陣痛ってどれくらい痛いの?前駆陣痛から本陣痛への変化、出産の流れを一挙解説!

初めて出産を経験するママたち、パンパンに張ったお腹を見て、赤ちゃんが出てくる痛みに恐怖していることはありませんか?付き添うパパたち、ママたちがどれだけ痛い思いをするか、きちんと理解していますか?陣痛の痛みと出産の流れを、夫婦や家族できちんと予習しましょう。出産までの見通しをたて、落ち着いて陣痛を迎えましょう!

陣痛ってどんな痛み?

初めは下痢の腹痛と区別がつかないことも

陣痛初期の痛みとして、下痢の腹痛に似ていると感じる人が多いようです。下痢の痛みというと、お腹がぎゅっと痛んだり、中から便を出そうと圧迫するような痛みですよね。これは赤ちゃんが下がってきて、腸が刺激されているからではないかと言われています。

陣痛初期は痛みも激しくなくある程度余裕があるので、陣痛なのか下痢なのか見極められずに困惑する人もいるようです。

また、腸の中の便を排出して赤ちゃんの通り道を確保するためなのか、体内のホルモンが作用し、実際に下痢を起こす産婦もいます。これでは「本当に陣痛ではないのかもしれない」と、ますます疑ってしまいますよね。

混乱を避けるためにも、陣痛の始まりに下痢のような痛みや下痢の症状がおこることがあると認識し、陣痛をただの下痢だと思いこまないようにしましょう。

腹部以外の痛みを伴うこともあります

陣痛の痛みは決して腹部だけにとどまりません。出産の時期が来ると、赤ちゃんの通り道をつくるため、骨盤が少しずつ開いていきます。それに伴い、腰や骨盤周り、背骨、脚の骨などに痛みを感じることがあります。

人によってはお腹の痛みより、骨盤が開く痛みのほうが強いケースもあります。また、お腹の痛みよりも腰の痛みが先に始まる人もいます。
はじめは腰回りに重怠い感じがして、次第にメリメリと骨盤が開く痛みを感じることが多いようです。

前駆陣痛から本陣痛へ 痛みはどう変わる?

前駆陣痛の痛みは、強めの生理痛に似ていると感じる人が多いようです。痛くてどうしようもないというわけではなく、痛みの強弱も不安定です。また、前駆陣痛は体勢を変えると収まることがあります。
前駆陣痛は本陣痛への練習だと思い、リラックスして構えましょう。

多くの場合、本陣痛は、下痢のような痛みや生理痛に似た痛み、怠さや腰回りの重さといった軽い痛みから始まります。最初のころは会話をしたり歩いたりする余裕がありますが、次第に痛みが強くなっていきます。陣痛のピークでは休む余裕もなく、必死に痛みと闘うようになるかもしれません。

本陣痛の痛みは進行状況で変化します

分娩が進行していき、赤ちゃんがどんどん下がっていくと、人によっては腹部や腰の痛みが全身へひろがります。背中が痛くなったり、腰からお尻全体が痛くなったりします。
そして子宮口が全開に近づき、娩出の準備がようやく整うという段階で、全身から下半身へ集中した痛みへと移行することがあります。股が裂けるような痛みや脚がしびれるような痛みを体験する人もいます。

また多くの産婦は、陣痛のピークに達すると、いきんで赤ちゃんを出したくなる欲求にかられます。しかし、子宮口が十分に開いていないうちは赤ちゃんを娩出する時期ではなく、医師がいきんで良いとGOサインを出すまで、いきみを堪えなくてはいけません。
この「いきみたくてもいきめない」ことこそが辛いと感じる人も多いようです。

子宮口が全開大になったら、ようやく赤ちゃんを押し出す最後の仕事です。多くの産婦は、赤ちゃんをいきみ出す瞬間について、それほど痛いと感じないようです。いきむ前までの痛みといきめない辛さが大きく、「やっといきめる」安堵感もあるのでしょう。

痛みの感じ方は人それぞれ

ここでご紹介している陣痛の痛みについては、あくまで一般論です。産婦の体型や痛みへの耐性、赤ちゃんの大きさによっても、当然感じる痛みは違ってきます。
30分程度の陣痛であっさり生まれてしまう人もいれば、10時間以上痛みと闘って産む人もいます。ずんずんと重い痛みが強い人もいれば、子宮がギュッと収縮する痛みが強い人もいます。

自分の陣痛が他の産婦の陣痛と違っていても、慌てる必要はありません。医師の指示に従い、落ち着いて構えていましょう。

注意すべき危険な痛み

通常陣痛は、痛みが強いときと痛みが落ち着くときを繰り返して進行していきます。しかし、この満ち引きがなく、持続的に痛みを感じる場合、早期胎盤剥離の可能性があります。
早期胎盤剥離は母子の命にかかわる怖い病気ですから、おかしいと思ったらすぐに受診してください。



陣痛の長さはどれくらい?

陣痛の痛みは強まったり引いたりを繰り返しますが、痛みを感じる時間の長さは、娩出までの進行に伴い変化します。痛みの長さから、出産の進行状況をある程度把握できるわけです。

前駆陣痛から本陣痛へ 痛みの長さはどう変わる?

前駆陣痛は痛みの長さが不安定で、長かったり短かったりします。多くの場合、10秒から20秒程度で痛みが引いていくようです。前駆陣痛の場合は、徐々に痛みが長くなるようなことはありません。

本陣痛も、20秒程度の短い痛みから始まります。しかし痛みの時間は次第に長くなり、子宮口が半開になるころには、30秒~60秒の陣痛が5分間隔程度で訪れます。
さらに痛みの時間は長くなっていき、痛みがピークを迎えるころには、60秒程度の長い痛みが1~3分おきにやってきます。この頃になると、「いきみたい衝動」を、痛みが訪れるたびに我慢しなくてはいけないこともあります。
そしていよいよ生まれるという頃には、60~90秒の陣痛が1分程度の短い間隔でやってきます。

ただし秒数はあくまで一般論であり、陣痛が弱く長い間収縮しないケースもあります。産院では子宮収縮を計測し、お産の進行をチェックしていますので、医師や助産師の指示に従ってください。

前駆陣痛と本陣痛 どのように見極めるの?

前駆陣痛がいつごろ始まるかというのはひとそれぞれで、出産の数週間前から始まるひともいれば、たった数時間前から始まる人もいます。前駆陣痛のうちは、急いで病院へ駆けつける必要はありませんが、産婦にとっては、今感じている痛みが前駆陣痛なのか本陣痛なのか、いまいちわからなくて不安になりますよね。
前駆陣痛か本陣痛かを見極めるには、「規則性」があるかどうかを観察することが大切です。

痛みが不規則なうちは前駆陣痛です

「あれ?陣痛かも?」と思ったら、あっさり痛みが遠のいていき、忘れたころにまた痛みがやってくる。痛みがおこる間隔や強さに規則性がなければ、前駆陣痛と考えられます。

本陣痛は間隔・痛み・長さにおいて規則性があります

「また前駆陣痛がやってきた!」と思っていると、しばらくして再び痛みが…。気づけば1時間に4~5回またはそれ以上の痛みがあり、しかも同じような間隔でやってくる。このような痛みがしばらく続くようであれば、本陣痛の可能性があります。

この痛みの間隔は、最初は10~15分間隔ですが、次第に狭まっていきます。前述の通り、痛みの強さや長さもどんどん大きくなります。

一般的には、初産婦は陣痛10分間隔で、経産婦は陣痛15分間隔で病院へ連絡するべきと言われていますが、これについても人それぞれです。私の場合は痛みに鈍感なので、早めに病院へ来るよう言われました。臨月に入ったら、医師や助産師に指示を仰ぐと良いでしょう。



いよいよ出産のとき!流れを把握しておこう

自宅で前駆陣痛や本陣痛の初期をしのぎ、いよいよ産院へ向かうときがやってきました。入院準備を確認して、いざ出産です!出産の流れと陣痛の様子をステージごとに確認しておきましょう。

分娩第一期(開口期)

分娩第一期とは、規則的な陣痛が始まってから、子宮口が全開になるまでを言います。子宮口全開まで、一般的には初産婦で10時間以上、経産婦では4~6時間程度かかると言われています。 分娩第一期は、通常二つのステージに分けられます。

■潜伏期(子宮口3~4cm)
潜伏期は、赤ちゃんが通れるように子宮口が拡大していく、分娩の初期段階です。5~10分間隔で、30~60秒程度の陣痛が起こります。痛みは規則的に起きていますが、動けないほどではありません。痛みが引いている間は、談笑する余裕がある人もいます。

■活動期(子宮口4~10cm)
活動期には子宮口の拡大が一気に進んでいくため、痛みも強くなります。赤ちゃんが骨盤に潜り込んでくるので、腰回りや股に割れるような痛みを伴うことがあります。
赤ちゃんの頭が骨盤の下まで来ると、子宮口は全開になります。医師や助産師の指示がでるまで、いきみを我慢しなくていけない時期です。

分娩第二期(娩出期)

さあ、いよいよ赤ちゃんが生まれてきます!子宮口が全開大になってから、赤ちゃんが娩出されるまでを娩出期と言います。この頃には60~90秒の陣痛が30~90秒間隔でおきます。娩出期にかかる時間は、経産婦よりも初産婦のほうが長く、1時間以上かかることもあります。

赤ちゃんが産道を旋回しながら下降してくるので、タイミングよくいきみましょう。医師や助産師がリードしてくれます。赤ちゃんの頭が出てきたら、一度力を抜くように指示されると思います。その後赤ちゃんはもう一旋回し、肩、胴、の順にゆっくり娩出していきます。全身が出たところで娩出期は終了です。

赤ちゃんが産道を通るため、股を裂かれたような痛みを感じることがあります。しかし前述したとおり、痛みをあまり感じない産婦も意外に多いのです。会陰部分の損傷を軽減するために、あえて会陰切開をすることがありますが、それすら痛みを感じないことがあります。不思議ですね。

分娩第三期(後産期)

赤ちゃんを娩出してから、胎盤が出るまでを、後産期と言います。赤ちゃんが娩出されたあと、子宮の収縮は一度収まりますが、その後再び強い収縮が起こり、胎盤を外へ押し出します。多くの場合、胎盤排出まで数分から30分程度で終わります。

胎盤を娩出する際にも痛みはあるはずですが、多くの産婦は痛みを自覚しないか、軽い痛みに感じています。
やっと赤ちゃんに出会えて、喜びと安堵に包まれるひとときですね。

分娩第四期(分娩終了から2時間)

娩出から2時間程度は、産道の裂傷や子宮の弛緩(後産期で収縮した子宮は一度弛緩します)による異常出血の危険があります。出産でできた傷の縫合や洗浄が済んだら、2時間程度は安静にするよう指示されるでしょう。その間、助産師や看護師が、子宮収縮や出血の状態を観察しますが、もし自ら異常を感じたら直ちにナースコールをしましょう。

先輩ママの陣痛体験談 さまざまな痛みをイメージしておこう

前駆陣痛の体験談

前駆陣痛の痛みは不規則な生理痛のように感じる人が多いようです。しかも多くの場合、本陣痛ほど強烈な痛みはなく、痛みが引いた後は普通に生活できます。
身動きの取れる前駆陣痛のうちに入院荷物に漏れがないか確認し、医師や助産師に質問があれば聞いておきましょう。

本陣痛の体験談

この表を見る限り、本陣痛が始まっているようにも思えます。もし前駆陣痛か本陣痛か区別がつかなければ、遠慮せず産院に問い合わせてみるべきです。人によってはお産の進行が速い人もいます。動けるうちに準備を進めましょう。

最近はスマートフォンのアプリで陣痛時計なるものがあるようです。時間を記録しておきたい方にはとても便利な機能ですね。 ▼アプリの陣痛時計はこちらからダウンロードできます。

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陣痛中に下痢を起こす人もいれば、発汗や悪寒を感じる人もいるそうです。出産とは体のすべてをかけた大仕事なのです! 「いきみたいのにいきめない」ことは、痛みとはまた違う辛さですよね。多くのママたちが「いきみのがし」の大変さを語っています。予め、効果的ないきみのがしの方法を、夫婦で調べておくと良いでしょう。 「鼻からスイカ」「下痢の100倍」人生最大と言われる出産の痛み、想像するだけでもちょっと怖いですよね。でもママになるにはこの最大イベントを乗り越えなければなりません!陣痛の痛みも感じ方も人それぞれ。今回は出産時の痛みの逃し方と、先輩ママの出産エピソードを集めてみました。クスッと笑って最強の出産を迎えましょう。

やがて訪れる陣痛を落ち着いて迎えるために

正しい知識を身に着けリラックスして臨みましょう

特に初産婦さんは、前駆陣痛が始まると、やがて来る陣痛や出産の不安や恐怖から、パニックになりがちです。先輩ママさんたちから「どのお母さんたちも乗り切れたのだから大丈夫よ!」とアドバイスされても、だから自分も大丈夫とは、なかなか思えない人も多いでしょう。

未経験のことに対して不安が絶えないのは当然のことです。経産婦ですら恐怖を感じることがあるのですから、初産婦であればなおさら怖いでしょう。
しかし同じ不安でも、多少見通しが立っていれば、落ち着いて受け入れられることも多いのではないでしょうか。そのためにも、出産までの一般的な進行を知っておくことは、とても大切です。

陣痛や出産について夫婦で共通の認識を

前駆陣痛が始まるまでに、ぜひご夫婦で、または付き添う予定の方と一緒に、出産までの一通りの流れと、痛みの予測を話し合っておきましょう。
陣痛がどのような痛みで、経過とともにどのように変化するのか、付き添いの方も正しく理解していたほうが、産婦さんの苦しい気持ちに寄り添ってもらえますよ。
「陣痛で苦しむ姿を見て夫にドン引きされた!」なんて悲し過ぎますよね!

出産準備は前駆陣痛が起きる前に済ませましょう

また、前駆陣痛が始まるまでに、出産準備や入院荷物を整えておくと良いでしょう。その際には、出産までの一般的な進行を確認しつつ、いきみのがしの道具など、必要なものをリストアップしておくと効率的です。

気掛かりなことは前駆陣痛が始まる前に解決しておき、落ち着いて陣痛を迎えたいものですね!