の場合には入院して経過を見ることも多いようです。

日常でできる、急性扁桃炎の予防法

【1】十分な睡眠をとる

免疫力をしっかりつけておくことが大切です。そのためには睡眠はとても大切ですよね。早寝早起き、規則正しい生活を心がけて、十分な睡眠をとるようにしましょう。

【2】疲れやストレスを溜めないようにする

疲れやストレスが溜まると免疫力が落ちてしまいます。自分にあったストレス発散方法が見つけられるとよいですね。
子供でもストレスが溜まる時代だと言われています。不規則な生活をしていると、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまうものです。疲れを溜めないように気を付けてあげましょう。

【3】バランスの取れた食生活を

食事は3食きちんと摂り、バランスの取れた食生活を心がけてあげましょう。難しい栄養のことを考えるよりも色々なものをまんべんなく食べるのが楽でよいですね。

【4】手洗い・うがいは基本です

手洗い・うがいを習慣づけることはとても大切です。喉が乾燥しないように、部屋を加湿したり、マスクをしたりするのもおすすめです。

症状が出たら医師の診断を受けましょう

喉の激しい痛みと高熱の症状がある場合には、急性扁桃炎かもしれません。急性扁桃炎を放っておくと、慢性化したり、重症化してしまう場合がありますので、このような症状がある場合には医師の診断を受けるようにしましょう。

口から水分を摂ることが難しい場合には点滴治療が必要となります。脱水の症状がひどくなる前に早めに病院にかかるようにしましょうね。