排卵日はいつ?前回の生理から排卵予定日を予測する方法とは

赤ちゃんがほしい、妊娠したい、そう思った時に気になるのが排卵日。妊娠しやすい日、しにくい日があるってこと、ご存知でしたか?前回の生理から排卵予定日を知る方法などまとめました。

排卵日とは

排卵日とは、卵巣から卵子が排卵された日のことをいいます。排卵された卵子と精子が結びつくことで妊娠しますが、そのために訪れる、毎月一度のイベントが、排卵日です。
妊娠したいと考えるひとにとって、妊娠しやすい排卵日を知ることは、妊活の大きな一歩ですね。

排卵するときは体に何が起こっているの?

直径5mmほどだった卵胞は、脳から分泌される卵胞刺激ホルモンの影響で徐々に大きくなります。これが8mmほどになるとエストロゲンが分泌され始めます。15mmくらいになるとさらに多量のホルモンが分泌されて、卵胞が成熟してきます(20-22mmくらいが最も成熟した大きさとされています)。

卵胞が成熟して脳から排卵を促す黄体化ホルモンが分泌されると、卵胞が割れ、その中にあった卵子がおなかの中に放出されます。これが排卵です。その排卵が起こる日を排卵日と呼びます。
ちなみに排卵時に卵胞の残りの部分が変化し、黄体をさらに形成し、黄体ホルモンの分泌を促すことで子宮内膜が刺激され、着床しやすくなります。

なぜ排卵日が重要なの?

妊娠するためには、月に一度排卵された卵子と精子がうまく出逢って受精する必要があります。
毎週コンスタントにパートナーとの性交を持っていれば、一年以内に妊娠できる確率は80パーセントとも言われており、特に排卵日は意識しなくても授かるかもしれません。

しかし、そう高い頻度で性交をし続けることが困難なカップルには、妊娠する確率を高めるために、排卵日を予測することが重要になってきます。

排卵日はどのように予想するの?

正確な排卵日は、生理が来てからじゃないとわからない!?

排卵日は、生理が始まった日のおおよそ14日(前後2日)前になります。逆にいえば、排卵後14日(前後2日)で生理が来るのですね。
おもしろいことに、この日数には個人差はほぼないそうです。

月経周期が定まっている方であれば、次の生理予定日から逆算することも可能ですが、定まっていると思っていても、ちょっとしたことで変化するものです。環境の変化、生活習慣の乱れ、ストレスなど、ささやかな要因ではありますが、これといって思い当ることがなくても、ずれてしまうのはよくある話。

つまり、確実に「この日!」と予測するのは、少々難しいのです。

排卵日はどのように特定するの?

排卵日の確実な特定のためには、やはり専門医にかかることが重要です。
基礎体温表などを確かめて、排卵日が近付いたときに通院して、超音波の機械で卵胞の大きさを観察します。

卵胞は一日に2mmの割合で大きくなるとされ、大体直径18-22mmくらいになったときに排卵しますから、その大きさで排卵日を細かく予測することができます。

排卵日にあらわれる症状とは

基礎体温の変化

「排卵日の予測」と聞いて、まず思い浮かべることはなんでしょう?多くの方は、「基礎体温をつける」と考えるでしょう。

基礎体温においては、グラフが一番低くなる最低体温日が排卵日と思われがちですが、総とは限りません。最低体温日の前日から翌々日の4日間(個人差があります)くらいが、もっとも排卵が起こっている可能性があります。

基礎体温だけでは排卵日を確実に予測するのは難しいのですね。

腹痛の有無

排卵日が近づくと、下腹部がちくちくと痛かったり、全体が痛かったりします。これは排卵痛といって、成熟して大きくなった卵胞が腹膜を刺激していたり、卵巣から卵子が飛び出す際の出血(→次項「排卵出血」へ)が腹膜を刺激しているなどが考えられています。
また、排卵痛は個人差が大きく、感じる方も感じない方もいますから、あまり気にしすぎなくても大丈夫ですよ。

排卵出血

排卵出血とは、卵巣から卵子が飛び出すときの出血のことです。
生理よりも軽く、期間も短く、少ない出血で、1〜3日ほどで終わります。

排卵出血は自然な現象で、体調に特に異常があるわけではありませんが、子宮内膜症や子宮頸管ポリープなど、意外な病気が隠れているかもしれませんから、気になるようであれば専門機関の受診をお勧めします。

おりものの変化

おりものは「子宮頸管粘液」とも呼ばれ、生理周期に合わせて状態が細かく変化しますので、排卵日を予測するのに重要な要素と言えます。もちろん、正確な判断には排卵検査薬を使う必要がありますが、目で見たり触ってみたりして、自分で確かめてみることも一つの目安になります。

1、生理直後のおりものは、量が少なくて少しねばねばしています。色は白か、少し黄味がかっていることもあります。

2、排卵日が近付くと、水分が多くなり、さらさらとしたものに変わってきます。量も増え、色も白からうすい透明に近くなってきます。これは、排卵日に向けて精子が活動しやすいよう、膣内の環境が酸性からアルカリ性へと変化するためです。

3、排卵日の直前直後には、透明でよく伸びやすいおりものに変化します。指で伸ばしてみると10センチ近く伸びることもあるようです。

4、排卵が終わると、おりものの量は減り、粘性の高いどろっとしたものに変わります。色は、透明から白に変化します。

つまり、3の状態に近い、透明でよく伸びるおりものが確認できたら、排卵日が極めて近い可能性が高いのですね。

妊娠しやすいのはいつ?

「排卵日の性行為が最も妊娠の可能性が高い」は、実は間違い。

精子は卵子よりも受精可能時間は長いですが、射精後から48時間ほど経過すると徐々に老化していきます。一方卵子は排卵の6時間後から老化が進んでしまいますので、妊娠するためには「排卵が始まる前に精子が待機していた」という状態をつくることが重要なのです。

妊娠の可能性を高めたい場合は、排卵前に性交を持つことで、排卵したらすぐに受精しやすい環境をつくることができます。
また、受精したとしても、着床して成長しなくては妊娠成立にはなりませんので、注意が必要です。

排卵日以外は妊娠しないの?

妊娠するためには、排卵された卵子と精子が結びつけばいいのですから、当然、排卵日以外にも妊娠することもあります。

おおよそ、卵子の寿命は排卵日限りの24時間であることに対し、精子の寿命は平均2〜3日から長いと一週間とすら言われています。
そういった意味では、受精できるのは「排卵日」ではなく、その前後であるところの「排卵期」であると言えるでしょう。ただし、卵子は排卵後24時間経過してしまうと受精できなくなってしまいますので、排卵日以降は可能性はなくなります。

ただ、前述の通り、排卵日の特定はとても難しいので、日頃から「排卵日にだけ」がんばるのではなく、日頃から夫婦で仲を深めていく中で授かれば、その先のマタニティライフや子育て期間にも、夫婦で、家族で、仲良く楽しく過ごせるのではないでしょうか。

まずは、じっくり自分のカラダと向き合って。

体温やおりものの様子など、見落としがちな要素をこまめに観察することで、自分の体のリズムや排卵日を予測する手掛かりになります。
特に生理周期は安定しづらいので、何カ月も継続してじっくり観察することで、その変化が良くわかり、自分の排卵日のリズムを特定しやすくなります。

ただし、個人でできる予測法はあくまでも目安で、排卵日はなかなか特定しづらいものですから、医師とよく相談して、指示に従うようにしてくださいね。

一人でも多くの方に、ハッピーなマタニティライフと、元気な赤ちゃんが訪れますように!