妊娠中の頭痛、知っておきたいその理由と対処法

妊娠初期から後期まで、一度は悩まされる頭痛。いつもの頭痛薬が使えないので、頻繁に起こると厄介です。頭痛の原因は人それぞれで、起こる時期によっても違います。妊娠初期・中期・後期に起こる頭痛の様々な理由とその対処法について紹介します。

妊娠初期の頭痛、つわりが始まっています

偏頭痛もつわりの一種

妊娠中、最も多くの人が頭痛を経験するのは妊娠2か月から4か月程度までの妊娠初期かもしれません。妊娠初期は、つわりの症状がでる時期で、吐き気や倦怠感などの様々なトラブルが起こります。 妊娠初期は、体内のホルモンバランスが変化しますが、中でもエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌が増えます。エストロゲンは乳腺の発達などに役立ちますが、血管を拡張する作用もあるため、脳血管が広がることによって偏頭痛とよばれる頭痛が起こることがあります。

まずは冷やして安静に

偏頭痛が起きた場合は、痛む部分を濡れタオルなどで冷やしてみることをおすすめします。また、暗い部屋で横になり、痛みが収まるのを待ちます。冷やすことによって血管が収縮し、痛みが収まります。とにかく安静にして、体を休めることが重要です。つわりは病気ではない、などとも言いますが、無理をして我慢していては身が持ちません。しっかり休みましょう。

貧血の方は要注意!

貧血の傾向がある人も、頭痛が起こることがあります。鉄分を含む食品を積極的に摂取してみるのもおすすめです。レバーやほうれん草など、鉄分が多く含まれる食材を食事メニューに取り入れる習慣をつけてみましょう。

鉄分摂取量を考えて毎食ごとに工夫するのはなかなか大変ですよね。サプリメントよりも、食事の中に取り入れた方が吸収が良いと言われていますが、食事だけでは難しい場合はサプリメントを利用するのもおすすめです。体への影響が心配な人は、医師に相談してから服用しましょう。



妊娠中期の頭痛は運動不足かも?

家に閉じこもっていませんか?

妊娠5か月から7か月までの妊娠中期は、安定期と呼ばれており、つわりが収まって旅行などに出かける元気な妊婦さんもいます。しかし、つわりが収まらない人もおり、妊娠初期に引き続いて頭痛に悩む人もいます。
妊娠初期から続くつわりの影響もあり、妊娠中期になっても家にいがちな妊婦さんの場合は、運動不足になっている恐れが。妊娠中期は体が重くなってくるので、動きたくない!という方も多いかもしれませんね。運動不足になると血の巡りが悪くなり、新陳代謝も落ちてしまいます。その結果、気分が悪くなったり、頭がぼーっとして頭痛につながることがあります。

軽い運動で気分転換を

妊娠中期は、赤ちゃんと胎盤の間のへその緒が安定し、体を動かすのに最も良い時期です。軽い散歩などをして、気分転換してみましょう。気分が変わると、つわりの症状も改善するかもしれませんよ。

切迫早産で運動できないときは…

切迫早産と診断されて安静にしなければならない人は、どうしても運動不足になってしまいます。部屋の空気の入れ替えをしたり、空気清浄機を使う、水分を摂るなどの対策をして、良い環境づくりに気をつけてみましょう。綺麗な空気を取り入れて、新しい水分を体内に循環させることで、体がすっきりするでしょう。肩や腰のこりが気になる人は、誰かにマッサージしてもらうのもおすすめです。ナーバスな心も和らぎますよ。

出産まであと少し!妊娠後期の頭痛も油断大敵

栄養摂取、妊娠後期でも気を抜かないで

妊娠後期は赤ちゃんが一層大きくなり、赤ちゃんに栄養を分けているので、普段より積極的に栄養のある食事を摂る必要があります。また、長いマタニティ生活からくる疲れやストレスが、頭痛を引き起こしているかもしれません。妊娠後期も気を抜かないで、栄養のあるご飯をしっかり摂っていきましょう。

ママと赤ちゃんのために鉄分や水分を摂取しよう

第一に、鉄分を積極的に摂りましょう。鉄分は、胎児に酸素を送るために必要な栄養素です。鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビン量が減ってしまうため、貧血の症状が起こります。鉄分は赤ちゃんにとっても必要な栄養素だけど、足りないとママ自身が苦しくなって辛いですよ。 どうしても我慢できないときは、医師に相談してみましょう。妊娠中でも服用できる薬や、鉄剤を処方してもらえるかもしれません。無理をして赤ちゃんに影響があっては大変。普段から医師とのコミュニケーションを大切にし、少しの異変にも気づけるような環境づくりが大切です。 第二に、水分の摂取も重要です。きちんと水分を摂らないと、血液がどろどろになって流れにくくなり、頭痛を引き起こすことがあります。妊婦さんに必要な水分量は、食事と飲み物で1日2.5l程度と言われています。一気に飲むと胃に負担がかかるため、200ml程度の水をこまめに飲むのがおすすめです。また、常温か温かい水の方が、体を冷やしません。お茶を飲みたい場合は、カフェインの摂取量に気を付けましょう。

高血圧や糖尿病は医師へ相談!

あまりにもひどい頭痛が続き、妊娠高血圧症候群の可能性が疑われる場合は、医師に相談して適切に対策しないと、早産や赤ちゃんの発育遅延などにつながる場合があります。高血圧や糖尿病などの症状がある場合は、必ず医師に相談しましょう。 いかがでしたか?妊娠中は、様々な原因で頭痛が起こります。原因が特定できない場合も多いと思います。自分の体に向き合い、様々な工夫をして辛い頭痛を乗り切りましょう!