妊娠初期のめまいの原因は貧血?その他の原因や対処法、起こりやすい時期も

妊娠初期のめまいの原因としては貧血が有名ですが他の原因でめまいが起こる場合もあります。めまいの原因を知って対処しつらい症状を緩和しましょう。今回は妊娠初期のめまいについて原因や対処法、めまいが起こりやすい時期などを分かりやすくお伝えします。

妊娠初期にめまいがあることも

妊娠が分かったあと、急にくらっとするめまいが起きたら「もしかして貧血?」って思いますよね。実は貧血以外の原因でも妊娠初期のめまいが起こることもあるのです。

自分のめまいの原因を知って対策をすれば症状を軽くすることも可能です。今回は妊娠初期のめまいについて、原因と症状、具体的な対策法についてご紹介します。妊娠初期のめまいについてお悩みの方はぜひ参考になさってくださいね。



妊娠初期のめまいの原因

「妊娠するとどうしてめまいが起こるの?」と不思議に思う方もいるのではないでしょうか?
ここでは妊娠初期のめまいの原因について4つご紹介します。

1.貧血

妊娠初期に起こるめまいは貧血が原因であることも多いです。

妊娠が成立すると赤ちゃんに栄養や酸素を送るため母体の血液量が増えます。ただし血液中の水分ばかりが増えてしまい、血の成分である赤血球の製造が間に合わず血が薄い状態になることも。そのため酸素を運ぶ役割を持つヘモグロビンの割合が減ってしまい鉄欠乏性貧血になりやすくなります。

貧血があるかどうかは血液検査でヘモグロビン値を調べれば分かります。妊婦の場合はヘモグロビン量が11g/dl以下で貧血と診断されます。

2.脳貧血

妊娠初期のつわりで体調が悪いとき、立ち上がった瞬間くらっとするめまいが起きるなら脳貧血の可能性があります。

脳貧血は急に血圧が下がるために起こる症状で鉄欠乏性貧血とは違います。立つ・起き上がるなどの動作により血液が急に下がると脳の血流も悪くなり酸素の供給も不足しがちに。そのためくらっとするめまいが起きやすいのです。

3.つわりによる水分不足

妊娠初期の吐きづわりで水分が足りないときもめまいが起こりやすくなります。

つわりで何度も吐くことで体に必要な水分や塩分などが失われます。体内のイオンバランスが崩れることでめまいや倦怠感、頭痛といった症状が出やすくなるのです。

4.自律神経の乱れ

妊娠初期に起こるふわふわするようなめまいは自律神経の乱れが原因であることが多いです。

妊娠すると赤ちゃんを育てるためにたくさんの女性ホルモンが分泌されます。急激なホルモンバランスの変化で自律神経が乱れ、体の平衡感覚がおかしくなりめまいを引き起こすのです。

めまいや、めまいと一緒に起こる他の症状とは

「一瞬くらっとした」「ふわふわした感じが続く」「ぐるぐる回る」などのめまいに伴い、別の症状が出ることもあります。めまいと一緒に出る症状についてまとめました。

1.目の前がチカチカする

目の前が暗くなってチカチカするのは脳貧血に多い症状です。

脳貧血で血圧が下がって脳に酸素が行き届かない状態になると脳の血管が縮小します。視覚をつかさどる視床下部近くの血管が縮まることにより目にも影響が出るというわけです。

2.冷や汗がでる

冷や汗がでるのもめまいとともに現れる症状の1つです。

脳貧血の場合は体が緊急事態と感じて汗を出しますし、自律神経の乱れによるめまいの場合は発汗をうまくコントロールできないために汗が出たりします。急にめまいを感じたことでびっくりして冷や汗をかくことも。

3.動悸

動悸は鉄欠乏性貧血のめまいと一緒に感じやすい症状の1つです。

鉄欠乏性貧血になると少ない赤血球で全身に酸素や栄養を送らなければなりません。妊婦の場合は赤ちゃんにも栄養を送らなければならないので自然と脈拍も早くなります。そのためめまいや動悸を感じやすくなるのです。

4.耳鳴り

妊娠初期のめまいと一緒にキーンとした耳鳴りを感じることもあります。

貧血で脳が酸素不足になることは先にもお伝えしましたが音を伝える器官にも影響が出ます。脳貧血の場合は血流が回復するまでの間に耳鳴りが起きやすく、鉄欠乏性貧血の場合は日に何度も耳鳴りを感じることも。

もしめまいと耳鳴りが頻繁に続くのであれば耳の病気である可能性もあるので病院に相談しましょう。



めまいがある時の対処法

妊娠初期のめまいは原因によって対処法も違ってきます。ここではめまいがあるときの対処法について3つご紹介します。

1.鉄分をたくさんとる

鉄欠乏性貧血の疑いがある場合は鉄分をたくさんとるよう心がけましょう。

鉄には野菜などに多く含まれる非ヘム鉄と動物性食品に多く含まれるヘム鉄があります。肉や魚に含まれるヘム鉄のほうが体への吸収が良くビタミンCを含むフルーツなどと一緒に食べると鉄の吸収率がよりアップします。

ただし血液検査で鉄欠乏性貧血と分かった場合、食生活を変えただけでは治らないことも。鉄剤が処方されたら貧血が治るまでは飲み続けましょう。

2.心と体をリラックスさせる

自律神経の乱れから起こるめまいには、心身をリラックスさせることが効果的です。
しっかり睡眠をとって体を休める、好きな音楽を聴く、軽くストレッチするなどほっとできる時間を作るようにすることをおすすめします。

3.立ち上がるときはゆっくりと

立ち上がったり起き上がったりするときは、ゆっくり行うように心がけましょう。

特に立ち上がる動作でめまいを起こしやすいので、ふらついて倒れたりしたら危ないです。ゆっくり立ちあがるようにするとめまいによるふらつきが起きにくくなります。

妊娠中にめまいが起こりやすいのはいつ?

妊娠初期のめまいが起こりやすい時期は体質や原因によって違いがあります。

体調変化に敏感な人は妊娠超初期からめまいを感じる場合もありますし、つわりの悪化とともにめまいを感じるようになる人もいます。また、貧血が原因のめまいであれば妊娠初期に限らず妊娠中いつでも起こる可能性も。そのため、めまいが起きやすい時期というのは一概に言えないのです。

つわりによるめまいは妊娠16週以降の安定期に入れば落ち着く場合がほとんどですし、貧血のめまいは鉄不足が解消されれば起こらなくなってきます。

治らない場合は他の病気の可能性も

いかがでしたか?妊娠初期のめまいは貧血やつわりが原因の場合が多いですが、なかなか治らない場合はメニエール病など耳の病気の可能性もあります。
安定期に入ってもめまいが続いたり貧血もないのにめまいがする場合は、念のため耳鼻科で検査してみることをおすすめします。

つわりなど、妊娠にともなうめまいの症状は、ご紹介したような対処法で少しずつ緩和することが可能です。ぜひ意識してとりいれてみてくださいね。