排卵日はいつ?妊娠しやすいタイミングの予測方法を解説

「妊娠の確率をあげたい」「妊娠を避けたい」排卵日を知りたい理由は人それぞれだと思います。ここでは、排卵日を知るための方法から、実際に妊娠しやすいタイミングまで、排卵日にまつわるさまざまな疑問を解消するためのヒントをご紹介していきたいと思います。

排卵日とは

”生理初日”と言われていつのことを指すのかわからない女性はほとんどいないと思います。でも”排卵日”と言われると「あれ?いつのことを指すんだっけ?」という女性もいるはず。ここではそんな”排卵日”について解説していきましょう。

排卵日とは”卵子が卵巣から飛び出す日”のこと

排卵日とは”卵子が卵巣から飛び出す日”のことを言います。女性の体は、排卵し受精するために毎月生理が起こっていると言っても過言ではありません。
排卵日についてしっかり理解を深めるためにも、簡単に排卵を含めた生理周期について見ていきましょう。

1.月経期

女性の体では、毎月”月経”という形で、これまで蓄えてきた子宮内膜や卵子などを体の外に排出します。イメージ的には、月経が生理周期の締めくくりという気もしますが、月経は次の排卵に向けた出発地点でもあるのです。

2.卵胞期(増殖期)

卵胞期とは、卵巣の中で次に排卵する卵子の入った卵胞を成熟させるための期間です。この時期までに卵巣の中では数十個の卵胞がある程度まで成長しているのですが、卵胞期に入ると”卵胞刺激ホルモン(FSH)”が下垂体から分泌され、数十個の卵胞の中からより優秀な卵胞だけが排卵に向けて成熟することができるのです。

3.排卵期(受精期)

排卵期に入ると、卵胞期に成熟した卵胞が約18~22mm程度にまで大きくなります。成熟のピークを迎えた卵胞は黄体化ホルモン(LH)の働きで、はじけて卵子が飛び出し、卵管采(らんかんさい)を通して卵管に送られます。もしこのときに性交渉を持っていれば、ここで卵子と精子が出会うことになります。

4.黄体期(着床期)

黄体期に入ると、卵子は子宮に到達し、受精に成功していれば着床に向けた動きをはじめます。受精していなければそのまま子宮内膜を抜け、月経を待つことになります。

排卵日を知ることで得られるメリット

「排卵日を知っておく必要があるのって妊娠の可能性がある人だけじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、そうでない人にも排卵日を知ることで得られるメリットはいろいろとあります。

そうは言っても、排卵日を知っておくメリットの大部分は『妊娠しやすい日がわかる』という点でしょう。しかし妊娠とは無縁と思っていても、いつ運命の出会いがあるかわかりませんし、知っておいて損はありません。

他にも、排卵日を知っておくことで病気の有無の察知に繋がることもあります。排卵日付近に腹痛が起きれば「排卵痛かも」と原因を推測することもできますし、その痛みがいつもと違うことに気がつけば、他の病気が隠れている可能性も疑うこともできるのです。

排卵が起きると体はどう変化する?

排卵が起きると、体の中ではさまざまなホルモンのバランスが変化し、それに伴って体にも変化が起こります。ここでは排卵後のホルモンの変化と体の変化を見ていきましょう。

卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が急速に減少

卵胞刺激ホルモン(FSH)は、先ほど卵胞期でも説明したように、下垂体から分泌され、卵胞を成熟させる働きがあると考えられています。排卵時に一気に分泌された後、急速に分泌が減少します。

黄体化ホルモン(LH)の分泌も同様に急速に減少

黄体化ホルモン(LH)も、卵巣刺激ホルモンと同様に下垂体から分泌されます。黄体化ホルモンには卵巣刺激ホルモンと協同して卵胞の成熟を促し、卵胞をはじけさせる働きがあると考えられています。増減の仕方もほぼ卵胞刺激ホルモンと同じで、排卵時に一気に分泌された後、急速に分泌が減少します。

卵胞ホルモン(エストロゲン)は一度減少したあと再度分泌量が増える

卵胞ホルモン(エストロゲン)は、卵巣から分泌されています。卵胞ホルモンには、子宮内膜を厚くして着床の準備を進めるという働きがあると考えられています。また排卵前におりものが透明で粘度が高く量が多い状態に変化するのも、このホルモンの働きであるという意見が有力視されているようです。

排卵後2~3日ほどでがくんと分泌量が減ったときに子宮内膜の一部がはがれて、中間期出血として排出されることがありますが、その後再度分泌量が増えるため、出血は少量で済むことが多いようです。

排卵後の卵巣では黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌される

黄体ホルモン(プロゲステロン)は、排卵後の卵胞が黄体に変化し分泌するホルモンです。黄体ホルモンには、受精卵が着床しやすいように子宮内膜をやわらかくしたり、体温を高めたりする働きがあるとされています。着床されないと徐々に黄体ホルモンの分泌が減少し、約14日後に月経がはじまります。

排卵後の体の変化には個人差がある

卵胞ホルモンの減少で中間期出血が起こったり、黄体ホルモンの増加で体温が上がったりと、ホルモンが直接作用している可能性が高いと考えられている症状もありますが、『イライラ』『むくみ』『頭痛』『めまい』『吐き気』など、排卵後に現れることがある症状の中には、何が直接影響しているのかわかっていないものもたくさんあるそうです。

個人の体質や毎回の分泌量にも左右されるそうなので、こうした症状に必要以上の不安を抱く必要はないそうですが、「症状が辛いな」と感じたら一度お医者さんに相談してみてくださいね。

排卵日はいつからいつまでのこと?

「”生理の日”というと約5日間の生理の期間を指すように、排卵日にも期間があるの?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。ここではそんな「排卵日っていつからいつまでのこと?」という疑問を解消していきましょう。

排卵日とは”排卵してから24時間”を指すことがほとんど

排卵日について医学的に『いつからいつまで』と定義が決まっているわけではないようなのですが、一般的に”排卵日”というと排卵した当日、もしくは排卵してから24時間以内を指すことが多いようです。

これは排卵された卵子の寿命が約24時間程度であるということが理由だそうです。ただ受精に成功する可能性のある時間が約24時間と考えられているのであって、実際に受精しやすい時間は排卵後6~8時間程度とも言われています。

排卵日に出る症状とは

先ほど「排卵が起きると体はどう変化する?」で、排卵後に起こる体の変化をご紹介しました。ここでは排卵日当日に現れる可能性のある症状をもう少し詳しく見ていきましょう。

おりものが変化する

おりものの形状は通常、白・乳白色・薄いクリーム色であることが多いのですが、排卵数日前になると徐々に透明度が増し、粘度が高くなり、量も増えてくる人が多いようです。形状としては卵白に近い状態と言えるでしょう。特に量は排卵日にピークを迎え、排卵が終わるとまた少しずつ色が白っぽくなり、粘度が低くなり、量も減るという経過をたどることが多いとされています。

下腹部痛(排卵痛)が起こる

排卵が原因で起こる下腹部痛を”排卵痛”と呼んでいます。排卵痛は、排卵日当日はもちろん、排卵日の前後にも起こる可能性があります。

排卵痛の原因はまだはっきりとはわかっていないのですが
・卵胞がはじけたときに卵巣の表面も一緒に破れて出血した血液が腹膜を刺激した
・卵胞がはじけたときに卵胞に入っていた卵胞液が腹膜を刺激した
・ホルモンの影響で卵巣が腫れたり一時的に膨らんで腹膜を刺激した
などという説が有力視されています。

他にも『卵胞がはじけたときの刺激が伝わった』『卵子が卵管を通るときに痛みを感じた』などという説もあるようです。 「排卵痛って排卵するときの痛みだから排卵日に起こっているんでしょう?」そう思っている人は意外と多いはず。しかし、排卵痛は原因によっては必ずしも排卵日に起こっているとは限らないとされています。今回は、排卵痛のメカニズムから、排卵痛が本当に排卵日に起こるのか、またその改善方法について解説していきたいと思います。

基礎体温が最も低くなる

現在の医学では『基礎体温が最も低くなった日から3日程度の間に排卵が行われている可能性が高い』とされています。なぜ基礎体温が下がると排卵が行われるかのメカニズムはまだはっきりとは解明されていないそうなのですが、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が影響しているのではないかと考えられています。

排卵出血が起こることもある

排卵出血には主に2つの原因が考えられています。

(1)排卵時の卵巣からの出血
先ほど”下腹部痛(排卵痛)が起こる”の項目でもご紹介したように、卵胞がはじけた際に卵巣の表面が破けたことが原因で起こる出血です。通常は出血が起こってもごく少量のため、体内に吸収されることも少なくないそうなのですが、たまたま量が多かったりした場合には、膣から排出されることもあるそうです。

(2)子宮内膜が少しはがれて起こる出血
こちらも先ほど「排卵が起きると体はどう変化する?」の”卵胞ホルモン(エストロゲン)は一度減少したあと再度分泌量が増える”の項目でご紹介しましたが、エストロゲンが減少したことにより子宮内膜が少しはがれてしまって少量の出血として膣から排出されることがあるそうです。

基本的にどちらも生理的なものの一つとして考えられるため、それほど心配する必要はないようですが、排卵出血だと思っていたら不正出血だったという可能性も考えられなくはありません。「排卵出血にしては量が多いような気がする」「出血と同時に強い痛みもある」などという場合には、念のためお医者さんに相談されることをおすすめします。

生理のときのような症状が出る人も

排卵前後にはホルモンバランスが大きく変化します。そのため排卵日やその前後には、吐き気・頭痛・めまい・唾液の変化・体重の変化・むくみ・胸の張り・イライラ・気分の落ち込みなどといった生理のときのような症状が出る人もいるようです。

排卵日はどのように予想するの?

排卵日に出る症状がわかったとしても、実際に自分に出ている症状が排卵に伴う症状なのかどうかは、おおよそでも排卵日がわかっていなければ判断しがたいものです。

ここでは比較的認知度の高い排卵日予測法を5つご紹介します。排卵日を予想する方法には、精度は低いけれどお手軽なものから、精度は高いけれど手間・時間・費用などがかかるものまでさまざまです。ぜひ自分にあった排卵日予測法を探してみてくださいね。

(1)オギノ式

オギノ式は「排卵予定日は、次回生理予定日の約14日前」という最も簡単な排卵日予測法です。これは『排卵後の卵胞が変化した黄体の寿命が約14日間(12~16日間)』ということに注目した産婦人科医、荻野久作先生によって発表されました。

ただしこの排卵日予測法は『次回生理予定日』という不確実なものを基準に考えられているため、精度はあまり高くないということは頭に置いておかなければなりません。あくまで”排卵時期の目安”として捉えるようにしましょう。 妊娠を望んでいる人にとっては気になる「排卵日」。特定できたらいいのに!と思っている人も多いのではないでしょうか。今回は「排卵日は特定できるのか?その計算方法とは?」をご紹介したいと思います。計算以外で排卵日を予測する方法も合わせてご紹介します!

(2)基礎体温法

先ほど「排卵日に出る症状とは」でも少しふれたように、排卵日前後に基礎体温が最も低くなるという仕組みを利用したのがこの”基礎体温法”です。

基礎体温を測るためには、まず”00.00℃”まで測れる婦人体温計を用意します。その婦人体温計とメモ用紙、筆記用具を枕元において就寝すれば準備はOKです。あとは目覚めた後、体温計を口の中に入れて約5分測るだけ。ポイントとして『寝返りをしたり起き上がったりする前に測る』『毎日できるだけ同じ時間に測る』を意識すれば十分でしょう。

ただし基礎体温の変化と言っても風邪を引いたときのように、いきなり1~2℃の体温変化があるわけではありません。小数点第二位まで測れる体温計を使うことからもわかるように、変化としてはそれほど大きいものとは言えないため、測ったその場で「今日がガクンと下がったから排卵日だ!」と確定するのは難しいでしょう。

最も体温が下がった日がわかるのは2~3日後であることも多いため、基礎体温法だけではっきりと排卵のタイミングを測るのは難しいという人も少なくありません。少しでも排卵日予測の精度を上げるために、他の排卵日予測法と併用している人も多いようです。 「赤ちゃんがほしい」と思っている人にとっては気になる基礎体温の変化。妊娠すると、基礎体温はどのように変化するのでしょうか。記録した基礎体温から、排卵日や妊娠の可能性を探ることができるかもしれません。今回は、妊娠初期の基礎体温の変化をグラフでご紹介します。

(3)福さん式

こちらも先ほど「排卵日に出る症状とは」の”おりものが変化する”の部分でも少しふれましたが、助産師の福さんという方が『排卵直前のおりものは透明度が増し、粘度が高くなり、量が増える』ということに注目した比較的新しい排卵日予測法です。

調べ方は簡単です。まず爪を短くしよく石鹸で洗って清潔にした指を膣内に挿入し、指でおりものをかき出すように絡めとります。絡めとったおりものを親指と人差し指につけて伸ばし、卵白のように色が透明で約10cm程伸びれば排卵日は数日中ということになります。

排卵後は1~3日ほどでおりものに透明感がなくなり、粘度が低くなり、量も減るとされていますが、個人差もありますので「透明度が下がった=妊娠しない」ではないという点には注意しましょう。 妊活中の女性にとって知りたいのは排卵日ですよね。基礎体温をつけて予測してもはっきりとはわからないもの。そんなときはおりものをチェックして、より排卵日の予測を確実なものにしてみましょう!排卵日による、おりものの変化をまとめてみました。

(4)排卵検査薬

排卵検査薬による排卵日予測は、”黄体化ホルモン(LH)”の分泌がピークを迎えてから24時間以内に排卵するという仕組みを利用して、排卵日付近の黄体化ホルモンの量を試薬で検査する方法です。

検査は排卵検査薬に数秒間尿をかけて、3~10分ほどおくだけと簡単で、精度も比較的高いとされています。

ただし、排卵検査薬は医療用医薬品に分類されているため
・薬剤師のいる薬局、時間帯でないと販売してもらえない
・医療用医薬品は店内への陳列や宣伝がNGなので取り扱いの有無がわかりづらい
・薬局によっては身分証明書や印鑑などが必要となることもある
などという点には注意が必要です。

また一般的に使用されている日本製のものとなると、1本あたり500円前後を3~7日程度の期間、1日2本くらいのペースで使用する必要があるため、比較的費用がかかるというのも少々難点です。 基礎体温を測ることからスタートすることが多い妊活。基礎体温のグラフを見れば、おおよその排卵時期がわかるので、タイミング法にも有効ですよね。基礎体温だけではなかなか正確な排卵日の特定はむずかしいため、最近は排卵検査薬を併用する人が増えています。そこで、妊娠率をあげるための排卵検査薬の使い方やコツなどをご紹介します。

(5)卵胞チェック

卵胞チェックとは、卵胞が約18~22mm程度ではじけて卵子が排出されるという仕組みから排卵日を予測する方法です。

卵胞チェックでは、病院の経膣エコーで卵胞の大きさを調べ、いつごろ排卵されるかを調べます。人によっても卵胞の成熟状態と排卵の状況は異なるため、基礎体温法などと併用しながら、数回卵胞の成熟状態を調べることも多いようです。

この方法は、不妊治療の一環として認められていれば、保険が適用され数百円で済むようです。しかし不妊治療と認められない場合や、病院によっては1ヶ月の保険適用回数上限が決められていることがあり、その場合は2000円~3000円くらいかかることも多いようです。

上記に排卵痛を加味する人も

中にはこれらの5つの排卵日予測法に、排卵痛を加味して排卵日を予想する人もいるようです。ただし排卵痛は、人によっては感じない人もいますし、排卵が右の卵巣から(左の卵巣から)のときしか感じないなど、個人差もあるため、排卵痛だけで排卵日を予測することは難しいでしょう。

妊娠しやすいのはいつ頃?

こうやって排卵日についてみていくとついつい「妊娠しやすい日=排卵日」と思ってしまいがちですが、実は最も排卵しやすい日は、排卵日とは言い切れないんです。ここでは妊娠しやすいのはいつ頃なのかを見ていきましょう。

排卵予定日の2日前~2日後くらいが妊娠しやすいと言われている

妊娠しやすい日を調べていく中で「排卵予定日の2日前~2日後くらいまでが妊娠しやすい」という記述を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。こうして書かれてあると「排卵日の前後合わせて5日間が妊娠しやすい」と受け取ってしまいがちですよね。

しかし排卵はストレスなどの影響を受けて数日ずれることは比較的多いとされていて、予定日にぴったりこないこともしばしば。そのため「排卵予定日の2日前~2日後くらいまでが妊娠しやすい」というのは『排卵日のズレ』を考慮した妊娠しやすい日として用いられていることが多いようです。

最も妊娠しやすいのは排卵日の前日と前々日

では「本当に妊娠しやすい日はいつなのか」というと、ずばり「排卵日の前日と前々日」という意見が大多数のようです。

こう言われるのには、卵子と精子の寿命が関係しています。卵子の寿命は先ほどもご紹介したように、だいたい24時間程度、そのうち受精が成功しやすいのは排卵後6~8時間とも言われています。これに対して精子の受精機能は射精後だいたい2~3日程度、長い人だと1週間以上という人もいるそうです。

これらの情報から考えると、排卵した時点で卵管で元気な精子が待ち受けているのが最も妊娠しやすい状況であり、その状況を作り出すためには排卵の前日か前々日の性交渉が必要となってくるというのがわかります。

それ以外の時期に妊娠しないという訳ではない

しかし「排卵日の前日と前々日以外は妊娠しにくい」とは言い切れない点には注意が必要です。その最大の理由は”排卵のズレ”にあります。

排卵は心身の影響を受けやすく、例えこれまで順調に生理がきていたとしても、ある日突然ズレる可能性もあります。そのズレは1~3日と小さいものから、1~2週間という大きなものまで、実際に生理がくるまでどれくらいズレたかわからないこともしばしばです。

よく「排卵後~生理までは安全日」だと思っている人もいますが、本当に排卵のズレはないと確信できる人はいないのではないでしょうか。また逆に妊娠を望んでいる方も、排卵のタイミングを狙うだけでなく、コンスタントに機会を設ける方が妊娠しやすいとも言われていますので、排卵日だけに固執しすぎず、常に妊娠の可能性を考えながら性生活を送ってみてくださいね。

排卵日は次の生理日から逆算して何日目?

日常生活を送る中で、ふと「あれ?次の排卵日いつ頃だろう?」と気になることもありますよね。ここでは次の生理日から逆算して排卵日を割り出す方法と、生理周期についてご紹介したいと思います。

排卵は次の生理予定日の約14日前

排卵日は次の生理予定日から逆算すると、約14日目です。これは先ほどもご紹介したオギノ式による考え方で、妊娠が可能な年齢のほとんどの女性に当てはまるとされています。

女性の正常な生理周期は25日~38日とされています。短い人と長い人では約2週間も違いがありますが、どの周期の人でも、排卵予定日は生理から逆算してだいたい14日目に起こっていると考えられています。これは排卵後に卵巣で卵胞から変化する黄体の寿命がだいたい12~16日であるという考え方から導き出されています。

つまり生理周期の差は、排卵されるまでの期間の差であって、排卵後から生理が起こるまでの期間にはあまり個人差が生まれないと考えられているのです。

生理周期が整っていない場合は排卵日を予測できる?

先ほど「排卵日はどのように予想するの?」で排卵日予測法をご紹介しましたが、中には生理不順で生理周期が整っていない人もいるのではないかと思います。ここでは「先ほどの排卵日予測法は生理周期が整ってない場合でも適用できるのか?」を中心に見ていきたいと思います。

(1)オギノ式では難しい

オギノ式は”次回の生理予定日”を基準として導き出す方法です。そのため生理周期が整っていない人がオギノ式を用いて排卵日を予測するのは難しいと言えます。

(2)基礎体温法による予測も難しい

基礎体温法は、体温の推移を観察して排卵日を予測する方法です。基礎体温で排卵日を予測するためには、だいたいの推移のパターンを把握する必要があるとされています。そのため生理周期が安定している人でも、精度をある程度確保するためには数ヶ月かかることもめずらしくありません。

このことから生理周期が不安定な人は基礎体温の推移のパターンを把握しづらいため、基礎体温法を用いて排卵日を予測するのは難しいとされています。

(3)福さん式はあまり生理不順の影響を受けない

福さん式の排卵日予測法は、あくまで”おりものの変化”に注目した方法ですので、生理周期の影響はそれほど大きくないとされています。ただ生理周期が安定している人はオギノ式などで導き出された排卵日付近にだけ気を配ればいいですが、生理不順の場合は常に変化を気にしていなければならないため、変化のはじまりに気がつきにくいかもしれません。

(4)排卵検査薬は使う日がポイント

排卵検査薬も、尿中の”黄体化ホルモン(LH)”の変化に注目した方法ですので、生理周期が直接影響する可能性は低いとされています。ただしこの方法を用いて排卵日を予測する場合は、ある程度の目安を持って使用することができないため、必然的に使用本数が増えてしまう可能性が考えられます。

(5)卵胞チェックもタイミングが大切

卵胞チェックも、検査結果自体に生理周期が直接影響する可能性はほとんどないと考えられています。ただし排卵検査薬と同様、通常ならばオギノ式や基礎体温の変化などである程度の目安を持って検査を実施しますが、それができないため、検査頻度が上がり、時間と費用が嵩む可能性もあります。

排卵日以外の日は妊娠しないの?

単純に「排卵日(排卵後24時間)以外の日に妊娠はしないのか?」と聞かれれば答えはYesです。先ほどもご紹介したように卵子は排卵後24時間程度しか受精能力を持っていません。

しかし「排卵予定日以外の日に妊娠はしないのか?」と聞かれれば答えはNoです。ここでは排卵日以外の妊娠の可能性について見ていきましょう。

排卵日はあくまで”妊娠する可能性のある日”

排卵日はあくまで「妊娠する可能性が期待できる日」というだけで、このときにタイミングを取れば必ず妊娠できるというわけではありません。若く健康な男女が排卵日を狙った場合でも妊娠確率は最大30%程度しかないとも言われていますので、年齢・ストレス・体質・生活環境等を加味すると実際はそれより低いという人が多いでしょう。

排卵日を完全に把握することは困難

しかし忘れてはいけないのが”排卵予定日”はあくまで”予定日”だという点です。先ほど「排卵日は次の生理日から逆算して何日目?」でもご紹介したように、排卵後生理が起こるまでの期間には、ストレスや個人差などはあまり影響しないとされていますが、排卵するまでの期間には、ストレスなどの外的要因や個人差などが生まれる可能性があるとされています。

つまり実際に排卵されてようやく、排卵予定日に排卵されたかどうかを把握できることも多いのです。

生理中でも妊娠する可能性はある

「生理中なら妊娠しないよ!」こんな噂を耳にした経験がある人は意外と多いのではないでしょうか。ここではちょっとした例を交えながらそんな噂の真相を確かめてみましょう。

例えば生理が25日周期の人の場合、排卵日は大体生理開始から11日後くらい起こっていると考えられます。精子の寿命は長い人だと1週間以上という人もいますので、もし生理初日に避妊せず性交渉に及んだ場合、ストレスなどで排卵がわずか3日程度早まっただけでも受精する可能性があります。

生理が28日周期の人でも、排卵日はだいたい生理開始から14日後くらいになりますので、生理の終わりかけに避妊せずSEXした場合、排卵が2日程早まっただけでも十分受精の可能性が考えられます。

排卵はストレスやダイエットなどの影響を受けやすく、強いストレスを受けた人の生理がぱたっと数ヶ月止まってしまうこともあります。そのため排卵が数日どころか1~2週間ズレることもそれほど稀ではないそうです。

つまり、いつ排卵がズレるかわからない状況では全ての日に妊娠する可能性があると言っても過言ではありません。妊娠を望む人はコンスタントに夫婦生活の機会を設けた方が確率はあがりますし、妊娠を望まない人は常に避妊をしておかないといつ妊娠するかわからないということになります。

より正確に排卵日を把握するには

そうは言っても、妊娠を意識している人の中には「より正確に排卵日を把握したい」と思う人も多いですよね。ここではより正確に排卵日を把握するためのヒントをご紹介したいと思います。

病院で指導を受けるのが最も確実

やはり、より正確に排卵日を把握するための一番の近道は病院で指導を受けることでしょう。

基礎体温測定にしても、グラフの見方には若干コツも必要なため、専門の知識を持った人に自分に合ったグラフの見方を教えてもらうのが一番です。

おりものの変化も、実際にどんなおりものの形状なのかは記載されていてもおりものの写真が載っているわけではないため、病院で「このおりものが排卵日前のおりものですよ」と教えてもらった方が早く確実でしょう。

排卵検査薬も、排卵検査薬がどれくらいの状態のときに排卵が行われているかを、卵胞チェックと併せて確認することで正確性が高まります。

生理周期を整えることが正確な排卵日予測への第一歩

また生理周期が乱れがちな人だけでなく、生理周期が安定している人も、生理周期の安定を意識することが正確な排卵日予測への第一歩であると言えます。

排卵はストレスや冷えなど、血流の影響を受けやすいとも考えられていますし、子宮内膜症や卵巣の病変などが排卵に影響を与えることもあるとされています。常に体調に気を配り、生理周期を整えるのも、排卵日予測には大切なことなのです。

排卵日はあくまで”予想”であることを忘れずに

いかがでしたか?排卵日を知ろうとこちらにたどり着いた方の中には、妊娠を望んでいて排卵日を把握したい人、妊娠を避けたくて排卵日を把握したい人のどちらもいらっしゃることでしょう。この記事から排卵日の知識や、排卵日を知るためのヒントが得られれば幸いです。

排卵日を知ることは妊娠の可能性をコントロールすることにも繋がりますが、事前に導き出された排卵日はあくまで”予想”であることを忘れずに、パートナーのどちらもが協力して”妊娠のための性生活”や”避妊”に取り組んでくださいね!