妊娠37週の前駆陣痛はどんな感じ?時間の間隔や痛みの特徴を解説

妊娠10ヶ月目に入ると体感する人が多くなる「前駆陣痛」。これはお産の本番の陣痛とは違い、陣痛の予行演習のような役割を果たす痛みだといわれています。前駆陣痛とはいったいどのような痛みなのか、対処法などをまとめました。

妊娠37週の前駆陣痛はどんな兆候が出る?

妊娠10ヶ月目に入る妊娠36週頃から感じる人が多くなってくる「前駆陣痛」。前駆陣痛は直接お産につながる本陣痛とは違い、本陣痛の予行演習のようなものだといわれています。
では、前駆陣痛とはいったいどのような痛みなのでしょうか。

腰痛

前駆陣痛の感じ方には個人差がありますが、本陣痛の予行演習というだけあって、本陣痛よりは軽めの陣痛に似た痛みを感じる方が多いようです。中でも、腰痛はほとんどの方が感じる痛みだといわれています。

なぜ腰痛が起こるかというと、お産に備えて胎児が骨盤にすっぽりはまり始めることが要因。胎児の重心が今までとは変わってくるので、これまで以上に腰に負荷がかかり激しい腰痛が起こるというわけです。妊娠中ほとんど腰痛を感じなかったという妊婦さんも、腰痛を感じ始めたらお産が近いという合図なのかもしれませんね。

下痢のような痛み

お腹の痛みとしてよく報告されるのが「下痢のような痛み」「生理痛のような痛み」といった痛み方です。例えると、シクシク・ズーンという感じの、重苦しい痛みが特徴です。あまりの痛さに「お腹を壊してしまったのでは?」と不安になってしまう妊婦さんもいるかもしれません。

痛みの感じ方には個人差がありますが、あくまでも前駆陣痛ですので、本陣痛よりも痛いということはそうありません。最初は違和感を感じる程度の小さな痛みから始まるので、痛みを不安に感じたり、身構える必要はありませんよ。

本陣痛とは違い、痛み方が不規則です

前駆陣痛と本陣痛を見分けるためのポイントとして重要なのが「痛みの間隔を見ること」です。本陣痛は、激しい痛みが規則的にやってくるという痛み方を感じますが、前駆陣痛の場合は痛みの間隔がまばらで不規則です。そのため、前駆陣痛はいつどのようなタイミングでやってくるか全くわからないのが特徴です。

あまりにも激しい痛みが続いて心配な場合は、まず痛みの感覚を計ってみましょう。時計を見ながらアバウトに計ってみてもいいですし、スマートフォンのアプリなど、陣痛の感覚を計るためのツールも豊富です。前駆陣痛とわかるとリラックスできる可能性もありますし、一度試してみてくださいね。



前駆陣痛がきた後の受診の目安は?

本陣痛の予行演習とも言うべき前駆陣痛ですが、あまりにも痛みが激しかったり、おさまらなかったりした場合は産院で様子を見る必要があることも。前駆陣痛を感じた時の受診のタイミングについてご紹介します。

お腹の張りがいつまでもおさまらない・痛みが強くなっているとき

本陣痛と違い、かなり不規則にやってくる前駆陣痛。しかし、お腹の痛みがいつまでたってもおさまらなかったり、痛みがだんだん強さを増しているようであれば心配です。

基本的に、前駆陣痛でも本陣痛でも、痛みはいつかおさまるようになっています。そのため、お腹に激しい痛みを感じたら、まずは横になってみてください。そのまま「30分以上」痛みや張りがおさまらないようであれば、すみやかに産院に連絡をして指示を仰ぎましょう。

胎動を感じなくなったとき

お産が近づいてくると、胎児の動けるスペースが減る・胎児が骨盤におさまるなどの影響で、胎動がだんだん少なくなってきます。しかし、胎動は少なくなるというだけであって、全く胎動を感じないということはありません。

胎児は、おおよそ40分くらいの感覚で寝たり起きたりを繰り返しています。そのため、1時間以上胎動を感じなかったり、いつもと違う様子を感じたら、胎児に何らかの異常が発生している可能性があります。すみやかに産院に連絡をしましょう。

破水したり、おしるしがあったとき

前駆陣痛を感じている最中に破水やおしるしがあった場合、それは本陣痛につながる可能性が非常に高い状態です。

とくに破水があった場合は、感染症などの危険性もありますので、すみやかに産院に連絡してください。産院に向かう際は、シャワー・入浴・トイレなどは控え、清潔な下着とパッドをあてておきましょう。産院まではタクシーか自家用車で向かい、妊婦さんは横になって安静にしておくことが重要です。

前駆陣痛中に胎動はあるの?

胎動が全くないということはありません

お産が近づくと、胎児の位置が下がってくること・胎児が成長して動けるスペースが少なくなることなどの要因が重なり、だんだんと胎動が少なくなってきます。しかし、あくまでも「少なくなってくる」だけですので、全く胎動を感じないということはまずありません。

前駆陣痛の最中でも元気な胎動を感じていたというお話や、むしろ激しく蹴られて痛かった!というお話を聞くくらいです。胎動を全く感じない…という状態ですと、胎児に何らかの異常が発生している可能性が高いので、その場合はすみやかに産院に連絡をしましょう。また、普段から胎動のようすをじっくり観察しておくことも大切です。



帝王切開の予定日前に前駆陣痛がきたら?

慌てずに産院に連絡しましょう

妊娠の経過で「予定帝王切開」となっている妊婦さんもいるかと思います。あらかじめ決めておいた手術日よりも前に前駆陣痛や本陣痛のような痛みを感じると不安ですよね。

予定帝王切開の日程を組まれているということは、通常の経膣分娩を行うと何らかのリスクがあるということです。そのため、妊婦さんが陣痛のような痛みを感じた場合は、経膣分娩とならないように手術日を前倒しにする必要があるケースもあります。

前駆陣痛・本陣痛の区別がつかない場合でも、生理痛のような痛みや下痢のような痛みを感じたら、まずは産院に連絡をして指示を仰いだほうがいいでしょう。

前駆陣痛の体験談

前駆陣痛がきたら落ち着いて対応して

妊娠37週は正産期に入った時期ということもあって、お腹に痛みを感じると「いよいよか!」とパニックになってしまいますよね。しかし、前駆陣痛の状態で産院に向かっても、本陣痛につながる可能性が低ければ、そのまま家に帰されてしまうということもありえます。はりきって産院に向かったのに、それではガッカリですよね。

下腹部にいつもと違う痛みを感じたら、まずは落ち着いて痛みの感覚を計りましょう。痛みの感覚が不規則な状態であれば、痛みの中で不安でしょうが、ひとまずは自宅待機が必要です。ただ、あまりにも痛みがおさまらない場合や、破水してしまった場合などはすみやかに産院に連絡をしてくださいね。

お産に焦りは禁物。予定外のことが起きた場合でも、まずは深呼吸をして落ち着いた対応を心がけるようにしましょう。

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