上手な夫婦喧嘩で今よりもっと素敵な夫婦になろう!仲直りのコツとNGワード

夫婦喧嘩というと、ネガティブなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?夫婦喧嘩は考え方によっては夫婦がお互いに理解を深めることのできる絶好の機会なのです。仲の良い夫婦関係を築きたい方は必読、上手な夫婦喧嘩の仕方をご紹介します。

夫婦喧嘩って皆しているの?

日本の夫婦の数は約3,290万組と言われています(平成22年度 厚生労働省「国民生活基礎調査」より)。その中で結婚して以来、喧嘩を一切していない夫婦というのはいったいどのくらいいるのでしょうか?
規模や質を問わず、多くの夫婦が喧嘩をした経験があると思います。この記事を読んでいる方の中にも「只今、夫婦喧嘩の真っ最中!」という方がいらっしゃるかもしれません。

既婚の知人と話をしていても、夫婦の喧嘩やちょっとした揉め事の話題がでてきたりするものですよね。ひとつ屋根の下で共同生活を送っているのですから、夫婦喧嘩は当たり前に起こるものなのです。



夫婦喧嘩のメリット・デメリット

ところで、夫婦が喧嘩をすることのメリットはあるのでしょうか。毎日顔を合わせますし、一緒に暮らしているのですからできれば喧嘩を一切しないで仲良く暮らすのが一番な気がしますよね。
そんな夫婦喧嘩のメリットとデメリットをみていきましょう。

夫婦喧嘩のメリット

夫婦喧嘩の最大のメリットは「お互いの理解が深まる」という事でしょう。結婚をして夫婦になったからといってすぐにお互いのことを理解できるようになるいうことはありません。夫婦喧嘩をして考えや意見をぶつけ合うことでお互いのことを今まで以上に理解し合う事ができます。
喧嘩はお互いの事をより理解しあえるキッカケでもあるのです。今後の長い夫婦生活を考えると、これ以上にないメリットだと考えられます

その他のメリットとして、信頼関係を深めることができます。喧嘩をして仲直りをする為に、どちらともなく関係の修復に向けて歩み寄ります。この歩み寄りの中にはお互いの意見を受け入れたり、相手の為に自分の意見を飲み込むということが含まれているのです。
ですので、喧嘩をする前よりもした後の方が信頼関係は格段と上がっているはずでしょう。

言葉だけ聞くと、全くと言ってもいいほど良い印象がない「夫婦喧嘩」ですが、夫婦喧嘩の前後を比べてみると、とても良いメリットがあると考えられます。

夫婦喧嘩のデメリット

反対に夫婦喧嘩のデメリットをみていきましょう。「夫婦喧嘩のメリット」で紹介したような、夫婦関係の成長がみられるような喧嘩でしたら誰でも歓迎すると思います。ですが、中には夫婦喧嘩にはデメリットもあるという事をご紹介しましょう。

夫婦喧嘩の最大のデメリットは「離婚事由になる」ということです。勿論喧嘩をしたらすべての夫婦が離婚に危機に晒されるということではありません。
ですが夫婦喧嘩の質によっては、そのまま離婚に発展したり、どちらかのパートナーに離婚を検討させてしまうことになる可能性があるのです。

また、夫婦だけの時に喧嘩をするのでしたら問題はないのですが、子供の前ですと問題が起こる事があります。子供の前で喧嘩をすることで、子供が恐怖に感じ心に傷を負ったりストレスに感じさせてしまうこともあるのです。
最悪の場合PTSD(心的外傷後ストレス症候群)の原因になる事もあります。大人にとって例え意味のある喧嘩でも、子供にとってはただの恐怖でしかない事がほとんどなのです。

夫婦喧嘩の原因

次に夫婦喧嘩の原因についてふれていきましょう。夫婦喧嘩の原因は、各家庭様々です。家事や育児の役割分担や夫の飲み会問題、休日の過ごし方、家の中での過ごし方等々…。様々な原因がありますが、大きく分類するとこんな事が原因となるようです。

相手に意見を押し付ける

「あなた、休日くらい家の中のことを手伝ってよね!」「お前、もっと家事をしっかりやれよな!」喧嘩の原因としてよく聞くフレーズですが、相手に自分の意志や意見を押し付けてしまうと喧嘩の原因になる可能性があります。

相手の意見を聞かない(無視する)

パートナーに話を聞いてもらいたかったり、お願い事をしているにも関わらず話を聞いていなかったり、結果的に無視した状態になっている事も喧嘩の原因となります。誰だって自分の発言を蔑ろにされたら悲しいですよね。
相手の意見に耳を傾けない行為はすぐに喧嘩にはならなくても、不満が積もって爆発する原因になることがあります。

相手を否定・批判をする

パートナーに不満を持ち、思わずパートナーを否定・批判してしまったなんて経験はありませんか?パートナーの否定・批判は喧嘩に直結しやすい原因となります。もしかしたらパートナーに問題があるかもしれませんが、こうした相手の否定や批判などの方法で指摘をすると喧嘩に発展しやすくなります。



上手な夫婦喧嘩のコツ

夫婦喧嘩の原因までご紹介しましたが、「夫婦喧嘩のメリット」でご紹介しました夫婦関係の向上につながるような、そんな上手な夫婦喧嘩というものはあるのでしょうか。そして二人の成長につながる夫婦喧嘩をするにはどうしたら良いのでしょうか。コツをご紹介しましょう。

感情に任せない

夫婦喧嘩というと、双方が感情的になって言い合っている印象がありますよね。ですが上手に夫婦喧嘩をするのでしたら、なるべく感情的になりすぎない方が良いかもしれません。
感情を持つことはとても素晴らしい事なのですが、夫婦喧嘩においては冷静、そして客観的であったほうが良いでしょう。感情的すぎると話し合い自体が困難な状態になるからです。

夫婦喧嘩をする時は「自分の意見を押し付けること」ではなく、「問題を解決すること」がゴールですので感情的にならないようにしてみることをお勧めします。

夫婦喧嘩の原因を二人で考える

夫婦は長い年月を共に過ごす関係です。争いごとを収めるために、納得をしていないのにすぐに謝って解決を図ろうとすることは問題の解決にはなりません。夫婦喧嘩が丸く収まったかのようにも見えますが、また近い将来似た原因で喧嘩をする可能性もあります。

大切なのは二人で喧嘩の原因について考え、解決策を一緒に考えることです。喧嘩の解決には双方の歩み寄りが必要です。
原因そして解決策を一緒に知って考えること、そして仲直りをする為に歩み寄る事はお互いの理解や信頼が深まりますので、仲直りする頃には有意義な喧嘩になるはずです。

あとで蒸し返さない

上手な喧嘩をしたいと思うのでしたら、喧嘩が解決したのでしたら後で蒸し返さないことをお勧めします。いつまでもグズグズと文句を言ったり、何か事があるたびに過去の喧嘩を持ち出すのはあまり意味がありませんし、相手への批判に繋がり、また喧嘩をする可能性があります。

喧嘩が終わったら、その時の争いは忘れる潔さが大切です。

相手に逃げ場を作ってあげる

喧嘩をすると、どうしても相手を追い詰めてしまいがちになります。パートナーが不利な状況でしたら、ここぞとばかりに攻撃をしてしまいやすいものです。ですが、相手が不利なときほど逃げ場を作ってあげるようにしましょう。
逃げ場を失うと、パートナーはどうしたら良いのかわからなくなってしまいます。追い詰めずに、彼が考えられる余地や逃げ場を作ってあげることは上手な喧嘩の秘訣です。

上手な仲直りの方法

大人は不思議なもので、喧嘩をすると、なかなか素直に「ごめんね」が言えなくなりますよね。ですが「ごめんなさい」の一言がないとなかなか仲直りは難しいかもしれません。仲直りがしたいと思ったら「ごめんなさい」が必要なのです。

「ごめんなさい」をいう時、上手な仲直りの方法として、相手の意見を理解した一言を添えてから「ごめんなさい」をすると良いですね。
例えば「私は△△という考えだったけど、あなたの○○という考えはよくわかった。押し付けてしまってごめんなさい。」など。この喧嘩を経てパートナーの考えを理解したということを伝えたら、より素敵な仲直りが出来ると思います。

子供がいるときはどうするか

子供が目の前にいる時の喧嘩はしない方が良いでしょう。大好きな両親が目の前で喧嘩をしている光景は子供にとって何のメリットもなく、心象的なストレスを与える可能性があるため、行わない方が良いでしょう。

子供の目の前で喧嘩をするのを防ぐためにも、パートナーに何か注意するときや不満をぶつける時はパートナーと二人でいる時を見計らって言うようにすると良いですね。
子供の目の前でパートナーに不満や注意をぶつけるのは、パートナーのプライドや立場を攻撃している事になります。子供の為に、注意や不満をぶつける時は二人だけの時にしてみてください。

夫婦喧嘩の禁句 これは言っちゃダメ!

相手の身体に関する発言

夫婦喧嘩のご法度文句のひとつが、相手の身体に関することです。これを読んでくださっている方も、自分の容姿のことや自分ではどうすることもできないことを指摘されたら腹が立ちますよね。
夫婦喧嘩の時に相手の身体に関する事を持ちだすのはやめておきましょう。それは燃え上がっている炎にガソリンをまくようなものです。

別れを宣言する発言

喧嘩をする度に「離婚する!」なんて言う人がたまにいるようですが、夫婦喧嘩の時に「離婚」というキーワードをだすこともNGです。本当に離婚をするつもりなのでしたら問題はないかもしれませんが、離婚を考えていないのに後先考えずにこのキーワードを使用するのはよくありません。

家族を否定する発言

パートナーの両親や兄弟を否定、批判するような言葉は言ってはいけません。パートナーにとって実家の家族はかけがえのない存在です。どんな内容で喧嘩をしたとしても、パートナーの家族を否定するのは許されることではありません。
パートナーの家族のことが原因で喧嘩をする時は、デリケートな内容で喧嘩をしている意識を持ち、冷静に話し合いましょう。

収入など仕事やスキルに関する発言

パートナーの収入や仕事に関して責めたり批判することもNGです。パートナーの収入や仕事にかなりの問題があったとして、それが解決しなければならない問題なのでしたら喧嘩ではなく、今後の生活を見据えた話し合いが必要になるはずです。何らかの喧嘩の時に、感情的になって収入や仕事、スキルに関して責めるような発言はするべきではありません。

相手そのものへの否定

パートナー自身の考え方や全人格を丸ごと否定することもしてはいけません。「だからあなたはダメなんだ」と言ったところで、現段階で起こっている喧嘩の原因は解消されないですし、パートナーをむやみに傷つける言葉だからです。
パートナーはあなたにとっても大切な存在のはずです。「うっかり」でもパートナーの人格を否定するような事は言わない方が良いでしょう。

誰かと比べる言葉

誰かと比べる発言はとても言ってしまいがちですが、こちらも発言をしない方が無難でしょう。その言葉は相手の個性を認めない発言だからです。パートナーを誰かと比べるような事を言っても、自分のパートナーは目の前にいる人であって、比べた誰かではありません。
自分自身の個性を尊重するのと同時に、パートナーの個性を尊重する意味でも他の誰かと比べることはしないようにしましょう。

夫婦喧嘩を防ぐ3つのコツ

ここまで上手な夫婦喧嘩のコツや、喧嘩の時に言ってはいけない言葉などをご紹介してきましたが、「やっぱり喧嘩はしたくないなぁ…」と思う方はいらっしゃると思います。そこで、夫婦喧嘩を防ぐそもそものコツも合わせてご紹介したいと思います。

相手に干渉しすぎない

一番喧嘩の原因になりやすいのが、パートナーに干渉することです。干渉せずに個人主義の関係であれば喧嘩は必然と少なくなります。
そうは言っても、ひとつ屋根の下で暮らす夫婦なのですから、日常生活の過ごし方など全く干渉しないのは難しい事もあると思います。ですので、家の中の約束事を決めるなど、お互いの役割や仕事をハッキリと決めておき、干渉の機会を減らすと良いでしょう。

相手の意見や個性を尊重する

パートナーの考え方や意見、そして個性を尊重することも夫婦喧嘩を防ぐコツです。決して批判的な目で見ずにパートナーの意見や個性と向き合うことで、何か問題が起こったとしてもお互いに冷静に向き合えるはずです。

「相手を批判的な目で見ない」というのは簡単なようでなかなか難しいことですが、あなた自身が冷静さを保つことが可能ならば決してできない事ではありません。尊重することはとても素晴らしいことですので、毎日の生活の中で是非トライしてみてください。

感情的になりそうになったら5秒こらえる

喧嘩に発展させない最後のコツは、喧嘩になりそうになっても、「怒らない」ということです。そうはいっても人間には感情がありますので、「絶対に怒らない」ということは難しいですよね。絶対に怒らない事は難しくても、怒りをパートナーにぶつけずに落ち着かせるコツをご紹介しましょう。

何か問題が起こってあなたの逆鱗にふれたとき、カッと怒りはこみあげてくるものですが、それを表情や言葉に出さずに5秒こらえてみましょう。そして深呼吸をしてパートナーの話を聞いてみるのです。
感情的になると喧嘩に発展しやすいですが、落ち着いた話し合いをすることで喧嘩をすることなく問題解決を図る事ができる可能性があります。

もしそれでもふつふつと怒りが込み上げてくるようでしたら、水を一口飲むなどして気持ちを和らげるようにします。
どちらかが怒らずに冷静でいるだけで、喧嘩にはなりづらいものです。喧嘩を避けたい方はこの気持ちの落ち着かせ方を参考にしてみてくださいね。

良い喧嘩にするかどうかはあなた次第

自分と同じくらい、相手の考えを尊重してみて

夫婦は大人の男女がお互いを信頼して成り立つものです。ですが二人とも育った環境も考え方も、個性も異なる人間です。今まで喧嘩をしたことがなくても、いつかは何らかのキッカケで衝突があってもおかしくありません。

喧嘩は決して穏やかでとても素晴らしい事ではありません。ですが夫婦喧嘩を経てパートナーへの理解が深まったり、価値観を共有できるいい機会であると思います。また夫婦喧嘩をそういう意味に捉えることで、夫婦喧嘩は「完全なネガティブ」ではなくなります。

喧嘩している最中は心が痛く辛いものですが、パートナーだって同じ痛みを感じているはずです。喧嘩をしたときはいつもよりも相手の考えや気持ちを想像し、尊重してみましょう。

多くの夫婦がパートナーとの喧嘩で悩むものですが、その辛い喧嘩がお二人の今後の素晴らしい関係性の、「成長痛」のようなものであることを願っています。