妊娠初期の風邪は受診すべき?目安や対処法、注意点や赤ちゃんへの影響も

免疫力が下がっている妊娠中は、風邪をひきやすいという意見をよく耳にします。妊娠初期に風邪をひいてしまうと、「病院に行くべきなのかもわからないし、薬を服用するのも気が引けるし、そもそも風邪をひいても赤ちゃんは大丈夫なの?」と心配になってしまいますよね。そこで今回は、妊娠初期の風邪の受診の目安や薬を使わずにできる対処法、赤ちゃんへの影響などを解説します。

妊娠初期の風邪が不安…

いろいろなことが心配になってしまう妊娠初期。そんなときに風邪をひいてしまったら、「おなかの赤ちゃんは大丈夫なのかな?」、「とってもつらいけれど、お薬は飲んでいいの?」と不安になってしまいますよね。
妊娠初期の風邪の影響や、注意点、苦しさをやわらげる方法にはどんなものがあるのでしょうか。



妊娠初期の風邪は赤ちゃんに影響する?

影響はほとんどない

風邪には発熱や咳、のどの痛み、鼻水と言った症状がありますが、基本的にこれらの症状が赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはほとんどないと言われています。ですから、風邪をひいたからと心配し過ぎないでくださいね。

市販薬を飲んでしまっても気にしすぎなくてよい

妊娠に気づかず、妊娠初期に市販薬を飲んだ場合、不安になりますよね。

市販の風邪薬に含まれている成分は、効き目がおだやかで、胎児の奇形を引き起こす可能性は低いと言われています。しかし、大量に長期間服用すると赤ちゃんに影響が出てしまう成分もあるようです。心配なときは、必ず医師に相談してくださいね。

妊娠初期の風邪の対処法

まずは、お薬に頼るほどではない、頼りたくない方のために、薬を使わない風邪の対処法について見ていきましょう。

1.栄養と休息

風邪を治すには、やはり栄養と休息が必要です。

熱やのどの痛みのせいで何も食べたくないときは、ゼリーやバナナなど、刺激が少なくのど越しがいいものを食べるといいでしょう。もし飲めるなら、ネギが入ったお味噌汁などもおすすめです。
少しでも栄養分をとっったら、冷えに注意しつつ睡眠をとってくださいね。

2.発熱のときはわきの下を冷やして

熱が上がりきって汗が出てきたら、少しでも熱が下がるようにわきの下を冷やしてみてください。わきの下には太い血管が通っており、ここを冷やすと、熱を下げるのに効果があるとされています。汗をたくさんかいたら、着替えと水分補給も忘れずに。

3.のどの痛みにははちみつを

食べたり話したりするのもつらい程のどが痛いときには、はちみつに頼ってみるのもいいでしょう。特にマヌカハニーは栄養価も高いのでおすすめですよ。



妊娠初期の風邪で注意すべきこと

1.市販の薬は自己判断で飲まない

妊娠初期は、赤ちゃんの大切な器官が作られている時期なので、お薬の影響はやはり気になってしまうところです。

市販の風邪薬にはそれほど強い成分は入っていないとされており、赤ちゃんへの影響は低いとされていますが、妊娠していると分かっている場合は、医師の診断を受けずに飲むのは避けた方がいいでしょう。

また、漢方薬は妊娠中でも飲めるものが多いと言われていますが、まだ影響がはっきりと確認されていないものもあるようです。ですから、漢方薬であっても、服用したいときには事前に医師に相談してくださいね。

2.発熱は風邪ではない病気のおそれも

高熱が続いて、風邪だと思っていたら、実は別の病気だった、ということもあるかもしれません。
特に注意したいのは、以下に挙げたような、妊娠初期の感染が胎児の先天性障害や流産などのトラブルを引き起こす病気です。

◆風疹…先天性風疹症候群
◆伝染性紅斑(りんご病)…流産・胎児水腫
◆水痘(水ぼうそう)…先天性水痘症候群

こちらに挙げたものは、どれもはじめは高熱が出る病気です。あまりにも高い熱が出た場合は、体に湿疹や水疱などが出ていないかどうかをチェックして、できるだけ早く受診することをおすすめします。

こんな時は受診しましょう

38度を超える高熱が出た時

38度以上の高熱が続くと、妊婦さんがつらくてしんどいのはもちろんのこと、おなかの赤ちゃんも脈が速くなってしまうそうです。少しくらい赤ちゃんの脈が早くなっても問題はありませんが、それが続くと負担がかかってしまうかもしれません。

また、高熱の症状がでると、上の項目で挙げたような風疹などの病気や、特に冬から春にかけてはインフルエンザが疑われることもあります。「ただの風邪だから」と過信せず、重大な病気でないことを確認するためにも、きちんと医師に診てもらいましょう。

咳が止まらなくておなかが張るとき

咳がなかなか止まらないと、おなかが張ってきてしまうという妊婦さんも少なくありません。

咳のせいで流産になることはないと言われていますが、やはりおなかが張ると「赤ちゃんは苦しくないかな?」と心配になってしまいますよね。病院に行けば、きっと妊娠初期でも服用できる咳止めを処方してもらえますよ。

風邪であっても内科ではなく産婦人科を受診して

妊娠中の風邪だと、「風邪だから内科に行くべき?それとも産婦人科?」と迷ってしまいますよね。内科で診てもらうこともできますが、妊娠中であることを考えると、やはり産婦人科をおすすめします。

産婦人科であれば、赤ちゃんの様子も一緒にチェックしてもらえるので、妊婦さんも安心して看てもらえるでしょう。また、マスクをするなど、他の妊婦さんへの配慮も大切です。そのためにも、事前に産婦人科に電話で確認してから行くといいですね。(先に風邪だと伝えておけば、産院の方であらかじめ待合室を分けてもらえることがあります。)

もし内科を受診するなら、母子手帳を忘れずに。

産婦人科でも風邪薬を処方してもらえます

咳が止まらなかったり、のどが痛くて飲み込むのもつらかったり、鼻が詰まって呼吸ができなかったり…と、風邪を引くと本当につらいですよね。

特に妊娠初期だと、「しんどくても我慢しなくちゃ」と思うかもしれませんが、産婦人科に行けば、ちゃんと妊娠初期でも使用できる風邪薬を出してもらえます。ですから、つらいときには無理をせず、お薬に頼る選択肢もあることを思い出してくださいね。