長男ハル(12歳)長女ナツ(9歳)次女フユ(6歳)次男アキ(4歳)。二男二女の四人兄弟を抱える母MiOがお送りする子育てコラム。今回は大家族のクリスマスがテーマです。年の差兄弟で悩むのが「サンタの卒業時期」。もうすぐ中学生になるハルに、今年はサンタがやってくるのでしょうか? 大家族のクリスマスディナーもチラ見せします♪
サンタさんは本当にいるの?
子どもが小さい頃は、ただただ楽しくてたまらないクリスマス。
でも、子どもがちょっと大きくなると直面するのが、「サンタさんって本当にいるの?」
という、子どもの素朴なギモン。突然子どもからそんな質問をされて、戸惑ったママも多いのではないでしょうか。
たしかに、理屈じゃ説明できないサンタさんという存在は、子ども心にも不思議でたまらないと思うんですね。
「どうして僕の好きなものがわかるの?」
「カギもないのに、どうやって入ってくるの?」
と、我が家の幼稚園児アキも質問攻めにしてきます。
「えー、なんでかな?魔法なんじゃないのぉ?」
と言えばゴマかせる4歳のアキはたいして気にする必要ないのですが、小学生チームにはそんなゴマカシが通用しません。
「一日で世界中の子どもたちを回れるのはなぜ?」
「サンタが来ない家もあるんだって。なんで?」
「どうしてサンタの目撃証言が一つもないんだ!!」
…と、小学生チームからは、かなり深く突っ込んだ質問への回答を強いられることになります。
こりゃ適当にゴマかすとボロがでそう…
そもそもきわどい嘘で塗り固められているサンタという存在ですから、適当にゴマかすと必ず矛盾が出てくる気がします。
サンタにはなんだか難しい問題をいろいろはらんでいるので、我が家ではこんな本を用意してみました。
サンタクロースってほんとにいるの? (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)
これは、「サンタさんって本当にいるの?」と質問する子どもに、お父さんが丁寧に答えていくという内容の福音館書店の絵本なのですが、私にとっては「サンタ問題」の模範回答集。
子「どうしてお父さんやお母さんに来ないの?」
父「子供の頃に一杯もらったからね」
子「どうして僕の欲しいものがわかるの?」
父「子供の欲しいのものがわかる人だけがサンタになれるんだよ。」
というような、子どものサンタクロースについての疑問に答える、お父さんの言葉の一つ一つが優しくて深くて、子どももすっと納得してくれるストーリーです。さあ、今年もこれを読んで、子どもたちに猜疑心を捨てていただきましょう。
それにしてもこの本に出てくるお父さんは、素晴らしすぎます。
「こないうちもあるのはなぜ?」という子どもに対して、
「病気の子供のそばで話し込んで、まわりきれなくなったのかなあ?」
と、お父さんが答える一節は、トゲトゲと突っかかってくる疑い深い子どもをさらりを払いのけてくれる気がします。私、初めて読んだときは、ほろっと涙がこぼれ落ちました。こんな優しい心の持ち主じゃないと、サンタにはなれないんでしょうね…。
サンタ問題に悩めるママにぜひおすすめです。一読の価値はありますよ。
サンタは何歳までやってくる?
友達「サンタなんていねーんだよ。おまえのかあちゃんが買ってきたんじゃないのかよ。」
ハル「ありえないねー。うちの母さんが、ゼイタクヒンを買ってくれるわけないんだよ!!!」
…さすが我が息子(笑)
って笑っている場合じゃありませんね。
小学生にもなると、親からカミングアウトされた子どもがポツンポツンと出てくるので、サンタの存在がますます怪しくなってきます。
「サンタなんていねーんだよ。おまえのかあちゃんが買ってきたんじゃないのかよ。」
そんなきわどいセリフを口にするハルの友人、小学生男子たち。
子どもなんだからもう少し夢を見せてあげたいのに、情報に満ち溢れた社会では夢をみせることすら難しくなってきましたね。ハルの周りもすっかりカミングアウト組ばかりです。
たしかにあと数か月でハルは中学生。
末っ子アキが4歳という兼ね合いで、今までハルにもサンタがきていたけど、今年くらいでもう潮時かもしれませんね。
いや、この情報過多の世の中で、今までサンタを信じてきたのが奇跡なのかもしれないな…
そんな彼の今年のリクエストは「スマホ」。
月々引き落としが発生するものや、契約手続きをしなくてはいけないものは、サンタのプレゼントとしては無理があるので、今まで完全に避けてきました。
でも、たしかにスマホでLINEをしている小学生が日に日に増えてきている今日この頃。持ってないと友達の輪に入れない…というジレンマもあるみたい。
ネットの怖さを知らない子どもが利用することで、いろんなトラブルがニュースになっている「スマホ」。極力与えたくなかったけど、これも時代の流れかな。
サンタさんがスマホを持ってきたなら、しっかりとネットの常識をレクチャーしなくちゃ!
ネット社会は親も勉強しないとついていけませんな。
アレルギーっ子のクリスマスディナー
さてさて、クリスマスと言えば、プレゼントだけではなく「クリスマスディナー」も楽しみの一つですよね。我が家もささやかながら、毎年家族が喜ぶクリスマスっぽいおかずを作ってパーティをします。
ただ、一つ困ったことが…。
前のコラムにも書きましたが、末っ子アキは食物アレルギーを抱えているんです。
「卵」「乳製品」「そば」「落花生」「魚卵」の摂食制限があるため、どうしても食べられるものが限られてしまいます。
ケーキやグラタン、シチューにピザ…。卵や乳製品があふれるクリスマスのごちそうは、アキにとっては鬼門。みんなが食べているのを横目に、我慢しなきゃいけないのは、わかっていてもかわいそうなものです。
なので、せめて我が家では、アキがどれを食べても大丈夫なように、全品アレルギーを起こす食材を使わずに作ります!!!
MiOさんの食物アレルギーに関する記事はこちら
長男ハル(12歳)長女ナツ(9歳)次女フユ(6歳)次男アキ(4歳)。二男二女の四人兄弟を抱える母MiOがお送りする子育てコラム。今回は「こどもの食事」を考えてみたいと思います。卵・乳製品など様々な食物アレルギーの子どもを抱える我が家。家族みんなお腹いっぱいおいしく食べられ、しかも簡単に作れる食事のポイントお教えします♪ 唐揚げ、ローストビーフ、大根のサラダ。
ポテトサラダ(卵無しマヨネーズ使用)、フライドポテトに、手作りロールパン。 沢山あるように見えますが、全部素材をそのまま揚げたり焼いたりして加熱しただけ。素材だけいいものを使えば、シンプルな調理方法でも十分美味しいので、見た目より手間はかかっていないんですよ。
自分で作ればアレルゲンを使わず作ることが出来て、安心してたくさん食べられますものね♪ 卵&乳製品無しの手作りケーキ。
丸型を持ってないので、パウンド型で焼いてます… ホットケーキミックスと、豆乳ホイップクリームを使えばクリスマスケーキだって自作できます。(あまりお菓子作りが上手じゃないので、見た目は悪いですね。すみません…)
ケーキを作る暇がない!とか、買ってきたものを食べたい!というときは、アレルギー対応のケーキを販売している店を利用してもいいかもしれません。我が家も時々購入していますよ。
▽アレルギー対応ケーキ販売店「シャトレーゼ」
通販も対応しているので、なかなか店舗に足を運べないママにも便利ですね。
乳と卵と小麦を使わないケーキ開発秘話 | シャトレーゼ
乳と卵と小麦を使わないケーキ開発秘話。お菓子はお子様にとって夢の食べ物。「よりたくさんのお子様に笑顔を届けたい」そんな想いに挑戦し続けます。アレルギー対応ケーキ。
クリスマスは家族のイベントとして楽しもう!
日本にはいろいろな年中行事がありますが、そのなかでも特に子どもがドキドキワクワク楽しみにしているのが「クリスマス」。
どうしてもクリスマスには「恋人同士のイベント」というイメージが先行しますが、海外では大切な家族と過ごすのが主流です。普段は忙しいパパもママも、クリスマスなるべく子どもとの時間を持つことが出来るといいですね。
プレゼントを待ちながら眠りにつくときの高揚感は、大人になっても忘れられない記憶として残ります。
年に一度くらいは、子どものために夢を育む一日を演出してみる…なんていかがでしょうか。
みなさんの今年のクリスマスが、ステキな家族の思い出として子どもの心に残るよう願っていますよ。
過去のMiOさんちの四人兄弟子育て術記事はこちら
MiOさんちの四人兄弟子育て術 まとめ記事|cuta [キュータ]
MiOさんは男の子2人、女の子2人の合計4人兄弟のママ!そのパワフルなママの子育て体験・ノウハウを教えてもらいました。4兄弟の壮絶な出産ストーリーから、4人の抱っこ紐の変遷、兄弟ゲンカの扱い方、お金のこと、レジャーのことまで。ぜひあなたのお宅と比べてみたり、その壮絶ストーリーに笑ったりしてみてください!